廃棄物焼却施設解体工事におけるダイオキシン類による健康障害防止について(案)

平成12年8月25日
労   働   省
概    要  廃棄物焼却施設解体工事について、解体工事に従事する労働者のダイオキシン類へのばく露防止を図るための緊急の対策を策定する。
別添 廃棄物焼却施設解体工事におけるダイオキシン類による健康障害防止について(案)参照
根 拠 法 令 なし
趣旨・目的・背景
 平成12年7月12日、日立造船(株)より大阪労働局に対し、大阪府豊能郡美化センター解体工事関係労働者35名の方の血液中ダイオキシン類濃度の分析結果等について報告があり、この方々の血液中ダイオキシン類濃度は、解体作業後については、非常に高濃度であった。
 労働省としては、平成12年7月13日労働安全衛生法に基づき、大阪労働局長より日立造船(株)等関係事業者に対し、労働者の健康診断を行うよう指示するとともに、専門家による「廃棄物焼却施設解体工事におけるダイオキシン類対策検討委員会」(委員長:高田 勗北里大学名誉教授)を新たに設置し、今回の原因究明及び焼却施設を安全に解体するための作業マニュアルを作成することとするとともに、安全対策が確立されるまでの間、同様の解体工事の実施を自粛していただくよう、関係団体等に対して要請した。
 今般、労働省としては、解体工事に従事する労働者の安全を確保するため、2の委員会における検討を踏まえた上で、「廃棄物焼却施設解体工事におけるダイオキシン類による健康障害防止について」を策定し、公表することとし、今後は本対策に基づき解体工事を安全に実施していただくこととする。
国民に与える影響
・範囲等
 「廃棄物焼却施設解体工事におけるダイオキシン類による健康障害防止について」に基づき、解体工事を実施していただくことにより、労働者の健康確保に資するものと考える。
<御意見等募集要綱>

1 御意見等募集期間
 平成12年8月25日(金)から平成12年8月31日(木)(必着)まで

2 提出方法
 氏名(法人名)及び住所を御記入の上、以下に掲げるいずれかの方法により提出して下さい(様式は自由)。電話、FAXでの受付はできませんので御了承下さい。
 なお、個人又は法人の属性に関する情報は公開することがありますので、あらかじめ御了承下さい。

 ○郵送の場合
 〒100−8988 東京都千代田区霞が関1−2−2
 労働省労働基準局安全衛生部化学物質調査課

 ○電子メールの場合(テキスト形式でお願いします。)
 メールアドレス:kagakuchosaka@mol.go.jp

 なお、お寄せいただいた御意見等に対して個別に回答はいたしかねますので、あらかじめ御了承下さい。

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