98/06/22 第3回障害者スポーツに関する懇談会 第3回 障害者スポーツに関する懇談会 議  事  録 厚生省大臣官房障害保健福祉部企画課社会参加推進室    第3回 障害者スポーツに関する懇談会議事次第 日 時 平成10年6月22日(月) 14:00〜15:40 場 所 厚生省 特別第二会議室   1 開 会  2 議 事     討 議       「障害者スポーツに関する懇談会」報告書について  3 その他  4 閉 会 〔出席委員〕     青 木 委 員  牛 窪 委 員  大 森 委 員 大日方 委 員 川 原 委 員  中 川 委 員  中 島 委 員  乳 井 委 員 初 山 委 員  藤 原 委 員   〔オブザーバー〕     岡崎理事(JOC) 〔欠席委員〕     八木委員     ※同委員より、代理として岡崎JOC理事の出席の申し入れがあった。 ○大森座長  定刻でございますので、私どもの懇談会としては最後の懇談会を開かせていただきま す。  最初に事務方から出席等についての御報告をいただきましょう。 ○事務局  本日は、八木委員を除きまして全員御出席をいただいております。 ○大森座長  きょうは文部省の方からもお見えくださっていますけど、八木さんが御都合が悪うご ざいまして、代理として岡崎さんがお見えくださっていますけど、事務次官の懇談会で ございまして、個人として委員に就任していただき参加していますので、恐縮でござい ますが、きょうはオブザーバーということでお願いします。ただし、ご関係が深うござ いますので、オブザーバーとして、どうぞ御発言してくださってもいいという御了解で いきたいと思います。よろしゅうございましょうか。 ○岡崎(JOC)  岡崎でございます。 ○大森座長  よろしくお願いいたします。  それでは、先回、皆さん方とのお約束で、事務方から、本懇談会の報告について、た たき台を作成していただきまして、事前に皆さん方にお送り申し上げ、それについて御 意見をいただいたものを入れ込んだ形で、きょう報告の(案)を御提示申し上げること になります。そして、これから御審議いただきますけど、大筋きょうこれで御了解いた だければ、あと修文等、若干の手直し等につきましては、私と事務局の方へお任せいた だくという御了解で議論を進めさせていただければと思っています。  きょうは、これまでの意見を資料として用意していただいていますが、報告の本文に ついて、全文読み上げていただきますので、その上で御意見をいただければと思います それでは、事務方よろしくお願いいたします。 (三友社会参加推進室長より「障害者スポーツに関する懇談会報告(案)」朗読) ○大森座長  ありがとうございました。皆さん方の席上に資料2、資料3、資料4がございます。 それぞれ、これまでの意見とどういう方からどういう追加意見が出てきたかということ がおわかりいただけるようになっています。  今お読みくださいましたように、アンダーライン引いているところが、皆さん方にお 届けした後、意見として出てきたものを事務方で織り込んで修正してくださった部分で ございます。それを含めて、これから少し御意見を伺いたいと思います。  きりのいいところで、区切ってまいりたいと思います。全体を念頭に置いてくださっ て、個別問題について御意見があればお出しいただくということで、初めの方からまい ります。「はじめに」というこの文章、何かお気づきの点ございますでしょうか。  私も意見言っていいのでしょうか。「はじめに」のところ、ちょっと「つや」という か、何か一言足りないなという印象があって、先ほど事務方に寄ったときに、「感動を 与えた」とか「希望を与えた」、どうしてなのかということを一言、二言入れたらどう かなという意見を持ちました。最初のところが書き出しなものですから、書き出しのと ころの文章としてはちょっとそっけなさすぎるというのが私の感じです。私の責任でも あるのですけれども、一言、何かそれらしき文章を入れたいなというのが私の感じです 御意見があったらお出しいただくことにいたしましょう。よろしゅうございますか。  2ページ以降の1の大きな意義に当たる部分ですけど、まず、そこについて何か御意 見ございますでしょうか。言葉遣い等、よろしゅうございましょうか。 ○中川委員  2ページの終わりから3ページに関係することなんですが、私、手書きで送らせてい ただいた意見では少し表現を変えてみたのですけれども、例えば3ページの一番上の 「障害者スポーツ」、「さらに競技としての障害者スポーツ」。「障害者スポーツ」と いう言葉をここで使うのにどうもまだひっかかりがあるんですね。  なぜかといいますと、題目で言う「障害者スポーツ」というのは、私は障害のある人 たちがいろいろ関係するいろんなレベルでの、レベルというのはリハビリテーションの 段階もあるでしょうし、競技の段階もあるでしょうし、そういうスポーツだと思うので すが、この3ページの上の方では、「生活の中で楽しむことができる」と書いてありま すので、そういう頭書きでくれば、あえて「障害者」という言葉をここの2つでは使わ ない方がいいのではないかという気持ちが強いんですね。 ○川原委員  そうですね。 ○中川委員  御検討いただきたいと思います。ただ、いきなり「スポーツ」でよろしいのではない かと私は思います。 ○大森座長  「できるスポーツ、さらに競技としてのスポーツ」。それで十分意味通じますよね。 ○中川委員  いいのではないかと思います。 ○大森座長  ちょっとしつこいかもしれない。 ○中川委員  あえて「障害者」と言ってしまいますと、ちまたの中では、もしかすると、障害者の 人たちがやっている特別な種目。一般の人が参加できないような種目のことをイメージ する危険性もあるので避けたいなという気持ちが強いんです。 ○大森座長  わかりました。ちょっと考えてみましょうか。取ってよければ、取った方がすっきり するかなと、咄嗟にはそう思いますので、そこは一応取りうるものならば、取るような 方向で修文を考えるというようにいたします。  ほかに何か、1のところでお気づきの点ございますでしょう。よろしゅうございまし ょうか、ここは。  それでは、2の方に入りまして、3ページのところの「(1)基本的な考え方」で何 かお気づきの点ございますでしょうか。  大体御意見集約されてきたのではないかと思いますので、お気づきの点があれば、ま た出していただくことにいたしまして、4ページの「(2)具体的課題」の方に入りま すので、ここは幾つか個別問題になっていますので、簡単に1)とかというふうにお聞き してまいりますので、どうぞ、御意見があれば出してください。  「1) 指導者の養成確保」、ここはいかがでございましょうか。 ○藤原委員  言葉なんですけれども、「障害者スポーツ指導員」というのと「指導者」を意識して 使い分けをしてあるのかどうかということなんですが、「指導員」とやりますと、多少 協会の資格をあらわしていて、「指導者」というと広くあれを指していると思うので、 もし、特定の者を指してないとすると、前の3ページの真ん中あたりにもあるのですが 「地域における障害者スポーツ指導員」というのも「指導者」になるならした方が、そ れから、4ページの4〜5行目のところもあたりも「指導者」にしておいてもらった方 がいいのではないか。  私ども関係者からすると、「指導員」と言われると、どの人を指しているというよう な感じについとれるものですから、意識をされてされているのかどうか、ちょっと気に なります。 ○大森座長  ここは事務方どうですか。 ○三友社会参加推進室長  意識をしていまして、「指導員」というのは、初級、中級、上級という資格を持って いる者という意味を込めて、今、指導員制度があるわけでして、それを「指導員」とい うふうに障害者のスポーツについては書いたわけです。一般の方は、「指導者」という ふうに通常使っているということでございまして、「指導者」と書かせていただきまし た。そういう意識の区別がございます。 ○藤原委員  確かに体協の方も「スポーツ指導員」と「地域スポーツ指導者」ですか、そちらは 「スポーツ指導員」を使われていると思いますが、上級、中級、初級3つを含めて、こ の「指導員」というのはそうだと。ちょっとへ理屈になりますから、くどいなと思うん ですけれども、「スポーツ協会の」と断らないと、「障害者」がついていますけれども 「障害者スポーツ協会」のものは、頭に「障害者スポーツ指導員」という「障害者」は つけてなかった。 ○大森座長  制度的に特定されているものならば、特定されているということが明示された方がい いという御趣旨ですか。4ページの一番初めに「現在、障害者スポーツ指導員について は」。 ○藤原委員  その3つを指しているとすると、「障害者」というのを頭につけてないわけです、制 度の中は。意識してこれをつくっていたそのあれがあるものですから。だから、「障害 者スポーツ指導員」というのはありませんよということになるので、こだわるみたいで すけど、制度そのものもそのままではなしに、話し言葉だというと大変失礼ですけれど も。 ○大森座長  「障害者スポーツ指導員」というのは制度上そういう言い方ではなくて。どうしまし ょう。「障害者にかかわる」とか、そういう表現にしますか。 ○藤原委員  私は「スポーツ指導者」としておけば、解決するのではないかと思うということです 初級、中級、上級という制度があるから、それをということであれば、財団法人何とか 協会の何とかというように頭の辺に断っておくかしないと。あるいは「障害者」という のがついているのは、制度の中には今度はないという、制度の中ですから、それを取っ ても「スポーツ指導員」というようにしてありますので、ということです。 ○大森座長  具体的課題ですから、全部にわたっているから、取っても別に誤解を招かないんだけ れども。 ○藤原委員  余りこだわりませんので。 ○林企画課長  よろしゅうございましょうか。 ○大森座長  はい。 ○林企画課長  4ページの一番上で、例えば「障害者のスポーツ指導者」としますか。とすれば、読 めば、スポーツ協会で行われておるスポーツ指導員のことであると読めるし、通じる。 ○大森座長  「障害者のスポーツ指導者」。 ○林企画課長  はい。あるいは「障害者に係る」の方がよろしいか。 ○大森座長  「スポーツ指導者」でいいんですか。 ○林企画課長  はい。例えば3ページに出てまいりました2の(1)の一番目の段落の下の方にござ います「地域における障害者スポーツ指導員」というのも……。 ○大森座長  「障害者スポーツ指導者」。 ○林企画課長  はい。 ○大森座長  その方がよろしいですか。 ○藤原委員  はい。 ○大森座長  そういう言い方にしましょうか。  それでは、 1)から 2)の方へ移ってよろしゅうございましょうか。  2)の方はいかがでしょう、「スポーツ大会への参加機会の確保」でございますけれど も、よろしゅうございましょうか。そんなに大きな問題ないでしょうか。  「 3)スポーツ施設の整備」でございますけれども、恐縮ですけど、ここの上から4行 目のアンダーライン引いてある「地域の障害者スポーツ指導員」、ここもそうですけど 「指導者の活用や、」と点がありますね。その「活用や」と、どこが「や」の次ですか 「措置」ですか。指導者の活用について検討が行われることが望まれるんですか。どこ に文章がつなぐのか、ちょっと分かりにくい、長いものだから。「活用や」、措置につ いての検討が行われることを望まれるんですか。 ○三友社会参加推進室長  「の検討が行われることが望まれる」と。 ○大森座長  「検討」にかかるんですか、「や」が。 ○三友社会参加推進室長  はい。 ○大森座長  ちょっと長いな。こういう文章はっきりしてないので、何とかできませんか。文章の ことにこだわり始めるといけないんだけど、いかにもこの文章はわかりにくいでしょう 「活用」とどこまで。いずれにしても、検討が望ましいんですね。 ○三友社会参加推進室長  はい。 ○大森座長  そしたら、どこか文章切っちゃっていいのではないでしょうか。「また」とすればい いんだから。文章長いので、直しても文章の意味が変わらないように少し修文をさせて いただいていいでしょうか、ここの部分。  それから、その次の段落ある「中心都市毎」、これわかりますか。普通、自治体関係 者等が読んだときに「中心都市毎」、大丈夫でしょうか。ふっと不安に思ったんですけ ど、どこのことかわかるかどうか。「拠点スポーツ施設を中心都市毎に定めていくよう にしていくことや」。 ○中川委員  「中心に」と、「に」という助詞が抜けているのではないか。 ○大森座長  「中心都市」なんじゃないんですか。 ○三友社会参加推進室長  「中心都市」なんです。 ○中川委員  「中心に」じゃないんですか。 ○大森座長  「中心都市」。 ○川原委員  「主要な都市」という意味じゃないですか、ある程度大きな。 ○三友社会参加推進室長  それは、例えば都道府県の県庁所在地のような都市は中心都市ですし、あるいは県庁 所在地でなくても都道府県も幾つかの地域に分かれます。福島県であれば、会津であり ますと、中通りとか、浜通りとか、そういう地域にあってはそれぞれの地域の中心都市 というのはどこかというのもあるわけでして、そういうようなことも少し含めて「中心 都市」というふうに言っています。 ○大森座長  しかし、これは問い合わせが来ますよ。ここに書いてある中心都市かと来ますので、 今のようなお答えで大体いいと思うんですが、何かこれだけだと今のような疑問がただ ちに起こりますよね。課長さん。 ○林企画課長  「一定の地域ごとに」。一定だと、また大きさがわからないですかね。 ○三友社会参加推進室長  「主な都市」と。 ○大森座長  その方がわかりやすい。「中心都市」というのは余り成熟している言葉ではない、普 通に。制度上の言い方ではないでしょう。制度上の言い方というのはわかるんですよね 県都は制度的な言い方かどうかちょっと怪しいですけど、県都ならわかると。中核市な らわかるということになっていますけれども、「中心都市」は一般的な表現なので、す ぐ問い合わせが来てしまう。「地域の中心的な都市」、そのくらいにぼやかすと大体わ かると。それでは、そこの「中心都市」の言い方に微妙な修正を加えさせていただきま す。よろしいでしょうか。   3)のところ、何か御意見ございましたら。どうぞ、大日方さん。 ○大日方委員  今のところなんですが、「障害者である選手」でちょっとひっかかったんですが、こ れはいわゆる競技をやっている障害がある選手のための、競技を練習するスポーツ施設 というものでしょうか。それとも、今までにも、例えば多摩のスポーツセンターである とか、王子のスポーツセンターというのは、東京都の障害を持っている人がスポーツを 楽しむためにあるわけですね。ほかにもそういうものがあるわけで、そういう同じよう なものを各地域につくることをイメージしているのか、あるいはこの言い方だと、多分 「障害者である選手」というのはかなりトップレベルの競技選手を意識したものになる のかなという気がしているんですが、これはもう少しはっきりとした方がいいかなと。 ○大森座長  という御疑問ですけど、ここはどうでしょうか。意外と重要な箇所なんですよね。定 めていくんだから、新設するとは言ってない。文章を細かく読むと。だから、既設の施 設でもそれが可能なように若干手を加えていってもできるわけだから、定めていく。ち ょっと変ですか。 ○大日方委員  すごく当事者から見ると何か不思議な。 ○大森座長  違和感あります? ○大日方委員  ええ。「障害者である選手のため」。 ○大森座長  「障害者である選手」。 ○中川委員  私もここは変だと思うんですが、大日方さんがおっしゃること。なぜ変かというと、 「障害者」と「選手」という名詞が2つダブっているからです。例えば、表現を今変え たいと思うんですが、前にある「障害者」という言葉を外してしまって、「選手とし て」というふうな形で、呼称を単純化させた方がいいのではないか。「選手として、練 習が可能な」というような形。「選手」という言葉も幅が広いですけど、レベルが低く ても「選手」と言っている人もいますけれども。 ○大日方委員  例えば「選手として、練習が可能な」。 ○中川委員  そのくらいににごした方がいいのではないかと思っていますけど、どうでしょうか。 ○大森座長  「障害者である選手のため」というのは、ちょっとここは違和感ありますよね。普通 の言葉遣いとしても。「選手として、練習が可能な拠点スポーツ施設を地域中心的な都 市」。 ○大日方委員  「障害のある選手」とか、その方がまだいいかな。「障害のある選手」とか、「障害 を持っている選手」。 ○大森座長  「である」というのがよくないんですか。 ○大日方委員  だと思います。 ○大森座長  わかりました。そこを少し文章を工夫いたしましょうか。「障害である」、これがよ くない。若干工夫すれば直る。ということにしましょうか、ここは。3)はよろしゅうご ざいますか。 ○大日方委員  すいません。先ほど大森さんがおっしゃった、その手前の一番わかりにくい点は、私 の認識だと、アンダーラインが引いてある先の「一般のスポーツ指導者が障害者スポー ツについても指導できるよう」という、ここが多分重要なんじゃないかと思いますね。 地域の障害者スポーツ指導員というのはもちろん今もいますし、それをますます活用し ていくことが必要だということも1つ。  それと現状では完全に健常者のスポーツを指導する人と、障害者を持っている人のス ポーツ指導者というのは分かれてしまっていますが、今後は一般のスポーツ指導者に、 障害者への理解を深めるとか、障害の特性とか知識、そういったものを付加する形での 指導者の育成、そちらの方向も検討をされるべきではないかと思ったんですが、これは 取り方が違いますか。 ○三友社会参加推進室長  そういう意味で書いたんです。 ○大日方委員  そういう意味。 ○三友社会参加推進室長  はい。 ○大日方委員  そういうニュアンスをわかりやすく。 ○大森座長  1つの文章の中へいっぱい入れ込んでいるからいけない。だから、ちょっと書き分け てみましょうか。活用ということもあるから、そこと、その次に2つ入っていて、「理 解を深める」ということになっているからです。 ○川原委員  3)の前段が多分生涯スポーツのところで、一生涯のスポーツ。後段が選手強化のこと を言っているんじゃないんでしょうか。そうでしたら、選手強化のための練習や拠点と して、そこにまた強化のための指導者を配置すると。そういう内容なんじゃないか。後 段はそういう意図ではないんですか。どちらかというと、あるレベル以上の、ある選手 に対して、こういうことをやるという趣旨なんでしょうか。 ○三友社会参加推進室長  おっしゃるようなことですが、ただ、場を整備したときに、場所だけではだめで、そ こに障害者のスポーツを指導できる体制が、具体的には指導者ですが、いなければ困る ということもあるので、一体のものとして、同時に書いたということなんですね。特に 選手強化のために置くというのではなくて、その公共施設が使えるようにするために置 くという意味で一体的に書かせていただいたと、そういう意味でございます。 ○大森座長  これは切り離すと印象が変わるんですけど、「その際、次の点の検討が行われること が望まれる」というふうに言っちゃって、 1でも 2でも出せますか。ここは目玉として は大きいところなんですよね。だからわかりやすくした方がいい、思い切って。要する に検討が行われることが望まれるわけでしょう。すぐやると言っているわけではないか ら、「次の点の検討が行われることが望まれる」と言って、1とか、2とか、切れると ころを切って、表現をつくっていった方がわかりやすい。 ○中川委員  今のところですが、前段は「障害者がスポーツを楽しむためには」と書き出していま すよね。次のところは「また」で受けていますから、やはり「障害者が」なんだと思う んですね。  私はこのままの形で大丈夫ではないかと思っているのですが、ただ、「また、障害者 が選手として」ぐらいの文章にここを書けば、上と下の関係の「また」も生きた形でき れいな文章になるのではなかろうかと思うんですが、どうでしょうか。 ○大森座長  さっきのところですか。 ○中川委員  はい、そうです。 ○大森座長  わかりました。結構ですね。そのくらいのことで修文してみましょうか。 ○岡崎(JOC)  オブザーバーの場合も発言していいですか。 ○大森座長  どうぞ。 ○岡崎(JOC)  この主要な都市ごとに定めていくということですね、拠点を。これは既存施設の有効 利用の観点として考えてよろしいんですかね。 ○大森座長  そうでしょうね、多分。 ○岡崎(JOC)  それから、その次の、要するに「障害者スポーツに係る医・科学研究機能、指導者養 成研修機能等を兼ねた拠点施設を整備する」とありますが、これは従前の御議論をちょ っと拝見させていただいて、今も御意見がありましたけれども、障害者の方を特化した 科学研究や指導者養成を備えた拠点施設を念頭に置かれているのかどうか、ちょっとそ の辺をお伺いしたいんですが。 ○大森座長  ここ、アンダーラインの箇所ですから、これはどういう。 ○三友社会参加推進室長  そういう意味です。 ○岡崎(JOC)  それは確かにそういう方向で整備されることは大変望ましくていいんでしょうけれど も、大会に向けても、あるいは通常の活動に向けても、障害者と健常者の方のスポーツ 活動を一体化に考えたらどうかという御意見も一部ありますよね。  それとこの科学研究も、もちろん特化されて別の新しい施設ができることはやぶさか ではないのですけれども、今、文部省の方でも「国立スポーツ科学センター」の整備に 着手しておりまして、そこでも一般選手だけではなくて、障害のある方々も含めて対象 とするスポーツ医・科学研究を行うという仕組みができつつあるんですね。 ○加藤(文部省)  はい。 ○岡崎(JOC)  できつつあるということのようですので、その辺との関係をどうするのか、その辺を 少し念頭に置いておく必要があるのではないかなという気はしております。 ○大森座長  「に係る」、この3文字ですね。両方の機能を備えたような施設でもいいし、特化し てもいいのですけど、「に係る」の意味をどうとるかですね。 ○大日方委員  今、この拠点施設の機能として2点挙げられていますよね。医・科学研究と指導者養 成研修機能。もう一点、選手自身が時々使えるような実質的に、例えばナショナル・ト レーニングセンターのような形で、国を代表する選手がちゃんと練習できるような、そ ういう施設がイメージの中に入っているのかどうか。もし入っているのであれば、それ をしっかり入れていただいた方がいいのでは、これだと単純な研究機関とか、そういう ふうになってしまいますので、あるいは、今、岡崎理事がおっしゃっていましたように 本当に特化してやるのか、それとも一緒にできるものならば一緒にという形になるのか ちょっとここのところがよくわからない。 ○大森座長  実際には練習もそういう方々と一緒にやらなければ、実効的にならないですから、当 然これはそのことを含んでいるんじゃないですか。そうじゃない人たちだけで集まって みても仕方ないわけで、ほかのスポーツも全く同じことだと思いますので、それは私は 大丈夫だと思う。 ○大日方委員  障害者スポーツの強化の段階もそうだったんですが、当然のことでもある程度、この 場で言及しておいた方がよいのでは……。やれる部分は一緒にやるんだよというような やれる部分はどういったものか、そのレベルに関しても少し言及しておいた方がいいと 思います。 ○大森座長  なるほど。「選手としての障害者の参加を得て」とか何とかということにしますか。 何か少し工夫する。多分「等」に入っているのだと思うんですけど、今のような御意見 は。その前に、「係る」、これをどうしましょうか。 ○藤原委員  よろしいですか。 ○大森座長  御意見、ここは大事ですから。 ○藤原委員  むしろ、私はここはこのくらいにしておいて、今、ある程度焦点絞った文章にしてし まうと、恐らく時間かかる話だと思いますので、幅広いいろんなとり方ができるようで も、このくらいで、逆にかえってしばらない方がいいのではないかという気がします。 先ほど、この文章のところはおっしゃるとおりだと思うんですけれども、「係る」とい うのは、こういう意味だというようなことで、余りやらなくても、というより、そうし ておいた方が、ゆとりを少し置いておいていただいた方がいいのではないかという感じ がいたします。 ○大森座長  「係る」だから、これ独自のものだけつくると言ってないと。「係る」だから、区別 しない施設でも行いうると、両方読めないことはないのですが、これは霞が関用語でど うなりますか。厚生と文部の方で少しお話してくださって、こういうところの微妙な表 現は両省にかかわりますので。読むとちょっと特化するような印象を与えるでしょう。 恐らく「に係る」というから。うんとぼやかしてしまえば、「障害者スポーツの発展を 図る観点から」というふうにすれば、両方含んでしまうと。両側にたまむし色になって しまう。両側からせめて一番いいものをつくれということになるのだと思うんですけれ ども、これは後で、私どもに任せてもらえますか。                (「はい」と声あり) ○大森座長  よろしくお願いします。  3)のところ、他によろしゅうございましょうか。 ○川原委員  スポーツ医・科学の研究だけでなく支援を加えるよう御意見出させていただきました ここは研究の方がメインに出ているのですけれども、障害者スポーツのクラス分けの問 題だとか、スポーツ障害の予防だとか、いろんな面でメディカルなサポートが非常に必 要だと思うのですが、現在そういうのが充実していれば、特段書く必要はないと思うん ですけれども、その辺が障害者スポーツのこれからの振興にとって重要であれば、どこ かに入れ込んだ方がいいのではないか。これはいかがなんでしょうか、初山先生。 ○初山委員  これは入れていただいてもよろしいと私は思います。 ○大森座長  機能として書いておけばいいわけでしょう。 ○初山委員  表現は別にして。 ○大森座長  表現は別として、機能は幾つかの機能があってもいいですよね。充実したものになる ○川原委員  例えば指導者養成のところ、それから、この施設の医・科学研究。それから、選手強 化のところに強化訓練チームというのがありますが、その中にもそういうドクターが入 った方がいいと思うんですけれども、どこにどう入れたらいいか、私もいいアイディア ないんですけれども。 ○大森座長  大学でも競技スポーツ科ができるそうですから。 ○中川委員  今のことに関係しますが、私、実は個人的なメモ書きにはここのところに、まだ公に してないものですけれども、「将来構想として」の次のところですけれども、ちょっと 難しい言葉かもしれませんけど、「生物科学的・行動科学的両側面からアプローチした 障害者スポーツ」というふうな形で、いろんなものを取り扱えるように書きたいなと思 っていたところなんです。 ○大森座長  「医・科学研究機能」では狭いですか。 ○中川委員  私はそう思っています。ただ単に、例えばお医者さんの名前が出てくるとかというの ではなくて、「生物科学」という言葉と「行動科学」という言葉で両面が入ってくる、 両面のことが必要だという形をとりたいなと思ったところなんです。 ○大森座長  身体運動何とかとか、広く。ここは、しかし幾つかの機能が充実したものを、将来整 備していくことは望ましいですから、今の御意見で機能として何か入り得って充実して いる方向ならば、少し工夫してみましょうか。  それでは、 4)の方へ移っていいでしょうか。「 4) スポーツ組織の育成」、ここも 結構大事な場所でございますが、何か御意見ございますでしょうか。この一番下の「部 署を設けて位置付ける」という部署というのはこれでよろしゅうございますか。 ○三友社会参加推進室長  具体的に担当するような部でありますとか、課でありますとか、係でありますとか、 あるいは委員会でありますとか、そういうような明らかにこういうことを担当するのだ という組織をつくるという意味で「部署」と書いたのですが。 ○大森座長  私もそれでいいと思うんですけど、皆さん方は。 ○大日方委員  「スポーツ協会の中に」というのが適当なのかどうかというのが、私、ちょっと疑問 かなという気がいたしました。というのは、スポーツ協会の役割というのは非常に多岐 にわたっておりまして、検討していく中で明らかになっていたと思うんですが、果たし て、それだけの、「中に」というよりは、もちろんスポーツ協会の方に中心的な役割を 果たしていただくのですが、新たに検討の部署を設けた方がいいんじゃないかという気 がいたしますが、どうでしょうか。 ○大森座長  新しい組織を延長させていくときの手法にかかわっていて、一挙にそういうものを外 に出すような形でできるか思いますが。恐らくそれから発展させて、外に出して、この オリンピックみたいなものというか、大きなものにしていこうという構想になっていた と思うんですね。だから生み出すときにどういう形態をとるか。その最初の形態が余り よくないとなかなか発展しないということもありますので、その御判断によると思って いるんですけど、当面ここで少し芽を出させていただいて、そういう明確に位置づける ことで出発させたらいかがというのが原案になっているんだと思うんですけど。  先生、どうぞ。 ○中島委員  スポーツ協会の中でもこの議論はあるんです。実は内部に設けて1つのセクションと して設けるのか、外に出すのか。しかし、実際問題として外に出すのはなかなか財政的 な問題、その他いろいろございます。だから、少し時間かけて、将来を見通したいい方 向をどういうものだろうということを、今、JOCさんのあり方等も研究しながら、ス ポーツ協会内部でも相当検討していかなければいけない課題だというふうに、実はこれ が終わりましたら検討委員会を設けることにしていますので、その1項目に実は課題と して既に挙げております。十分その辺で検討させていただきたいと思います。また、御 意見等も聞きながら、いい方向に持っていきたいと思っています。 ○大森座長  こういう点で50年やるやつもあるんですよ。だから、もし何かの発展というか、貢献 位置づけて、将来の発展を期するとか、ここだけにとどまらないで、何かやっていくぞ という含みを持った方が本当は、当面でずっとということは絶対あるんですけれども、 やや、将来に向けて新しい芽を出したらやっていくぞというイメージがちょこっとでも 出た方がいいかもしれないので、その辺、事務方で考えてくださいますか。 ○大日方委員  とりあえずこれを見ていると、いつの間にか決まってしまっていたとか、えっ、まだ 検討中とか、何がどうなったかわからないうちに、大変失礼な言い方を承知で言うと、 いつの間にかスポーツ協会の内部だけで決まっていて選手は全然知らない、でも、そう いう結論になったからという事になるのでは。お金がないと言われれば、中の議論はわ かりませんから、「そうですか」と言わざるを得ないけれども、どうかなという……。 現場サイドの意見とかをもうちょっと集約できるような、あるいは今、中島常務おっし ゃいましたけれども、JOCの組織を勉強するときにも、中だけで勉強するよりは、外 からちゃんと委員の方に当事者としてかかわっていただくような、そういうものをしっ かりとここで築いておく必要があるのではないかというふうに思っております。という よりも、これはお願いになるんですけれども。 ○大森座長  位置づけ、「将来の充実・発展を図ることが適当である」とかをつけ加えてみましょ うか。4)のところ、他によろしゅうございましょうか。   5)の「選手強化」でございますが、ここでは何か御意見ございますでしょうか。 ○大日方委員  よろしいですか。 ○大森座長  どうぞ。 ○大日方委員  上から6行目なんですが、「強化訓練チームの体制を競技別団体等に整備することが 必要である」、ここなんですが、委員の中でも意見が分かれるところではあるかと思う んですが、現場サイドの選手側から見る実態を考えますと、競技団体に訓練チームを、 強化訓練の中身をやらせるというやり方ですと、競技別団体がまだ未整備・未分化され ている部分が多くて……。競技別団体に強化を預けてしまうというのはちょっといかが なものかなと。というのは、多分競技別団体というのは障害者の競技別団体というのを 意識していると思うんですが、前々回と前回も検討会にも出ましたが、我々障害者の競 技団体は母体数が少なく、未成熟であったりとか、予算的にも厳しかったりとかして、 ここまで手が回らないのが現状なんですね。それを今までも競技別団体独自でやろうと している団体はありましたが、いずれもうまくいかないんです。それでこういう形に至 ったわけで、長野のパラリンピックにおいては国が手を出して初めてうまくいったわけ です。こういう歴史的なことを考えると、強化訓練チームの体制を競技別団体等に整備 する、これはちょっと違うのではないかと、今までの議論。 ○大森座長  どうすればいいんですか。個人別ですか。 ○大日方委員  強化訓練チームの体制を競技別にまではいいんですが。 ○大森座長  競技別。 ○大日方委員  国が主幹という形で、ナショナルチームでやっていただきたいと。競技別団体に預け るのでなく国がちゃんと統括していただきたい、そういうことなんです。 ○大森座長  ちょっと大きな御意見ですけれども、皆様方の御意見を伺わないといけませんね。 ○中川委員  大日方さん、スポーツというのは国家管理というのは、私はちょっと意見が違うんで すよね。 ○中島委員  今度の長野に向かいましても、3カ年間、平成7年から国で予算化してもらいました が、今、大日方さん言われたように競技団体がしっかりしていないとうまくいかない。 特にアルペンスキーは、身障スキー協会とチェアスキー協会の両方ありまして、そうい うことでスポーツ協会の内部に強化委員会というのを設けて、スポーツ協会が主体的に 強化訓練をやった。こういうことですから、国が直轄でやったということではないんで す。そのように理解していただきたい。 ○中川委員  もう一つだけ。私も意見持っていますし、今、中島さんがおっしゃったことと同じで すが、ここの文章、大日方さんが気にされることがあるならば、私はもとの文章のまま の方がいいんじゃないかと思うんですね。体制を整備することだけで、この「競技団体 等に」という字句を外しちゃって、細則的なことは書かないということの方がいいんじ ゃないかと思います。 ○大森座長  「競技団体等に」とわざわざ入れたところを外そうと。これは御意見出たんだと思う んですけど。 ○藤原委員  私はこういう競技別団体が選手強化というのはやるべきことで、いたし方なく、特に 冬季の場合は、スキーとスケートという、いわば非常に狭い範囲で、スケートの方は競 技団体がなかったということがありますし、スキーの方は2つに分かれておったという こともございましたし、知的障害の方を一緒に面倒見てもらわなければいけないことが あって、スポーツ協会が、私はむしろ出過ぎたのではないかというぐらいに、というの は、長野が終わった後のこのスキー協会、競技団体の立場に立てば、何だか横から出て きてかきまぜて、終わったら、後は、これまでのままというような批判が出ているんじ ゃないかということが今気になっているわけです。  特に夏というんですか、今度のシドニーなどを考えて、スポーツ協会一括、恐らく今 大日方委員のおっしゃったのも、中川さんが心配されるような、いわゆる国家管理をし てくれというようなことを言っているのではもちろんないと思います。 ○大日方委員  そうではないです。 ○藤原委員  もう少し、要するに協議団体がまだ十分育っているとは言えないので、少し気を遣っ てくれというような意味で、言葉が余りにも平たい言葉で恐縮ですけれども、そういう 意味だとは思います。実際にどこかというと、スポーツ協会等に国というのは、その辺 に置き換えて、スポーツ協会でやらなけれはいけないということになっても、スポーツ 協会でシドニーに向けてそれぞれの競技強化ができるのかと言われると、これは今ちょ っと、競技団体の支援はできると思いますけれども、なかなか冬のようなわけにもなか なかいかないだろうという気がいたします。  「競技別の団体等」というのは、こっちへ投げ出してしまうという意味ではありませ ん。やはりここを中心に、それを支援するような形、競技団体の充実を図るようにする べきだという意味だというようにとっていただいたらと思います。 ○大日方委員  今、ちょっと中川さんに誤解されてしまったかと思うんですが、ごめんなさい。私が 言っていた国というのは、国家管理という意味ではないんですが、今までは、長野パラ リンピックのときはスポーツ協会にやってもらった。スポーツ協会にその役割を果たし てもらえればというのはあったんですね。ただ、逆に藤原さんがおっしゃったように、 スポーツ協会ではもう無理だという御意見も理解できます。長野はあくまでも特例にす ぎない。これだと、でも結局は逆戻りなんですよね。  というのは、確かに競技団体、スキーであれば、歴史のある競技団体の内部からス ポーツ協会がトンビのようにおいしいとこどりをしていったという批判が出ているとい うことは重々承知の上なんですけれども、ただ、スポーツ協会が無理だというならば、 逆にここの中にも出ておりますけど、JPCのようなところに専門委員を置いてやるこ とは可能ではないか。そういう意味で、国という言い方は余りにもひどい言い方ですの で、訂正させていただきますが、例えばJPCの中の専門委員会が具体的に競技ごとの 強化訓練を行えないでしょうか、そういうふうに意見を訂正させていただきたいと思い ます。 ○大森座長  事務方、何か御意見ありますか。 ○林企画課長  事務方というか、個人的な意見になるかもしれませんけれども、私は今まで聞いてい まして思いましたのは、これを戻して「競技別団体等に」というのを、もう一度さくっ たらどうかと思います。今いろんな意見ありますけれども、これから、またスポーツ協 会が中心になって御議論を深めていただく過程の中で、スポーツ協会が主導的な役割を 果たしながら、競技別団体がきちんとその中で強化に取り組めるような体制を両々相ま ってつくっていくと、こういう方向でさらに御意見を深めていただいたらというような 感じがいたします。 ○中島委員  私も今、林課長の意見と一緒でございますが、競技団体も幾つもありまして、既にそ こにお願いしてもいいところ、それとやっぱりできないところ、かなり力を入れてあげ なければいけないところ、いろいろあると思いますが、その体制の建て直しというのは やっぱり協会内部でやらなければいけないということで、しかし、主体的に全部スポー ツ協会が前面に出てやるというのは、先ほど藤原委員から出たようなことで無理だと思 いますが、この辺も併せてじっくり協会内部で検討させていただきたいというふうに思 っています。 ○大森座長  藤原さん、そういう御意見出ていますけど、どうでしょうか。つまり、今の段階では 特定せずにそちらの方で少し細かく検討していただいたらどうかと。 ○藤原委員  もちろん結構です。私は方向として、いわゆるオリンピックにしたって、体協なり、 JOCそのものがそれぞれの競技別の強化をしているわけではないと思いますし、ゆく ゆくは競技団体の充実をするという、その方向を言葉の中で強調してほしいという気持 ちがあって言ったわけですので、今、大日方委員が心配なされますように、あるいは中 川委員が心配なさるのは重々承知しておりますので、その辺のところの御理解いただい て、スポーツ協会でも検討していくという発言ございますので、ここを消していただい ても、意図はそういうことですから結構です。 ○大森座長  それでは、これは議事録は残っていますので、恐縮ですけど、ここは「体制を整備す ることが必要である」ということに戻すということにさせていただきます。それで、今 のようなことで、少し細かく、そちらの側で検討していただくということにいたしまし ょうか。ほか、よろしゅうございましょうか。次に5)に移らせていただきます。いかが でしょうか。よろしゅうございますか。  それでは、6)の方に移らせていただきますけど、6)について御意見ございますでしょ うか。 ○中川委員  意見としても出させていただいたのですが、あり方はこれで私はいいと思うんです。 ただ、若干パラリンピックというものも育っていますし、そうであるならば、今ここで も競技スポーツのことが話題になっているわけですから、6ページの下の3行に該当す ることなんですが、全国の身体障害者スポーツ大会、ゆうあいピックの扱いですが、こ のところを少し明確にやはりしておかなければいけないのではないだろうかと思うんで すね。  それはどういうふうに位置づけるかというと、合体していっていいんですけれども、 21世紀初頭に、今までやってきた趣旨、つまり「リハビリテーションの手段として」と いう類の事柄が強く出るように、この2つの大会については位置づけておきたいなとい うのが私の意見です。それは他方に、競技の集会、あるいは競技団体ごとのいろんな集 会が育ってくる。また、育っていくということが背景にありますので、この2つについ ては底辺のものとして位置づけることをはっきりさせておいた方がいいのではないかと いうのが私の意見です。 ○大森座長  そうすると文章上は。 ○中川委員  文章的には、私は下書きには、ここで言うと「21世紀初頭目途に」の後のところに、 あえて言うならば「リハビリテーションの手段としての大会という趣旨を大切にして、 競技性を加味しつつ行うべきである」というふうな文章にしてはいかがかなと思います ○大森座長  「競技性も」としましょうか。 ○中川委員  そこは構いませんけど。 ○大森座長  そのくらいのことでいたしましょう。 ○中川委員  そんなふうにやらせていただきたいと思います。 ○大森座長  はい、わかりました。 6)は他によろしゅうございましょうか。  それでは、 7)の方にいきまして、「競技用具の研究開発・改良」ですけど、ここはよ ろしゅうございましょうか。 ○大日方委員  3行目の「このため、研究者、指導者、選手、製作者などからなる」というこの手前 に「競技別に」というのを一言入れていただけないでしょうか。 ○大森座長  「競技別に」。 ○大日方委員  はい。 ○大森座長  という御意見ですけど、これは競技別にいっぱいばらばらと委員会をつくるというこ ともありますし、アンブレラかけておいて、そこで特別のことが起こったときは、小委 員会ふうにつくって、集中検討した方がいいということがありますので、組織論的にい うと全部別々につくるというふうなイメージを与えるのはちょっと言い過ぎるかなとい う印象ですけど。 ○大日方委員  私のイメージは、例えば競技用具開発委員会みたいなものがあったら、そこに各競技 毎にかなり特質がありますので、それをさらに分化した形で。 ○大森座長  それは「専門の委員会等」というのは多分その御趣旨ではないかと。 ○大日方委員  専門のというのはそっちのことですか。私は競技用具開発専門委員会の方だと思って いたんですが。 ○大森座長  でも、それは競技について検討せざるを得ませんでしょう。一般的にそんなものでき るはずないと思うんですけど、素人から見ても。 ○大日方委員  それが問題なんじゃないでしょうか。 ○大森座長  「専門の」というのはそういうことだと思うんだけど。 ○大日方委員  どうでしょう。 ○大森座長  全体にかかわることも議論し、特定の競技ごとに応じたものも検討するというのが 「専門の委員会等」ではないか。違いますか。 ○中川委員  いや、座長おっしゃるとおりだと私は思います。あえて、いろんなことを細かく書か ないで、アンブレラで本当にいいと思います。具体的なことは、もしかするとですけれ ども、先ほどどこかに出てきましたが、拠点施設というのができてきて変わっていくの ではないかと思いますけど。 ○大森座長  どうしても入れるべきだと言われれば考えますけど、多分御趣旨は生きていると思い ます。 ○大日方委員  今までの歴史的に見ると、夏はわかるけど、冬は全然わからないというような話もあ ったので、そういうことをちょっと念頭に入れて話したわけです。 ○大森座長  そのことは、文面からも大丈夫かと思います。他に7)よろしゅうございますか。 ○乳井委員  7)です。これをここに入れるかどうか、迷いつつ発言するんですけれども、私は長野 のパラリンピックを取材してみて思ったんですが、競技の用具の研究開発は、競技の分 野だけでなくて、例えば高齢者の日常生活に使う器具の軽量化とか堅牢化という面でも 貢献していることを知りました。ここに入れれば焦点がぼけてしまうのかなという気も するんですが、単にそういう競技用の用具の面だけではなくて、今の高齢化社会のお年 寄りが暮らしやすくするための手助けといいますか、そういう器具の開発・改良にも寄 与することになるということを入れたらどうかなという気が「観点からも重要である」 のあたりにしたのですが、今の大日方さんの論議などを聞いていますと、ここに入れる のはちょっとぼけるかなという感じがしないでもない。  それで、もしここに入れないとすれば、一番最初に戻るのですけれども、「はじめ に」のところに、ここは座長が御指摘なさったように、構えがやや小さいと思うんです ね。いきなり今回の「パラリンピック」云々というところから始まるというのは。前段 に今のそういう自立とか連帯とか社会参加、それに求められている社会状況を入れて、 構えを大きくして、「長野パラリンピック」に入っていくというような工夫が必要では ないかなという気がいたします。 ○大森座長  個々人の思っている意欲や能力が開発されて、それがある形をとってあらわれて、そ の形はさまざまだと思うんですね。それが人間らしく人生を送っていくという意味で言 うと、個々人の問題と同時に、ほかの人との関係を含む支援の問題があるというのは、 少し一般的に議論しておいてもいいかなと思っているんですね。 ○乳井委員  そうですね。 ○大森座長  それがあれば、今、御指摘のように、高齢者のものでも、あれは最終的には1人1人 について器具を考えなければだめなんですね。だから、同じようなことが起こりうると 思うんです。一般的な開発がおくれているものだから。何とかして進んでいって、最終 的には1人1人、1対1対応でなければ、このタイプのものはできないですね。一番合 ったものをつくり出すわけですから、その点では似ているんですけど、どこかで一般的 にそういう含みを持っていますということをまえがきでも入れておけば、ここは余り、 ここのところですから、そこに焦点合わせた方がいいと思うんですけれども、御指摘の ことは理解できますので、どこか少し一般的なところで入れさせていただきます。   それでは、他に7)はよろしゅうございましょうか・・・。   無ければ、次の8)「顕彰制度」、ここはどうでしょうか。 ○乳井委員  ちょっとよろしいですか。 ○大森座長  はい。 ○乳井委員  8)のところです。中座しなければいけないものですから、すいません、勝手で。ここ は一読して非常にわかりづらい気がするんです。いろいろ苦労して書いているためにわ かりづらくなっている。中身について、私もどうしたらいいか、にわかにはわからない んですが、2行目から最後までが1つの文章になっちゃっているんですね。 ○大森座長  そうですね。 ○乳井委員  ここはアンダーラインの前段とアンダーライン以降で少なくとも文章は2つに分ける べきであると思います。その上で少し整理する。今のままだと霞が関文学のあいまいさ が非常に出ちゃっているなという気がいたします。 ○大森座長  事務方は、御意見が出てきたので、何とか1つの文章で工夫をされていただきたい。 私も7行が1文というのはちょっと長過ぎるので、どこかで切りうるものなら切った方 がいいと思います。御指摘のとおりだと思います。それは難しくなく出来ると思います のでさせていただきます。 ○乳井委員  そうですね。 ○大森座長  内容的によろしゅうございましょうか。お気づきの点があれば、また出してください  9)の「啓発」のところの箇所はいかがでしょうか。「障害者スポーツの頂点に立つ競 技スポーツ」という表現はよろしかったのでしたか。この7ページの3行目の表現は。 ○藤原委員  「頂点に立つ競技スポーツ」というのはやはりおかしい。競技が頂点ということには ならない。やはり別のものですから、いろんな目的別に競技をする人もあれば、特に障 害を受けている方がリハビリテーションの過程としてやっている人の頂点だと言われる とまずいのではないかと思います。 ○大森座長  複線コースになっていて、それぞれが充実した意味を持っているというのが多分議論 の出発点ではなかったかと思うんですが、事務方、これはよろしいのか、ちょっと私も 気になったんだけど、「競技スポーツが障害者スポーツの頂点に立つ」というふうに言 い切って大丈夫か。全体の趣旨からして少し言い過ぎているのではないか。スポーツを やっていて、ある方々が、最後は競技だ、しかもオリンピックだというのはいいことで すけど、それもあるし、別にそこまでいかなくても違う形のスポーツのラインもあって それぞれ充実していろんなものが行われるということではないかなと思うんだけれども ○林企画課長  たしか、前にご呈示しました文章は「頂点に立つ」という表現を使っておりましたの を削ったと思います。ここは気づかないで、そのままになっているというのが実態では ないかと思います。 ○大森座長  はい、わかりました。 ○大日方委員  競技スポーツを中心としていただいていいわけですよね。 ○大森座長  強調したんですよ、このスポーツを。皆さん方が強調されたので、それの文章が残っ ている。わかりました。前のところを確かめさせていただきます。ほかに「啓発」の部 分よろしゅうございましょうか。マスメディアに対しても注文つけているところですけ れども。  それでは、10)の「厚生省と文部省の連携強化」、いかがでしょうか。これは全部アン ダーラインが引いてありますので、新しくなったと思うんですけど。 ○林企画課長  全部アンダーラインを引いているわけでありますが、前段の方で「連携強化」という ことを書いてございましたが、さらに文部省さんにより、この部分が積極的に御提案さ れまして、こんなことでご提案させていただいております。 ○大森座長  両省の協力の成果が文章にあらわれましたので、特段に御異議がなければ、この文章 でおさめたいと思いますが、よろしゅうございましょうか。  あと「おわりに」という文章のところはいかがでしょうか。ここで先ほどのようなこ とも検討していただくような話になっています。最後の3行も入っていますので、ほぼ 大体一応これで。何かありますでしょうか。 ○岡崎(JOC)  最後の3行を今見させていただきまして、いただいた中になかったのですけれども、 ここに御指摘のように、新たに制度化された「スポーツ振興くじ」を念頭に置いて「障 害者スポーツの振興を図る」という御趣旨はよく理解できますし、お聞きするところに よりますと、衆参の国会の附帯決議の中でもその点が触れられているということも伺っ ております。  ただ、この表現の中で、アンダーラインの下から2行目の「選手強化などの障害者ス ポーツの振興のため」となっていますが。もちろん今回の御議論が選手強化に特化した という部分は確かにあると思うんですけれども、しかし、一般の障害者の方のスポーツ 振興という観点もかなり御議論の中にあったと思うんですね。  したがって、ここで選手強化を特化するのではむしろなくて、「障害者スポーツ振興 のため」という全般的なスポーツ振興に、新たな「サッカーくじ」制度の収益金が使わ れるといった表現の方が現段階においてはむしろベターでないのか。実はJOCの方も いわゆる選手強化のための財源確保のための今プロジェクトをつくりつつありまして、 これから検討に入るのですけれども、ここでの御議論の中心は、もちろん障害者の方の 選手強化ということも念頭にあることは重々わかるわけでございますけれども、そこは 「障害者のスポーツ振興のため」という大きな括りでもって、まず表現された方がベ ターではないかということを思っております。 ○大森座長  附帯決議ありましたね、たしか。附帯決議のときの文章どうなっていましたか。 ○岡崎(JOC)  附帯決議のときの文章、ちょっと私も見せていただいて、加藤さんのところにありま すね。 ○加藤(文部省)  はい。 ○岡崎(JOC)  文部省の方から。 ○大森座長  何てなってましたか。 ○加藤(文部省)  該当するところをそのまま読み上げます。数項目決議いただいている中で、その中で 衆参ともに同じ文言になりますが、「障害のある人のニーズに対応したスポーツ環境の 充実のため関係各省庁の連携を十分図るとともに、スポーツ振興投票の収益の配分に当 たっても十分に配慮すること」、このぐらいの表現でございます。 ○大森座長  今のところを言っていただけますか。「障害のある人のニーズ」。 ○加藤(文部省)  「障害のある人のニーズに対応したスポーツ環境の充実のため関係各省庁の連携を十 分図るとともに、スポーツ振興投票の収益の配分に当たっても十分に配慮すること」。 ○岡崎(JOC)  もしその趣旨を生かすのであれば、「障害者スポーツの振興のため」という表現でも いいし、「障害者スポーツ環境のより一層の整備のため」というような表現でもいいの ではないか。「選手強化」というところを特化するという必要性があるのかどうかとい うことですね。 ○大森座長  課長さん、何か御意見ありますか。 ○林企画課長  これはたしか大日方委員の御意見がそのまま書いてあると思います。 ○大森座長  どこかで「選手強化」を少し入れておきたいんですよね。だから「選手強化を含め」 ぐらいにして、「含めて障害者スポーツの振興」ならば、別に特化しているわけではな くて、今回一番大きい流れは、その中で競技スポーツみたいなものに焦点を合わせると いうことが、この懇談会としても非常に重要になっているものだから、どこかで、こう いうニュアンスのことを打ち出しておきたいんですよね。そういうことも含んでいるか ら当然といえば当然なんですけど、どこかでそのニュアンスを出しておきたいという趣 旨だと思います。 ○岡崎(JOC)  まだ我々の方も文部省に、具体的なJOCとして、こういうことをやるから、このぐ らいお金をくださいという、その具体的なものについてはまだまだこれからの議論なん ですよね。文部省の方もお聞きするところによると、今、政省令をやっておられて、ス ポーツ振興全体についての御議論はその後というふうに伺っていますので、まだ、どう いう中身をどうするのかということの絵がかかれていないのではないかなという気はし ているんですけれども、したがって、そういう意味で、障害者スポーツの振興全般に包 含しておけば、選手強化の部分も一般障害者の方の楽しみとしてのスポーツ振興の部分 においても両方念頭に置けるのではないかなという気がしております。 ○林企画課長  選手強化につきましては、私どもとりあえず今念頭にございますのは、前段にござい ます「障害者スポーツ支援基金」の活用でやってみたいなというふうに考えております ○岡崎(JOC)  そうであれば、余計に。 ○林企画課長  だから、振興くじを排除するというつもりは全くございませんが。 ○大森座長  いろんな思いが文章に出ているんです。大日方さん、含んでいると言えば、含んでい るんですね、あえてなくても。入れておきたいですか。 ○大日方委員  私としては。というのは、たびたび申し上げていることですけれども、この機会の中 にもありましたが、「これまで十分な体制とはいえなかった」という、そこにあります ので。 ○大森座長  入っていますので、「選手強化などの」という最後のところは取っておさめましょう 「障害者スポーツの振興」といえば、そのことも含んでいるということですから、前段 を読んでいただければ、十分趣旨は読み取れるということにしましょうか。  だんだんとそういうことで、私が調整して文章を直していくというのは余り好みでは ないんですけど、そんなに訂がありませんので、「選手強化」を、今の段階で特化する のは、文部省として少しきついかもしれませんので、そこも含みうるということの御了 解で、「選手強化などの」というのは取らせていただくと。  全体を通じて何か改めて。最初の文章のところ、事務方いいでしょうか。ちょっと色 っぽくしたいというか、つやを出したいというか、一般的な一言、二言言いたいなと思 いますけど。  こういうことで、私どもとしては取りまとめさせていただいてよろしゅうございまし ょうか。大きく内容的なことで変更することはございません。きょう御了解いただいた ところで、文章についてお任せいただければと思いますが、その点よろしゅうございま しょうか。                (「はい」と声あり) ○大森座長  それでまとまったものは、次官の方へ御提出申し上げるというふうにいたしますけど そういうことで、本日のところよろしゅうございましょうか。 ○大日方委員  よろしいですか。 ○大森座長  はい。 ○大日方委員  私、こういう会議が初めてなものでよくわからないのですが、こういう報告の中に 数々の「検討を要する」とか「具体的な検討が必要である」とか、これってどうなるん でしょうか。 ○大森座長  皆さん方の議事録は公開されますので、当然次の検討のときに、その方々はここでど ういう議論があったかということを多分お読みくださるだろうということは期待されま すよね。その後は、細かい点は多分場を移して検討に入っていかれるのではないでしょ うか。ここは非常に大ざっぱな方向性をとりあえず検討することになっていますので、 より具体的な検討にこれから入るということではないでしょうか。 ○大日方委員  この具体的な検討がというところの懇談会であったものに関しては必ず検討するとい うことなんですか。それともしてくれるといいなという程度のものなんでしょうか。 ○大森座長  最後にごあいさつで次官からお答えいただくことにしましょうか。ほかで、何かこの 際、御意見等なければ、次官のごあいさついただきますけど、よろしゅうございましょ うか・・・。  それでは次官から一言。 ○山口厚生事務次官  皆様方お集まりいただくのはこれが最後でございますので、一言御礼を申し上げたい と思います。皆様方には大変お忙しい中、しかも短期間に大変御無理をお願いをいたし ましたけれども、本懇談会の趣旨等を御理解をいただきまして、貴重な御意見を賜りま してまことにありがとうございます。  大変な議論がございましたように、率直に申し上げまして、従来この分野は行政とい たしましても必ずしも施策の基本的なスタンスですとか考え方を十分整理されてなかっ た面がございます。今回の御議論の中で方向を出していただいて、ある意味では大変大 きな宿題をいただいたということにもなろうかと思いますけれども、今後これらの施策 を進めていく上に当たりまして、有意義な懇談会であったことを感謝申し上げたいと存 じます。  正式な報告書は、後日、大森座長からいただくということになりましたけれども、今 回いただきました御意見を真摯に受けとめさせていただきます。検討するという課題に ついて、本当に検討されるのだろうかという御指摘もございましたけれども、私どもと しては精いっぱい御指摘の線に沿い、また、私どもだけでできない点も多々宿題もいた だいておりますので、そのような検討が進むように、最大限の努力をさせていただきま して、今後の施策に反映をさせてまいりたいと思っております。  どうか、委員の先生方におかれましても、今後とも障害者スポーツの発展・充実のた めに、それぞれのお立場から御指導・御尽力を賜りますよう、改めてお願いを申し上げ たいと存じます。  今回、本当にどうもありがとうございました。 ○大森座長  それでは議事録は、後日、お名前含めまして全面公表ということになりますので、皆 さん方チェックしていただければと思っています。  それでは、本懇談会、以上をもって終わりにさせていただきます。御協力いただいて ありがとうございました。 ○事務局  申し訳ありません。事務局ですが、前回の資料で御指摘いただきました箇所につきま して、こちらで調査し、訂正させていただいたものを机の上に置かせていただきました ので、前回資料と差し替えということでお願いいたします。  それと、月刊『厚生』という雑誌が置いてありますが、長野パラリンピックについて この雑誌の中に特集を組みましたので、お時間がありましたら、お読みいただければと 思います。どうもありがとうございました。                                   ──了── 連絡先 障害保健福祉部企画課社会参加推進室 TEL3503ー1711 角田(内線3073) 小山(内線3074)