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いわゆる栄養補助食品の取扱いに関する検討会
の開催について


1.開催の趣旨

 我が国では、国民の健康に対する関心、知識の向上や食経験に基づく知見の積み重ねなどから、これまで、医薬品として使用されてきたビタミン等について、食品としての流通を求める声が強まってきた。このような動きを背景に、政府の規制緩和推進計画及びOTO市場開放問題苦情処理推進会議報告において、ビタミン等に関して食薬区分を見直すとともに、栄養補助食品を新しいカテゴリーとする対応をとることを検討することが決定された。
 そこで、ビタミン等のいわゆる栄養補助食品のあり方に関し、これらの食品に関する適正な摂取方法等、今後の取扱い及びその名称を含め、検討を行うことが必要である。
 このため、生活衛生局長の私的検討会として、「いわゆる栄養補助食品の取扱いに関する検討会」を開催することとする。
 なお、検討経過については、食品衛生調査会及び公衆衛生審議会の関連部会に報告するものとする。

2.具体的検討課題

(1)「いわゆる栄養補助食品」の名称、定義

(2)表示のあり方

・有効性、摂取方法等の表示のあり方
・過剰摂取における最大摂取に関する注意喚起・警告表示等への対応

3.検討会の進め方

(1)検討会の会議及び議事録は公開する。なお、公開に当たってはプライバシー等に十分配慮する。

(2)検討会は、上記の「2.具体的検討課題」について、来年度末を目途に栄養補助食品のあり方に関する報告書をまとめるものとする。その間、中間報告をまとめるとともに、食品衛生調査会及び公衆衛生審議会の関連部会の意見を聴取し、一般からの意見も募るものとする。

4.日程

 第1回会議は、平成10年12月17日(木)に開催する。

5.検討会委員 別紙

6.検討会の庶務

 検討会の庶務は、生活衛生局食品保健課新開発食品保健対策室が行う。


平成10年12月9日

照会先:厚生省生活衛生局食品保健課
    新開発食品保健対策室
担 当:古畑、温泉川(内線2458)
電 話:[現在ご利用いただけません] (代表)


別 紙

いわゆる栄養補助食品の取扱いに関する検討会委員名簿


No. 氏 名 所 属 先 ・ 役 職
芦 川 修 貳  東京都立大塚病院栄養課長
五十嵐 脩 お茶の水女子大学生活環境研究センター教授
池 上 幸 江 国立健康・栄養研究所食品科学部長
江 指 隆 年 国立健康・栄養研究所応用食品部長
多 田 和 生 (株)ジャフマック代表取締役社長
田 中 平 三 東京医科歯科大学難治疾患研究所教授
野 中 博 医療法人社団白腎会 野中医院理事長
橋 詰 直 孝 東邦大学医学部大橋病院臨床検査医学研究室教授
浜 野 弘 昭 カルター・フーズサイエンス(株)常務取締役
10 山 田 隆 国立医薬品食品衛生研究所食品添加物部長
11 和 田 正 江 主婦連合会副会長



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