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2 特定年齢の生存数と寿命中位数


 平成8年簡易生命表によると、男女それぞれ10万人出生に対して65歳の生存数は男83,945人、女92,072人となっている。これは65歳まで生存する者の割合が男で83.9%、女で92.1%であることを示している。同様に、80歳までは男で50. 0%、女で71. 9%が生存する。
 その年次推移をみると、40歳まで生存する者の割合は、すでに高原状態であるのに対して、65歳まで生存する者の割合、及び80歳まで生存する者の割合は、なお増加傾向にある。(表3、図1)
 また、その年に生まれた者のうちの半数が生存すると期待される年数を寿命中位数といい、平成8年においては、男が80.01年と初めて80年を超え、女が86.38年である。(表4)

表3 生命表上の特定年齢まで生存する者の割合
(単位:%) データ取得
暦年
 
 男  女 
40歳65歳80歳40歳65歳80歳
昭和2268.039.89.570.949.117.3
25−2781.855.116.683.262.826.1
3087.061.820.089.070.631.9
3589.764.820.192.275.233.8
4092.669.122.695.080.038.4
4593.772.126.196.182.643.0
5095.176.833.296.986.150.7
5596.179.437.897.688.557.0
6096.781.142.898.090.163.0
平成297.182.646.998.391.367.8
397.282.847.598.391.468.6
497.282.847.598.391.569.0
597.382.947.798.491.669.3
697.383.448.998.491.970.6
797.283.348.298.491.670.2
897.483.950.098.592.171.9
注1:平成2年まで及び平成7年は完全生命表による。
注2:昭和45年以前は、沖縄県を除く値である。
注3:生命表作成時点における死亡状況を一定不変とした場合の状況を表しており、現実の生存者の割合とは異なっている。
  
図1 生命表上の特定年齢まで生存する者の割合  データ取得
データ取得
表4 寿命中位数
  (単位:年) データ取得
暦年
昭和2259.2864.45
25−2767.2271.31
3069.7974.19
3570.6675.44
4072.0077.04
4573.1078.19
5075.3180.17
5576.6981.75
6078.0683.38
平成279.1384.71
379.2985.06
479.2985.19
579.3585.27
679.6785.72
779.4985.73
880.0186.38

注1:平成2年まで及び平成7年は完全生命表による。  
 2:昭和45年以前は、沖縄県を除く値である。  



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