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5.遺伝子導入法の特徴



 遺伝子導入法

      長所

      短所

レトロウイルスベクター

・染色体に組み込まれる(長期発現)
・大量生産が容易
・安全性(挿入変異/RCR)
・非分裂細胞に導入できない
・力価が低い

アデノウイルスベクター

・高力価
・非分裂細胞に導入できる
・発現が一時的
・抗原性(2回使えない)
・細胞障害性(免疫原性)

AAVベクター

・非病原性
・染色体に組み込まれる
・非分裂細胞に導入できる
・大量生産が難しい
・大きさの制限
・力価が低い

HIVベクター

・リンパ球への特異的導入
・非分裂細胞の染色体に組み込まれる(長期発現)
・病原性
・大量生産が難しい

リポソーム

・非ウイルス性・細胞障害性
・導入効率が低い

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