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新型インフルエンザ問題への対応状況

平成10年1月5日現在
健康危機管理調整会議

項 目 これまでの状況
1.患者発生状況等 1. 香港における発生(疑い含む)の状況(香港政府発表)

1月3日時点で感染者16名(うち4名死亡)、疑い5名。
計21名。なお、既に回復、退院した者は11名。

○ 感染者

(1) 5月21日に香港で脳炎で死亡した3歳の男児の検体から、H5N1を分離確認(8月下旬、CDCで確認)。
(2) 11月7日、香港で入院した2歳の男児の検体から、H5N1を検出、確認。患者は9日に退院。
(3) 13歳の女性の検体から、H5N1を検出、確認。 (12月21日死亡)
(4) 11月29日入院、12月5日肺炎で死亡した54歳の男性の検体から、H5N1を検出、確認。
(5) 12月10日に気道感染症を発症し小児科に入院した5歳の女児からH5N1を検出、確認。
(6) 肺炎のため11月24日入院、12月9日完治、退院した37歳男性から、H5N1を検出、確認。
(7) 肺炎のため12月7日入院し、重体、ICUにて治療中の24歳の女性からH5N1を検出、確認。
(8) 2歳の男児からH5を検出、確認。(回復、退院)
(9) 4歳の男児からH5を検出、確認。(回復、退院)
(10)1歳の男児からH5を検出、確認。(回復、退院)
(11)3歳の女児からH5を検出、確認。(回復、退院)
(12)60歳の女性からH5を検出、確認。(死亡)
(13)25歳の女性からH5を検出、確認。(重体)
(14)14歳の女性からH5を検出、確認。
(15)3歳の男児からH5を検出、確認。
(16)19歳の女性からH5を検出、確認。(重体)
(1) 19歳の女性が感染の疑い。(重体)
(2) 3歳の男児が感染の疑い。
(3) 3歳の女児が感染の疑い。

※ 感染疑いの者がさらに4名。(未確認情報)
※ 患者と接触した医師、看護婦10名が、感冒様症状を呈したが、H5抗体検査の結果、全員陰性。

○ 中国本土政府が24日午前0時より、香港への鶏の搬出を自主的・暫定的に停止(香港政庁発表)


項 目 これまでの状況
2.厚生省の対応
(1) 監視体制の強化 ○ 感染の疑いのある者
(1) 3歳の女児が感染の疑い。(回復、退院)
(2) 6歳の男児が感染の疑い。(回復、退院)
(3) 3歳の男児が感染の疑い。(回復、退院)
(4) 7歳の男児が感染の疑い。(回復、退院)
(5) 72歳の男性が感染の疑い。
 (1)香港等 ○ 国立感染症研究所 呼吸器系ウイルス室長を現地へ派遣(12.9〜12.11)
○ 検出キットの供与、調査協力の強化(12.12発表)
○ 本省担当者を香港へ派遣 (12.16〜12.19)
○ 国立感染症研究所の研究者ら3名を情報提供・技術協力のため香港へ派遣 (12.17〜12.30)
 (2)日本国内 ○ H5検査キットを地方衛生研究所へ配布し(12.22)、検出体制の強化を指示(通知「インフルエンザ発生動向調査体制の強化と検査試薬の配布について」を発出 (12.19))
(2) ワクチン ○ ワクチン製造用ウイルスの分析を開始(12.12発表)
(3) 予防内服薬 ○ アマンタジンのインフルエンザに対する効能拡大申請の可能性について検討を要請 (12.12発表)
3.その他
(1) 国民への情報提供 ○ 新型インフルエンザウイルスについての一般向けQ&Aを作成し、12月12日厚生省ホームページに掲載(12.12発表)
○ Q&Aを更新 (12.19)
○ 新型インフルエンザ対策検討会の提言を厚生省ホームページに掲載。(12.26)
(2) 諸外国との協力 ○ 香港政府、CDC、WHOと連携をとってさらに事実確認を行うとともに、今後の方針について意見交換。

※これまでの発表資料

(1)12月12日 発生状況、今後の方針、Q&A等
(2)12月17日 公衆衛生審議会伝染病予防部会(12月17日)提出資料
(3)12月19日 「香港での新型インフルエンザについて」(結核感染症課)
(4)12月26日 「新型インフルエンザ対策検討会の提言」(結核感染症課)


 問い合わせ先 厚生省大臣官房厚生科学課
        (健康危機管理調整会議事務局)
    担 当 岡本(内3806)、坂本(内3804)
    電 話 (代)[現在ご利用いただけません]
        (直)03-3595-2171


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