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平成10年8月25日
1.経緯等
平成8年の学校給食施設における腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒の多発を受け、同年9月及び10月に学校給食施設の一斉点検により問題点が発見された施設について改善指導を実施した。平成9年4月及び5月にこれらの施設を中心に再度一斉点検を実施したところ、改善が進められていない状況が散見されたことから、同年7月、改善の見られなかった施設に対する3ヶ年計画の提出等改善指導を行うよう都道府県等衛生主管部局に通知した。
今回、その履行状況についての調査等を行うため、本年4月及び5月に一斉点検を行い、その結果を取りまとめた。
2.改善状況の集計結果
平成9年度に行われた改善状況について、本年4月及び5月に一斉点検を行い、その点検結果を別添のとおり取りまとめた。
(1)学校給食の全施設に対する割合からみて未改善の施設が多い項目について主なものを表1に、前回一斉点検後の改善勧告が多かった主な項目に関する平成9年度の改善状況について表2に、改善勧告に対し平成9年度対応完了施設数の比率が小さい項目の主なものを表3、比率が大きい項目の主なものを表4にそれぞれまとめた。
(2)改善計画未達の主な項目としては、共同調理場では (1)調理後の食品の適切な温度管理、その時刻及び温度の記録(1,043/1,179施設、達成率88%)、(2)返却された残さの非汚染作業区域への持ち込み(291/324施設、達成率90%)、(3)調理器具、容器等の衛生的な保管(381/421施設、達成率90%)、(4)原材料について納入業者が定期的に実施する検査結果の提出(1,377/1,521施設、達成率91%)、単独校調理場では、(1)便所には調理作業に着用する外衣、帽子、履き物のまま入らない(312/399施設、達成率78%)、(2)原材料について納入業者が定期的に実施する検査結果の提出(5,046/6,015施設、達成率84%)、(3)調理後の食品の適切な温度管理(冷却過程の温度管理を含む)及び必要な時刻、温度の記録(3,855/4,472施設、達成率86%)、(4)加熱調理食品の中心部の十分(75℃1分間以上等)な加熱(370/427施設、達成率87%)、(5)下処理場から調理場への移動の際の外衣、履き物の交換(履き物の交換が困難な場合は履き物の殺菌)(3,644/4,135施設、達成率88%)、(6)非汚染作業区域に汚染を持ち込まない下処理の確実な実施(1,934/2,193施設、達成率88%)、(7)ねずみ、昆虫の駆除実施(半年以内)及び記録の保存(1年以上)(3,838/4,377施設、達成率88%)等であった。
3.評価
(1)学校給食全体から未改善施設及び項目をみると、改善率が低い項目は主として施設設備の改善を伴うものであった。しかしながら、施設改善を伴わない項目も依然として多く、特にこれらについては計画の前倒し等を含め、より早急に改善を進める必要がある。
(2)改善計画の履行状況についてみると、全体としては、都道府県等衛生主管部局、教育委員会等の関係者並びに現場の調理員及び栄養士等の努力により、概ね計画に従い順調に改善がなされ、さらに計画の前倒しによる改善が進められたところも見られたが、計画より遅れているところも見受けられた。平成9年度中に改善できなかった理由については、(1)予算面で対応出来なかった場合、(2)一部改善がみられるものの改善が不十分な場合、(3)改築、増築等の対策が新たに判明した場合などが報告された。
これらについては今後引き続き改善が確実に、またできる限り前倒しにより早急に実施されるよう再度徹底を図る必要がある。また、各施設においては、来年度以降改善が予定されている計画の実施にあたり、同様の理由による遅れが起こることの無いよう注意する必要がある。
4.今後の対応
(1)平成11年度以降も引き続き、改善計画の実施状況について点検を実施する。
(2)平成9年10月から開始された「調理施設におけるHACCP試行事業」を引き続き進め、その成果に基づき、学校給食施設へのHACCPの概念を導入した衛生管理手法の普及を図る。
連絡先:厚生省生活衛生局食品保健課監視係 TEL [現在ご利用いただけません](内線2450)
表1 平成9年度改善未完了施設数
主な項目 | 施設数 | |
単 独 |
各作業区域入口の手洗設備・履物殺菌設備の設置 | 2,610(17.5%) |
シンクの用途別設置による相互汚染防止 | 2,824(19.0%) | |
加熱・非加熱食材、器具洗浄用シンクの用途別設置 | 3,874(26.0%) | |
移動性器具の衛生的保管設備設置 | 2,530(17.0%) | |
原材料納入業者からの検査結果提出(過去1月) | 2,799(18.8%) | |
共 同 |
加熱・非加熱食材、器具洗浄用シンクの用途別設置 | 576(19.3%) |
移動性器具の衛生的保管設備設置 | 498(16.7%) | |
原材料納入業者からの検査結果提出(過去1月) | 440(14.8%) | |
調理後食品の適切な温度管理と記録 | 536(18.0%) | |
配送過程(運搬車等)の適切な温度管理と記録 | 1,384(46.4%) |
表2 改善勧告数の多かった項目とその後の改善状況
主な項目 | 改善勧告数 | 平成9年度未完了施設 | ||
施設数 | 勧告に対する割合 | |||
単 独 |
加熱・非加熱食材、器具洗浄用シンクの用途別設置 | 5,987(40.3%) | 3,874(26.0%) | 64.7% |
下処理場から調理場移動時の外衣・履き物交換 | 5,467(36.8%) | 1,823(12.3%) | 33.3% | |
原材料納入業者からの検査結果提出(過去1月) | 7,845(52.7%) | 2,799(18.8%) | 35.7% | |
原材料搬入時の時刻及び温度の記録 | 6,723(45.2%) | 1,379( 9.3%) | 20.5% | |
調理後食品の適切な温度管理と記録 | 5,590(37.6%) | 1,735(11.7%) | 31.0% | |
共 同 |
下処理場から調理場移動時の外衣・履き物交換 | 1,104(37.0%) | 294( 9.9%) | 26.6% |
原材料納入業者からの検査結果提出(過去1月) | 1,817(60.9%) | 440(14.8%) | 24.2% | |
原材料搬入時の時刻及び温度の記録 | 1,360(45.6%) | 161( 5.4%) | 11.8% | |
調理後食品の適切な温度管理と記録 | 1,579(53.0%) | 536(18.0%) | 33.9% | |
配送過程(運搬車等)の適切な温度管理と記録 | 2,067(69.4%) | 1,384(46.4%) | 67.0% |
表3 平成9年度の改善状況が悪い項目とその改善状況
主な項目 | 改善勧告数 | 平成9年度未完了施設 | ||
施設数 | 勧告に対する割合 | |||
単 独 |
高温多湿が避けられる十分な換気の実施 | 3,236(21.8%) | 1,930(13.0%) | 59.6% |
加熱・非加熱食材、器具洗浄用シンクの用途別設置 | 5,987(40.3%) | 3,874(26.0%) | 64.7% | |
移動性器具・容器等の衛生的保管設備設置 | 3,850(25.9%) | 2,530(17.0%) | 65.7% | |
原材料納入時の調理従事者等の立ち会い | 2,206(14.8%) | 1,216( 8.2%) | 55.1% | |
調理器具・容器等の衛生的保管 | 3,372(22.6%) | 1,904(12.8%) | 56.5% | |
共 同 |
高温多湿が避けられる十分な換気の実施 | 682(22.9%) | 392(13.2%) | 57.5% |
用途別のシンク設置による相互汚染防止 | 755(25.3%) | 430(14.4%) | 57.0% | |
移動性器具・容器等の衛生的保管設備設置 | 880(29.5%) | 498(16.7%) | 56.6% | |
調理器具・容器等の衛生的保管 | 755(25.3%) | 374(12.6%) | 49.5% | |
配送過程(運搬車等)の適切な温度管理と記録 | 2,067(69.4%) | 1,384(46.4%) | 67.0% |
表4 平成9年度の改善状況が良い項目とその改善状況
主な項目 | 改善勧告数 | 平成9年度未完了施設 | ||
施設数 | 勧告に対する割合 | |||
単 独 |
施設の清掃を全ての食品搬出後実施 | 1,065( 7.1%) | 115( 0.8%) | 10.8% |
手洗い設備の石けん・爪ブラシ等の適切な設置 | 1,345( 9.0%) | 106( 0.7%) | 7.9% | |
部外者の立ち入り制限、不必要な物品の保管制限 | 1,105( 7.4%) | 166( 1.1%) | 15.0% | |
調理器具・容器等の清掃を全ての食品搬出後実施 | 1,225( 8.2%) | 123( 0.8%) | 10.0% | |
調理作業終了後の使用水の検査実施 | 4,390(29.5%) | 388( 2.6%) | 8.8% | |
共 同 |
下処理から調理場移動時の外衣・履き物交換 | 1,104(37.0%) | 294( 9.9%) | 26.6% |
原材料搬入時の時刻及び温度記録 | 1,360(45.6%) | 161( 5.4%) | 11.8% | |
原材料の包装の汚染の保管設備への持ち込み防止 | 850(28.5%) | 197( 6.6%) | 23.2% | |
調理作業終了後の使用水の検査実施 | 900(30.2%) | 25( 0.8%) | 2.8% |
対象施設数(14,874)
改善勧告等実施施設数(12,258)
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 施設は隔壁等により、不潔な場所から完全に区別されていますか。 | 298 | 119 | 165 | 139 | 133 | 0.9 |
2 | 便所、休憩室及び更衣室は隔壁により食品を取り扱う場所と区分されていますか。 | 306 | 132 | 157 | 119 | 149 | 1.0 |
3 | ねずみやこん虫の駆除は半年以内に実施されその記録が1年以上保存されていますか | 5303 | 4377 | 3838 | 88 | 1465 | 9.8 |
4 | 施設へのねずみやこん虫の侵入を防止するための設備に不備はありませんか。 | 1616 | 1138 | 1073 | 94 | 543 | 3.7 |
5 | ねずみやこん虫の発生はありませんか。 | 926 | 837 | 810 | 97 | 116 | 0.8 |
6 | 汚染作業区域と非汚染作業区域が明確に区別されていますか。 | 4795 | 3055 | 2750 | 90 | 2045 | 13.7 |
7 | 各作業区域の入り口手前に手洗い設備、履き物の殺菌設備(履き物の交換が困難な場合に限る。)が設置されていますか。 | 5461 | 2883 | 2851 | 99 | 2610 | 17.5 |
8 | 施設は十分な換気が行われ、高温多湿が避けられていますか。 | 3236 | 1274 | 1306 | 103 | 1930 | 13.0 |
9 | シンクは用途別に相互汚染しないように設置されていますか。 | 4579 | 1815 | 1755 | 97 | 2824 | 19.0 |
加熱調理用食材、非加熱調理用食材、器具の洗浄等を行うシンクは別に設置されていますか。 | 5987 | 2162 | 2113 | 98 | 3874 | 26.0 | |
10 | シンク等の排水口は排水が飛散しない構造になっていますか。 | 2621 | 1612 | 1663 | 103 | 958 | 6.4 |
11 | 施設の床面は排水が容易に行える構造になっていますか。 | 1617 | 704 | 719 | 102 | 898 | 6.0 |
12 | 全ての移動性の器具、容器等を衛生的に保管するための設備が設けられていますか。 | 3850 | 1409 | 1320 | 94 | 2530 | 17.0 |
13 | 施設の清掃は、全ての食品が調理場内から完全に搬出された後、適切に実施されましたか | 1065 | 737 | 950 | 129 | 115 | 0.8 |
14 | 手洗い設備の石けん、爪ブラシ、ペーパータオル、殺菌液は適切ですか。 | 1345 | 1277 | 1239 | 97 | 106 | 0.7 |
15 | 施設に部外者が入ったり、調理作業に不必要な物品が置かれていたりしませんか。 | 1105 | 993 | 939 | 95 | 166 | 1.1 |
16 | 便所には、専用の手洗い設備、専用の履き物が備えられていますか。 | 937 | 604 | 628 | 104 | 309 | 2.1 |
2.従事者等
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 健康調査が適切に実施されていますか。 | 119 | 115 | 110 | 96 | 9 | 0.1 |
2 | 着用する外衣、帽子は毎日専用で清潔のものに交換されていますか。 | 458 | 421 | 411 | 98 | 47 | 0.3 |
3 | 作業場専用の履物を使用されていますか。 | 71 | 66 | 70 | 106 | 1 | 0.01 |
4 | 手洗いを適切な時期に適切な方法で行われていますか。 | 465 | 374 | 398 | 106 | 67 | 0.5 |
5 | 下処理から調理場への移動の際には外衣、履き物の交換(履き物の交換が困難な場合には履物の殺菌)が行われていますか。 | 5467 | 4135 | 3644 | 88 | 1823 | 12.3 |
6 | 便所には、調理作業時に着用する外衣、帽子、履き物のまま入らないようにされていますか。 | 406 | 399 | 312 | 78 | 94 | 0.6 |
3.原材料の取扱い等
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 原材料について納入業者が定期的に実施する検査結果の提出が最近1か月以内にありましたか。 | 7845 | 6015 | 5046 | 84 | 2799 | 18.8 |
検査結果は1年間保管されていますか。 | 7370 | 5742 | 5010 | 87 | 2360 | 15.9 | |
2 | 原材料の納入に際しては調理従事者等が立ち会われていますか。 | 2206 | 1022 | 990 | 97 | 1216 | 8.2 |
検収場で原材料の品質、鮮度、品温、異物の混入等について点検を行われましたか。 | 2854 | 2412 | 2151 | 89 | 703 | 4.7 | |
3 | 原材料の納入に際し、生鮮食品については、1回で使い切る量を調理当日に仕入れられましたか。 | 501 | 401 | 386 | 96 | 115 | 0.8 |
4 | 原材料は分類ごとに区分して、原材料専用の保管場に保管設備を設け、適切な温度で保管されていますか。 | 1865 | 1170 | 1252 | 107 | 613 | 4.1 |
原材料の搬入時の時刻及び温度の記録がされていますか。 | 6723 | 6005 | 5344 | 89 | 1379 | 9.3 | |
5 | 原材料の包装の汚染を保管設備に持込まないようにされていますか。 | 3222 | 2653 | 2438 | 92 | 784 | 5.3 |
保管設備内での原材料の相互汚染が防がれていますか。 | 916 | 795 | 755 | 95 | 161 | 1.1 | |
6 | 非汚染作業区域内に汚染を持ち込まないよう、下処理が確実に実施されていますか。 | 3001 | 2193 | 1934 | 88 | 1067 | 7.2 |
7 | 冷蔵庫又は冷凍庫から出した原材料は速やかに調理に移行させていますか。 | 353 | 330 | 318 | 96 | 35 | 0.2 |
非加熱で供される食品は下処理後速やかに調理に移行させていますか。 | 162 | 158 | 155 | 98 | 7 | 0.04 | |
8 | 原材料を配送用包装のまま調理場に持ち込まれていませんか。 | 3151 | 2743 | 2596 | 95 | 555 | 3.7 |
4.調理器具、容器等
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 包丁、まな板等の調理器具は用途別及び食品別に用意し、混同しないように使用されていますか。 | 823 | 729 | 738 | 101 | 85 | 0.6 |
2 | 調理器具、容器等は作業動線を考慮し、予め適切な場所に適切な数が配置されていますか | 1828 | 1068 | 1180 | 110 | 648 | 4.4 |
3 | 調理器具、容器等は使用後(必要に応じて使用中)に洗浄・殺菌し、乾燥されていますか | 196 | 180 | 174 | 97 | 22 | 0.1 |
4 | 調理場内における器具、容器等の洗浄・殺菌は、全ての食品が調理場から排出された後、行われていますか。(使用中等やむを得ない場合は、洗浄水等が飛散しないように行うこと。) | 1225 | 1132 | 1102 | 97 | 123 | 0.8 |
5 | 調理機械は、最低1日1回以上、分解して洗浄・消毒し、乾燥されていますか。 | 389 | 375 | 373 | 99 | 16 | 0.1 |
6 | 全ての調理器具、容器等は衛生的に保管されていますか。 | 3372 | 1632 | 1468 | 90 | 1904 | 12.8 |
5.使用水、井戸水、貯水槽等の点検表(月1回点検)
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 使用水は、色、濁り、におい、異物のほか、遊離残留塩素が0.1mg/l以上であることを始業前及び調理作業終了後に毎日検査され、記録されていますか。 | 始業前 749 |
679 | 619 | 91 | 130 | 0.9 |
調理作業後 4390 |
3993 | 4002 | 100 | 388 | 2.6 | ||
2 | 水道事業により供給される水以外の井戸水等の水を使用する場合には、半年以内に水質検査が行われいますか。 | 80 | 65 | 64 | 98 | 16 | 0.1 |
検査結果は1年間保管されていますか。 | 51 | 36 | 35 | 97 | 16 | 0.1 | |
3 | 貯水槽は清潔を保持するため、1年以内に清掃されていますか。 | 174 | 170 | 168 | 99 | 6 | 0.04 |
清掃した証明書は1年間保管されていますか | 331 | 326 | 310 | 95 | 21 | 0.1 |
6.調理等
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 野菜及び果物を加熱せずに供する場合には、適切な洗浄(必要に応じて殺菌)を実施されていますか。 | 291 | 286 | 264 | 92 | 27 | 0.2 |
2 | 加熱調理食品は中心部が十分(75℃で1分間以上等)加熱されていますか。 | 437 | 427 | 370 | 87 | 67 | 0.5 |
3 | 食品及び移動性の調理器具並びに容器の取扱いは床面から60cm以上の場所で行われていますか。(ただし、跳ね水等からの直接汚染が防止できる食缶等で食品を取り扱う場合には、30cm以上の台にのせて行うこと。 | 2044 | 1559 | 1543 | 99 | 501 | 3.4 |
4 | 加熱調理後の食品の冷却、非加熱調理食品の下処理後における調理場等での一時保管等は清潔な場所で行われていますか。 | 937 | 728 | 732 | 101 | 205 | 1.4 |
5 | 加熱調理食品にトッピングする非加熱調理食品は、直接喫食する非加熱調理食品と同様の衛生管理が行われ、トッピングする時期は提供までの時間が極力短くなるようにされていますか。 | 194 | 182 | 189 | 104 | 5 | 0.03 |
6 | 加熱調理後、食品を冷却する場合には、速やかに中心温度を下げる工夫がされていますか | 1278 | 914 | 853 | 93 | 425 | 2.9 |
7 | 調理後の食品は衛生的な容器にふたをして、他からの2次汚染が防止されていますか。 | 462 | 433 | 413 | 95 | 49 | 0.3 |
8 | 調理後の食品が適切に温度管理(冷却過程の温度管理を含む。)が行われ、必要な時刻及び温度が記録されていますか。 | 5590 | 4472 | 3855 | 86 | 1735 | 11.7 |
9 | 配送過程があるものは保冷又は保温設備のある運搬車を用いるなどにより、適切な温度管理が行われ、必要な時間及び温度等が記録されていますか。 | 205 | 177 | 182 | 103 | 23 | 0.2 |
10 | 調理後の食品は2時間以内に喫食されていますか。 | 286 | 219 | 219 | 100 | 67 | 0.5 |
7.廃棄物の取扱い
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 廃棄物容器は、汚臭、汚液がもれないように管理するとともに、作業終了後は速やかに清掃し、衛生上支障のないように保持されていますか。 | 458 | 428 | 409 | 96 | 49 | 0.3 |
2 | 返却された残渣は非汚染作業区域に持ち込まれていませんか。 | 4185 | 2270 | 2122 | 93 | 2063 | 13.9 |
3 | 廃棄物は、適宜集積場に搬出し、作業場に放置されていませんか。 | 356 | 339 | 326 | 96 | 30 | 0.2 |
4 | 廃棄物集積場は、廃棄物の搬出後清掃するなど、周囲の環境に悪影響を及ぼさないよう管理されていますか | 180 | 160 | 161 | 101 | 19 | 0.1 |
8.検食の保存
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
検食は、原材料(購入した状態のもの)及び調理済み食品を食品ごとに50g程度ずつ清潔な容器に密封して入れ、−20℃以下で2週間以上保存されていますか。 | 193 | 185 | 184 | 99 | 9 | 0.06 |
対象施設数(2,980)
改善勧告等実施施設数(2,644 )
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 施設は隔壁等により、不潔な場所から完全に区別されていますか。 | 58 | 34 | 34 | 100 | 24 | 0.8 |
2 | 便所、休憩室及び更衣室は隔壁により食品を取り扱う場所と区分されていますか。 | 31 | 24 | 23 | 96 | 8 | 0.3 |
3 | ねずみやこん虫の駆除は半年以内に実施されその記録が1年以上保存されていますか | 860 | 777 | 763 | 98 | 97 | 3.3 |
4 | 施設へのねずみやこん虫の侵入を防止するための設備に不備はありませんか。 | 435 | 314 | 298 | 95 | 137 | 4.6 |
5 | ねずみやこん虫の発生はありませんか。 | 275 | 249 | 244 | 98 | 31 | 1.0 |
6 | 汚染作業区域と非汚染作業区域が明確に区別されていますか。 | 822 | 452 | 495 | 110 | 327 | 11.0 |
7 | 各作業区域の入り口手前に手洗い設備、履き物の殺菌設備(履き物の交換が困難な場合に限る。)が設置されていますか。 | 972 | 634 | 634 | 100 | 338 | 11.3 |
8 | 施設は十分な換気が行われ、高温多湿が避けられていますか。 | 682 | 267 | 290 | 109 | 392 | 13.2 |
9 | シンクは用途別に相互汚染しないように設置されていますか。 | 755 | 312 | 325 | 104 | 430 | 14.4 |
加熱調理用食材、非加熱調理用食材、器具の洗浄等を行うシンクは別に設置されていますか。 | 1034 | 415 | 458 | 110 | 576 | 19.3 | |
10 | シンク等の排水口は排水が飛散しない構造になっていますか。 | 475 | 377 | 356 | 94 | 119 | 4.0 |
11 | 施設の床面は排水が容易に行える構造になっていますか。 | 403 | 199 | 203 | 102 | 200 | 6.7 |
12 | 全ての移動性の器具、容器等を衛生的に保管するための設備が設けられていますか。 | 880 | 402 | 382 | 95 | 498 | 16.7 |
13 | 施設の清掃は、全ての食品が調理場内から完全に搬出された後、適切に実施されましたか | 295 | 282 | 272 | 96 | 23 | 0.8 |
14 | 手洗い設備の石けん、爪ブラシ、ペーパータオル、殺菌液は適切ですか。 | 250 | 233 | 235 | 101 | 15 | 0.5 |
15 | 施設に部外者が入ったり、調理作業に不必要な物品が置かれていたりしませんか。 | 252 | 239 | 236 | 99 | 16 | 0.5 |
16 | 便所には、専用の手洗い設備、専用の履き物が備えられていますか。 | 123 | 108 | 114 | 106 | 9 | 0.3 |
2.従事者等
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 健康調査が適切に実施されていますか。 | 45 | 39 | 40 | 103 | 5 | 0.2 |
2 | 着用する外衣、帽子は毎日専用で清潔のものに交換されていますか。 | 176 | 161 | 159 | 99 | 17 | 0.6 |
3 | 作業場専用の履物を使用されていますか。 | 25 | 23 | 23 | 100 | 2 | 0.1 |
4 | 手洗いを適切な時期に適切な方法で行われていますか。 | 180 | 170 | 167 | 98 | 13 | 0.4 |
5 | 下処理から調理場への移動の際には外衣、履き物の交換(履き物の交換が困難な場合には、履物の殺菌)が行われていますか。 | 1104 | 838 | 810 | 97 | 294 | 9.9 |
6 | 便所には、調理作業時に着用する外衣、帽子、履き物のまま入らないようにされていますか。 | 159 | 150 | 151 | 101 | 8 | 0.3 |
3.原材料の取扱い等
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 原材料について納入業者が定期的に実施する検査結果の提出が最近1か月以内にありましたか。 | 1817 | 1521 | 1377 | 91 | 440 | 14.8 |
検査結果は1年間保管されていますか。 | 1600 | 1357 | 1207 | 89 | 393 | 13.2 | |
2 | 原材料の納入に際しては調理従事者等が立ち会われていますか。 | 186 | 106 | 124 | 117 | 62 | 2.1 |
検収場で原材料の品質、鮮度、品温、異物の混入等について点検を行われましたか。 | 603 | 553 | 526 | 95 | 77 | 2.6 | |
3 | 原材料の納入に際し、生鮮食品については、1回で使い切る量を調理当日に仕入れられましたか。 | 207 | 174 | 166 | 95 | 41 | 1.4 |
4 | 原材料は分類ごとに区分して、原材料専用の保管場に保管設備を設け、適切な温度で保管されていますか。 | 351 | 203 | 210 | 103 | 141 | 4.7 |
原材料の搬入時の時刻及び温度の記録がされていますか。 | 1360 | 1257 | 1199 | 95 | 161 | 5.4 | |
5 | 原材料の包装の汚染を保管設備に持込まないようにされていますか。 | 850 | 707 | 653 | 92 | 197 | 6.6 |
保管設備内での原材料の相互汚染が防がれていますか。 | 224 | 197 | 188 | 95 | 36 | 1.2 | |
6 | 非汚染作業区域内に汚染を持ち込まないよう、下処理が確実に実施されていますか。 | 500 | 313 | 324 | 104 | 176 | 5.9 |
7 | 冷蔵庫又は冷凍庫から出した原材料は速やかに調理に移行させていますか。 | 95 | 70 | 67 | 96 | 28 | 0.9 |
非加熱で供される食品は下処理後速やかに調理に移行させていますか。 | 49 | 48 | 47 | 98 | 2 | 0.1 | |
8 | 原材料を配送用包装のまま調理場に持ち込まれていませんか。 | 773 | 568 | 581 | 102 | 192 | 6.4 |
4.調理器具、容器等
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 包丁、まな板等の調理器具は用途別及び食品別に用意し、混同しないように使用されていますか。 | 165 | 148 | 149 | 101 | 16 | 0.5 |
2 | 調理器具、容器等は作業動線を考慮し、予め適切な場所に適切な数が配置されていますか | 420 | 249 | 261 | 105 | 159 | 5.3 |
3 | 調理器具、容器等は使用後(必要に応じて使用中)に洗浄・殺菌し、乾燥されていますか | 85 | 68 | 70 | 103 | 15 | 0.5 |
4 | 調理場内における器具、容器等の洗浄・殺菌は、全ての食品が調理場から排出された後、行われていますか。(使用中等やむを得ない場合は、洗浄水等が飛散しないように行うこと。) | 343 | 325 | 298 | 92 | 45 | 1.5 |
5 | 調理機械は、最低1日1回以上、分解して洗浄・消毒し、乾燥されていますか。 | 152 | 134 | 134 | 100 | 18 | 0.6 |
6 | 全ての調理器具、容器等は衛生的に保管されていますか。 | 755 | 421 | 381 | 90 | 374 | 12.6 |
5.使用水、井戸水、貯水槽等の点検表(月1回点検)
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 使用水は、色、濁り、におい、異物のほか、遊離残留塩素が0.1mg/l以上であることを始業前及び調理作業終了後に毎日検査され、記録されていますか。 | 始業前 193 |
191 | 185 | 97 | 8 | 0.3 |
調理作業後 900 |
894 | 875 | 97 | 25 | 0.8 | ||
2 | 水道事業により供給される水以外の井戸水等の水を使用する場合には、半年以内に水質検査が行われいますか。 | 19 | 17 | 16 | 94 | 3 | 0.1 |
検査結果は1年間保管されていますか。 | 6 | 4 | 4 | 100 | 2 | 0.1 | |
3 | 貯水槽は清潔を保持するため、1年以内に清掃されていますか。 | 32 | 26 | 30 | 115 | 2 | 0.1 |
清掃した証明書は1年間保管されていますか | 55 | 50 | 50 | 100 | 5 | 0.2 |
6.調理等
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 野菜及び果物を加熱せずに供する場合には、適切な洗浄(必要に応じて殺菌)を実施されていますか。 | 81 | 75 | 75 | 100 | 6 | 0.2 |
2 | 加熱調理食品は中心部が十分(75℃で1分間以上等)加熱されていますか。 | 104 | 102 | 96 | 94 | 8 | 0.3 |
3 | 食品及び移動性の調理器具並びに容器の取扱いは床面から60cm以上の場所で行われていますか。(ただし、跳ね水等からの直接汚染が防止できる食缶等で食品を取り扱う場合には、30cm以上の台にのせて行うこと。 | 802 | 619 | 574 | 93 | 228 | 7.7 |
4 | 加熱調理後の食品の冷却、非加熱調理食品の下処理後における調理場等での一時保管等は清潔な場所で行われていますか。 | 301 | 228 | 226 | 99 | 75 | 2.5 |
5 | 加熱調理食品にトッピングする非加熱調理食品は、直接喫食する非加熱調理食品と同様の衛生管理が行われ、トッピングする時期は提供までの時間が極力短くなるようにされていますか。 | 76 | 72 | 73 | 101 | 3 | 0.1 |
6 | 加熱調理後、食品を冷却する場合には、速やかに中心温度を下げる工夫がされていますか | 488 | 262 | 292 | 111 | 196 | 6.6 |
7 | 調理後の食品は衛生的な容器にふたをして、他からの2次汚染が防止されていますか。 | 109 | 97 | 95 | 98 | 14 | 0.5 |
8 | 調理後の食品が適切に温度管理(冷却過程の温度管理を含む。)が行われ、必要な時刻及び温度が記録されていますか。 | 1579 | 1179 | 1043 | 88 | 536 | 18.0 |
9 | 配送過程があるものは保冷又は保温設備のある運搬車を用いるなどにより、適切な温度管理が行われ、必要な時間及び温度等が記録されていますか。 | 2067 | 744 | 683 | 92 | 1384 | 46.4 |
10 | 調理後の食品は2時間以内に喫食されていますか。 | 426 | 254 | 244 | 96 | 182 | 6.1 |
7.廃棄物の取扱い
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
1 | 廃棄物容器は、汚臭、汚液がもれないように管理するとともに、作業終了後は速やかに清掃し、衛生上支障のないように保持されていますか。 | 107 | 98 | 97 | 99 | 10 | 0.3 |
2 | 返却された残渣は非汚染作業区域に持ち込まれていませんか。 | 516 | 324 | 291 | 90 | 225 | 7.6 |
3 | 廃棄物は、適宜集積場に搬出し、作業場に放置されていませんか。 | 76 | 68 | 70 | 103 | 6 | 0.2 |
4 | 廃棄物集積場は、廃棄物の搬出後清掃するなど、周囲の環境に悪影響を及ぼさないよう管理されていますか | 66 | 57 | 59 | 104 | 7 | 0.2 |
8.検食の保存
点 検 項 目 | 改善勧告 施設数 (1) |
平成9年 度中の 改善計画 施設数 (2) |
平成9年 度中の 改善完了 施設数 (3) |
改善計画 に対する 完了割合 (2)/(3)X100% |
全対象施 設に対す る改善未 完了 施設数 |
全対象施 設に対す る改善未 完了施設 の割合(%) |
|
検食は、原材料(購入した状態のもの)及び調理済み食品を食品ごとに50g程度ずつ清潔な容器に密封して入れ、−20℃以下で2週間以上保存されていますか。 | 29 | 29 | 29 | 100 | 0 | 0 |
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