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平成11年6月4日

ベルギー産食品の取扱いについて


 ベルギーにおける鶏肉等のダイオキシン汚染問題について、欧州委員会は、現地時間6月3日、ベルギー産食品について、鶏肉・鶏卵製品等に加えて、本年1月15日から6月1日までの間に製造された、問題の農場由来と推測される卵を2%以上含有する食品についても、市場から回収し、廃棄することとした旨の決定を行った。
 また、その他のEU諸国については、ベルギーからのダイオキシンに汚染された飼料、家畜、卵等の流通状況等について調査を実施するとともに、その結果を踏まえ、問題のある製品の廃棄を行うよう求めている。
 このため、厚生省としても、欧州委員会の決定を踏まえ、念のため、本日、ベルギー産食品について、下記のとおり対応するよう検疫所に指示したとともに、フランス等のその他の国に対しては、至急、流通状況等を調査の上、報告するよう依頼したので、お知らせする。

1. 鶏卵を使用していると考えられるベルギー産食品(パスタ類、マヨネーズ類、ビスケット類、ケーキ類等)について、輸入手続きを保留し、今回の汚染問題と関係がないものであること、又は、問題の農場由来と推測される卵の含有率が2%未満であることが確認されたものについて、通関を認める。

2.本年1月15日以降に鶏卵を使用していると考えられるベルギー産食品の輸入実績がある輸入者に対し、輸入された食品が今回の汚染問題と関係がないものであること、又は、問題の農場由来と推測される卵の含有率が2%未満のものであることが確認されるまでの間、販売自粛及び流通先への情報提供を指導する。

(参考)鶏卵を使用していると考えられるベルギー産食品

(本年1月15日〜6月1日現在)
品目 輸入業者数 輸入件数(件) 輸入量(トン)
パスタ類 1 1 0.5
マヨネーズ類 1 1 0.3
ビスケット類 17 117 88.9
ケーキ類 3 18 12.9
合計 22 137 102.6


照会先:厚生省生活衛生局
 田中食品保健課長(内線2441)
 南輸入食品企画指導官(内線2442)


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