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(1−1−I)
実績評価書
平成14年9月

政策体系 番号  
基本目標 安心・信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること
施策目標 地域において適切かつ効率的に医療を提供できる体制を整備すること
I 日常生活圏の中で必要な医療が提供できる体制を整備すること
担当部局・課 主管課 医政局指導課
関係課  


1.施策目標に関する実績の状況

実績目標1 医療計画に基づき医療機関を整備すること
(実績目標を達成するための手段の概要)
不足病床地区等の医療の確保等を図ることを目的として、医療施設等施設整備費の国庫補助等を行っている
(評価指標)
病床不足地域の数  (医療圏)
H9 H10 H11 H12 H13
187 161 146 157
(備考)
医政局指導課「既存病床数等調査」(毎年度末現在)
※平成13年度の数については現時点では未調査
実績目標2 へき地保健医療対策を推進すること
(実績目標を達成するための手段の概要)
広域的なへき地保健医療対策を推進するため、平成13年度から17年度までの5か年を計画期間とする第9次へき地保健医療計画を策定した。
(評価指標)
無医地区の数 (地区)
H9 H10 H11 H12 H13
914
(備考)
医政局指導課「無医地区等調査」
※5ヶ年毎の調査 前回H6(997ヶ所)


2.評価

(1) 実績目標の達成状況の評価
実績目標1 医療計画に基づき医療機関を整備すること
有効性 高齢者人口の増加等により基準病床数に異動が生じ、平成12年度においては病床不足地域が増えたものの、病床不足地域は着実に減少している。
施設整備に対する補助等により、多額の費用を要する医療機関の開設時の費用負担を軽減し、病床不足地域において効果的に医療機関の整備が進められているものである。
実績目標2 へき地保健医療対策を推進すること
有効性 昭和41年当時の無医地区数は2,920であったが、平成11年における無医地区数は914と当時の3分の1以下となっており、当該施策により無医地区の解消が進められている。

(2) 施策目標の達成状況と総合的な評価
現状分析 地域における医療提供体制の整備については、量的な面での整備は十分整ってきたものの、医療資源の都市部への偏在等による地域的格差を是正する必要性がなおあり、特にへき地における医療資源の量的な確保は依然最重要課題である。
施策手段の適正性の評価 医療施設整備のための国庫補助等により、医療計画やへき地保健医療計画等に基づく地域における体系的な医療提供体制の整備が図られている。
総合的な評価 国民に平等に医療を受ける機会を保証するという観点から、現在行っている施策により、地域の特性に応じた効果的な医療提供体制の整備が進められているといえる。


3.政策への反映方針

 現在講じている施策は、評価指標の動向にも表れているように、一定の効果をあげている。しかしながら、医療資源の地域的偏在を是正する必要性は依然として高く、引き続き医療提供体制の整備を進める必要がある。


4.特記事項

(1)学識経験を有する者の知見の活用に関する事項
無し

(2)各種政府決定との関係及び遵守状況
(「地方分権推進計画」「国の行政組織等の減量、効率化等に関する基本計画」「第10次定員削減計画」「行政改革大綱」等)
無し

(3)総務省による行政評価・監視等の状況
無し

(4)国会による決議等の状況(警告決議、付帯決議等)
無し

(5)会計検査院による指摘
無し


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