タイトル:平成12年3月高校・中学新卒者の就職内定状況等(平成11年11月末
     現在)について

発  表:平成12年1月14日(金)
担  当:労働省職業安定局業務調整課
                 電 話 03-3593-1211(内線5775)
                     03-3502-6774(直通)



 労働省では、平成11年11月末現在における今春の高校・中学新卒者の就職内定状
況等を取りまとめた。 
 その概要は次のとおりである。

  
 〔高校新卒者〕(第1表        
  @ 求人数は23万3千人であり、9月末から3万1千人増加。前年同時期の増加
   数(2万4千人)を上回る。前年同期比では30.6%減で、9月末の35.2
   %減と比べて前年との格差は縮小。

  A 求職者数は22万7千人で前年同期に比べ11.0%減少。

  B 求人倍率は9月末現在から0.18ポイント上昇し、1倍を越えて1.03倍
   となった。前年同期との格差も、9月末の0.35ポイント低下から0.29ポ
   イント低下へと縮小。

  C 就職内定者数は15万3千人であり、就職内定率は67.3%で、9月末から
   26.1ポイント上昇し、前年同期との格差も9月末の7.7ポイント減から6
   .6ポイント減へと縮小。就職内定率を男女別に見ると、男子は72.1%(9
   月末から27.9ポイント上昇、前年同期を6.2ポイント下回る)、女子は6
   2.3%(9月末から24.2ポイント上昇、前年同期を7.0ポイント下回
   る)。
  

 〔中学新卒者〕(第2表
  @ 求人数は4千人で、9月末から1千人増加し、前年同期との格差も9月末の3
   8.1%減から29.1%減に縮小。

  A 求職者数は8千人で、前年同期に比べ12.7%減少。

  B 求人倍率は0.54倍となり、9月末から0.12ポイント改善。前年同期と
   の格差も9月末の0.20ポイント減から0.12ポイント減へと縮小。
  

 【高校・中学新卒者の就職支援について(1月〜3月)】(別紙

   今春高校・中学新卒者の就職を取り巻く環境は依然厳しい状況が続くものの、9
  月末から11月末までの求人や就職内定率の伸びが前年を上回り、高校の求人倍率
  は1倍を超える等、改善の動きも見られる。
   労働省・各ハローワークでは、「平成12年3月新卒者採用選考機会拡充事業」
  として、就職促進員の配置による学校との一層の連携強化・効果的な求人開拓の実
  施、就職面接会の引き続き積極的な開催に努めるほか、「就職準備講習」の実施に
  よる就職未内定者の就業能力向上を図るなどの就職支援を実施し、1人でも多くの
  新卒者が卒業までに就職できるよう全力を挙げる。
        
  

(参考)

  平成12年3月高校・中学新卒者の選考・内定開始期日は、文部・労働両省により
 、次のように定められている。

   ・高 校  平成11年9月16日以降
   ・中学校  平成12年1月1日以降
               (指定積雪地にあっては平成11年12月1日以降)

 

第3表 高校・中学新卒者の求人・求職・就職内定状況の推移(11月末)

(参考)高校新卒者の内定率の推移


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