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食品添加物の新規指定の可否に関する
食品衛生調査会への諮問について

平成11年1月20日

厚生省生活衛生局食品化学課


1.食品衛生法第6条により、食品添加物の製造、輸入、販売等については、人の健康を損なうおそれのない場合として、厚生大臣が食品衛生調査会の意見を聴いて定める場合を除き、禁止されている。

2.食品添加物の新規指定要請の手続き等については、食品衛生調査会の答申に基づく平成8年3月22日衛化第29号生活衛生局長通知により、指定要請をする者は、有効性、安全性等に関する資料を添えて厚生大臣あて要請書を提出することとされている。

3.今回指定要請のなされたアセスルファムカリウムについては、事務局における予備審査を終了し、平成11年1月20日付食品衛生調査会に食品衛生法第6条に基づく指定の可否について諮問したものである。

4.品目の概要

1)品 名:
 アセスルファムカリウム
2)用 途:
 甘味料(甘味度はショ糖の200倍)
3)指定要請者:
  ニュートリノヴァ・ジャパン株式会社
   代表取締役社長 鈴木 雅之

  武田薬品工業株式会社
   代表取締役社長 武田 國男

4)指定要請のなされた日:
 平成11年1月18日
5)外国での使用状況:
 EU、米国、カナダ等50カ国以上で食品添加物として認められている。
6)国際機関の評価:
 FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)において、アセスルファムカリウムについては、一日摂取許容量(ADI)は15mg/kg/日と評価されている。

5.その他

 食品衛生法第6条により指定されている品目数は、平成10年9月18日にグルコン酸カリウム及びグルコン酸ナトリウムを指定したことにより現在351品目である。また、スクラロースについては、現在審議中である。


照会先
厚生省生活衛生局食品化学課
 担当 東、宇山(2486)


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