閣議後記者会見概要

H14.11.19(火)9:19~9:26 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日は閣議におきます大臣発言としましては、内閣官房長官からテロ対策特措法に基づきます対応措置に関する基本計画の変更について、同じ趣旨の問題につきまして防衛庁長官、外務大臣からも発言がございました。それから、外務大臣のWTO非公式閣僚会議への出席についてのご報告がございました。法務大臣から犯罪白書、平成14年度の犯罪白書につきましてのご発言がございました。

閣議後懇談会について

大臣:
それから閣僚懇におきまして、産学官連携サミットの開催につきまして科学技術政策担当大臣から発言があったところでございます。以上でございます。

その他

大臣:
その他は、今朝、新規学卒者の採用につきます要望を経済3団体、日本経団連、日本商工会議所、それから全国中小企業団体中央会、この皆さん方の代表にお集まりをいただきまして、とりわけ、高校卒の皆さん方の就職につきましてお願いを申し上げたところでございます。皆さん方の方からも積極的に我々も出来る限りの対応をしなければならないというご発言をいただきました。しかし一方において、せっかく雇用をしてもすぐ辞めてしまう人達がいる。辛抱が足りないというような話も出ました。そうしたことを是非学校教育や、あるいはまた就労に対しての心構えについて、文部科学省や厚生労働省もしっかり頼むと、こういう発言があったところでございます。我々の方といたしましても、特に就職状況の悪い高等学校につきましては、担当の学校の就職の先生と、そしてハローワークの職員が同じになりまして、企業回りをするといったようなこともやりたいというふうに思っているところでございます。そういうことで是非ひとつ就職が少しでも上がっていきますように努力をする所存でございます。以上でございます。

質疑

記者:
この懇談会ですけれども、今後も機会を見て開催されるようなことにはなるのでしょうか。
大臣:
そうですね、言ってみれば年に1回でございますと総論に終わってしまう可能性がございますので、もう少し具体的にどうするかという問題をもう少し煮詰めをいたしまして、そうした問題についてより具体的にどうするかというお話し合いをさせていただくことができれば、大変前向きになっていくのではないかというふうに思っております。したがいまして、常時3団体のトップの皆さんにお集まりいただくということはできないというふうに思いますけれども、もう少し問題を煮詰めながら、そして皆さんにもご協力をつづけていきたいと、そう思っております。
記者:
雇用情勢依然厳しいですが、現在母子寡婦法案が審議中でして、母子家庭の母親等の就職支援策についても盛り込まれていますが、実効性を持たせるために大臣ご自身どういう施策が今後必要だと。
大臣:
母子家庭の問題につきましても、今まで若者でありますとか、そうした皆さん方を企業と、そして一堂に集まっていただいて、そしていわゆる面接会みたいなのをやってまいりましたけれども、これから母子寡婦と申しますか、母子家庭のお母さん方にも是非そういう機会を作りまして、企業との面談、そうした対応を作っていきたいと思っております。それから厚生労働省の中にもひとつ母子寡婦のためのチームを作りまして、そして母子寡婦のための雇用促進のためにどのようにしていくかということを対応していきたいというふうに思っております。
記者:
若年者、もしくは高齢者という方々の就職がなかなかしづらい状況についてご所見を。
大臣:
今までも中高年はかなり重視をしてきたわけでございます。とりわけ中年の皆さん方がリストラに合われた時にどうするかと、やはり優先順位からすればここが一番大事だというふうに思っておりまして、これからもそこは重点を置いてやっていきたいというふうに思っておりますが、今まで高齢者の問題もかなりやってまいりましたが、高齢者と若年者を比較をいたしますと、やや高齢者に力点が入っていた、若い皆さん方の方ももう少しやらないといけないというので、若い皆さん方の方に対します取り組みというのをもう少し強化をしたいというふうに思っております。ここは文部科学省とも協力をしなければなりませんし、それからもう少し早めにトライアル雇用などもより積極的に進めていかなければいけないというふうに思っております。今日もそのトライアル雇用を是非積極的にやらして欲しいということをお願いをいたしましたし、経済団体の方も快くそれは是非我々の方もそうして欲しいと思っているというお話がございまして、そうしたことをこれからもいろいろ取り入れてやっていきたい、考えられることはいろいろあると思いますのでもう少し具体的に詰めていきたいと思っております。

(了)