［１月３日１４時時点の定時報告の結果］

○ 全ての都道府県より、異常なしとの報告（１５：４０報告）

［厚生省コンピュータ西暦2000年問題緊急情報No.2の発信］

○ 本朝、全医療機関に対し、別添の「厚生省コンピュータ西暦2000年問題緊急情報No.2」をFAX。

注：「緊急情報No.1」は12月22日に緊急FAXシステムの立上げについて情報提供するために発信。

（参考）

○ 本日２１時及び明日１０時 官邸記者会見予定

○ 明日（１月４日）１６時に、１４時時点での定時報告をとりまとめて報告を行う予定

照会先：厚生省コンピュータ西暦2000年問題対策本部

　　　　TEL.03-3595-2159

件名：年初始業時における対応について 本文： 　コンピュータ西暦2000年問題については、各医療機関の皆様の御努力により、本日（1月3日）午前８時現在で、特段の障害は発生しておりませんが、越年後はじめて医療機器やシステムを使用する場合には予め十分な時間的余裕をもって立ち上げテストを行うなど、引き続き適切な対応をおとりいただくようお願いいたします。 　なお、これまでに厚生省において把握した日付の誤表示等の発生の状況は以下のとおりです。これらの医療機器を使用している医療機関におかれましては、御注意いただきますようお願いいたします。 １ 骨密度測定装置の日付機能についてのトラブル 販売会社名： 東洋メディック株式会社（連絡先：03-3268-0316（同社東京技術センター）） 医療機器名： 骨密度測定装置 型　　　式： QDR-2000型、QDR-1000plus型、DTX-200型、QDR-1000型、QDR-1000W型（販売台数計約400台） 障害の概要： 事前に修正を行ったものであっても、2000年１月１日0時以降に「2000年１月１日」とあらた めて日付入力操作を１回行うことが必要。同操作を行わない場合、日付の誤表示が発生。 ２ 臨床用ポリグラフの日付機能についてのトラブル 販売会社名： 日本光電工業株式会社（連絡先：03-5996-8077） 医療機器名： 臨床用ポリグラフ 型　　　式： RMC-2000型（販売台数約500台） 障害の概要： 定められた年月日表示形式の設定（年（西暦）／月／日）を行わない場合、日付の誤表示が発生。 　 ◎ 障害発生情報など2000年問題に関する最新の情報については、都道府県衛生主管部局2000年問題担当窓口へお問い合わせ下さい。

International Y2K Cooperation Center :Health Sector（国際Y2K協力センター：医療分野 ※）から、イギリスにおいて、ガンブロ社製の人工透析装置AK100／AK200の日付について誤表示ある旨情報提供があり、当該情報を確認したところ以下のとおり。

１ 当該情報について、日本臨床工学技士会に確認したところ、「機械の洗浄中に誤表示を起こすが、ボタンでリセットすれば修復する。日本での導入件数は約20件」との情報提供あり。

２ また、ガンブロ社の日本現地法人に確認したところ、「事前のテストは行っていたものの確認できない問題であった」とのこと。

３ 厚生省としては、ガンブロ社の日本現地法人に対して、納入先に対し、復旧の手順を示すなど正常に使用するための情報提供を行うよう指示したところ。

※ 国際Y2K協力センター

2000年問題に係る大量の情報が発生した場合に、国際的な情報提供や復旧のための協力関係を円滑に構築するため、1999年に国連及び世界銀行により設置された組織（本部ワシントン）。

１ １月３日午前11時頃、日本光電工業（株）が販売を行っている生体情報モニター「ハートモニタ ライフスコープ６」について、プリントアウト時に誤った日付を表示するとの通報があった。

２ 日本光電工業（株）に対し照会をしたところ、

(1) 同社が販売した以下の形式のシリーズ製品については、2000年問題に対応するためのソフトウェア（ROM）交換が必要、

(2) その旨は同社から医療機関に対して情報提供が既に行われていたところであり、対応してきた、

(3) 記録器を接続していない場合は影響はない、との報告があった。

会社名：	日本光電工業（株） （電話連絡先：03-5996-8077）
型　式：	OEC-6102、OEC-6105、 OEC-6401、 OEC-6501
台　数：	約4,400台

３ 今回通報のあった誤表示ケースは、事前の対応が漏れたものと考えられるので、当該製品を使用している医療機関においては、改めてROM交換が行われているか否かについて確認されることをおすすめします。