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平成11年12月28日

緊急母子保健情報

「自宅などでの医師や助産婦が介助しない出産等は危険!!」

厚生省

 最近、妊婦の皆さんに、健康診査を受診しないことや、自宅において、医師又は助産婦が介助しない中、分娩することを勧めたり、いわゆる24時間風呂の中で水中分娩することを勧める団体があることが報道されていますが、こうした健康管理や分娩方法は適切ではありません。
 健康診査の不受診や自宅等における医師や助産婦が立ち会わない出産は、

(1) お母さんや赤ちゃんのからだの異常の発見が遅れ、お母さんや赤ちゃんの生命が危険な状況に陥る可能性

(2) 手術や高度な医療が緊急に必要な状況であるのに、迅速で適切な対応をとることができない可能性などがあり、非常に危険です。

 また、いわゆる24時間風呂の中での水中出産は、レジオネラ菌に感染する可能性があり、こうした出産で生まれた新生児がレジオネラ菌に感染し死亡した事例が報告されています。

 安全に出産するため、医師、助産婦等の指導にしたがい、健康診査を受診するとともに医師又は助産婦の介助のもとで、出産しましょう。

 

照会先:厚生省児童家庭局母子保健課
    椎葉(内3173) 武田(内3179)
      (代表)[現在ご利用いただけません]
      (直通)03-3595-2544



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