タイトル:「安全衛生情報センター」の開所について

発  表:平成12年1月11日(火)
担  当:労働省労働基準局安全衛生部 計画課・安全課
                  電 話 03-3593-1211(内線5481)
    :中央労働災害防止協会 安全衛生情報センター
                  電 話 03-3452-6841(内線6310)


1 安全で安心して暮らせる社会を実現するためには、組織と個人が安全を最優先に
 することを大切にする、「安全文化」を創造していくことが重要であり、そのため
 には、事業場での安全衛生活動の促進を図るとともに、事業者、労働者をはじめ広
 く国民一般の安全意識の高揚を図ることが重要です。
  このため、労働省では、事業場での安全衛生活動の促進を図るとともに、事業者、
 労働者をはじめ広く一般国民の安全意識の高揚を図るため、安全衛生情報センター
 を設置することとしました。
 (東京都港区芝5−35−2JR田町駅下車徒歩3分)


2 安全衛生情報センターの主な機能

(1)労働災害事例等の安全衛生情報をインターネットを通じて無料で提供
  ・全国で発生した労働災害事例・統計等の労働安全衛生情報を一元的に管理し、
   事業者、労働者をはじめ国民一般にインターネットにより情報提供する。
   (安全衛生情報センターホームページ http://www.jaish.gr.jp/)
(2)3D(立体映像)技術、VR(バーチャルリアリティ)技術を活用した労働災
  害の擬似体験(無料)
  ・来館者が高度視聴覚機器(3D(立体映像)、
   VR(バーチャルリアリティ))を活用した設備によって、災害の擬似体験を
   経験できる。
(3)技能講習修了証明書の統合発行                                       
  ・技能講習を実施した教習機関が独自に交付している技能講習修了証について複
   数の資格所持を1枚で証明する「技能講習修了証明書」の発行を行う。


3 開所式   平成12年1月17日(月) 午前11時30分〜


4 一般公開  平成12年1月18日(火)〜

        開館時間 9:00〜17:00
        休館日  土曜日・日曜日・祝祭日
             年末・年始(その他臨時に休館する場合があります。)



(参考)

1 安全衛生情報センター等が入所する安全衛生総合会館が建設された敷地は、昭和
 18年に民間の寄附により元専売局の跡地に産業安全研究所・安全博物館が建設さ
 れたところであり、労働省による産業安全研究所の研究活動や産業安全技術館の運
 営のほか、中央労働災害防止協会(略称「中災防」:会長 今井 敬)、業種別労
 働災害防止団体による労働災害防止活動の拠点となった、いわばわが国の「安全衛
 生のメッカ」ともいわれる場所である。しかし、建設から古いものは三十数年を経
 て、老朽化・狭あい化したこともあり、産業安全会館を除くほかの建物を建て替え、
 上記の安全衛生情報センターをはじめとした「安全衛生総合会館」として再生させ
 た。これは働く人の安全と健康を確保する一助となることをめざして、行政と労災
 防止団体が一体となって労働安全衛生を総合的に推進するための新たなベースとな
 るものである。この安全衛生総合会館の管理及び運営は、労働省が中災防に委託す
 ることとしている。

2 安全衛生総合会館の建物の概要は、14階建て(地下2階)で、1階には安全衛
 生図書用品展示コーナー、2階〜4階はヴァーチャルリアリティ(VR)シアター
 ・3Dシアター、インターネットなどで情報収集を行える図書室などが設置されて
 いる「安全衛生情報センター」、5〜7階は、総合的な健康づくり事業を行う「健
 康保持増進センター」、8〜12階は環境測定、有害性化学物質の分析等の事業の
 ほか、総合健診業務や労働衛生上の技術開発を図る「労働衛生検査センター」、
 14階はTHPホールとなっている。


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