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      「組換えDNA技術応用医薬品等の製造のための指針」に係る確認について

                                                    平 成 8 年 9 月 1 2 日
                                                    厚生省薬務局研究開発振興課

製造計画の概要について

(1)今般、組換えDNA技術応用医薬品等の製造のための指針(以下「組換えDNA
    製造指針」という。)に基づき、2社から2件の組換え体に係る製造計画の確認申
    請があり、中央薬事審議会バイオテクノロジー特別部会において同計画を審議した
    結果、当該計画に利用される設備・装置及びその運営管理方法等が組換えDNA製
    造指針に適合しており、安全に製造できることを確認し、本年9月12日厚生大臣
    に答申するものである。

(2) 組換えDNA製造指針に係る確認を受けた製造計画一覧

                         製  造  計  画  の  概  要
 製造業者名
                           挿入DNAの   組換え体の      生  産  物
 及び所在地    宿    主
                           由来           安全度分類  (期待される効能等)

山之内製薬    チャイニーズハムス  ヒトメラノーマ  GILSP  組織プラスミノーゲン活
(株)        ター卵巣由来  細胞                        性化因子誘導体(t-PA誘
東京都中央区  細胞                                    導体)
日本橋本町二                                          (血栓溶解剤)
丁目3番11号

旭化成工業    大腸菌      グラム陽性桿菌  GILSP  ウリカーゼ
(株)        (K12株)                                 (尿酸の測定等)
大阪府大阪市
北区堂島浜一
丁目2番6号


(注)山之内製薬(株)の品目は、既に確認した製造計画と製造業者、組換え体及び生
    産物は同じであるが、製造方法及び製造設備の異なるものである。

(3)今回、確認申請のあった組換え体に係る製造計画の特徴は、次のとおりである。
  ・宿主は、チャイニーズハムスター卵巣由来細胞及び大腸菌(K12株)であり、非病原
   性である。
  ・組換え体の安全度はGILSPで、病原性の可能性があるカテゴリー2以上の分
      類に相当するものはない。

(参考)既に組換えDNA製造指針に係る確認を受けた製造計画

      年  度            メーカー          生 産 物           備  考

    昭和61年度              4 社             5 件
    昭和62年度            23              33
    昭和63年度            12              13
    平成 元年度            12              17
    平成 2年度              9              10
    平成 3年度              7                8
    平成 4年度            10              10
    平成 5年度              8              11
    平成 6年度            13              27
    平成 7年度            11              32

(注) 平成7年度は、平成8年3月7日現在

    問い合わせ先 厚生省薬務局研究開発振興課
     担 当 森口(内2791)
          電 話 (代)[現在ご利用いただけません]
                  (直)3595-2430


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