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平成11年6月2日

ベルギー産の鶏肉等のダイオキシン汚染について


 ベルギーにおいて鶏肉等のダイオキシン汚染により鶏肉、鶏卵の販売禁止措置がとられている旨の報道を受け、我が国にも加工鶏卵の輸入があることから、本日までに下記のとおり対応したのでお知らせします。

1. 5月31日、EU代表部(ベルギー)に汚染された可能性のある鶏肉、鶏卵等のロット及び我が国への輸出の有無等について情報提供を要請するとともに、6月1日、外務省に対してベルギーの他フランス、オランダ等に同内容の調査を依頼。

2. 6月1日、検疫所に対し、ベルギー産の鶏肉、鶏卵等の輸入届け出があった場合は、輸入手続を保留して、厚生省に連絡するよう指示。

3. 本日、本年3月以降、卵加工品の輸入実績は6社あることを確認。輸入者に対し、状況が確認されるまでの間、販売自粛及び流通先への情報提供を指導するとともに、輸出者に本件との関連について調査するよう指示。

注1.我が国への輸入実績

(1) ベルギー産鶏肉の輸入実績はなし。
(2) 加工卵製品については、乾燥卵白、乾燥卵黄等が本年は昨日までに32件463tの輸入実績がある。

注2. 経緯の概要

 報道資料を総合すると、ベルギー北西部Ghentにある企業から供給された油脂によりダイオキシン汚染が起こっており、この油脂はベルギー国内9ヶ所、フランス及びオランダの各1ヶ所の飼料メーカーに供給されている。これまでの調査で、家畜飼料にダイオキシンを含む油が混入し、肉や卵を汚染した可能性が強いという。ベルギー政府は、5月28日に当該鶏及び鶏卵の国内での販売を禁止した。


照会先:厚生省生活衛生局
    森田 乳肉衛生課長
担当者:滝本 (内線2473)


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