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          産業廃棄物の排出及び処理状況等について


                                                      平 成 8 年 8 月 2 日


 (概要)
  厚生省は、平成5年度の産業廃棄物排出・処理状況並びに平成6年4月1日現在の
 産業廃棄物処理施設の設置状況及び産業廃棄物処理業の許可の状況について調査し、
 結果をとりまとめた。

1 産業廃棄物の排出・処理状況(平成5年度実績)について
  (1) 全国の産業廃棄物総排出量
   ○ 前年度に比べて微減であるが、ここ数年ほぼ横ばい傾向
    平成5年度総排出量 約3億9,700万トン(前年度 約4億300万トン)

  (2) 業種別排出量
   ○ 前年度と同様、上位6業種で総排出量の約8割
    1 建 設 業   約8,161万トン(20.6%)(前年度 約8,572万トン、21.2%)
    2 農 業     約7,576万トン(19.1%)(前年度 約7,664万トン、19.0%)
    3 電気・ガス・熱供給・水道業 約6,749万トン(17.0%)(前年度 約6,546万トン、16.2%)
   4 鉄 鋼 業   約3,093万トン( 7.8%)(前年度 約3,844万トン、 9.5%)
   5 パルプ・紙・紙加工製造業 約2,937万トン( 7.4%)(前年度 約2,721万トン、 6.7%)
   6 鉱 業     約2,917万トン( 7.4%)(前年度 約2,654万トン、 6.6%)

  (3) 種類別排出量
  ○ 前年度と同様、上位3品目で総排出量の約8割
  1 汚泥       約1億8,049万トン(45.5%)(前年度 約1億7,711万トン、43.9%)
  2 動物のふん尿  約  7,557万トン(19.0%)(前年度 約 7,642万トン、18.9%)
  3 建設廃材     約    6,154万トン(15.5%)(前年度 約 6,685万トン、16.6%)

  (4) 産業廃棄物の処理状況
  ○ リサイクル率、最終処分率とも前年度と同様の傾向
   ・中間処理による減量化量 約1億5,700万トン(40%、前年度38%)
   ・リサイクル量      約1億5,600万トン(39%、前年度40%)
   ・最終処分量            約  8,400万トン(21%、前年度22%)

2 産業廃棄物処理施設の設置状況(平成6年4月1日現在)
  (1) 中間処理施設
    中間処理施設数 11,018(対前年 439増)
  その中で、汚泥の脱水施設大幅増(対前年 208増)

  (2) 最終処分場
  ○ 管理型の残存容量減少、大規模管理型の立地が困難
     ・安定型処分場施設数    1,639  (対前年 30増)
          残存容量   7,889万m3(対前年 695万m3増)
   ・管理型処分場施設数    1,011  (対前年 21増)
          残存容量 1億1,596万m3(対前年1,273万m3減)

  (3) 最終処分場の残余年数
  ○ いぜんとして厳しい状況
   ・全国     2.3年
   ・首都圏    0.8年


3 産業廃棄物処理業の許可の状況(平成6年4月1日現在)
   産業廃棄物処理業の許可件数 延べ95,633件(対前年 1,085件増)

    問い合わせ先 厚生省生活衛生局水道環境部産業廃棄物対策室
     担 当 横山(内4054)、石井(内4055)
          電 話 (代)[現在ご利用いただけません]
                  (直)3501-0040


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