労働省は、 労働者の福祉と職業の確保を図り、 経済の興隆と国民生活の安定とに寄与することを目標に、昭和22年よりさまざまな仕事を行っています。
この間、我が国の経済は飛躍的な発展を遂げ、国際社会において大きな地位を占めるに至りました。
ところが、最近の我が国の経済は、景気の低迷状態が長引き、雇用情勢も完全失業率が4%を超える水準で推移するなど厳しい状況が続いています。一方、中長期的視点に立つと、経済活動のボーダレス化が急速に進展するとともに、世界的にも例をみない速度で少子・高齢化が進むなど、我が国の経済社会は大きな転換期を迎えています。こうした状況の下で、国民のライフスタイルや職業に関する意識も多様化し、これまでの雇用構造にも変化がみられるところであります。
このような状況において、労働省では、希望にあふれ安心して働ける社会の実現を目指して、次の事項を平成11年度の重点施策として定め、積極的に展開してまいります。
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