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平成11年6月5日

ベルギー産の鶏肉等のダイオキシン汚染について


 ベルギーにおいて鶏肉等のダイオキシン汚染により一部食品の販売禁止措置がとられてる旨の報道を受け、6月1日からベルギー産加工鶏卵等の対応を講じているところですが、欧州委員会の情報により、ベルギー及びフランスにおいて、牛にもダイオキシン汚染飼料が与えられた疑いが強いことから、現在、対応を講じている鶏肉、鶏卵、豚肉(それぞれ加工品を含む。)に加え、ベルギー産及びフランス産の牛肉及び牛乳(それぞれ加工品を含む。)についても同様の対応を講じることとしたのでお知らせします。

注1 本件に関する現在までの対応

(1)検疫所に対し、当該品の輸入届出があった場合、輸入手続きを保留し、厚生省に連絡するよう指示。輸出国に対し、今回の汚染問題との関係について調査の上、問題がなければ輸入を認める。

(2)本年1月15日以降に当該品の輸入実績がある輸入者に対し、状況が確認されるまでの間、販売自粛及び流通先への情報提供を指導するとともに、輸出者に対し今回の汚染問題との関係について調査するよう指示。

(3)各国産品に対する対応状況

  鶏 肉
(加工品を含む。)
鶏 卵
(加工品を含む。)
豚 肉
(加工品を含む。)
牛 肉
(加工品を含む。)
牛 乳
(加工品を含む。)
ベルギー産品
卵の含有が2%以上
食品を含む。
オランダ産品
フランス産品

 ○について上記(1)、(2)と同様の対応を実施

注2 我が国へのベルギー産及びフランス産の牛肉及び牛乳並びに牛乳加工品の輸入量

  牛 肉 牛 乳 牛乳加工品
ベルギー産品 輸入実績なし 輸入実績なし 約2,673トン
(約1.6%)
フランス産品 約34トン
(約0.01%)
輸入実績なし 約6,864トン
(約4.1%)

 (平成11年1月1日〜6月1日に輸入届け出があったもの)
 * カッコ内は、平成9年同時期の当該品目の総輸入量に対する割合

2 オランダ産品について

 オランダにおいて、ベルギーから輸入された汚染油脂を原料として製造された飼料を豚に与えていたこと及びベルギーから輸入した汚染飼料を食肉用鶏に与えていたことが判明したことから、オランダから輸入される豚肉及び鶏肉(それぞれ加工品を含む。)について、対ベルギーの場合と同様の対応を講じる

3 フランス産品について

 フランスにおいて、ベルギーから輸入された汚染油脂を原料として製造された飼料及びベルギーから輸入した汚染飼料を農家で使用していたことから、フランスから輸入される鶏肉、鶏卵及び豚肉(それぞれ加工品を含む。)について、対ベルギーの場合と同様の対応を講じる


照 会 先:厚生省生活衛生局
     森 田 乳肉衛生課長
担 当 者:滝本(内線2473)
直通電話:03-3595-2337


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