３ 「単独世帯」と「夫婦のみの世帯」は、世帯主の年齢が高い層で増加

　「単独世帯」と「夫婦のみの世帯」について、世帯主の年齢階級別世帯数の分布を、昭和50年と比較すると、「単独世帯」は、年代を問わず全般的に増加がみられ、「夫婦のみの世帯」でも20歳代後半から増加しているが、60歳代を中心とする年齢層において、増加が顕著である。（図４）
　これを世帯主の年齢階級別に昭和50年と平成２年、平成11年の構成割合で比較してみると、「単独世帯」では「19歳以下」が 16.0％から 9.9％、6.3％へ、「20〜24歳」が 29.7％から 21.1％、15.5％へと減少しており、特に昭和50年から平成２年への減少が著しく、平成２年から平成11年では、引き続きなだらかな減少傾向が続いている。
　また、「夫婦のみの世帯」の昭和50年と平成２年、平成11年の構成割合を比較してみると、「20〜24歳」が 5.4％から 1.2％、0.8％へ、「25〜29歳」が 15.8％から 6.6％、6.1％へと減少しており、一方、「65〜69歳」が 10.8％から 14.3％、17.2％へ、「70〜74歳」が 7.1％から 9.2％、13.7％へ増加している。このように、65歳以上では「夫婦のみの世帯」の増加傾向がみられる。（表３）

図４ 世帯主の年齢階級別にみた単独世帯−夫婦のみの世帯数の年次比較（昭和50年、平成11年）

表３ 世帯主の年齢階級別にみた単独世帯−夫婦のみの世帯数の構成割合の年次比較（昭和50年、平成２年、平成11年）

(単位：％)

年齢階級	単独世帯			夫婦のみの世帯
	昭和50年	平成２年	平成11年	昭和50年	平成２年	平成11年
総 数
（推計数：千世帯）	(5 991)	(8 446)	(10 585)	(3 877)	(6 695)	(9 164)
	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0	100.0
19歳以下	16.0	9.9	6.3	0.1	0.1	0.0
20〜24歳	29.7	21.1	15.5	5.4	1.2	0.8
25〜29	15.3	11.5	10.7	15.8	6.6	6.1
30〜34	5.0	5.7	7.6	8.1	5.7	6.2
35〜39	3.5	5.4	5.2	4.2	4.4	4.0
40〜44	3.3	5.7	4.2	4.4	4.0	2.6
45〜49	4.1	5.1	5.9	6.5	4.9	3.9
50〜54	4.1	5.1	6.3	8.4	7.8	6.3
55〜59	4.4	5.6	6.2	10.6	14.0	11.3
60〜64	4.4	5.8	6.4	13.3	18.1	15.2
65〜69	4.1	6.0	6.8	10.8	14.3	17.2
70〜74	2.9	5.6	7.2	7.1	9.2	13.7
75〜79	2.0	4.4	5.9	3.8	6.2	6.8
80歳以上	1.2	3.1	5.7	1.5	3.6	5.7

注） 「総数」には、年齢不詳を含む。