平成１０年７月２２日

○ 本日午後２時から午後４時まで、第１１回厚生科学審議会先端医療技術評価部会が開催された。

○ 東京大学医科学研究所附属病院の遺伝子治療臨床研究実施計画について審議が行われ、科学的、倫理的に妥当と判断された。

○ 千葉大学医学部附属病院及び財団法人癌研究会附属病院における遺伝子治療臨床研究実施計画の確認申請があったことが事務局から報告され、部会の下に作業委員会を設置し、主として科学的事項について論点整理を行った上、部会で論議することとされた。

○ がん遺伝子治療臨床研究作業委員会による岡山大学医学部附属病院の遺伝子治療臨床研究実施計画の論点整理の状況について、早ければ９月にも部会で審議できる見込みであることが事務局から報告された。

○ 当面、「ヒト組織を利用した研究開発の在り方に関する専門委員会」及び「がん遺伝子治療臨床研究作業委員会」から部会への報告が予定されているなど審議事項が多くなっていることから、生殖医療を巡る問題については、部会の下に専門委員会を設け、審議を行うこととされた。

○ また、第三者の提供卵子を使用した体外受精についてモラトリアムを求める意見と、その実効性等の観点から、慎重な対応を求める意見とがあった。

○ 最後に、次回（８月２１日）は、「ヒト組織を利用した研究開発のあり方に関する専門委員会」からの報告について議題とする予定であることが、了承された。

※当日の配布資料は、行政相談室に備え付けてあります。

第１１回厚生科学審議会先端医療技術評価部会議事次第

１．日時	平成１０年７月２２日（水） １４：００〜１６：００
２．場所	東海大学 校友会館 阿蘇の間（霞が関ビル ３３階）
３．議事	１．	東京大学医科学研究所附属病院の遺伝子治療臨床研究実施計画について
	２．	千葉大学医学部附属病院及び財団法人癌研究会附属病院の遺伝子治療臨床研究実施計画について

照会先：厚生省大臣官房厚生科学課
　　　　西沢(3803),須田(3804),高山(3807)
　　　　(代表)[現在ご利用いただけません]