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(別添)

 
1 第5回国際アビリンピック、チェコ共和国・プラハ市で開催

 (1) 世界の障害者が職業技能競技、生活・余暇技能競技等を競う第5回国際障害
    者技能競技大会(アビリンピック)が、本年8月13日から6日間にわたりチ
    ェコ共和国のプラハ市で開催される。(別紙1)

 (2) 国際アビリンピックは、障害者の職業的自立の意識を喚起するとともに事業
    主及び社会一般に障害者の職業能力について理解と認識を求め、さらに国際親
    善を図ることを目的として、1981年の国際障害者年を記念して、日本で第
    1回大会が開催された。以来、第2回大会は1985年にコロンビアのボゴダ
    で、第3回大会は1991年に香港で、第4回大会は1995年にオーストラ
    リアのパースで、そして今回はチェコ共和国のプラハ市で開催される運びとな
    った。

 (3) 今回のプラハ大会では、職業技能競技の他、生活・余暇技能競技、デモンス
    トレーション、会議の他各種の行事が行われる。


  
2 41名の日本選手がプラハ大会へ

  日本からプラハ大会への参加は、今般別紙2のとおり、職業技能及び生活・余暇技
 能競技30名のほか、デモンストレーション6名、会議5名を含め全体で41名の選
 手が派遣される。
  なお、選手の選考に当たっては、第21回から第24回までの国内アビリンピック
 金賞受賞者を対象とした。


 (1) 職業技能競技・・・14種目に28名が参加

     プラハ大会の職業技能競技としては、家具などの伝統的技能種目からコンピ
    ュータ等の先端機器を使用する競技種目まで幅広い内容にわたる27種目が決
    定されている。我が国からは、14種目に28名が参加し、日頃鍛えられた技
    能を競い合うことになる。
     前回のパース大会では、参加選手28名のうち、特別賞を含め12名が入賞
    し、うち2名が金賞を受賞している。


 (2) 生活・余暇技能競技・・・1種目に2名が参加
     生活・余暇技能競技は、競技成績にこだわらずに、余暇を楽しく有意義に過
    ごすことに重点をおくもので、新たな友人に出会い、友好を深める場である。
    凧上げ、刺繍、チェス等10種目の競技が行われるが、我が国からは、チェス
    1種目について2名が参加する。
     前回のパース大会では、3チームが入賞し、うち1チームが金賞を獲得した。


 (3) デモンストレーション・・・4種目に6名が参加

      職業技能競技または生活余暇技能競技の対象とならなかったデモンストレ
     ーションに適すると認められる4種目について6名が参加する。和裁の着付
     けや義歯製作の実演、ビデオやパネル等により旋盤職種における就労事例等
     の紹介、さらに我が国の企業の雇用の取り組みや授産施設の紹介等を行う。


 (4) 会議・・・5名が発表

     会議は、「総合的リハビリテーションと障害者の生活の質−社会への完全参
    加−」、「国際・国内アビリンピック−障害者の職業技能競技及び生活・余暇
    技能競技−」「世界の障害者の現状と障害者に対する社会政策」、「障害者の
    雇用プログラム」、「障害者個人に対する支援サービス」の5テーマで行われ
    る。
     我が国からは、@「アビリンピックに参加して得たこと」、A「国際、国内
    アビリンピックについて」、B「日本における障害者の現状」、C「視覚障害
    者の経験−障害者の雇用プログラム−」、D「日本における障害者のためのワ
    ープロ」について5人が発表を行う予定である。



3 その他

  この派遣事業は、国庫補助金及び経済界等からの寄付金によって行われる。

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