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採用案内

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先輩からひとこと一覧(厚生省)

現所属部局 氏名 入省年 試験区分
社会・援護局施設人材課 高鹿 秀明 平成10年 I種法律
年金局年金課 若林 健吾 平成10年 I種法律
生活衛生局企画課生活化学安全対策室 飯村 康夫 平成10年 I種薬学
生活衛生局水道環境部環境整備課
産業廃棄物対策室産業廃棄物係長
塚田 源一郎 平成8年 I種土木
年金局数理課数理調整管理室 鈴木 健二 平成10年 I種数学
医薬安全局監視指導課 小林 秀幸 平成9年 医  学
生活衛生局食品保健課 椛本 智志 平成11年 獣  医
児童家庭局育成環境課児童手当管理室 遠藤 淑子 平成8年 II種行政
大臣官房障害保健福祉部障害福祉課 内野 英夫 平成9年 II種行政
医薬安全局血液対策課 石井 朋之 平成10年 II種行政
大臣官房会計課福利厚生室 佐々木 征樹 平成11年 II種行政

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○ 社会・援護局施設人材課 高鹿 秀明(平成10入省 I種法律)

 あっという間に2年が経ちました。私の所属する社会・援護局では、今、「社会福祉基礎構造改革」に取り組んでいます。この改革は、介護保険制度が導入された高齢者福祉の分野にあわせて、障害者福祉の分野でも利用者(障害者)自らが福祉サービスを選択し利用できる制度を導入するとともに、利用者(高齢者、障害者等)が適切にサービスを利用できる仕組みを作ろうとするものです。この改革を行うための法案が今国会に提出され、審議されています。私は入省と同時に社会・援護局に配属され、幸運にも、新しい制度を構築する場に携わることができ、充実した2年間を送ることができました。
 新聞に厚生行政に関する記事が載らない日はないと言っても過言ではありません。これは、厚生行政に、国民生活に直結する重要な課題が山積し、国民の注目が集まっていることの表れだと思います。解くのは難しいが、それを解いた時には大きな喜びがある。そんな課題に取り組みたいと思う方は、是非、厚生省を訪ねてみてください。

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○ 年金局年金課  若林 健吾(平成10年入省 I種法律)

 自分にとってやりがいを感じる仕事、ふさわしい仕事とは何でしょうか。あとから転職もできますが、できれば最初から自分に一番あった仕事をしたいと思うものです。就職に際して何を重視するかによって進む道は違ってきます。ある人は賃金を、ある人は福利厚生を重視するでしょう。残念ながらこういった面では、厚生労働省は物足りない職場になるかもしれません。でも、ここには、決して恵まれているとはいえない環境の中でやりがいを感じて働く人間が大勢います。厚生労働省の仕事が対象にしているのは、家族、友人といった「人」です。そしてその仕事は、年金・医療・介護・失業対策など、本格的な少子高齢化の到来という社会構造の変化の中でまさに国の重要施策となっているものです。困っている人を何とかしたいという誰もが持つ思いを胸に、大きな政策の策定に携われるチャンスは他では得られない貴重な経験です。皆さんのこれまでの人生を振り返ってみて、そういう思いに共感できる人、そういう充実感を得たい人、厚生労働省を一生の選択肢に加えてみませんか。

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○ 生活衛生局企画課生活化学安全対策室  飯村 康夫(平成10年入省 I種薬学)

 厚生省に薬系技官として採用されますと医薬品に関連した仕事が中心となりますが、私の所属している生活衛生局は、医薬品に関することではなく、食品の安全性確保、化学物質問題や廃棄物問題等を扱っており、生活化学安全対策室は、このうち、化学物質の安全対策を行っている部署です。
 化学物質の安全対策といって皆さんが思い浮かぶのは、ダイオキシン類、内分泌かく乱化学物質やシックハウスといった最近話題になっている問題かと思います。これらの問題には、多くの方が不安を抱き、早急に解決されるように願われております。そういった期待に応えるべく、日々頑張っているところです。
 そのほかにも、当室では人の健康を損なうおそれがある化学物質の規制、新規化学物質の審査、家庭用品の安全対策、世界中で大量に使用されていながら安全性の知見がほとんどない化学物質の国際的な安全性点検事業への参加等を行っております。
 確かに仕事は大変ではありますが、やりがいは、いやというほどあります。学生の皆さんには行政の仕事は、想像がつかないでしょうが、興味を持たれている方は、是非、厚生省にいらしてみて下さい。

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○ 生活衛生局水道環境部環境整備課産業廃棄物対策室産業廃棄物係長  塚田 源一郎(平成8年入省 I種土木)

 私が所属する水道環境部においては、現在、大きな社会問題となっている「ごみ問題」に対して全力を挙げて取り組んでます。循環型社会を構築するため、ダイオキシン汚染、産業廃棄物の不法投棄の横行などの諸問題を抜本的に解決し、廃棄物処理に対する国民の不信感を払しょくすることが喫緊の課題であり、そのための各種施策の企画・立案を行っているところです。
 厚生省においては、様々な職種の人たちが、それぞれの専門性を活かし、一定の役割分担をしながら多様な課題に対して共に取り組んでいます。とはいっても、実際の業務内容について、明確な線引きがあるわけではありません。大学で学んだ専門知識をベースとしながら、様々な経験を重ねることにより、自分の知識の幅を大きく広げることができる職場だと思います。大変な作業をこなさなければならないことも度々ありますが、それにより得られる充実感・やりがいは他に代え難いものがあるはずです。

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○ 年金局数理課数理調整管理室  鈴木 健二(平成10年度入省 I種数学)

 少子高齢化が急ピッチで進行しているわが国において、将来のあるべき社会保障施策を見極めていくことは非常に重要なことです。とりわけ年金制度では施策の急ハンドルを切れないことから早め早めの対応が必要となるわけですが、その際、将来の姿を的確に掴むといった作業が不可欠となってきます。
 私の所属する年金局数理課では、少なくとも5年に一度行われる「財政再計算」と呼ばれる作業を通じて年金財政の将来見通しを作成するとともに、制度の企画・立案にも深く関わっています。財政再計算では種々のデータを基にシミュレーションという手法により将来の姿を明らかにするわけですが、この数理的な厳密さがあって初めて制度の安定が図られることになるのです。
 学生時代に培った「数理的な考え方」が現実的な制度に活かされる醍醐味をあなた自身で味わってみませんか。行政はそういった人材を求めています。興味がおありの方は是非厚生労働省にいらしてください。

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○ 医薬安全局監視指導課  小林 秀幸 (平成9年入省 医学)

 厚生省には100人以上の医師及び歯科医師の資格を持つ医系技官が勤務しており、生活習慣病や感染症、臓器移植、老人保健、母子保健、障害福祉、食品保健、環境保健、国際医療協力など様々な領域で、医学の専門的な立場から政策づくりに取り組んでいます。
 例えば、私は現在、監視指導課において各医療機関で医療法等の法令に基づいた適正な医療が提供されているかを確認する業務を行いつつ、安全対策課において医療放射線管理や院内感染対策の企画立案に携わっています。放射線や抗生物質なくして医療は成り立ちませんが、使用を誤ると放射線障害や院内感染の蔓延などの問題が生じます。このように、保健医療の問題では安全性や有効性が常に厳しく問われるので、行政官は施策を進めるに当たって科学的根拠に基づき安全性や有効性をきちんと評価する必要があります。
 責任の大きさを日々痛感していますが、同時に大きなやりがいも感じています。保健医療行政に関心のある皆さん、是非厚生省にいらしてください。

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○ 生活衛生局食品保健課  椛本 智志(平成11年入省 獣医)

 就職活動中の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。もう進むべき進路を決めて、それに向けて活動を行っている人もいれば、まだ何も決めていない人(たぶんこっちの方が多いでしょう)もいるかと思います。
 獣医系の就職先としては臨床系と公衆衛生系の2つに大きく分けられることは皆さんもご存じかと思いますが、厚生省の仕事は当然公衆衛生系に入ります。では実際何をしているのでしょうか?…はっきり言ってしまうと私にはわかりません。というよりも、様々なことに獣医系の人々がかかわっていて、これをしていると一言ではいえないからです(私の勉強不足もあります)。といっても参考にならないでしょうから、私の知ってる限りで具体的な例を挙げると、食中毒事件の処理、食肉・魚の衛生指導、人畜共通伝染病、遺伝子組み換え食品、輸入食品の監視などです、その他にもWHOなどの国際機関に出向している人や、発展途上国で衛生指導をおこなっている人などがいます。
 参考になったかどうかわかりませんが、少しでも興味を持っている方、もしくは私のコメントを呼んで受験してみようと思った方(たぶん大部分の人?)は、気軽に訪ねて来て下さい、意欲と情熱をもって取り組んでくれる人をお待ちしております。

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○ 児童家庭局育成環境課児童手当管理室  遠藤 淑子(平成8年入省 II種行政)

 厚生省は、年金、福祉、医療等、広い分野を所管しており、マスコミでとりあげられることも多く、皆さんも目にすることが多いのではないでしょうか。
 私は現在、児童家庭局で仕事をしております。児童家庭局は児童の健全育成や保育、母子保健対策などを所管しており、最近では少子化対策や児童虐待問題などが注目を集めています。
 私が所属する児童手当管理室では、今年度、少子化対策の一環として児童手当制度の改正を行いました。この改正も世間の注目を集めたところであり、自分の関わっていることが新聞やテレビでとりあげられているのを見るのは感激でした。
 これからの社会人生活に向けて、いろいろな希望や夢をお持ちのことと思います。若いエネルギーを厚生省で燃やしてみてはいかがでしょうか。

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○ 大臣官房障害保健福祉部障害福祉課  内野 英夫(平成9年入省 II種行政)

 就職活動ご苦労様です。
 私は平成9年に採用され、平成12年4月から大臣官房障害保健福祉部障害福祉課に配属になりました。主な業務としては、障害者プランに基づき障害者が地域で共に生活するための支援や社会的自立の促進、生活の質の向上を目指すなどのために、社会福祉施設の整備やその運営に関すること、地域で実施されている事業の支援などを行っています。また、新たな事業の立案・作成等をし障害者の方々が利用しやすい制度を造るのも重要な業務の一つです。そのための大蔵省に対する予算要求や、成立した予算の地方自治体等に対する執行のための事務、あるいは自治体からの事業の実施にあたっての問い合わせなどがあり、非常に多忙な毎日を過ごしています。しかし、それらの仕事が障害を持つ人々のよりよい生活につながることを考えると非常にやりがいを感じます。
 私は入省以来福祉の分野でしか仕事をしていませんが、厚生省では他にも年金、保険、医療など様々な業務を行っています。それぞれの分野がすべて人の役に立ち、とてもやりがいのある仕事だと思います。是非、一度厚生省を見に来て下さい。
 暑い季節ですが気力を充実させて残りの就職活動期間を悔いの残らないようにがんばって下さい。

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○ 医薬安全局血液対策課  石井 朋之(平成10年入省 II種行政)

 ホームページをご覧の皆さんこんにちは。私の配属された医薬安全局は、医薬品の承認から副作用対策・薬事監視・血液対策、はたまた麻薬取締まりと、薬事行政全般を担う局です。
 私は、当初老人福祉行政に携わりたくて厚生省を志望していたので、初めは薬事行政といわれても正直ピンときませんでした。でも、仕事をしていくうちに有効な薬がないために困っている患者の方や副作用で苦しんでいる方の切実な話を聞いていくうちに、薬事行政の重要さを肌で感じるようになり、仕事に関しても他人の役に立つ仕事をしているんだという意識のもとやりがいをもって仕事に臨んでいます。
 このホームページをご覧のみなさんもそれぞれ自分なりに興味のある分野はあるでしょうが、私のように現場に立ってみて視野が広がるということもあると思います。そういう意味では厚生省は、福祉行政から公衆衛生行政、医療・薬事行政と所管事項が広いため自分の志す道の選択肢を広げるうえでも、良いところだと思います。
ですから、厚生行政を志す方はもちろん他の道を考えている方も是非1度官庁訪問や見学を活用して、現場の状況を見聞きしてみることをお薦めします。

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〇 大臣官房会計課福利厚生室  佐々木 征樹(平成11年入省 II種行政)

 皆さん、厚生省と聞いてどのような仕事を想像しますか?おそらく、大半の方は老人福祉や医療といった局の仕事ではないでしょうか。私の属する大臣官房はそういった仕事に直接的に携わるのではなく、省全体に関わる業務を行っています。
 私の今の仕事は、厚生省共済組合の運営です。厚生省共済組合とは、省職員のために医療保険制度や年金制度の運営等を行っており、「厚生省の中のミニ厚生省」と言えます。 私は老人福祉行政に興味があり入省したのですが、今の仕事を通して、医療保険・年金・介護保険・児童手当拠出金等、様々な局に関係する仕事ができ、最初の職場としてとても幸運だったと思っています。
「厚生省」と一括りにしてみても、その中で行われている仕事は多種多様です。今後の官庁訪問等によって、「厚生省」について少しでも多くのことを知ったうえで皆さんに志望していただけたら、と思います。

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