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長野パラリンピックの競技の概要・見どころ


1.アルペンスキー

○競技の概要

 滑降、スーパー大回転、大回転、回転の4種目があり、オリンピックで行われる複合種 目は実施されません。
 各種目とも障害の程度に応じて、12クラスに分けられ、片上肢に障害のある選手は、2本のスキーと1本のストック、両上肢に障害のある選手はストックなし、片下肢に障害 のある選手は、1本のスキーとストックの先に短いスキーがついた用具(アウトリガー)、両下肢に障害のある選手は、1本のスキーの上に椅子をのせたチェアスキー(シットスキー)を使用して滑走します。
 また、視覚に障害のある選手は、ガイド(前進する方向を指示する人)が伴走して競技 が行われます。

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2.クロスカントリースキー

キャラクター ○競技の概要

 種目は、大きく分けてクラシカル走法とフリー走法の2種類があります。両者の違いは、スケーティングという走法が、クラシカル走法では認められず、フリー走法では認められていることです。
 障害の程度に応じて、立位(上肢障害者、視覚障害者及び知的障害者)の種目は10クラス、座位(下肢障害者)の種目は2クラスに分けられて行われます。そのほかに国別対抗のリレー種目も行われます。
 アルペンスキー同様、障害に応じた用具を使用しますが、シットスキーについては、2 本のスキーを使用します。
 なお、はじめて正式に参加することとなった知的障害者のクラスは、男子5kmクラシカル及び10kmフリー、女子5kmクラシカル及び5kmフリーの4種目に加え、男女とも5kmクラシカルの成績上位の選手による長距離(男子20kmクラシカル、女子15kmクラシカル)も実施されます。


3.バイアスロン

○競技の概要

 クロスカントリースキーと射撃を組み合わせた競技です。2.5kmのコースを3周し、1周するごとにエアーライフルを使用し、5発ずつの射撃を2回、伏射(うつ伏せになって撃つ)で行います。標的(肢体不自由者クラスは25mm、視覚障害者クラスは30mm)までの距離は10mであり、標的を外した場合はペナルティタイム(1発につき1分)が加算されます。
 障害の程度に応じて11クラスに分けられ、スキー用具は、クロスカントリースキーと 同じものを使用します。
 視覚に障害のある選手の射撃は、電子音響照準装置(音の高低により照準を合わせる装置)を使用し、音を頼りに行います。

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4.アイススレッジスピードレース

キャラクター ○競技の概要

 下肢に障害のある選手を対象とし、スケートの刃のついたそり(スレッジ)に乗り、両 手に持ったスティックで氷を掻いて前進しタイムを競います。
 種目は、男女とも100m、500m、1000m、1500mで、スピードスケートと同じように二人ずつの組で行われ、全選手が滑走した後に、タイムによって順位が決定します。
 障害の程度によって2クラスに分けられます。


5.アイススレッジホッケー

○競技の概要

 下肢に障害のある選手を対象とし、スケートの刃のついたそり(スレッジ)に乗り、両手に持ったスティックで氷を掻きながら行うアイスホッケーです。アイスホッケーと同じく防具で全身を固めた1チーム6名の選手で行われ、競技中は自由に選手の交替ができます。
 試合は3ピリオドからなり、各ピリオドの競技は15分間で行われます。

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