技能五輪国際大会について (概要) 技能五輪国際大会は国際的に技能を競うことにより、参加国の職業訓練の振興及 び技能水準の向上を図るとともに、青年技能労働者(満22歳以下)の国際交流と 親善を目的とした 大会で、1950年(昭和25年)に2カ国(スペイン、ポル トガル)で始まった。 1966年には、参加国の代表により技能五輪国際組織委員会(IVTO)が組 織され、この組織委員会の定めた規約に基づき、大会が運営されている。 我が国は、1962年(昭和37年)にスペインで開催された第11回大会(ヒ ホン大会)から参加しており、1970年(昭和45年)には第19回大会が東京 で、1985年(昭和60年)には第28回大会が大阪で開催された。 最近では、1999年(平成11年)に、カナダ(モントリオール)で第35回 大会が開催され、日本からは、34名が参加し、6名が金メダルを獲得した。 技能五輪国際大会は、現在では毎奇数年に開催されることとされており、 2007年(平成19年)については、日本(静岡)で開催することが決定されて いる。 (注)技能五輪国際組織委員会 技能五輪国際組織委員会(IVTO)は、職業訓練の促進、技能に関する制 度の情報交換の促進及び青年労働者の国際的相互理解の促進を目的として、 1966年に非政府組織として結成され、その組織は加盟国の代表により構成 されている。日本からは、中央職業能力開発協会が加盟している。 (参考)加盟国・地域一覧(35カ国・地域) 日本、アラブ首長国連邦、オーストリア、オーストラリア、ベルギー、ブラ ジル、カナダ、スイス、ドイツ、デンマーク、フィンランド、フランス、香港、 アイルランド、南チロル、韓国、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、モロ ッコ、マレーシア、オランダ、ノルウェー、ニュージーランド、フィリピン、 ポルトガル、スウェーデン、シンガポール、タイ、チュニジア、チャイニーズ タイペイ、イギリス、アメリカ合衆国、南アフリカ、マカオ、イラン
(開催状況) |
開催年 | 1995年 | 1997年 | 1999年 | 2001年 | 2003年 | 2005年 | 2007年 |
開催国 | 第33回 フランス (リヨン) |
第34回 スイス (ザンク トガレン) |
第35回 カナダ (モントリ オール) |
第36回 韓国 (ソウル) |
第37回 アラブ首長国 連邦 (ドバイ) |
第38回 フィンランド (ヘルシンキ) |
第39回 日本 (静岡) |
参加国・地域数 | 28 | 30 | 33 | 未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
競技職種数 | 34 (28) |
38 (29) |
41 (32) |
未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
参加選手数 | 474 (28) |
519 (29) |
607 (34) |
未定 | 未定 | 未定 | 未定 |
( )内は、日本の参加職種数、参加選手数。 |