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5.特定死因を除去した場合の平均寿命の延び

 ある死因が克服されたと仮定すれば、従来その死因によって死亡していた者は、その死亡年齢以降に他の死因により死亡することになる。このため、特定死因を除去した場合には、死亡時期の繰延べが生じ、余命が延びることになる。この延びは、その死因のために失われた余命と考えられることから、これによって各死因が平均余命に与える影響の大きさを測ることができる。
 特定死因を除去した場合の平均寿命の延びを都道府県別にみると、男女とも1位悪性新生物(全国値男3.90年、女2.81年)、2位心疾患(同男1.63年、女1.77年)、3位脳血管疾患(同男1.36年、女1.70年)の順となるところが多い(結果表第4表)。
 3大死因を同時に除去した場合の平均寿命の延びは、男は北海道(9.49年)が最も大きく、次いで宮城県(9.41年)、東京都(9.39年)の順となっている。女では北海道(9.02年)が最も大きく、次いで東京都(8.90年)、秋田県(8.73年)の順となっている。地域的な傾向をみると、北海道、東北、関東地方に全国値(男8.94年、女8.19年)を上回っているところが多い(図4)。

図4 3大死因を同時に除去した場合の平均寿命の伸び 男 女




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