閣議後記者会見概要

H14.07.16(火)8:55~9:08 厚生労働省記者会見場

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
閣議の方は大臣発言といたしましては、環境大臣から環境基本計画の進捗状況の点検結果につきまして発言がありました。それから川口外務大臣の韓国訪問につきまして外務大臣から発言がありました。

閣議後懇談会について

大臣:
閣議後懇談会におきまして、いわゆる政と官の在り方につきましてのいわゆる申し合わせ案というのが出されまして、そして若干の質疑があったと、これは今日9時40分から官房長官から発表がありますので内容を割愛させていただきます。今日私の方からお伝えすることは以上でございます。

質疑

記者:
昨日、宮路副大臣が辞任されましたけれども、その受け止めについて。
大臣:
昨日、12時でございましたか、宮路副大臣から直接に辞任をしたいという申し出がございました。宮路副大臣のお話によれば、支持者の方のお話を受けて、そして大学に対して結果を知らせて欲しいと言ったことにすぎないけれども、しかし、副大臣という職にあって、そして一般の皆さん方から誤解を受けるようなことがあったことは誠に申し訳なかったということだったと思います。今まで宮路副大臣、大変私を支えていただいて、その点感謝を申し上げます。大変残念なことになりましたけれども、ひとつ今後とも宜しくお願いを申し上げたいと、こういうことでお別れをしたわけでありまして、そのことにつきましては電話でございましたけれども、官房長官にこういうお申し出があったということを報告をしたところでございます。ご本人の話のとおり、そういう裏口入学とか何とかというようなことに手を染めたということは決して無いというご本人のお話でございますし、私もそれを信じたいというふうに思っておりますが、お互いこういう立場にあるわけでありますから、いつかも申しましたとおり李下に冠を正さずという言葉もございます。やはり慎重の上にも慎重に行動をしなければならないと考えております。
記者:
在外被爆者の問題で、今年から始めた渡日治療支援事業に対して、韓国の被爆者団体等が協力を留保しているというふうに聞いておるのですけれど、こういった点について受け止め方をお聞かせ願いますでしょうか。
大臣:
こちら側が留保しているわけではなくて、韓国側の方が留保している。それは先日もお話を伺いましたけれども、今後の事についてどういうふうになるのかということを見定めてから、我々は日本の方針に従いたい、こういう話だったというふうに思います。その時に率直に申しましたのは、決してこれだけではありませんよ、これで終わりということを申し上げているわけではなくて、平成14年度における行事としてはこれだけ、今後のことにつきましては、またお話し合いをしましょう。我々の方もどうするかということを今後決めたいと思います、ということを申し上げたわけで、そのことはご理解をいただいたというふうに思っております。
記者:
どなたと会われたのですか。
大臣:
代表の皆さんですから、会長さんだったと思いますけれども。
記者:
韓国の。
大臣:
韓国の、はい。10名ばかりお見えになりました。
記者:
いつ。
大臣:
いつだったですかね。4月か5月。
記者:
今後のことなのですが、今後その対応ということでは、例えば来年度予算でとか、どんな感じでお考えになられているのでしょうか。
大臣:
今のところ、どうこうするということを決めているわけではありません。まもなく高等裁判所の判決も出るようでございますから、それらのことも見定めながら今後のことを決定したいと思っております。
記者:
北朝鮮についてはなかなか難しい面もあるようですが、これは。
大臣:
そうですね、北朝鮮の方はやはり国交も正常化をいたしておりませんし、現状のままで他の国々と同じように進めることは出来ないというふうに思っております。国交が正常化しました暁においてどうするかということは残るだろうというふうに思いますが、それまではなかなか難しいですね。前回、一度お話し合いをしましょうということでこちらも行く準備をしたわけですけれども、キャンセルになりましたし、どこまでどういうふうにお考えになっているのかというのはちょっと分からないものですから、これは少し据え置くと申しますか、韓国、アメリカ、ブラジル、そうした他の諸国の問題を先行して解決をするということの方が先だと思います。
記者:
長野県の方に行かれた時に既におっしゃったようですが、中国製のダイエット食品を食べて、肝臓障害等を起こして亡くなる方々、昨日も鳥取の方で重体を起こしている方がいたというのが後で分かったんですけれども、この件についてご所見を。
大臣:
あの時にも申し上げたと思うんですが、個人で購入をされて、そして身体に異常をきたしたという場合もあるようでございますし、それから日本で大々的に販売をしているケースとはその時には若干違うだろうと思うんですね、例えば旅行に行って、そして何かお買いになって、それをお飲みになったといったのは少し違うだろうというふうに思いますが、日本の中で販売をされているものの中にそうした身体に障害を与えるような内容のものが含まれているといたしましたら、これは至急調査をしなければいけませんし、そしてそうしたものがあるとするならば、日本における販売を禁止しなければならないということだというふうに思います。
記者:
副大臣の話に戻りますけれども、後任を当分置かないと、でまあ、大臣が答弁等を全力でやるということなんですが、置かない期間は少なくともこの通常国会が終わるまではというふうに受け止めてよろしいのでしょうか。
大臣:
そうですね、あるいはそれまでにそれは決まるかもしれませんけれども、1両日、今日明日急いで決定するということは無いだろうというふうに思います。まずもう一人参議院の方の狩野副大臣がおみえでありますので、狩野副大臣に、今まで狩野副大臣にはどちらかといえば労働側の方を担当していただいていたわけでありますけれども、しばらくの間、厚生、労働両面において補佐をしていただくということでお願いをしたいというふうに思っております。今後のことにつきましては総理に、任命権者ですから総理に一任をしてございますし、よく相談をさせていただきたいというふうに思っております。
記者:
宮路副大臣が辞任されたんですけれども、野党側は冲永総長とご本人の参考人ということで、今後の審議日程について全く目途が立っていない状況なんですが、残り2週間となって、そういう状況について大臣としてどのように受け止めてらっしゃいますでしょうか。
大臣:
委員会の運営につきましては、これはもう委員会にお願いをする以外にありませんから私がどうこう言える立場にありません。しかしここまで議論を重ねていただきましたので、最後まで議論を重ねていただいて、そして最終決着を付けていただきたいと、こんなふうに思っております。
記者:
それはつまり会期内成立は間違いなく出来るものだという。
大臣:
そういうふうに期待をいたしておりますし、今はそう信じております。
記者:
副大臣の後任については、大臣ご自身としては急いで決めたいとお考えなのか、あるいは当面これでも大丈夫だとお考えなのか、その辺については。
大臣:
私が急いだりとか、急がなかったりということは決してありませんけれども、この会期中、まあ後2週間ぐらいでありますから、その期間副大臣を、新しい副大臣が決まらなくても乗り切れますかということでありますから、それは大丈夫でございますと、私が責任を持って委員会の答弁等にはあたりたいというふうに思いますから、急いでしていただくということがなかったとしても、別に私の方は大丈夫でございます。ただいつまでも副大臣なしというわけにはいかないわけでありますから、最も適当な人をひとつお選びをいただきますようお願いを申し上げます。こういうふうに今言っているところでございます。
記者:
乗り切れますかというのは総理ですか。
大臣:
それは官房長官から。

(了)