ア.特定疾患対策研究事業
原因が不明、治療方法が未確立であり、かつ後遺症を残すおそれが少なくない疾患のうち、希少性等を有するために全国規模で研究を行わなければ原因の究明や治療方法の確立が進まない特定疾患を対象として、臓器別、疾患別に特定疾患医療に役立てる研究開発を進めるとともに、広く横断的、基盤的に特定疾患医療に役立てる研究開発や画期的な治療方法や患者の予後や生活の質の改善方法の研究開発を目的とする。
<新規課題採択方針>
特定疾患の臨床に役立つ科学的根拠を集積することを目的とする臨床調査研究、特定疾患の臨床に役立つ基礎的な科学的根拠の集積及び特定疾患に関する社会医学及び政策的な解析を目的とする横断的基盤研究、特定疾患患者の予後やQOLの改善を目指し、具体的な目標を設定し、画期的な成果を得ることを目的とする重点研究
研究費の規模: | 1課題当たり30,000千円〜50,000千円(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定課題数: | 50課題程度 |
<公募研究課題>
(臨床調査研究)
臓器別、疾患別に特定疾患に係る科学的根拠を集積・分析し、医療に役立てることを目的とする研究のうち、次に掲げるもの。
ア. | 解明しようとする病因、把握しようとする病態 |
イ. | 診断基準の確立又は見直し |
ウ. | 治療指針の策定又は見直し |
エ. | 予防法の開発 |
オ. | 診断法、治療法、予防法の評価 |
カ. | 特定疾患治療研究事業対象疾患(○の付いたもの)に関する研究については、 同事業申請時に提出される臨床調査個人票の活用(臨床調査個人票については、難病情報センターホームページ参照 http://www.nanbyou.or.jp/tokuteisikkan/45sikkan.htm) |
キ. | 患者実態把握及び疫学的解析 |
ク. | 横断的基盤研究班との連携 |
ケ. | 上記研究成果の普及 |
(1) | 血液型疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(2) | 免疫疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(3) | 内分泌系疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(4) | 代謝系疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(5) | 神経・筋疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(6) | 視覚系疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(7) | 聴覚・平衡機能系疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(8) | 循環器系疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(9) | 呼吸器系疾患研究のうち、次に掲げるもの
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(10) | 消化器系疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(11) | 皮膚・結合組織性皮膚疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(12) | 骨・関節系疾患調査研究のうち、次に掲げるもの
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(13) | 腎・泌尿器系疾患研究
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(14) | スモン調査研究のうち、次に掲げるもの
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(横断的基盤研究)
臨床調査研究や他の先端的厚生科学研究(ヒトゲノム・遺伝子治 療研究、免疫・アレルギー研究等)における研究者との情報交換、技術的支援等の連携のもと、特定疾患に係る基盤的・基礎的な科学的根拠を集積・分析し、医療に役立てることを目的とする研究のうち、次に掲げるもの。
ア. | 臨床調査研究者との共同研究 |
イ. | 臨床調査研究における科学的根拠の基盤確立のための基礎研究 |
ウ. | 社会医学研究については、克服すべき難病の社会的問題に対する当該研究の位置づけ |
(1) | 基盤研究のうち次に掲げるもの
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(2) | 社会医学研究のうち次に掲げるもの
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(重点研究)
特定疾患患者の予後や生活の質の改善を目指し、又は明確かつ具 体的な目標を設定し、画期的な成果を得ることを目的とする研究 のうち、次に掲げるもの。
ア. | 重症難病患者の予後の改善や生活の質の向上、効率的な医療技術の開発等 |
イ. | 特異性の高い早期診断法、効果的な治療法、低侵襲性の診断・治療法の研究 |
(ア) | 進行性腎障害に対する腎機能維持・回復療法に関する研究(14164701) |
(イ) | 筋萎縮性側策硬化症の画期的診断・治療法に関する研究(14164801) |
(ウ) | 脊髄小脳変性症の画期的診断・治療法に関する研究(14164901) |
(エ) | 涙腺の障害を生じる特定疾患に対する治療法に関する研究(14165001) |
(オ) | アミロイド沈着による病的要素の検索に関する研究(14165101) |
イ.効果的医療技術の確立推進臨床研究事業
根拠に基づく医療(Evidence Based Medicine)の推進を図るため、がん、心筋梗塞・ 脳卒中等の生活習慣病、痴呆・骨折、小児疾患に関して、より効果的な保健医療技術の 確立を目指し、研究体制の整備を図りつつ、日本人の特性や小児における安全性に留意 した質の高い大規模な臨床研究を実施することを目的とする。
<新規課題採択方針>
がん、心筋梗塞、脳卒中、その他の生活習慣病、小児疾患について、より効果的かつ効率的な予防、診断、治療等を確立するための質の高い臨床研究
広く医療機関で活用できる具体的な医療手順を作成する研究
研究費の規模: | 1課題あたり5,000千円〜10,000千円程度(1年当たり) |
研究期間: | 1年(評価により3年まで継続することがあり得る。) |
新規採択予定課題数: | 8課題程度(がん2課題程度、心筋梗塞・脳卒中及びその他の生活習慣病6課題程度) |
2 がん、心筋梗塞、脳卒中及びその他の生活習慣病の予防、診断、治療等を確立するための臨床研究
我が国におけるエビデンスの確立に資するよう、必要な症例数の集積が可能である班構成により実施される多施設共同研究
研究費の規模: | 初年度1課題あたり10,000千円〜50,000千円程度とし、2年目以降は半額程度とする。 |
(1年当たり) | |
研究期間: | 1〜3年 |
新規採択予定課題数: | 20課題程度 (がん10課題程度、心筋梗塞・脳卒中・生活習慣病10課題程度) |
3 心筋梗塞、脳卒中及びその他の生活習慣病の発症原因の解明
分子疫学的手法を用いた生活習慣病の発症機序解明に関する研究
研究費の規模: | 1課題あたり10,000千円〜50,000千円程度。(1年当たり) |
研究期間: | 1〜3年 |
新規採択予定課題数: | 1課題程度 |
4 小児疾患について、より効果的かつ効率的な予防、診断、治療等を確立するための 質の高い臨床研究
研究費の規模: | 初年度1課題当たり、10,000千円〜50,000千円程度とし、2年目以降は半額程度とする。(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定課題数: | 6〜8課題程度 |
<公募研究課題>
(1) | 入院患者の個別病態ごとの具体的な医療手順に関する研究
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(2) | がんの治療法の確立に関する臨床研究
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(1) | 心筋梗塞及び脳卒中(急性期を除く)及び糖尿病における効果的かつ効率的な治療等の確立に関する調査研究 入院患者の個別病態ごとの具体的な医療手順に関する研究
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(2) | 生活習慣病の治療法の確立に関する臨床研究
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(3) | 生活習慣病の発症機序に関する研究
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(1) | 心筋梗塞及び脳卒中の急性期におけるより効果的かつ効率的な治療等の確立に関する調査研究
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(1) | 小児疾患に対する薬物療法または小児医療技術のエビデンスに関する臨床研究(14172801) |
ウ.萌芽的先端医療技術推進研究事業
超微細技術(ナノテクノロジー)の医学への応用による非侵襲・低侵襲を目指した医療機器等の研究・開発を推進し、患者にとってより安全・安心な医療技術の提供の実現を図ることを目的とする。なお、事業の推進に当たっては、指定(プロジェクト)型及び公募型の研究費を設け、基盤的な技術開発については国として着実な推進を図る観点から指定(プロジェクト)型で、指定(プロジェクト)型以外の技術開発については広く知見を集積する観点から公募型で事業を推進することとしている。また、指定(プロジェクト)型、公募型とも、民間企業との連携を図ることとする。
(トキシコゲノミクス研究分野)
近年のゲノム科学の急速な進展を踏まえ、医薬品候補化合物等について、迅速・効率的に安全性(毒性、副作用)を予測する基盤技術(トキシコゲノミクス)に関する研究開発を目的とする。なお、トキシコゲノミクス手法を用いたデータベースの作成は、指定(プロジェクト)型で推進することとする。
<新規課題採択方針>
超微細技術(ナノテクノロジー)を活用した医療機器、医薬品の開発技術を、民間企業と連携を図り、発展させる研究。ただし、指定(プロジェクト)型の研究内容を除く。また、若手研究については必ずしも民間企業との連携を図る必要はない。
研究費の規模: | 1課題当たり40,000千円〜80,000千円(1年当たり) 若手研究については5,000千円程度(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定数: | 10課題程度 若手研究10課題程度 |
(トキシコゲノミクス研究分野)
ゲノム科学を活用し医薬品候補化合物等について、迅速・効率的に安全性(毒性、副作用)を予測する基盤技術(トキシコゲノミクス)に関する研究。但し、指定(プロジェクト)型の研究内容を除く。
研究費の規模: | 1課題当たり40,000千円〜80,000千円(1年当たり) 若手研究については5,000千円程度(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定数: | 10課題程度 若手研究10課題程度 |
<公募研究課題>
超微細技術(ナノテクノロジー)を用いた医療機器、医薬品の開発技術に関する研究のうち次に掲げるもの。ただし、指定(プロジェクト)型で推進するものを除く。なお、指定(プロジェクト)型の研究体制及び研究課題は別紙1の通り。
(1) | 生体適合性の高い材料の開発に関する研究(14180101) |
(2) | 検査、診断技術の開発に関する研究(14180201) |
(3) | 極小医療機器の開発に関する研究(14180301) |
(4) | 医薬品設計技術の開発に関する研究(14180401) |
(5) | 企業等、国立試験研究機関又は大学等に所属する36歳以下の研究者が上記(1)〜(4)において主体となって行う先端的あるいは基盤的研究(14180501) |
(トキシコゲノミクス研究分野)
トキシコゲノミクスに関する研究のうち次に掲げるもの。なお、指定(プロジェクト)型の研究課題との関係は別紙2の通り。
(1) | 既存物質によるたんぱく質や代謝物発現状況に関する技術(トキシコプロテオミクス、トキシコメタボロミクス)に関する研究(14190101) |
(2) | 新たなDNAチップ、プロテインチップを活用した毒性発現の評価及び活用手法等に関する研究(14190201) |
(3) | プライマリーヒト肝・腎細胞を用いた薬剤曝露、遺伝子発現に関する研究(14190301) |
(4) | 原因が不明で重篤な副作用に関連するヒト遺伝子に関する研究(但し、スティーブンス・ジョンソン症候群を除く)(14190401) |
(5) | 企業等、国立試験研究機関又は大学等に所属する36歳以下の研究者が上記(1)〜(4)において主体となって行う先端的あるいは基盤的研究(14190501) |
エ.基礎研究成果の臨床応用推進研究事業
我が国で生み出された基礎研究の成果を臨床現場に迅速かつ効率的に応用していくために必要な技術開発、探索的な臨床研究等を推進することを目的とする。
<新規課題採択方針>
画期的かつ優れた治療法の確立を目指し、我が国で生み出された基礎研究の成果を臨床現場で適切に応用する探索的臨床研究
研究費の規模: | 1課題当たり (1)40,000千円以上 (2)10,000千円〜100,000千円(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定数: | (1)10課題程度 (2)1〜2課題 |
<公募研究課題>
(1) | 主任研究者又は分担研究者が出願している薬物又は医療技術等の基本特許を活用し て、画期的かつ優れた治療法として3年以内に探索的な臨床研究に着手しうることが 明らかな薬物又は医療技術に関する研究。例えば、遺伝子治療、細胞治療、ヒト型化 抗体を用いる治療、新規の医療機器の開発に関する研究等。 なお、実施に際しては、医薬品GCP(平成9年厚生省令第28号「医薬品の臨床試 験の実施の基準に関する省令」)と等しいレベルでの科学性及び倫理性を確保すること。(14200101) |
(2) | 効率的な遺伝子解析のための臨床データの解析法の開発に関する研究 (14200201) |
オ.免疫アレルギー疾患予防・治療研究事業
喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症のアレルギー疾患やリウマチ・膠原病などの免疫疾患は症状が長期にわたり持続することで健康を脅かす。そこでこれらの病気にかかりやすい体質と生活環境などの関係を明らかにすることで、疾病の予防、診断、治療法に関する新規技術を開発するとともに、既存の治療法を評価・整理すること等により、適切な医療の提供を目指す。
<新規課題採択方針>
アレルギー疾患に影響を与える要因及び治療法、診断法に関する研究等。
研究費の規模: | 1課題当たり40,000千円〜50,000千円(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定課題数: | 12課題程度 |
<公募研究課題>
(1) | アレルギー疾患の的確な診断のための、診断基準、簡便な診断法、鑑別診断法の策定に関する研究(14210101) |
(2) | 重篤なアレルギー疾患の治療及び医療供給体制に関する研究(14210201) |
(3) | アレルギー疾患における臓器特異的過敏性の発現機序の解明の研究(14210301) |
(4) | アレルギー疾患の治療法及び診断、治療のためのアレルゲンの精製に関する研究(14210401) |
(5) | アレルギー疾患の疫学、年齢層別の疾患特異性に関する研究(14210501) |
(6) | アレルギー疾患に影響を与える要因とその解析に関する研究(14210601) |
(慢性関節リウマチ)
(1) | 慢性関節リウマチの疫学、患者の受療動態に関する研究(14210701) |
(2) | 慢性関節リウマチの既存の治療法再検の研究(14210801) |
(3) | 慢性関節リウマチの先端的治療法に関する研究(14210901) |
(4) | 慢性関節リウマチの生活機能維持・再建に関する研究(14211001) |
(免疫疾患)
(1) | 生体の免疫シグナル異常と病態解明に関する研究(14211101) |
(2) | 難知性免疫疾患の診断と治療法の研究(14211201) |
(3) | 免疫疾患の合併症とその治療法に関する研究(14211301) |
(4) | 免疫疾患に対する免疫抑制療法等先端的新規治療法に関する研究(14211401) |
カ.こころの健康科学研究事業
神経科学、分子生物学的手法及び画像診断技術等の最先端バイオ・メディカル技術を活用し、自殺や睡眠障害、自閉症などのこころの健康問題や、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病などの神経・筋疾患に対して、神経の発生に基づく病因の解明、遺伝子情報に基づく機能予測、疫学調査等を行うことにより、画期的な診断・予防法、治療法の研究開発を目的とする。
<新規課題採択方針>
最先端バイオ・メディカル技術を用いた精神・神経疾患の病因・病態の解明と、これらの知見に基づいた治療法の開発、疫学調査等。
研究費の規模: | 1課題当たり10,000千円〜50,000千円程度(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定課題数: | 20課題程度 |
<公募研究課題>
(1) | 脳の発達段階における脳の神経細胞の働きについて、神経科学、分子生物学、先 端的画像処理機器を用いて解明し、自閉症や多動性障害などを含む児童思春期のこ ころの問題の早期発見・早期治療手法を確立するための研究(14220101) |
(2) | 精神疾患を含むこころの健康問題について、分子生物学的な手法やゲノム技術等 を活用した素因の解明等に関する研究(14220201) |
(3) | 脳画像や内分泌・免疫機能などのモニタリング等、精神疾患を含むこころの健康 問題の早期発見・早期治療のための客観的な診断手法の確立に関する研究(14220301) |
(4) | 心理・行動療法、カウンセリング等の機序や効果等について、脳神経学・病理・ 生理学的に解明するための研究(14220401) |
(5) | 大規模疫学調査による精神疾患を含むこころの健康問題の実態解明に関する研究(14220501) |
(6) | 精神疾患に対する新しい治療法や研究手法の開発に関する研究(14220601) |
(神経・筋疾患分野)
(1) | 神経変性疾患の画像解析による脳機能分析及び治療法の確立に関する研究(14220701) |
(2) | 神経免疫性疾患のモデル動物の開発に関する研究(14220801) |
(3) | 慢性頭痛の診療ガイドライン作成に関する研究(14220901) |
(4) | 画像解析によるびまん性脳損傷の病態解明に関する研究(14221001) |
(5) | 細胞外マトリックスに由来する遺伝性筋疾患の病態解明と治療法に関する研究(14221101) |
(6) | 神経疾患及び筋疾患に対する画期的な治療法に関する研究(14221201) |
キ.肝炎等克服緊急対策研究事業
肝炎ウイルスの病態及び感染機構の解明並びに肝炎、肝硬変、肝がん等の予防及び治療法の開発等を目的とする。
(牛海綿状脳症研究分野)
牛海綿状脳症対策の推進に資するための、牛海綿状脳症の感染メカニズムの解明、異常プリオンの不活化・除去技術の開発、異常プリオンの高感度・迅速検査法の開発等を目的とする。
<新規課題採択方針>
肝炎ウイルス等について、その病態や感染機構の解明を進めるとともに、肝炎、肝硬変、肝がん等の予防、診断及び治療法等に資する研究
研究費の規模: | 1課題当たり10,000千円〜50,000千円(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定課題数: | 20課題程度 |
(牛海綿状脳症研究分野)
感染牛材料を用いた牛海綿状脳症の感染メカニズムの解明と、異常プリオンの不活化・除去技術の開発、異常プリオン検出技術の高度化等。
研究費の規模: | 1課題当たり3,000千円〜100,000千円(1年当たり) |
研究期間: | 3年 |
新規採択予定課題数: | 3課題程度 |
<公募研究課題>
(1) | 肝炎等の早期克服のための研究の総合的推進に関する総括研究(14230101) | ||||||||||||
(2) | 肝炎等に対する診断、治療に関する臨床研究のうち次に掲げるもの (肝炎分野)
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(3) | 肝炎等からの発がんメカニズム等の解明に関する研究のうち次に掲げる研究
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(4) | 肝炎等の疫学的評価等に基づく健康管理等の対応に関する研究のうち次に掲げる研究
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(5) | 肝炎等の院内感染等の防止対策に関する研究のうち次に掲げる研究
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(6) | 肝炎等の治療に関する新たな医薬品等の開発に関する研究のうち次に掲げる研究
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(7) | その他肝炎、肝硬変、肝がん等の予防、診断及び治療法等に資する研究であって、重要性及び緊急性が特に高い研究(14232201) |
(牛海綿状脳症研究分野)
牛海綿状脳症に関する感染牛由来材料及び実験動物を用いた感染メカニズムの検討、異常プリオン不活化の検証方法の開発、食品等の異常プリオン汚染評価方法の検討を行うとともに、食肉処理時における異常プリオンの高感度・迅速検査法の開発等、食品分野における牛海綿状脳症対策に必要な研究開発、また、血液製剤の安全性確保対策を図る上で、現状の血漿分画製剤の製造工程におけるプリオンの不活化・除去能力を評価し、血漿分画製剤のプリオン不活化・除去技術の開発を目的とする研究のうち次に掲げるもの。
(1) | 牛異常プリオン検出技術の高度化及び牛海綿状脳症の感染メカニズムに関する研究(14240101) |
(2) | 血漿分画製剤の分画工程におけるプリオン除去に関する研究(14240201) |
(3) | 牛由来成分を使用しない新たなワクチン製造法の開発に関する研究(14240301) |
ク.労働安全衛生総合研究事業
労働災害により今なお年間約55万人が被災するとともに、腰痛、じん肺等の職業性疾病も依然として後を絶たない状況にある。また、一般健康診断において所見を有する労働者が全体の4割を超えるとともに、仕事や職場生活に関する強い不安やストレスを感じている労働者の割合や自殺する労働者数が増加している。さらに、職場における化学物質の健康影響については、社会的な問題となっている。
このような課題に今後より一層的確に対応するため、本事業は、職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進するための研究を総合的に推進することを目的とする。
<新規課題採択方針>
産業保健活動、職場におけるメンタルヘルス対策等労働者の健康に関する研究、職場環境の快適化に関する研究、職場における有害化学物質等に関する研究、職場の安全衛生管理、職場の安全化等労働者の安全に関する研究。
研究費の規模: | 1課題当たり5,000千円〜50,000千円程度(1年当たり) |
研究期間: | 1〜3年 |
新規採択予定課題数: | 30課題程度 |
<公募研究課題>
(1) | 職場における産業保健活動の向上に関する研究のうち次に掲げるもの
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(2) | 職域における健康診断・保健指導の評価及び質の向上に関する研究のうち次に掲げるもの
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(3) | 職業性疾病等の予防等に関する研究のうち次に掲げるもの
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(4) | 職場におけるメンタルヘルス対策に関する研究のうち次に掲げるもの
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(5) | 事業場における自殺予防に関する研究のうち次に掲げるもの
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(6) | 作業環境管理技術の開発及び職場環境の快適化に関する研究のうち次に掲げるもの
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(7) | 職場における有害化学物質に関する研究のうち次に掲げるもの
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(8) | 安全衛生管理等の多様化と効果に関する研究のうち次に掲げるもの
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(9) | 労働安全衛生教育の高度化に関する研究のうち次に掲げるもの
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(10) | 人間科学・人間工学的アプローチからの労働安全衛生対策に関する研究のうち次に掲げるもの
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(11) | 労働現場における危険性モニタリング手法に関する研究のうち次に掲げるもの
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(12) | 工学的技術の開発研究における建設安全分野、機械安全分野、電気安全分野及び爆発火災防止分野に係る画期的な技術に関する研究(14253101) |
ケ.健康科学総合研究事業(健全な水循環の形成に関する研究分野)
水利用のシステムを水循環系の中で再構築し水利用の合理化を進め、河川、下水道及び環境への負荷を軽減することで健全な水循環を形成するため、家屋スケール及び地域スケールの水利用システムにおける水の有効利用に関する研究を行うとともに、未利用エネルギーの活用や環境管理手法の体系化等、各システムの性格に応じた環境負荷低減に関する研究を行う。また、併せて、水利用のシステムの起点として不可欠である水道水源を保全するため、政策手法や水源水質の監視に関する研究を行う。
なお、本研究事業は、総合科学技術会議分野別推進戦略(環境分野)の重点課題のうち自然共生型流域圏・都市再生技術研究のフォローアップ体制のもと関連プロジェクトとの連携を適切に図っていくこととしている。
<新規課題採択方針>
家屋スケール及び地域スケールの水利用システムにおける水の有効利用及び環境負荷の低減に関する研究であって、水質及び水量の両面に配慮した研究。
水道水源を保全するための効果的な政策手法や水源水質の監視技術に関する研究。
健全な水循環の形成及び安全な水道水の安定供給に資する研究を積極的に評価。
研究費の規模: | 1課題当たり5,000千円〜30,000千円程度以上(1年当たり) |
研究期間: | 1〜3年 |
新規採択予定課題数: | 5〜10課題程度 |
<公募研究課題>
(1) | 健全な水循環の形成に資する水利用システムの構築に関する研究のうち以下に掲げるもの
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(2) | 水道水源の保全に関する研究のうち以下に掲げるもの
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(2)公募研究事業計画表