医道審議会審議部会議事要旨

・医師・歯科医師の行政処分について

（１）本年４月１２日に開催された審議部会において、本人の意見陳述手続を経て再度審議することとされた３４件について審議がなされ、医師２１名、歯科医師１１名の行政処分を行い、残りの２件については行政処分を行わない旨の答申がなされた。

［処分の内訳］
（医　師）	２１件
医師免許取消	…　３件（非現住建造物等放火、営利略取、公職選挙法違反）
医業停止　５年	…　１件（詐欺・所得税法違反）
医業停止　３年	…　３件（詐欺２件、覚せい剤取締法違反）
医業停止　２年	…　２件（収賄、診療報酬不正請求）
医業停止　１年６月	…　２件（覚せい剤取締法違反２件）
医業停止　１年	…　１件（所得税法違反）
医業停止10月	…　２件（大麻取締法違反２件）
医業停止　８月	…　１件（診療放射線技師法違反・診療報酬不正請求）
医業停止　６月	…　２件（診療報酬不正請求２件）
医業停止　４月	…　１件（贈賄）
医業停止　３月	…　２件（青少年健全育成条例違反２件）
医業停止　１月	…　１件（虚偽診断書作成・同行使）
（歯科医師）	１１件
歯科医師免許取消	…　１件（強姦致傷）
歯科医業停止１年６月	…　１件（覚せい剤取締法違反）
歯科医業停止１年	…　１件（詐欺）
歯科医業停止10月	…　２件（大麻取締法違反２件）
歯科医業停止３月	…　３件（青少年健全育成条例違反、診療報酬不正請求２件）
歯科医業停止２月	…　１件（歯科医師法違反）
歯科医業停止１月	…　２件（銃砲刀剣類所持等取締法違反、診療報酬不正請求）

（２）医師２７名、歯科医師１２名の免許取消、業務の停止について諮問がなされ、これらのうち３３件については、本人の意見陳述手続を経て、次回以降再度審議することとされ、残りの６件については行政処分を行わない旨の答申がなされた。

（３）事務局から、行政処分の対象としなかった医師３名、歯科医師４名について、審議会に報告がなされた。

　富士見産婦人科病院損害賠償請求事件東京地方裁判所判決にかかる、当該病院医師の処分については、厚生省として諮問の可否について慎重に検討した結果、本件で問題とされた医療行為について、犯罪として認定することは困難であることから、諮問しないこととする結論に達した旨、事務局から報告がなされた。

問い合わせ先：厚生省健康政策局医事課
担当　　　　：新井（内２５７６）
電話　　　　：(代)[現在ご利用いただけません]