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             平成6年度国民医療費の概況



1.平成6年度国民医療費
  国民医療費は、25兆7908億円であり、前年度の24兆3631億円よりも 1兆4277億円、
  5.9 %の増加である。
   国民一人当たりの医療費は20万6300円であり、前年度の19万5300円よりも5.6 %の
 増加である。
  国民医療費の国民所得に対する割合は、6.92%(前年度 6.54%)である。

2.制度区分別国民医療費
  医療保険等給付分 13 兆6548億円、老人保健給付分 7兆8412億円、公費負担医療給
 付分 1兆2618億円である。
  また、患者負担分は 3兆330 億円である。

3.財源別国民医療費
  国民医療費25兆7908億円のうち、「保険料」は14兆6870億円であり、「国庫」は6
  兆1675億円、「地方」は 1兆8684億円、「患者負担」は 3兆330 億円である。

4.診療種類別国民医療費
  国民医療費のうち、一般診療医療費は21兆5765億円、歯科診療医療費は 2兆3523億
 円、薬局調剤医療費は 1兆687 億円、入院時食事医療費は5141億円、老人保健施設療
 養費は2693億円、老人訪問看護医療費は 95億円、訪問看護医療費は 4億円である。
  また、一般診療医療費のうち、入院医療費は10兆78億円、入院外医療費は11兆5688
  億円である。

5.年齢階級別一般診療医療費
 (1) 一般診療医療費のうち、 0〜14歳は 1兆3699億円、15〜44歳 3兆8715億円、45〜
    64歳 6兆8311億円、65歳以上 9兆5040億円(うち70歳以上では 7兆2753億円)であ
  る。
 (2)  年齢階級別に一人当たり医療費をみると、年齢とともに増加し、45〜64歳では19
  万9700円で平均の1.16倍、65歳以上では54万500 円で平均の3.13倍 (うち70歳以上
  では64万500 円で平均の3.71倍) である。

6.年齢階級別歯科診療医療費
 (1) 歯科診療医療費のうち、 0〜14歳は2219億円、15〜44歳8648億円、45〜64歳8542
   億円、65歳以上4114億円 (うち70歳以上では2502億円) である。
 (2) 年齢階級別に一人当たり歯科診療医療費をみると、平均は 1万8800円であり、45
  〜64歳では 2万5000円である。

7.傷病大分類別一般診療医療費
  一般診療医療費を傷病大分類別にみると、「循環系の疾患」が 5兆218 億円で最も
 多く、次いで「新生物」2 兆2529億円、「消化系の疾患」 2兆1697億円、「呼吸系の
 疾患」 1兆7090億円、「筋骨格系及び結合組織の疾患」 1兆7000億円である。

8.年齢2区分別各上位5傷病別一般診療医療費
  65歳未満−65歳以上の年齢2区分別に傷病大分類別一般診療医療費の構成割合をみ
 ると、65歳以上では、「循環系の疾患」が36.4%を占めている。

  問い合わせ先 厚生省大臣官房統計情報部管理企画課
     担 当 調査係(内216)
     電 話 03(3260)3181


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