厚生労働省

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平成22年2月5日

家庭用電気マッサージ器の正しい使用について
(注意喚起)

1.概要

家庭用電気マッサージ器は、家庭で使用する医療機器であり、取扱い説明書等をよく読み、正しく使用する必要があります。正しく使用していれば、防げたと考えられる死亡事故が発生しておりますので、家庭用電気マッサージ器の使用者に対して、「2」について注意喚起いたします。

2.家庭用電気マッサージ器の使用で注意いただきたいこと

「カバーを外したり、破れた状態での使用は大変危険なため、絶対にしないで下さい。」

3.厚生労働省に報告された死亡事故の概要

1)販売名:アルビシェイプアップローラー

製造販売業者名:株式会社 的場電機製作所

販売期間:昭和58年から平成2年(販売台数:約42万台)

事故の概要:布カバーを外した状態で使用したところ、衣服が巻き込まれたことにより、窒息となり死亡した。

事故発生年等:平成11年栃木県、平成15年香川県、平成20年北海道各1例

(平成20年12月16日公表)

2)販売名:ハンディーマッサージャー GM−2(愛称:もみ太くん)

製造販売業者:株式会社フジ医療器

販売期間:平成7年から平成15年(販売台数:約11万台)

事故の概要:布カバーが破れた状態で使用したところ、マフラーが巻き込まれたことにより、窒息となり死亡した。

事故発生年等:平成22年静岡県1例

(平成22年2月5日公表)

4.その他

上記の死亡事故の報告があった家庭用電気マッサージ器に限らず、家庭用電気マッサージ器の誤った使用による事故の発生を防止するため、業界団体である社団法人日本ホームヘルス機器協会に対して、適正使用の呼びかけ等、対策の検討を依頼しております。

(照会先)

医薬食品局安全対策課

電話:03-5253-1111(内線2751,2758)

夜間直通:03-3595-2435



(参考資料1)

薬食安発第1216001号

平成20年12月16日


社団法人日本ホームヘルス機器協会会長殿

厚生労働省医薬食品局安全対策課長

家庭用電気マッサージ器の適正使用に関する情報提供の実施について

家庭用電気マッサージ器(家庭用の電気マッサージ器との組み合わせ医療機器を含む。以下同じ。)については、添付文書又は取扱い説明書における注意事項に従い、正しく使用する必要があります。

しかしながら、正しく使用していれば、防げた可能性のある死亡を含む重大な健康被害の生じた事故に関する報告がなされており、厚生労働省としても家庭用電気マッサージ器の適正使用に関する注意喚起と事故事例の公表をホームページ(https://www.mhlw.go.jp)等で行ったところです。

ついては、貴会におかれても、同様の事故を防止するため、家庭用電気マッサージ器の適正使用に関する情報について、誤った使用方法による健康被害のリスクを含め、広く消費者に向けて提供するよう願います。


(参考資料2)

○社団法人日本ホームヘルス機器協会「家庭用電気マッサージ器の適正使用のお願い」

http://www.hapi.or.jp/documentation/information/massage_chuui_kanki.pdf (PDF:578KB)

○平成20年12月16日付け株式会社 的場電機製作所による記者発表資料

「家庭用ローラー式電気マッサージ器の適正使用のお願い(注意喚起)」(PDF:425KB)

○平成22年2月5日付け株式会社フジ医療器による記者発表資料

「家庭用ハンディーマッサージ器の適正使用のお願い(注意喚起)」(PDF:140KB)

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