衛 乳 第 ５５ 号
平成１２年３月２７日

都道府県
各 衛生主管部（局）長 殿
政 令 市

厚生省生活衛生局乳肉衛生課長

　今般、宮崎県において牛の口蹄疫の疑似患畜が確認され、所要の防疫対策が進められているところであるが、本疾病に感染した食肉等が流通することのないよう、家畜衛生部局及び関係都道府県との連携を図り、と畜検査の徹底等よろしくお願いする。
　また、防疫対策の実施については、農林水産省畜産局長から各都道府県知事に対して別添（略）のとおり通知されているので、家畜衛生担当部局からの協力要請があった場合には特段の御配慮をお願いする。
　なお、家畜衛生及び食肉衛生部局の検査により、当該疾病に感染した又はその疑いのある食肉又は牛乳等は出荷されていないことが確認されており、現在流通しているものについては問題がないことを申し添える。

衛 乳 第 ５１６号
平成１２年３月２８日

　　都道府県知事
各　　　　　　　　　殿
　　政 令 市 長

厚生省生活衛生局長

　標記については、「口蹄疫の疑似患畜の確認について」（平成１２年３月２７日付け衛乳第５５号）により、その対応についてお願いするとともに、現在流通しているものについては問題がないことをお知らせしたところであるが、一部の流通関係者において、未だ食肉の安全性を懸念しているとの情報もある。
　ついては、口蹄疫に関しては、過去に食肉、乳等を原因とした感染事例の報告はなく、公衆衛生上の問題はないとされていること、及び今回の事例においては当該疾病に感染した又はその疑いがある食肉、乳等は出荷されていないことから、現在流通している食肉、乳等については食品衛生上の問題はないことをと畜場関係者、食肉、乳等の流通関係者及び一般消費者等に十分周知するとともに、過度の対応をとることがないようさらに指導方よろしくお願いする。

厚生省生活衛生局乳肉衛生課 道野補佐
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