平成8年12月17日
1.趣 旨
昭和63年より厚生省では、栄養、運動、休養のバランスの取れた健康的な生活習慣
を確立するため、第2次国民健康づくり対策を「アクティブ80ヘルスプラン」と銘打
ち、各種の施策を推進している。運動については、既に中高年の成人病予防を目的に、
日常生活の中に運動習慣を定着するため、平成元年には「健康づくりのための運動所要
量」を、平成5年には「健康づくりのための運動指針」を策定している。
しかしながら、近年の急速な高齢化による寝たきり者や骨粗鬆症の増加、並びに小児
成人病の増加等の社会情勢の変化に伴い、中高年の成人病予防のみならず、高齢者のQ
OL向上の為の身体機能の維持・向上や女性の骨粗鬆症予防、成長期における健康づく
り等も視野に入れた、生活習慣の改善につながる、健康づくりに資する幅広い運動のあ
り方についての検討を行う必要性が高まってきた。このため、平成7年度の厚生科学研
究において、「年齢対象別運動指針の検討」をとりまとめたところである。 これらの
成果を踏まえ、今般、生涯を通じた健康づくりのための運動のあり方について、保健医
療局長が開催する検討会を実施する。
2.検討内容
・生涯を通じた健康づくりのための運動の意義
・実施に当たっての基本的な考え方及び配慮事項
・各年齢対象別の具体的指針。
3.検討会委員の構成
医学・運動関係の専門家、現場での運動指導者やサービス利用者、及び学識経験者よりなる幅広い構成とした。(別紙参照)
4.スケジュール
平成8年度末を目途に報告書を取りまとめて行く予定。
※第一回目の開催日時: | 平成8年12月18日(水)午前10時〜12時 |
開催場所: | 厚生省統計情報部特別第2会議室 (合同庁舎5号館別館5階(連絡通路:本館2階)) |
生涯を通じた健康づくりのための運動のあり方検討会委員名簿
(50音順)
荒 尾 孝 | 明治生命厚生事業団体力医学研究所所長 |
荒 川 規矩男 | 福岡大学医学部教授 |
池 田 政 紘 | 宇都宮市保健センター所長 |
池 田 勝 | 大阪体育大学教授 |
池 森 利 夫 | (社)日本医師会常任理事 |
大 熊 由紀子 | 朝日新聞社論説委員 |
大 倉 慶 子 | 東京都衛生局参事 |
太 田 壽 城 | 国立健康栄養研究所部長 |
岡 田 邦 夫 | 大阪ガス(株)健康管理センター所長 |
荻 原 隆 二 | (財)健康・体力づくり事業財団常務理事 |
加賀谷 淳 子 | 日本女子体育大学教授 |
勝 木 道 夫 | 北陸体力科学研究所理事長 |
勝 村 俊 仁 | 東京医科大学助教授 |
神 山 五 郎 | 健康運動指導士会会長 |
川久保 清 | 東京大学医学部助教授 |
◎黒 田 善 雄 | 日本女子体育大学客員教授 |
小 暮 繁 枝 | 東京都老人クラブ連合会女性委員会委員長 |
坂 元 正 一 | 母子愛育会総合母子保健センター所長 |
竹 内 義 員 | 全国健康増進施設連絡協議会会長 |
武 田 繁 夫 | 三菱化学(株)人事部部長代理 |
玉 利 齊 | (財)日本健康スポーツ連盟理事長 |
○宮 下 充 正 | 東京大学教育学部教授 |
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(◎:座長予定者、○:座長代理予定者) |
問い合わせ先 厚生省保健医療局健康増進栄養課 担 当 吉武(内2335)、菊田(内2342) 電 話 (代)[現在ご利用いただけません]