（１） 入院の全薬剤における薬効分類別薬剤点数の構成割合を一般医療−老人医療別にみると、いずれも「抗生物質製剤」の割合が最も多く、それぞれ15.1％、19.2％を占めており、次いで、一般医療では「生物学的製剤」が12.2％、老人医療では「循環器官用薬」が9.2％を占めている。（表５）

表５　一般医療-老人医療別にみた薬効分類別薬剤点数の構成割合（入院）
（単位：％）	各年６月審査分

	総　　数		一般医療								老人医療
			総　　数		0〜14歳		15〜39歳		40〜69歳		総　　数		70〜79歳		80歳以上
	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年
総　　　数	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0
抗生物質製剤	17.1	17.2	15.1	16.5	32.4	34.1	20.0	22.5	13.3	14.6	19.2	17.9	18.3	15.4	20.6	21.4
生物学的製剤	9.6	9.4	12.2	11.8	23.1	15.9	13.9	12.8	11.3	11.5	6.9	6.8	7.1	6.4	6.5	7.5
血液・体液用薬	8.9	8.8	9.2	9.1	13.3	10.1	8.7	8.5	9.1	9.2	8.5	8.5	8.6	9.1	8.5	7.6
循環器官用薬	7.6	8.9	6.1	6.4	1.7	2.7	2.4	2.1	7.0	7.2	9.2	11.5	8.4	10.9	10.5	12.4
その他の代謝性医薬品	7.4	8.7	6.9	7.6	2.1	3.8	5.8	3.5	7.4	8.5	7.8	9.9	7.6	10.9	8.2	8.5
滋養強壮薬	6.1	5.8	4.7	4.9	1.4	2.0	4.3	4.0	5.0	5.2	7.6	6.7	7.1	6.7	8.3	6.7
診断用薬	5.1	4.1	6.1	4.6	1.1	1.4	4.5	1.7	6.7	5.2	4.2	3.5	5.4	4.8	2.3	1.7
中枢神経系用薬	5.1	5.9	6.4	7.7	3.5	5.3	7.7	10.6	6.4	7.3	3.6	4.0	3.5	4.0	3.9	3.9
化学療法剤	3.7	3.8	3.2	3.1	3.8	4.8	4.9	3.9	2.9	2.9	4.1	4.5	4.8	4.9	3.2	3.8
消化器官用薬	3.7	3.8	4.2	4.2	2.5	2.3	3.4	3.4	4.4	4.4	3.1	3.4	3.0	3.3	3.3	3.5
その他の薬効	18.2	16.2	18.9	16.9	11.0	12.9	18.2	19.4	19.5	16.7	17.4	15.5	18.4	16.2	15.7	14.5
薬剤名無記載	7.5	7.6	6.8	7.2	4.1	4.7	6.1	7.5	7.1	7.2	8.2	8.0	7.7	7.5	9.1	8.7

注：　薬剤が出現する明細書（ただし、「処方せん料」が算定されている明細書、若しくは薬剤が包括される診療行為点数が算定されている明細書は除く。）を集計の対象としている。
　「その他の薬効」には、上記分類以外の腫瘍用薬、外皮用薬、感覚器官用薬、ホルモン剤、及び放射性医薬品等の分類を含んでいる。

（２） 入院外の全薬剤における薬効分類別薬剤点数の構成割合を一般医療−老人医療別にみると、いずれも「循環器官用薬」の割合が最も多く、それぞれ10.9％、13.2％を占めており、次いで、「その他の代謝性医薬品」がそれぞれ6.3％、7.0％を占めている。（表６）

表６　一般医療-老人医療別にみた薬効分類別薬剤点数の構成割合（入院外）
（単位：％）	各年６月審査分

	総　　数		一般医療								老人医療
			総　　数		0〜14歳		15〜39歳		40〜69歳		総　　数		70〜79歳		80歳以上
	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年	９年	８年
総　　　数	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0
循環器官用薬	11.9	12.2	10.9	10.7	0.1	0.2	2.4	2.3	13.2	13.1	13.2	14.3	13.2	14.1	13.3	14.6
その他の代謝性医薬品	6.6	7.2	6.3	6.8	1.3	2.8	3.4	5.0	7.2	7.5	7.0	7.8	7.5	8.3	5.9	6.8
外皮用薬	4.8	4.5	4.5	4.1	4.3	4.0	5.9	5.4	4.2	3.9	5.3	5.2	5.2	5.1	5.6	5.4
中枢神経系用薬	4.7	5.1	3.9	3.9	1.1	1.2	5.0	4.3	3.9	4.0	5.7	6.9	5.4	6.2	6.6	8.5
腫瘍用薬	4.0	3.5	4.0	3.4	0.0	0.0	1.3	1.1	4.7	4.1	4.1	3.6	4.8	4.2	2.5	2.3
抗生物質製剤	3.4	3.5	4.9	4.8	25.6	24.2	9.8	8.8	2.4	2.5	1.4	1.6	1.3	1.6	1.4	1.6
ホルモン剤	3.4	4.1	3.6	4.9	12.4	18.8	6.7	9.7	2.4	2.8	3.1	3.0	2.7	2.7	4.0	3.6
血液・体液用薬	3.3	3.7	2.5	3.0	0.8	1.0	1.4	1.5	2.8	3.4	4.4	4.8	4.4	4.8	4.2	4.8
アレルギー用薬	2.8	2.8	3.4	3.3	5.1	5.8	6.9	5.8	2.6	2.7	2.0	2.0	2.1	2.1	1.8	1.9
消化器官用薬	2.7	3.0	2.8	3.0	0.7	0.9	3.1	3.3	2.9	3.1	2.7	3.0	2.7	3.0	2.7	3.0
その他の薬効	15.1	16.8	16.4	18.7	21.7	17.6	24.9	27.6	14.6	17.1	13.4	14.0	13.6	14.2	13.0	13.5
薬剤名無記載	37.3	33.6	37.0	33.4	26.8	23.4	29.3	25.0	39.1	35.7	37.7	33.8	37.2	33.7	39.0	33.9

注：　薬剤が出現する明細書（ただし、「処方せん料」が算定されている明細書、若しくは薬剤が包括される診療行為点数が算定されている明細書は除く。）を集計の対象としている。
　「その他の薬効」には、上記分類以外の化学療法剤、感覚器官用薬、生物学的製剤、泌尿生殖器官及び肛門用薬等の分類を含んでいる。