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          平成7年国民生活基礎調査の概況について

 結果の要旨は以下のとおり。
 なお、今回の調査では、阪神・淡路大震災の影響により、兵庫県については調査を実
施しておらず、集計した数値は兵庫県分を除いたものである。

I  全世帯
 I−1 世帯
   世帯規模の縮小・高齢化の進行
    → 平均世帯人員は 2.91 人
    → 高齢者世帯は13.8%

 I−2 健康
   有訴者・通院者の割合は平成4年に比べやや上昇
    → 有訴者は25.9%から28.3%
    → 通院者は26.5%から28.5%
    → 日常生活に影響のある者は 7.5%から 7.9%
    → 59.0%が「自覚症状・生活影響・通院なし」

   「かかりつけの医療機関」を決めている者は58.0%

   「悩みやストレスあり」は40.4%
    → 男性は「仕事上のこと」48.5%、女性は「自分の健康・病気」29.8%

   「健康」と思っている者は平成4年に比べやや増加
    →  88.6%から89.5%

 I−3 所得
   1世帯当たりの平均所得金額は1%の伸び
    → 1世帯当たりの平均所得金額は 664.2万円、対前年の増加率は 1.0%

   低所得層の状況は厳しくなっている
    → 平均所得金額以下の世帯は60.9%
    → 第I四分位世帯の所得金額は対前年比8%の減

   貯蓄の減少が増加を上回る
    → 貯蓄の減少30.5%、貯蓄の増加19.1%

   生活意識は「苦しい」が減少
    → 「苦しい(大変苦しい+やや苦しい) 」は、44.5%から42.0%に低下

II 特定世帯
 II−1 児童のいる世帯
   児童のいる世帯は全世帯の33.3%
    → 児童のいない世帯は20年間で20%増加
    → 児童数は「2人」が最も多く、平均児童数は1.78人

   母親の就業割合は44.8%
    → 末子の年齢が上昇するにしたがって、就業割合は高くなる
    → 母親の「悩みやストレスあり」は50%台で、原因は「育児」「子供の教
      育」が多い

   12歳以上の児童の悩みやストレスは「学業・受験・進学」「家族以外の人間関
   係」「自由にできる時間がない」が多い
    → 「学業・受験・進学」では14歳の85.9%が最も多い

 II−2 65歳以上の者のいる世帯
   子との同居は依然減少
    → 65歳以上の者のいる世帯は全世帯の31.1%
    → 子と同居している者は54.3%
    → 子と別居している者のうち、子の居住地域が「同一市区町村内」は57.2%

 II−3 要介護者のいる世帯
   在宅の要介護者は人口千対 9.9 、寝たきり者は3.0
    → 65歳以上の寝たきり者は人口千対16.2

   寝たきり者の77%は入浴時に「全部介助」が必要
    → 平均要介護時間(全部介助)は「食事」72.8分「排せつ」44.6分、「入
      浴」43分

   寝たきり者の53%が、寝たきり期間「3年以上」

   寝たきり者の介護等にかかった費用(1か月)は約5万円
    → 寝たきり期間が長くなるにしたがって減少「1か月未満」9万4千円、
      「3年以上」4万1千円

   寝たきり者の「主な介護者」は、同居の者86.5%、女性84%
    → 主な介護者の35.7%が65歳以上
    → 寝たきり者と同居の主な介護者の70%が「悩みやストレスあり」

    問い合わせ先 厚生省大臣官房統計情報部保健社会統計課
         国民生活基礎調査室
     担 当 指導係(内210)
          電 話 (代)3260-3181
                  (直)3260-7093


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