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3 健康増進施設(スポーツクラブ、クアハウス等)の利用と利用要望の状況

(1) 20歳代の「女」の利用者が多い(人口千対:193.3人)

 健康増進施設の利用者数を人口千人当たりで年齢階級別にみると、「20〜29歳」が156.1人と最も多く、次いで「30〜39歳」が151.5人となっている。
 また、性別でみると、いずれの年齢階級においても「女」の利用者数が「男」の利用者数を上回っている。(表5)

表5 性・年齢階級別にみた利用者数
平成9年
  総 数 年  齢  階  級
0〜9歳 10〜19歳 20〜29歳 30〜39歳 40〜49歳 50〜59歳 60歳以上 不 詳
  利 用 者 数 (千人)
総   数 13 297 1 291 1 367 2 813 2 453 1 991 1 599 1 773 10
5 757 644 648 1 064 1 148 878 649 721 5
7 540 646 719 1 750 1 306 1 113 950 1 052 4
  構 成 割 合 (%)
総   数 100.0 9.7 10.3 21.2 18.4 15.0 12.0 13.3 0.1
100.0 11.2 11.3 18.5 19.9 15.3 11.3 12.5 0.1
100.0 8.6 9.5 23.2 17.3 14.8 12.6 14.0 0.1
  人 口 千 対 (人)
総   数 106.4 104.4 89.8 156.1 151.5 106.6 92.6 65.4 113.6
94.8 101.4 83.5 118.7 142.8 95.4 76.6 60.6 108.7
117.4 107.3 96.3 193.3 160.2 117.4 108.0 69.1 95.2


(2)すべての年齢階級で要望者が利用者より多い

 利用者数及び要望者数を人口千人当たりで比較してみると、男女ともすべての年齢階級で要望者数が利用者数を上回っている。(図6、参考表5)

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(3) 利用の動機は「趣味、ストレス解消のため」が最も多い

 利用した理由(動機)別にみると「趣味、ストレス解消のため」が最も多く、次いで「健康管理のため」、「運動能力、技術の向上のため」の順になっている。これを性別にみると、「趣味、ストレス解消のため」では、「男」は50.9%に対し「女」では59.7%であり、「運動能力、技術の向上のため」では「男」が30.6%に対し「女」は19.6%となっている。(図7、参考表6)
 また、利用した理由(動機)を仕事の有無別でみると、「趣味、ストレス解消のため」では「仕事あり」(63.0%)が「仕事なし」(54.2%)より多くなっている。(表6)

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表6 仕事の有無・利用した理由(動機)別にみた利用者の割合(複数回答)
(単位:%) 平成9年
  総  数 健康管理の
ため
健康に気が
かりなところ
があるため
医師、保健
婦等に勧め
られたため
家族、知人
等に勧めら
れたため
趣味、ストレ
ス解消のた
運動能力、
技術の向上
のため
その他
仕事あり 100.0 50.7 5.1 1.2 5.4 63.0 19.4 5.6
 一般雇用者・役員 100.0 50.2 4.8 1.1 5.3 63.9 20.1 5.7
 その他 100.0 54.2 6.7 2.3 6.3 56.9 14.6 4.5
仕事なし 100.0 52.1 6.9 2.4 8.5 54.2 17.6 5.8
注1) 一般雇用者・役員とは会社等の雇用者、役員、パートタイマー、アルバイト等をいう。
 2) その他とは自営業主、家族従業者、家庭内職者等をいう。


(4) 利用料金は年間「5万円未満」が6割以上

 利用経費について自己負担の有無をみると、「運動型健康増進施設」では「負担あり」が81.8%となっており(図8)、「負担あり」を年間支払額階級別にみると、「1万〜5万円」が26.2%と最も多く、次いで「5千円未満」が26.0%となっている(図9、参考表7)。

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(5) 「利用料金が高い」が約半数

 利用上の問題点をみると、「利用料金が高い」が48.5%と最も多く、次いで「利用時間に制限がある」が45.1%、「いつも混雑している」が33.8%となっている。(図10、参考表8)

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