閣議後記者会見概要

H13.6.05(火)9:00~9:10 参議院議員食堂

広報室

会見の詳細

閣議について

大臣:
今日は閣議はそう特別なご報告を申し上げることはございません。

男女共同参画推進本部会議について

大臣:
この閣議の後、男女共同参画推進本部会議がございまして、そこで決定いたしましたのは女性国家公務員の採用、登用等の促進について、これはもっとより積極的に女性の登用を増やしていくように各省庁が更に努力をするということでございます。それから女性に対する暴力を無くす運動について、このことにつきましても、もう一度ここで合意をしたところでございまして、更にこの問題に取り組んでいく、その二つのことが今日は議題として取り上げられたところでございます。

質疑

記者:
今週の金曜なのですが、C型肝炎の患者さん達が厚生労働省に訪れて陳情するというお話を伺っているのですが。
大臣:
それは聞いておりません。どこの、全国。
記者:
全国の、それに対してはまだ。
大臣:
聞いておりません。
記者:
閣僚懇でどういったお話がありましたか。
大臣:
閣僚懇でも今日は特別な話はありませんでした。尾身大臣が沖縄に行かれまして沖縄での状況等についてご報告がございました。大きく小泉政権に期待が寄せられているという報告があったわけでございます。
記者:
年金住宅融資、もうほとんどできない状態になっているようなんですが、年金住宅融資についてどのようにお考えですか。
大臣:
年金住宅融資はですね、あれは一つの枠組みと申しますか、システムができあがっておりますから、お借りいただいた皆さん方の中に返還のできにくい人、そんなに多くはありませんけれどもごく一部でございますけれども、あることは事実のようでございます。ですけれども全体では銀行を含めまして、そして枠組みができておりますから、年金資金に対しまして影響を及ぼすことはありません。
記者:
今後についてどういうふうに考えていますか。今、ちょっと機能しないところが出てきているようなんですけれども。
大臣:
そうですね、住宅に全体で9兆なにがしかの貸し出しがあると聞いておりますが、その中で問題になっておりますのは、三百数十億だったというふうに思ってます。全体のパーセントからすればそんなに多いわけではございませんけれども、あることも事実でございますから、これから厚生労働省としてこの年金資金の運用を全部やっていかなければならないわけでありますから、考えていきたいと思いますね。9兆4,561億円、これが残高でございます。住宅に対する、その中で600億ですか。
記者:
韓国人被爆者訴訟で国の主張が実質的に退けられましたが、今後の援護法の運用と大阪地裁判決についての控訴云々についてお考えを聞きたいのですが。
大臣:
そうですね、一難去ってまた一難という感じですかね。省内の話し合いもまだちょっとできておりません。ましてや他の省庁とりわけ法務省との話もできておりません。従いまして今の段階でお答えを申し上げることは出き得ませんけれども、近いうちにお話を詰めたいというふうに思ってます。まあ、一義的には韓国の方が原告であり、大阪府知事さんと法務大臣が被告ということになっておりますから、一義的にはやはり法務省なんだろうと思いますが、やはり法律そのものが我が厚生労働省に関わりますものでございますので、よく検討したいと思っております。昨夜も前回の、ですから平成6年ですか、被爆者援護法ができました時に、村山内閣の時ですね、その時にできました法律の中身、その時の議論いろいろと読んでいたんですが、法律の文言の中に外国人云々の問題がないことは事実でありますが、しかし審議の過程におきましては外国人の問題についての意見が出ておりまして、それに対しまして外国に居住する皆さんは含まれないということがその議論の中では明確に答えているということであります。またもう一つは共産党からだったと思いますが修正案がでました。これは外国人の皆さんに対しても年金として渡すべきだという修正案が出まして、それを否決をしているといったようなことがございますので、法律の問題のあるなしは別にしまして、法律そのものの内容からいきますと文言としては存在しませんけれども、しかしその趣旨からは外国に居住するものは含まれていないという政府の意思表示というのは審理の経過の中でなされていることは間違いない。そうしたことも踏まえていったいどうするかといったことを考えていかなければならないのではないかというふうに今思っております。全体のところをもう少しいろいろと検討して法務省やあるいは今度は諸外国とも関係いたしますから、外務省あたりとも少しお話をしなきゃならないこともあるのかなというふうな気もしますが、関係のところとお話をさせていただきたいというふうに思っております。
記者:
石原大臣がですね、グリーンピアと労働福祉事業団の保養施設を問題視した発言をしてますけれどもどのようにお考えですか。
大臣:
今までやってまいりました問題の中で必ずしも効率のいいものばかりでなくて非効率の部分も当然あるんだというふうに思いますが、石原大臣の言葉を待つまでもなく、我々もやはり今までやってまいりましたところの中で見直すべき問題は見直していかなければならないというふうに思っております。
記者:
具体的に見直しについてはアイディアは。
大臣:
いや、まだまだそこまで考えておりません。
記者:
見直しのスケジュールは。
大臣:
まだそこまで考えておりません。
記者:
ハンセン病そのものの協議の進捗状況はどうでしょうか。
大臣:
まだ先日原告団に私がお会いをいたしまして、正式な謝罪をいたしました。あの後の話し合いはまだ進んでいない。まもなく始まるだろうというふうに思いますが、もうしばらくかかるだろうと思います。

(了)