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平成10年10月21日

第1回厚生科学審議会先端医療技術評価部会・生殖補助医療技術に関する専門委員会の概要


○ 本日午後1時30分から午後4時30分まで、第1回厚生科学審議会先端医療技術評価部会・生殖補助医療技術に関する専門委員会が開催された。

○ 最初に、本委員会の委員長の選出が行われ、中谷瑾子氏(慶應義塾大学名誉教授)が委員長に選任された。

○ 次に、本委員会の議事の公開のあり方について議論がなされ、本委員会の議事は非公開とし、議事録を公開するものとされた。

○ また、本委員会の進め方について事務局より別紙の提案がなされ、議論が行われた。

○ さらに、今後、本委員会が検討すべき項目について議論されるとともに、国民のこの問題に関する考え方を把握するため、アンケート調査を実施することとされた。

○ 最後に、次回は12月3日午後1時30分から開催することとし、アンケート調査の内容等について検討することとされた。


生殖補助医療技術に関する専門委員会の進め方


【検討方針】

 第三者の配偶子提供や代理母等生殖補助医療技術にかかる安全面、倫理面、法制面における諸問題について論点を整理する。
 論点の内容に関して専門家はもとより広く国民の意見を聞くため、アンケート調査を実施する。
 アンケート調査結果を踏まえ、各論点ごとに集中的な議論を行い、2年以内を目途に委員会としての意見を取りまとめる。

【作業スケジュール】

10月21日 第1回専門委員会
12月上旬 第2回専門委員会
アンケート調査票の検討、完成(研究班からも出席)
詳細論点について各委員から出された意見に基づき議論。
(全体)
1月中旬〜 アンケート調査開始
3月末 アンケート集計
1月下旬〜  
(第3〜10回)
詳細論点の各項目について、望まれる姿と現行制度下の対応についてそれぞれ検討

 1)生殖補助医療技術の安全性と実施施設等について
 2)生殖補助医療技術の適応・対象者について
 3)精子・卵子・受精卵の提供、代理母について
 4)多胎減数手術について
 5)商業利用について
 6)出自を知る権利について
 7)国の関与のあり方について
 8)その他

議論終了後 厚生科学審議会先端医療技術評価部会に報告



生殖補助医療技術に関する専門委員会名簿

(委員長)  中谷 瑾子 (慶應義塾大学名誉教授)
石井美智子  (東京都立大学法学部教授)
石井 トク (岩手県立大学看護学部教授)
加藤 尚武 (京都大学文学部教授)
高橋 克幸 (国立仙台病院名誉院長)
辰巳 賢一 (梅ヶ丘産婦人科副院長)
田中 温 (セントマザー産婦人科医院院長)
丸山 英二 (神戸大学法学部教授)
矢内原 巧 (昭和大学医学部教授)
吉村 泰典 (慶應義塾大学医学部教授)


照会先:厚生省児童家庭局母子保健課
    北島(内3173) 武田(内3179) 
    (代表)[現在ご利用いただけません]
    (直通)03-3595-2544


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