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4.病院の高齢割合別にみた高齢患者の入院期間

 高齢割合(病院の全入院患者数に占める65歳以上の入院患者数の割合)が高い病院の高齢患者は、入院期間が長い傾向にある。

 65歳以上の入院患者の入院期間を高齢割合別にみると、小病院、中病院では、概ね高齢割合が高くなるほど、1月以内の入院期間の割合は少なく、逆に6月以上の割合は多くなっている。(表8)
表8 高齢割合別にみた高齢患者の入院期間 (単位:%)
  総数(実数:人) 1月以内 1月〜
3月未満
3月〜
6月未満
6月〜
1年未満
1年以上
小病院***
 I (50 %未満)
 II (50 %以上70 %未満)
 III(70 %以上)
100.0(2 159)
100.0( 243)
100.0( 630)
100.0(1 286)
39.7
52.3
47.6
33.5
23.4
25.1
26.0
21.8
11.6
11.5
9.2
12.8
8.3
5.3
6.2
9.9
17.0
5.8
11.0
22.0
中病院**
 I (50 %未満)
 II (50 %以上70 %未満)
 III(70 %以上)
100.0(2 560)
100.0(1 157)
100.0(1 139)
100.0( 264)
51.8
53.4
53.8
35.6
27.0
28.4
26.1
25.0
10.2
9.8
9.6
15.2
4.5
3.7
4.4
8.7
6.4
4.7
6.1
15.5
大病院
 IV (50 %未満)
 V (50 %以上)
100.0(4 452)
100.0(3 576)
100.0( 876)
55.1
56.3
50.2
27.1
26.7
28.8
8.8
8.5
9.8
3.4
3.1
4.8
5.5
5.3
6.4
注)*印は、高齢割合の高低により高齢患者の入院期間の分布に統計学的な有意差があることを示す。*印の数により、**印は1 %、***印は0.1 %の有意水準を示す。なお、*印を付していない箇所は、有意差がみられなかった。


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