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エイズ動向委員会の結果報告について

目  次
委員会の結果報告について

HIV感染者情報

委員長コメント

献血件数及びHIV抗体陽性件数


平成12年1月25日

エイズ動向委員会の結果報告について

1.本日の委員会では、平成11年11月1日より12月26日までの感染症法に基づく患者・感染者報告並びに同年11月1日より12月31日までの任意報告を解析した。

2.平成11年11月1日から12月26日までの間に感染症法に基づき報告されたエイズ患者は42件、HIV感染者は91件であった。
 患者42件、感染者91件の内訳は、

(1)感染原因では、異性間の性的接触による患者23件、感染者38件、同性間の性的接触による患者7件、感染者37件、その他の原因の感染者1件、原因不明の患者12件、感染者15件であった。(表1−11−2
(2)性別では男性患者35件、感染者77件、女性患者7件、感染者14件であった。
(3)年齢区分別では、患者は10代1件、20代8件、30代12件、40代6件、50歳以上15件、感染者は20代38件、30代27件、40代13件、50歳以上13件であった。(表2−12−2
(4)国籍では日本人患者29件、感染者75件、外国人患者13件、感染者16件である。
(5)感染地域では、国内で感染した患者21件、感染者64件、海外で感染した患者15件、感染者10件、感染地域不明患者6件、感染者17件であった。(表3−13−2

3.患者42件、感染者91件のうち

(1)異性間の性的接触による患者23件、感染者38件のうち日本人男性は、患者14件、感染者26件、日本人女性は患者1件、感染者4件であった。また、外国人男性は、患者4件、感染者2件、外国人女性は、患者4件、感染者は6件であった。(表1−11−2
(2)日本人男性患者27件のうち20代2件、30代5件、40代6件、50歳以上14件、日本人男性感染者71件のうち20代28件、30代19件、40代11件、50歳以上13件であった。また、日本人女性患者2件のうち10代1件、50歳以上1件、日本人女性感染者4件のうち20代1件、30代2件、40代1件であった。(表2−12−2
(3)外国人男性患者8件のうち20代3件、30代5件、外国人男性感染者6件のうち20代2件、30代3件、40代1件であった。また、外国人女性患者5件のうち20代3件、30代2件、外国人女性感染者10件のうち20代7件、30代3件であった。(表2−12−2
(4)国内感染による患者21件のうち日本人男性が19件、日本人女性は2件であった。また、国内感染による感染者64件のうち日本人男性が57件、日本人女性が3件であった。(表3−13−2
(5)海外感染による患者15件のうち日本人男性が6件、外国人男性は6件、外国人女性は3件であった。また、海外感染による感染者10件のうち日本人男性5件、外国人男性2件、外国人女性3件であった。(表3−13−2

4.任意報告により

(1)キャリア等からエイズ患者になったとの報告は2件、この内訳は日本人男性2件である。
(2)患者・感染者の死亡6件のうちエイズが原因のものは5件、それ以外の原因は1件であった。
(3)死亡報告の6件のうち20代3件、30代1件、40代1件、50歳以上1件であった。
5.今回6名の死亡及び「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告とあわせ累積死亡報告数は1,155名となった。

6.平成11年1月から12月末日までの献血件数6,139,205件のうち、HIV抗体陽性件数は63件であった。


照会先:保健医療局エイズ疾病対策課
担当者:清水(内2358)井口(内2357)
TEL:[現在ご利用いただけません](代表)
    3595-2249(直通)


データ取得 全表、データを.xls形式でダウンロードできます。(144KB)

感染症法に基づくエイズ患者・感染者情報

〔平成11年11月1日〜12月26日〕


1−1 性別・感染原因別患者数
  男   性 女   性 合   計
異性間の性的接触 18 ( 4 ) 5 ( 4 ) 23 ( 8 )
同性間の性的接触 7 ( 0 ) 0 ( 0 ) 7 ( 0 )
静注薬物濫用 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
母子感染 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
そ の 他 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
不  明 10 ( 4 ) 2 ( 1 ) 12 ( 5 )
合   計 35 ( 8 ) 7 ( 5 ) 42 ( 13 )
注:( )内は外国人再掲数

2−1 性別・年齢別患者数
  男   性 女   性 合   計
10歳未満 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
10〜19 0 ( 0 ) 1 ( 0 ) 1 ( 0 )
20〜29 5 ( 3 ) 3 ( 3 ) 8 ( 6 )
30〜39 10 ( 5 ) 2 ( 2 ) 12 ( 7 )
40〜49 6 ( 0 ) 0 ( 0 ) 6 ( 0 )
50歳以上 14 ( 0 ) 1 ( 0 ) 15 ( 0 )
不   明 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
合   計 35 ( 8 ) 7 ( 5 ) 42 ( 13 )
注:( )内は外国人再掲数

3−1 性別・感染地域別患者数
  男   性 女   性 合   計
国   内 19 ( 0 ) 2 ( 0 ) 21 ( 0 )
海   外 12 ( 6 ) 3 ( 3 ) 15 ( 9 )
不   明 4 ( 2 ) 2 ( 2 ) 6 ( 4 )
合   計 35 ( 8 ) 7 ( 5 ) 42 ( 13 )
注:( )内は外国人再掲数


法定報告分

1−2 性別・感染原因別感染者数
  男   性 女   性 合   計
異性間の性的接触 28 ( 2 ) 10 ( 6 ) 38 ( 8 )
同性間の性的接触 37 ( 1 ) 0 ( 0 ) 37 ( 1 )
静注薬物濫用 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
母子感染 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
そ の 他 1 ( 0 ) 0 ( 0 ) 1 ( 0 )
不  明 11 ( 3 ) 4 ( 4 ) 15 ( 7 )
合   計 77 ( 6 ) 14 ( 10 ) 91 ( 16 )
注:( )内は外国人再掲数

2−2 性別・年齢別感染者数
  男   性 女   性 合   計
10歳未満 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
10〜19 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
20〜29 30 ( 2 ) 8 ( 7 ) 38 ( 9 )
30〜39 22 ( 3 ) 5 ( 3 ) 27 ( 6 )
40〜49 12 ( 1 ) 1 ( 0 ) 13 ( 1 )
50歳以上 13 ( 0 ) 0 ( 0 ) 13 ( 0 )
不   明 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
合   計 77 ( 6 ) 14 ( 10 ) 91 ( 16 )
注:( )内は外国人再掲数

3−2 性別・感染地域別感染者数
  男   性 女   性 合   計
国   内 58 ( 1 ) 6 ( 3 ) 64 ( 4 )
海   外 7 ( 2 ) 3 ( 3 ) 10 ( 5 )
不   明 12 ( 3 ) 5 ( 4 ) 17 ( 7 )
合   計 77 ( 6 ) 14 ( 10 ) 91 ( 16 )
注:( )内は外国人再掲数


エイズ患者等の届出状況等

〔平成11年12月31日現在〕

1.日本のエイズ患者の届出状況

(単位:件)
  男  性 女  性 合  計
異性間の性的接触 599 ( 110 ) 120 ( 67 ) 719 ( 177 )
同性間の性的接触 *1 363 ( 41 ) 0 ( 0 ) 363 ( 41 )
静注薬物濫用 14 ( 10 ) 0 ( 0 ) 14 ( 10 )
母子感染 8 ( 1 ) 4 ( 1 ) 12 ( 2 )
そ の 他 21 ( 6 ) 9 ( 3 ) 30 ( 9 )
不   明 354 ( 135 ) 84 ( 61 ) 438 ( 196 )
 小   計 1,359 ( 303 ) 217 ( 132 ) 1,576 ( 435 )
凝固因子製剤 *2 624 ( … ) 7 ( … ) 631 ( … )
 患 者 合 計 1,983 ( 303 ) 224 ( 132 ) 2,207 ( 435 )
( )内は外国人再掲数

注: *1 男性両性愛者(28件)を含む。
*2 平成9年10月末現在における「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告による数字である。なお、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」施行後(平成元年2月17日以降)、凝固因子製剤が原因とされている者は、報告の対象から除外されている。
3 「病状に変化を生じた事項に関する報告」(病変報告)数は、除く(以下同じ)。


2.HIV感染者の届出状況

(単位:件)
  男  性 女  性 合  計
異性間の性的接触 802 ( 153 ) 790 ( 542 ) 1,592 ( 695 )
同性間の性的接触 *1 894 ( 96 ) 0 ( 0 ) 894 ( 96 )
静注薬物濫用 21 ( 14 ) 1 ( 1 ) 22 ( 15 )
母子感染 10 ( 2 ) 12 ( 6 ) 22 ( 8 )
そ の 他 33 ( 11 ) 28 ( 7 ) 61 ( 18 )
不   明 374 ( 166 ) 439 ( 415 ) 813 ( 581 )
 小   計 2,134 ( 442 ) 1,270 ( 971 ) 3,404 ( 1,413 )
凝固因子製剤 *2 1,417 ( … ) 17 ( … ) 1,434 ( … )*3
 感 染 者 合 計 3,551 ( 442 ) 1,287 ( 971 ) 4,838 ( 1,413 )
( )内は外国人再掲数

注: *1 男性両性愛者(46件)を含む。
*2 平成9年10月末現在における「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告による数字である。なお、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」施行後(平成元年2月17日以降)、凝固因子製剤が原因とされている者は、報告の対象から除外されている。
*3 患者631名を含む。

3.累積死亡者数   1,155名

*1 上記死亡者数には「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの累積死亡報告数493名が含まれる。

法定報告分

(参考)

・凝固因子製剤による感染を除く患者・感染者等の状況(上段:感染者、下段:患者)
・性別・年齢区分別・感染地域別患者・感染者数(エイズ予防法施行後)

(単位:件)
  男   性 女   性 合   計
国内 海外 不明 国内 海外 不明 国内 海外 不明
10歳未満 10 1 0 11 7 4 1 12 17 5 1 23
  8 0 0 8 2 2 0 4 10 2 0 12
10〜19 9 0 3 12 18 43 34 95 27 43 37 107
  0 0 0 0 2 0 1 3 2 0 1 3
20〜29 426 111 104 641 160 284 389 833 586 395 493 1,474
  69 61 42 172 15 28 39 82 84 89 81 254
30〜39 365 183 135 683 74 50 98 222 439 233 233 905
  158 140 101 399 16 33 24 73 174 173 125 472
40〜49 255 101 75 431 21 11 9 41 276 112 84 472
  189 101 99 389 5 10 7 22 194 111 106 411
50歳以上 168 57 59 284 36 1 2 39 204 58 61 323
  189 84 79 352 18 1 6 25 207 85 85 377
不  明 0 1 2 3 0 4 1 5 0 5 3 8
  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
合  計 1,233 454 378 2,065 316 397 534 1,247 1,549 851 912 3,312
  613 386 321 1,320 58 74 77 209 671 460 398 1,529


(参考)世界のエイズ患者の状況(1999年11月15日現在、WHO報告)
地  域 患者発生状況   患 者 数 人   口
アフリカ地域 794,444 人 タンザニア
ケニア
ジンバブエ
112,052 人
81,492
74,782
23,126 千人
21,433
10,412
アメリカ地域 1,010,193 アメリカ合衆国
ブラジル
メキシコ
717,430
145,327
39,675
248,709
146,825
81,249
東地中海地域 7,917 スーダン
ジブチ
2,735
1,783
24,940
81
ヨーロッパ地域 224,404 スペイン
フランス
イタリア
54,964
49,421
44,516
39,433
56,634
59,103
南東アジア地域 140,246 タイ
インド
128,606
8,438
54,532
846,302
西太平洋地域 24,257 オーストラリア
日本
8,140
2,207
16,850
126,780
2,201,461      
注:※1WHOの報告に伴い、地域の区分を変更した
  ※2日本の患者数は1999年12月26日現在である


法定報告分

都道府県別感染者累積報告状況


都道府県名 感染者
報告件数
(件)
構成割合
(%)
ブロック別
感染者
報告件数(件)
構成割合
(%)
1 北海道 24 ( 3 ) 0.7 24 0.7
2 青森県 6 ( 0 ) 0.2  
 
東北
 
 
48
 
 
 
 
 
1.4
3 岩手県 5 ( 1 ) 0.1
4 宮城県 14 ( 1 ) 0.4
5 秋田県 4 ( 0 ) 0.1
6 山形県 4 ( 0 ) 0.1
7 福島県 15 ( 1 ) 0.4
8 茨城県 317 ( 4 ) 9.3  
 
 
 
関東・甲信越
 
 
 
 
2,624
 
 
 
 
 
 
 
 
 
77.1
9 栃木県 80 ( 1 ) 2.4
10 群馬県 60 ( 0 ) 1.8
11 埼玉県 166 ( 1 ) 4.9
12 千葉県 275 ( 10 ) 8.1
13 東京都 1,179 ( 44 ) 34.6
14 神奈川県 298 ( 5 ) 8.8
15 新潟県 39 ( 1 ) 1.1
16 山梨県 49 ( 2 ) 1.4
17 長野県 161 ( 1 ) 4.7
18 富山県 6 ( 0 ) 0.2  
北陸
21
 
 
0.6
19 石川県 2 ( 1 ) 0.1
20 福井県 13 ( 0 ) 0.4
21 岐阜県 17 ( 0 ) 0.5  
東 海
 
245
 
 
 
7.2
22 静岡県 78 ( 1 ) 2.3
23 愛知県 103 ( 0 ) 3.0
24 三重県 47 ( 0 ) 1.4
25 滋賀県 8 ( 0 ) 0.2  
 
 
近 畿
 
302
 
 
 
 
 
8.9
26 京都府 39 ( 2 ) 1.1
27 大阪府 192 ( 3 ) 5.6
28 兵庫県 33 ( 0 ) 1.0
29 奈良県 21 ( 0 ) 0.6
30 和歌山県 9 ( 0 ) 0.3
31 鳥取県 2 ( 0 ) 0.1  
 
 
 
中国・四国
 
 
 
53
 
 
 
 
 
 
 
 
1.6
32 島根県 4 ( 0 ) 0.1
33 岡山県 5 ( 0 ) 0.1
34 広島県 17 ( 0 ) 0.5
35 山口県 6 ( 0 ) 0.2
36 徳島県 2 ( 0 ) 0.1
37 香川県 4 ( 0 ) 0.1
38 愛媛県 5 ( 1 ) 0.1
39 高知県 8 ( 0 ) 0.2
40 福岡県 45 ( 4 ) 1.3  
 
 
九州・沖縄
 
 
 
87
 
 
 
 
 
 
 
2.6
41 佐賀県 0 ( 0 ) 0.0
42 長崎県 9 ( 1 ) 0.3
43 熊本県 7 ( 0 ) 0.2
44 大分県 2 ( 0 ) 0.1
45 宮崎県 2 ( 1 ) 0.1
46 鹿児島県 9 ( 1 ) 0.3
47 沖縄県 13 ( 1 ) 0.4
合  計    3,404 ( 91 ) 100.0 3,404 100.0
(平成11年12月26日現在)

注: 1.凝固因子製剤による患者は除く
2.( )内は今回報告件数(平成11年11月1日〜12月26日分)である
3.本年3月末までは、患者・感染者の居住地を管轄する都道府県知事からの報告であったが、4月以降は保健所を経由した報告となったため、保健所を管轄する都道府県知事からの報告である


法定報告分

都道府県別患者累積報告状況


都道府県名 患者
報告件数
(件)
構成割合
(%)
ブロック別
患者
報告件数(件)
構成割合
(%)
1 北海道 28 ( 0 ) 1.8 28 1.8
2 青森県 7 ( 0 ) 0.4  
 
東北
 
 
44
 
 
 
 
 
2.8
3 岩手県 6 ( 0 ) 0.4
4 宮城県 14 ( 0 ) 0.9
5 秋田県 4 ( 0 ) 0.3
6 山形県 5 ( 0 ) 0.3
7 福島県 8 ( 0 ) 0.5
8 茨城県 109 ( 4 ) 6.9  
 
 
 
関東・甲信越
 
 
 
 
1,135
 
 
 
 
 
 
 
 
 
72.0
9 栃木県 48 ( 0 ) 3.0
10 群馬県 36 ( 3 ) 2.3
11 埼玉県 84 ( 2 ) 5.3
12 千葉県 133 ( 2 ) 8.4
13 東京都 499 ( 12 ) 31.7
14 神奈川県 146 ( 4 ) 9.3
15 新潟県 17 ( 1 ) 1.1
16 山梨県 14 ( 0 ) 0.9
17 長野県 49 ( 1 ) 3.1
18 富山県 6 ( 0 ) 0.4  
北陸
15
 
 
1.0
19 石川県 3 ( 0 ) 0.2
20 福井県 6 ( 0 ) 0.4
21 岐阜県 17 ( 0 ) 1.1  
東 海
 
141
 
 
 
8.9
22 静岡県 48 ( 2 ) 3.0
23 愛知県 58 ( 2 ) 3.7
24 三重県 18 ( 1 ) 1.1
25 滋賀県 7 ( 1 ) 0.4  
 
 
近 畿
 
133
 
 
 
 
 
8.4
26 京都府 19 ( 1 ) 1.2
27 大阪府 71 ( 4 ) 4.5
28 兵庫県 25 ( 0 ) 1.6
29 奈良県 5 ( 0 ) 0.3
30 和歌山県 6 ( 0 ) 0.4
31 鳥取県 1 ( 0 ) 0.1  
 
 
 
中国・四国
 
 
 
26
 
 
 
 
 
 
 
 
1.6
32 島根県 1 ( 0 ) 0.1
33 岡山県 1 ( 0 ) 0.1
34 広島県 7 ( 0 ) 0.4
35 山口県 4 ( 0 ) 0.3
36 徳島県 2 ( 0 ) 0.1
37 香川県 1 ( 0 ) 0.1
38 愛媛県 6 ( 0 ) 0.4
39 高知県 3 ( 0 ) 0.2
40 福岡県 19 ( 0 ) 1.2  
 
 
九州・沖縄
 
 
 
54
 
 
 
 
 
 
 
3.4
41 佐賀県 1 ( 0 ) 0.1
42 長崎県 6 ( 0 ) 0.4
43 熊本県 6 ( 0 ) 0.4
44 大分県 2 ( 0 ) 0.1
45 宮崎県 1 ( 0 ) 0.1
46 鹿児島県 7 ( 0 ) 0.4
47 沖縄県 12 ( 2 ) 0.8
合  計    1,576 ( 42 ) 100.0 1,576 100.0
(平成11年12月26現在)

注: 1.凝固因子製剤による患者は除く
2.( )内は今回報告件数(平成11年11月1日〜12月26日分)である
3.本年3月末までは、患者・感染者の居住地を管轄する都道府県知事からの報告であったが、4月以降は保健所を経由した報告となったため、保健所を管轄する都道府県知事からの報告である


患者・感染者病変報告情報

〔平成11年11月1日〜12月末日〕

1 性別病変数

1−1 キャリア等→AIDS
  男   性 女   性 合   計
総数 2 ( 0 ) 0 ( 0 ) 2 ( 0 )
内訳(年齢別)      
10歳未満 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
10〜19 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
20〜29 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
30〜39 2 ( 0 ) 0 ( 0 ) 2 ( 0 )
40〜49 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
50歳以上 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
不   明 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
合   計 2 ( 0 ) 0 ( 0 ) 2 ( 0 )


1−2 生存→死亡
  男   性 女   性 合   計
総数 4 ( 1 ) 2 ( 2 ) 6 ( 3 )
(内訳) AIDSが原因 4 ( 1 ) 1 ( 1 ) 5 ( 2 )
それ以外の原因 0 ( 0 ) 1 ( 1 ) 1 ( 1 )
年齢区分      
10歳未満 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
10〜19 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
20〜29 1 ( 1 ) 2 ( 2 ) 3 ( 3 )
30〜39 1 ( 0 ) 0 ( 0 ) 1 ( 0 )
40〜49 1 ( 0 ) 0 ( 0 ) 1 ( 0 )
50歳以上 1 ( 0 ) 0 ( 0 ) 1 ( 0 )
不   明 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
合   計 4 ( 1 ) 2 ( 2 ) 6 ( 3 )
注:( )内は外国人再掲数


2 性別病変数(累計)

2−1 キャリア等→AIDS
  男   性 女   性 合   計
総数 7 ( 1 ) 4 ( 3 ) 11 ( 4 )
内訳(年齢別)      
10歳未満 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
10〜19 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
20〜29 1 ( 1 ) 1 ( 1 ) 2 ( 2 )
30〜39 2 ( 0 ) 2 ( 2 ) 4 ( 2 )
40〜49 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
50歳以上 4 ( 0 ) 1 ( 0 ) 5 ( 0 )
不   明 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
合   計 7 ( 1 ) 4 ( 3 ) 11 ( 4 )


2−2 生存→死亡(累計)
  男   性 女   性 合   計
総数 36 ( 6 ) 6 ( 4 ) 42 ( 10 )
(内訳) AIDSが原因 26 ( 5 ) 5 ( 3 ) 31 ( 8 )
それ以外の原因 10 ( 1 ) 1 ( 1 ) 11 ( 2 )
年齢区分      
10歳未満 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
10〜19 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
20〜29 1 ( 1 ) 4 ( 3 ) 5 ( 4 )
30〜39 5 ( 2 ) 1 ( 1 ) 6 ( 3 )
40〜49 11 ( 1 ) 0 ( 0 ) 11 ( 1 )
50歳以上 19 ( 2 ) 1 ( 0 ) 20 ( 2 )
不   明 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
合   計 36 ( 6 ) 6 ( 4 ) 42 ( 10 )
注:( )内は外国人再掲数


任意報告分

都道府県別累積病状変化報告状況

(平成11年12月末現在)

都道府県名 患者
報告件数
(件)
構成割合
(%)
ブロック別
患者
報告件数(件)
構成割合
(%)
1 北海道 0 ( 0 ) 0.0 0 0.0
2 青森県 0 ( 0 ) 0.0  
 
東北
 
 
2
 
 
 
 
 
3.8
3 岩手県 0 ( 0 ) 0.0
4 宮城県 0 ( 0 ) 0.0
5 秋田県 1 ( 0 ) 1.9
6 山形県 0 ( 0 ) 0.0
7 福島県 1 ( 0 ) 1.9
8 茨城県 3 ( 2 ) 5.7  
 
 
 
関東・甲信越
 
 
 
 
36
 
 
 
 
 
 
 
 
 
67.9
9 栃木県 0 ( 0 ) 0.0
10 群馬県 3 ( 1 ) 5.7
11 埼玉県 1 ( 0 ) 1.9
12 千葉県 4 ( 1 ) 7.5
13 東京都 14 ( 0 ) 26.4
14 神奈川県 7 ( 2 ) 13.2
15 新潟県 2 ( 0 ) 3.8
16 山梨県 0 ( 0 ) 0.0
17 長野県 2 ( 0 ) 3.8
18 富山県 1 ( 0 ) 1.9  
北陸
1
 
 
1.9
19 石川県 0 ( 0 ) 0.0
20 福井県 0 ( 0 ) 0.0
21 岐阜県 0 ( 0 ) 0.0  
東 海
 
5
 
 
 
9.4
22 静岡県 3 ( 2 ) 5.7
23 愛知県 2 ( 0 ) 3.8
24 三重県 0 ( 0 ) 0.0
25 滋賀県 0 ( 0 ) 0.0  
 
 
近 畿
 
5
 
 
 
 
 
9.4
26 京都府 0 ( 0 ) 0.0
27 大阪府 5 ( 0 ) 9.4
28 兵庫県 0 ( 0 ) 0.0
29 奈良県 0 ( 0 ) 0.0
30 和歌山県 0 ( 0 ) 0.0
31 鳥取県 0 ( 0 ) 0.0  
 
 
 
中国・四国
 
 
 
1
 
 
 
 
 
 
 
 
1.9
32 島根県 0 ( 0 ) 0.0
33 岡山県 0 ( 0 ) 0.0
34 広島県 0 ( 0 ) 0.0
35 山口県 0 ( 0 ) 0.0
36 徳島県 0 ( 0 ) 0.0
37 香川県 0 ( 0 ) 0.0
38 愛媛県 0 ( 0 ) 0.0
39 高知県 1 ( 0 ) 1.9
40 福岡県 3 ( 0 ) 5.7  
 
 
九州・沖縄
 
 
 
3
 
 
 
 
 
 
 
5.7
41 佐賀県 0 ( 0 ) 0.0
42 長崎県 0 ( 0 ) 0.0
43 熊本県 0 ( 0 ) 0.0
44 大分県 0 ( 0 ) 0.0
45 宮崎県 0 ( 0 ) 0.0
46 鹿児島県 0 ( 0 ) 0.0
47 沖縄県 0 ( 0 ) 0.0
合  計 53 ( 8 ) 100.0 53 100.0
( )内は今回報告件数(平成11年11月1日〜12月末までの報告分)である


エイズ患者・感染者情報

〔平成11年1月1日〜12月26日〕


1−1 性別・感染原因別患者数
  男   性 女   性 合   計
異性間の性的接触 132 ( 22 ) 26 ( 19 ) 158 ( 41 )
同性間の性的接触 54 ( 2 ) 0 ( 0 ) 54 ( 2 )
静注薬物濫用 1 ( 1 ) 0 ( 0 ) 1 ( 1 )
母子感染 0 ( 0 ) 1 ( 0 ) 1 ( 0 )
そ の 他 1 ( 1 ) 1 ( 1 ) 2 ( 2 )
不  明 63 ( 20 ) 10 ( 6 ) 73 ( 26 )
合   計 251 ( 46 ) 38 ( 26 ) 289 ( 72 )
注:( )内は外国人再掲数

2−1 性別・年齢別患者数
  男   性 女   性 合   計
10歳未満 0 ( 0 ) 1 ( 0 ) 1 ( 0 )
10〜19 0 ( 0 ) 1 ( 0 ) 1 ( 0 )
20〜29 21 ( 7 ) 18 ( 13 ) 39 ( 20 )
30〜39 71 ( 31 ) 11 ( 11 ) 82 ( 42 )
40〜49 71 ( 5 ) 4 ( 2 ) 75 ( 7 )
50歳以上 88 ( 3 ) 3 ( 0 ) 91 ( 3 )
不   明 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
合   計 251 ( 46 ) 38 ( 26 ) 289 ( 72 )
注:( )内は外国人再掲数

3−1 性別・感染地域別患者数
  男   性 女   性 合   計
国   内 149 ( 7 ) 10 ( 3 ) 159 ( 10 )
海   外 60 ( 26 ) 19 ( 16 ) 79 ( 42 )
不   明 42 ( 13 ) 9 ( 7 ) 51 ( 20 )
合   計 251 ( 46 ) 38 ( 26 ) 289 ( 72 )
注:( )内は外国人再掲数

1−2 性別・感染原因別感染者数
  男   性 女   性 合   計
異性間の性的接触 126 ( 10 ) 66 ( 33 ) 192 ( 43 )
同性間の性的接触 186 ( 4 ) 0 ( 0 ) 186 ( 4 )
静注薬物濫用 2 ( 1 ) 1 ( 1 ) 3 ( 2 )
母子感染 1 ( 0 ) 1 ( 0 ) 2 ( 0 )
そ の 他 6 ( 1 ) 3 ( 1 ) 9 ( 2 )
不  明 69 ( 19 ) 30 ( 23 ) 99 ( 42 )
合   計 390 ( 35 ) 101 ( 58 ) 491 ( 93 )
注:( )内は外国人再掲数

2−2 性別・年齢別感染者数
  男   性 女   性 合   計
10歳未満 1 ( 0 ) 1 ( 0 ) 2 ( 0 )
10〜19 2 ( 0 ) 2 ( 0 ) 4 ( 0 )
20〜29 122 ( 14 ) 48 ( 31 ) 170 ( 45 )
30〜39 118 ( 15 ) 33 ( 22 ) 151 ( 37 )
40〜49 89 ( 4 ) 8 ( 5 ) 97 ( 9 )
50歳以上 58 ( 2 ) 9 ( 0 ) 67 ( 2 )
不   明 0 ( 0 ) 0 ( 0 ) 0 ( 0 )
合   計 390 ( 35 ) 101 ( 58 ) 491 ( 93 )
注:( )内は外国人再掲数

3−2 性別・感染地域別感染者数
  男   性 女   性 合   計
国   内 281 ( 8 ) 44 ( 12 ) 325 ( 20 )
海   外 39 ( 13 ) 24 ( 19 ) 63 ( 32 )
不   明 70 ( 14 ) 33 ( 27 ) 103 ( 41 )
合   計 390 ( 35 ) 101 ( 58 ) 491 ( 93 )
注:( )内は外国人再掲数


保健所におけるHIV抗体検査実施件数


昭和63年まで 平成元年 平成2年 平成3年 平成4年 平成5年 平成6年 平成7年 平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 合 計
47,470 7,864 10,649 10,980 135,674 116,712 81,495 57,978 72,186 46,241 53,218 48,218 688,685


保健所における相談受付実施件数


昭和63年まで 平成元年 平成2年 平成3年 平成4年 平成5年 平成6年 平成7年 平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 合 計
132,004 14,603 17,458 18,002 251,926 245,299 175,837 124,735 172,641 96,735 111,046 103,206 1,463,492


AIDS患者・HIV感染者数


昭和63年まで 平成元年 平成2年 平成3年 平成4年 平成5年 平成6年 平成7年 平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 合 計
39 21 31 38 51 86 136 169 235 250 231 289 1,576
78 80 66 200 442 277 298 277 376 397 422 491 3,404
<上段:患者数(平成11年4月1日以降は病変報告分を除く)、下段:感染者数>


図

図

図


平成12年1月25日

委員長コメント


1.今回の報告期間は平成11年11月1日より12月26日までの約2ヶ月であり、患者数は法定報告42件(前回50件)、任意報告2件(前回 3件)、感染者数は91件(前回76件)である。

2.前回報告(平成11年8月30日より10月31日)と今回の報告とを比較すれば、今回報告の特徴は、

(1)患者数は50件から42件とやや減少した。

(2)感染者数は76件から91件と増加した。感染原因別でみると、特に男性の異性間及び同性間の性的接触によるものの増加が目立った。

(3)20歳代を中心に、若い世代に感染者の増加傾向が見られた。

3.平成11年分の患者・感染者数は、患者289件、感染者491件となり、平成10年に比べて患者が58件の増、感染者が69件の増となっている。
 なお、詳細については、本年度のエイズ動向年報にて発表する予定である。

4.平成11年の保健所におけるHIV抗体検査及び相談の総実施件数については、抗体検査48,218件、相談103,206件であり、平成10年実績と比較すると抗体検査で5,000件、相談で7,840件減少している。これは患者・感染者が増加傾向にある現状から見ると、望ましくない状況である。
 利便性の高い場所と時間帯に配慮した検査・相談の実施や、より積極的なエイズに関する普及啓発活動が望まれる。

5.平成11年の献血件数中のHIV抗体陽性件数は63件で、10万人当たりでも1.026人と上昇の傾向が続いている。基本的には、全体の感染者数の増加を反映したものと考えられるが、これ以上の上昇をまねかないよう一層の対策が望まれる。


平成12年 1月25日(火)
照会先:医薬安全局血液対策課
担当者:河 原,長 崎
TEL:[現在ご利用いただけません](内線)2905,2904
  03-3595-2395(直通)

献 血 件 数 及 び HIV 抗 体 陽 性 件 数

献 血 件 数
( 検 査 実 施 数 )
陽性者数
( )内女性
10万人
当たり
 
1987年
(昭和62年)
8,217,340 11
(1)
0.134
1988年
(昭和63年)
7,974,147
(1)
0.113
1989年
(平成元年)
7,876,682 13
(1)
0.165
1990年
(平成2年)
7,743,475 26
(6)
0.336
1991年
(平成3年)
8,071,937 29
(4)
0.359
1992年
(平成4年)
7,710,693 34
(7)
0.441
1993年
(平成5年)
7,205,514 35
(5)
0.486
1994年
(平成6年)
6,610,484 36
(5)
0.545
1995年
(平成7年)
6,298,706 46
(9)
0.730
1996年
(平成8年)
6,039,394 46
(5)
0.762
1997年
(平成9年)
5,998,760 54
(5)
0.900
1998年
(平成10年)
6,137,378 56
(4)
0.912
1999年
(平成11年1月〜12月)
6,139,205
(速 報 値)
63
(6)
1.026

(注)
・昭和61年は、年中途から実施したことなどから、3,146,940件、内陽性件数11件(女性0)となっている。
・抗体検査陽性の献血血液は、焼却されており、使用されていない。



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