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平成11年6月17日

ベルギー産鶏肉等のダイオキシン汚染について


 ベルギー産鶏肉等のダイオキシン汚染問題に関し、6月1日以降、ベルギー産、オランダ産及びフランス産の食品の一部について対応を講じてきたところですが、オランダ政府、フランス政府及び欧州委員会からの情報に基づき、オランダ産鶏肉及び豚肉並びにフランス産鶏肉、鶏卵、豚肉、牛肉、牛乳及び羊肉(いずれも加工品を含む。)について、輸入手続の保留、販売自粛等の措置の対象から除外することとしたので、お知らせします。

参考1 調査結果の概要

(1) ベルギーの油脂会社からダイオキシン汚染油脂が出荷された時期は本年1月19日から26日と特定。

(2) オランダ政府及びフランス政府による調査の結果、汚染油脂と同時期に出荷された油脂を含む飼料等のダイオキシン濃度に異常はなく、またこの油脂を含む飼料を使用した農場からの対日輸出実績はないことを確認。

参考2 本件に関する現在までの対応

(1) 検疫所に対し、当該品の輸入届出があった場合、輸入手続きを保留し、厚生省に連絡するよう指示。輸出国に対し、今回の汚染問題との関係について調査の上、問題がなければ輸入を認める。

(2) 本年1月15日以降に当該品の輸入実績がある輸入者に対し、状況が確認されるまでの間、販売自粛及び流通先への情報提供を指導する(本年1月14日以前にとちく処理、又は製造加工されたものを除く。)とともに、輸出者に対し今回の汚染問題との関係について調査するよう指示。

参考3 今後の各国産品に対する対応状況

  鶏肉 鶏卵 豚肉 牛肉 牛乳 羊肉
ベルギー産
オランダ産
フランス産

注)○について、上記(1)、(2)と同様の対応を実施する。
 いずれの品目も、加工品を含む。
 なお、ベルギー産鶏卵については、卵の含有が2%以上の食品を含む。


照会先:厚生省生活衛生局
    森田 乳肉衛生課長
担当者:滝本 (内線2473)


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