閣議後記者会見概要

H13.11.06(火)9:15~9:23 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

バリアフリーに関する関係閣僚会議について

大臣:
今日は閣議前にバリアフリーに関する関係閣僚会議第2回がございました。関係の各大臣からそれぞれバリアフリーにつきましての現状、それから14年度の概算要求についての取り組み等につきましての発表があったところでございます。私の方も厚生労働省としての取り組みを発表させていただきました。

閣議について

大臣:
それから閣議におきましては、タイ王国首相の公式実務訪問賓客待遇についてというのがございまして、お見えになるというご報告がございました。それから内閣官房長官から東チモールにおけるPKOに関する国際平和協力業務の実施準備についてというご発言がありました。同じことでございますけれども、東チモールにおけるPKOに関する国際平和協力業務の実施準備について防衛庁長官から、そしてまた外務大臣からも同様のご発言があったところでございます。今日の閣議関係は以上でございます。

その他

大臣:
それからそれ以外のものといたしましては、BSE問題に関する調査検討委員会の設置につきまして、これは厚生労働省と農林水産省両方の話し合いによりまして設置をすることを決定をしたところでございます。第1回は11月19日月曜日に三田の共用会議所において行うことといたします。10名ほどの学者、各社マスコミ関係の皆さん、あるいは消費者の代表の皆さん方にお入りをいただきまして、これまでの検証、それから今後のことにつきましてもご議論をいただくことにいたしているところでございます。私の方からご報告を申し上げるのは以上でございます。

質疑

記者:
BSEの調査検討委員会についてなんですが、これは今回9月に始まった狂牛病、日本での第1号のことだけでなく、その前のBSE対策に関することについても調査検討の対象に入るのでしょうか。
大臣:
どこからどこまでという決定をしているわけではございませんので、この専門委員会の皆様方がこうした問題についてやっていこうということを、それはお決めをいただくのだろうというふうに思います。ですから9月10日以降ということに限定をしているわけではございません。
記者:
行政対応上の問題の検証というのは、これは何か問題があったという前提で議論するのか、あるいは問題があったかなかったかを含めての議論になるのですか。
大臣:
行政対応上と言いますよりも、9月10日に発生をいたしました、そのことについて、その経緯、専門の先生方でございますから、その原因究明も含めていろいろご議論をいただくというふうに思っております。しかしその中で何と何を中心にしてやるかといったことは、それはその委員に選ばれました先生方がお決めいただくことでございますから、敢えてこちらからこのこととこのことというふうに枠を定めるわけではございません。
記者:
何故日本での発生を防ぎ得なかったというような観点というのは含まれているのですか。
大臣:
それもその先生方のお話し合いの中で決められることと思ってます。
記者:
この検討委員会というのは最終的には両大臣に報告を出されるということで。
大臣:
そういうことになりますね。
記者:
その報告に対して両省として拘束されることに。
大臣:
それはご審議いただくわけでございますから、そのご意見というものは十分尊重しなければならないと思ってます。
記者:
ヤコブ病裁判に関してですが、昨日から和解協議、今度の和解協議を前に原告の方々がいわゆる街頭宣伝、厚生労働省前での活動をやっておられますので、改めまして今後の大臣の臨まれる態度をお聞かせいただけますでしょうか。
大臣:
ヤコブ病につきましては裁判所から、ご承知のとおり和解勧告を頂戴をいたしまして、我々の方も裁判所の方に出向きましてご意見をお伺いをし、またこちらの意見を申し述べているところでございますが、お聞きをしますと15日前後というふうにお聞きをいたしておりますけれども、和解の条件についてお示しをいただくということでございますので、裁判所のご意見、そしてご趣旨というものを十分に尊重したいと考えているところでございます。
記者:
あくまで法的責任を前提とした協議には、応じがたいという従来の立場は変わらないということですか。
大臣:
今までの主張は主張でございますが、裁判所におきましてどういう和解勧告をお出しをいただくのか、それを拝見をして我々も対応を決めなければならないというふうに思っておりますが、先程も申しましたとおり裁判所のご趣旨、そしてご主張というものを十分に尊重したいと思っておるところでございます。

(了)