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(1−1−I)
実績評価書
平成15年10月

政策体系 番号  
基本目標 安心・信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること
施策目標 地域において適切かつ効率的に医療を提供できる体制を整備すること
I 日常生活圏の中で必要な医療が提供できる体制を整備すること
担当部局・課 主管部局・課 医政局指導課
関係部局・課  


1.施策目標に関する実績の状況

実績目標1 医療計画に基づき医療機関を整備すること
(実績目標を達成するための手段の概要)
 病床不足地域等の医療の確保等を図ることを目的として、医療施設等施設整備費の国庫補助等を行っている。
(評価指標)
病床不足地域の数(医療圏)
H10 H11 H12 H13 H14
161 146 157 151
(備考)
 評価指標は、医政局指導課「既存病床数等調査」(毎年度末現在)による。
 ※平成14年度の数については現時点では未調査
実績目標2 へき地保健医療対策を推進すること
(実績目標を達成するための手段の概要)
 広域的なへき地保健医療対策を推進するため、平成13年度から17年度までの5か年を計画期間とする第9次へき地保健医療計画を策定した。
(評価指標)
無医地区の数(地区)
H10 H11 H12 H13 H14
914
(備考)
 評価指標は、医政局指導課「無医地区等調査」による。
 ※5か年ごとの調査であり、前回(H6)は997地区。


2.評価

(1) 現状分析
現状分析
 地域における医療提供体制の整備については、医療資源の都市部への偏在等による地域的格差を是正する必要性があり、特にへき地における医療資源の量的な確保は依然重要課題である。

(2) 評価結果
政策手段の有効性の評価
 高齢者人口の増加等により基準病床数に変動が生じ、平成12年度においては病床不足地域が増えたものの、平成13年度以降は医療機関の整備が進められ、病床不足地域は減少していることから当該施策は有効であったと評価できる。
 また、へき地保健医療対策については、昭和41年当時の無医地区数は2,920であったが、平成11年における無医地区数は914と当時の3分の1以下となっており、無医地区の解消が進められていることから、当該施策が有効であったと評価できる。
政策手段の効率性の評価
 医療施設等整備の国庫補助については、多額の費用を要する医療機関の開設時の負担を軽減することにより、効率的に不足病床地区を解消することができる。
 また、第9次へき地保健医療計画において、従来2次医療圏を単位として行われていたへき地保健医療対策について、より広域的に行うための企画・調整ができるよう新たに都道府県単位で「へき地医療支援機構」の設置を進めるなど、効率化を図っている。
総合的な評価
 現在行っている施策により、それぞれの地域において必要な医療提供体制の整備が効果的に進められている。
評価結果分類 分析分類
(3) (2)


3.政策への反映方針

 医療資源の地域的偏在を是正する必要性は依然として高く、引き続き当該施策により医療提供体制の整備を進める必要がある。
反映分類
(3)


4.特記事項

(1)学識経験を有する者の知見の活用に関する事項
 なし
(2)各種政府決定との関係及び遵守状況
 なし
(3)総務省による行政評価・監視等の状況
 なし
(4)国会による決議等の状況
 なし
(5)会計検査院による指摘
 なし


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