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キ 使用年数

年齢

使用年数

備考

0~14歳

1年

「フォームカバー(義足用)」については、左記使用年数にかかわらず6月とすること。

使用年数は、年齢による児童の特殊性を考慮して定めたものであるが、使用年数以内の故障に際しては、小部品の取替えにより修理又は調整を行うこと。

なお、使用年数については、成長速度や使用環境等も踏まえ、柔軟に対応すること。

15~17歳

1年6月

1 完成用部品を構成する「小部品(消耗品)」については、左記使用年数にかかわらず1年とすること。

2 「フォームカバー(義足用)」については、左記使用年数にかかわらず6月とすること。

(3) 装具(オーダーメイド)

装具とは、上肢、下肢又は体幹の機能障害の軽減を目的として体表に装着し、機能を補助する器具のことをいい、下肢装具、靴型装具、体幹装具、上肢装具に区分される。

そのうち、装具(オーダーメイド)とは、採型等により個別に製作される装具をいい、アの基本工作法により、エ及びオによりそれぞれ必要な材料・部品を選択し、組み合わせて製作すること。

価格は、イの採型区分によるウの基本価格にエ及びオのそれぞれ使用する材料・部品の価格を合算した額を上限とし、医師の採型技術料を含まないものであること。

区分

名称

定義

備考

下肢装具

股装具

股関節の運動を制御する装具の総称で、原則として仙腸支持部から大腿部に及ぶもの

A 硬性

陽性モデルによって成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B フレーム

仙腸支持部が金属枠で作られており、大腿部は下肢の長軸に沿って内外の両側に支柱をもち、両支柱を結ぶ1つ以上の半月をもつもの

C 軟性

軟性材料を主材料としたもので、仙腸支持部は板ばねで補強されているもの

D ツイスター

仙腸支持部あるいは大腿部と足部を連結し、下肢の内外旋を制御するもの。

児童にあっては、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)及びペルテス病用の装具を含む。


長下肢装具

大腿部から足底に及ぶ構造を持つもので、膝関節及び足関節の運動を制御し、若しくは大腿部への負荷を軽減あるいは免荷するもの。仙腸支持部が連結された骨盤帯長下肢装具を含む。なお、カーボンは、筋力が著しく低下した方に必要であると判断された場合にのみ用いることができること。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B 両側支柱付

下肢の長軸に沿って内外の両側に支柱をもち、大腿部と下腿部においてそれぞれ両支柱を結ぶ一つ以上の半月をもつもの

C 片側支柱付

下肢の長軸に沿って内外のどちらか一方に支柱をもつもの



膝装具

大腿部から下腿部に及ぶ構造を持つもので、膝関節の運動を制御するもの

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B 両側支柱付

下肢の長軸に沿って内外の両側に支柱をもち、大腿部と下腿部においてそれぞれ両支柱を結ぶ一つ以上の半月をもつもの

C 片側支柱付

下肢の長軸に沿って内外のどちらか一方に支柱をもつもの

D 軟性

軟性材料を主材料としたもの



短下肢装具

下腿部から足底に及ぶ構造を持つもので、足関節の運動を制御し、若しくは下腿部あるいは足部への負荷を軽減あるいは免荷するもの。なお、カーボンは、筋力が著しく低下した方に必要であると判断された場合にのみ用いることができること。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B 両側支柱付

下肢の長軸に沿って内外の両側に支柱をもち、両支柱を連結する一つ以上の半月をもつもの

C 片側支柱付

下肢の長軸に沿って内外のどちらか一方に支柱をもつもの

D 後方支柱付

下肢の長軸に沿って後方に支柱をもつもの

E 軟性

軟性材料を主材料としたもの



足装具

足部に装着する装具であって、靴型装具を除く以下のものとする。

A 足底装具

足アーチの支持、足部変形の防止及び矯正等を目的とするもの。内側くさび及び外側楔に加え、除圧及び脚長差の補正のための補高も含まれること。

B Denis-Browne(デニスブラウン)型

両側の足部をバーによって連結した装具で、内反足の児童に用いるもの

靴型装具の一部として算定できないこと。

靴型装具


変形の矯正、圧力分散によるとう痛除去等の特定の目的のために、足部に適合させた靴。靴型を基に製作し、アッパーの付いたもの。既製品の靴型(ラスト)を補正して製作されたものを整形靴、陽性モデルを基に製作されたものを特殊靴とする。腰革(側革)の高さにより以下の種類を定める。

A 長靴

腰革(側革)の高さがおおむね下腿の2/3までかかるもの

B 半長靴

腰革(側革)の高さが果部を完全に覆うもの

C チャッカ靴

腰革(側革)の高さが果部に及ぶもの

D 短靴

腰革(側革)の高さが果部より低いもの

足底装具の価格は加算できないこと。

体幹装具

頚椎装具

頚椎の運動を制御し又は頚部への負荷を軽減する以下のものとする。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。ただし、頚椎カラーを除く。

B フレーム

主に金属で作られているもの

C カラー

頚部のみを全周覆うもの

D 斜頚矯正用枕

斜頚の矯正に用いる枕で、児童に限ること。



胸腰仙椎装具

骨盤から胸背部に及び、胸椎、腰椎、仙腸関節の運動を制御する以下のものとする。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B フレーム

主に金属で作られているもの

C 軟性

軟性材料を主材料にし、板ばねで補強したもの



腰仙椎装具

骨盤から腰部に及び、腰椎、仙腸関節の運動を制御する以下のものとする。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B フレーム

主に金属で作られているもの

C 軟性

軟性材料を主材料にし、板ばねで補強したもの



仙腸装具

骨盤を包み、仙腸関節の運動を制御する以下のものとする。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B フレーム

主に金属で作られているもの

C 軟性

軟性材料を主材料にし、板ばねで補強したもの

D 骨盤帯

骨盤を帯状に一周するもの



わん症装具

脊柱側弯症の矯正に用いるもの

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B フレーム

主に金属で作られているもの

C 軟性

軟性材料を主材料にし、板ばねで補強したもの


上肢装具

肩装具

肩関節の運動を制御し又は肩甲上腕関節の脱臼を防止するもので、以下のものとする。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B フレーム

体幹の部分が主に金属で作られているもの

C 軟性

軟性材料を主材料にしたもの



肘装具

上腕部から前腕部に及び、肘関節の運動を制御する以下のものとする。なお、必要に応じて、手部を追加することができること。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの。補強用の支柱等が使用されているものも含まれること。

B 両側支柱付

上肢の長軸に沿って内外の両側に支柱をもち、上腕部と前腕部においてそれぞれ両支柱を結ぶ一つ以上の半月をもつもの

C 軟性

軟性材料を主材料としたもの

前腕の回内外を制御するためのものを含む。


手関節装具

前腕部から手部に及ぶ装具の総称で、長対立装具及び把持装具を含む以下のものとする。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの

B 両側支柱付

上肢の長軸に沿って内外の両側に支柱をもち、前腕部において両支柱を結ぶ一つ以上の半月をもつもの

C 片側支柱付

上肢の長軸に沿って内外のどちらか一方に支柱をもつもの

D 掌側(背側)支柱付

上肢の掌側又は背側の長軸に沿った支柱をもつもの

E 軟性

軟性材料を主材料にしたもの

(注)

長対立装具:手関節の運動を制御し、母指を対立位に保持するもの

把持装具:手関節の運動等により3点つまみを可能とするもので、フレクサーヒンジ等を用いる「継手付き」とRIC型のような「継手なし」がある。



手装具

手部に装着する装具であって、短対立装具及びCM関節装具を含み、指装具を除く以下のものとする。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの

B フレーム

金属を主材料にしたもの

C 軟性

軟性材料を主材料にしたもの



指装具

IP関節を適切な肢位に保持し、あるいは伸展・屈曲補助をする以下のものとする。

A 硬性

陽性モデルを用いて成形されたもの

B フレーム

金属を主材料にしたもの

C 軟性

軟性材料を主材料にしたもの



BFO

平衡をとった状態で前腕を支え、あるいは懸垂することで、わずかな力で水平面における上肢の運動を可能にしたもの


ア 基本工作法

工程

作業の内容

(ア) 患肢及び患部の観察

患部の表面の状況、関節の運動機能(屈曲、伸展、内転、外転等)の状況並びに肢位の観察及び特徴の把握

(イ) 採寸及び投影図の作成

情報カードの記録、製作に必要な寸法及び角度の測定並びに記録並びに投影図の作成

(ウ) 採型

ギプス包帯法及び印象材による陰性モデルの採型

(エ) 陽性モデルの製作

陰性モデルへのギプスの注型、陽性モデルの修正、表面の仕上げ及び乾燥

(オ) 組立て

陽性モデルへの装具形状(アライメント)の記入

フレーム:曲げ加工、組立て及び調整

硬性:プラスチック板切断、加熱成形加工(熱可塑性樹脂)、注型(熱硬化性樹脂)、トリミング及び調整

支柱、支持部、継手、付属品等の仮止め及び各部の結合

(カ) 仮合わせ(中間適合検査)

支柱、支持部、継手、付属品等の調整及び試用

(キ) 仕上げ

支柱、支持部、継手、付属品等の取付け及び仕上げ

(ク) 適合検査

装具の適合の最終検査並びに装着及び使用による機能の最終検査

イ 採型区分

A 下肢装具

B 靴型装具

C 体幹装具

D 上肢装具

ウ 基本価格

名称

採型区分

上限価格

備考

 

 

採型

採寸

 

下肢装具用

A―1

27,900

8,550

 

 

A―2

43,000

16,800

 

 

A―3

31,700

16,100

 

 

A―4

20,400

8,150

 

 

A―5

18,700

7,900

 

 

A―6

17,000

7,750

 

 

A―7a

12,300

6,700

採型については、ギプス採型に限る。


A―7b

8,200

印象材を用いた採型に限る。

 

A―8

23,700

8,450

 

 

A―9

25,500

8,550

 

 

A―10

54,000

15,700

 

靴型装具用

B―1

17,000

7,750

長靴、半長靴、チャッカ靴に限る。

 

B―2

12,300

6,700

短靴に限る。

体幹装具用

C―1

32,800

8,950

 

 

C―2

25,600

8,250

 


C―3

12,800

4,100


 

C―4

 

 

 

 

(硬性、フレ―ム)

25,100

7,750

 

 

(軟性)

7,750

7,750

 

 

C―5

 

 

 

 

(硬性、フレ―ム)

21,400

7,600

 

 

(軟性)

7,650

7,600

 

 

C―6

 

 

 

 

(硬性、フレ―ム)

18,900

7,350

 

 

(軟性、骨盤帯)

7,350

7,350

 

上肢装具用

D―1

34,200

9,050

 

 

D―2

18,600

7,900

 

 

D―3

16,900

7,650

 

 

D―4

15,000

7,400

 

 

D―5

12,000

6,800

 

 

D―6

9,000

4,800

 

(注)

1 2種類以上の装具を組み合わせた装具の場合は、個々の価格のうち、最も高い価格とすること。ただし、両長下肢装具に体幹装具(骨盤帯を除く。)を組み合わせる場合は、それぞれの基本価格を算定することができること。

2 補高足部(脚長差を補正するために使用する義足用足部をいう。以下同じ。)を使用する場合は、35,800円増しとし、完成用部品を用いる場合は、その価格を加算できること。エの(イ)のbの付属品等の加算要素である補高は補高足部とは異なるため、その価格を加算することができないこと。補高足部は、健肢と大幅な脚長差が生じる場合にのみ加えることができること。

3 採型によりカーボン製装具の製作にチェック用装具を要する場合、次に掲げる額(複数に該当する場合、それらの合計額)を加算できること。

(1) チェック用装具が「大腿部」を含む場合 18,100円

(2) チェック用装具が「下腿部」を含む場合 16,900円

(3) チェック用装具が「足部」を含む場合 9,900円

エ 製作要素価格

(ア) 下肢装具

a 継手

名称

種類

上限価格

備考

股継手

固定式

6,550

固定式継手とは、継手のない支柱を使用する場合にのみ用いることができること。

遊動式継手とは、継手のある支柱を使用する場合にのみ用いることができ、固定・遊動切替式のものも含まれること。

 

遊動式

7,800

膝継手(片側)

固定式

6,400

固定式継手とは、継手のない支柱を使用する場合にのみ用いることができること。

遊動式継手とは、継手のある支柱を使用する場合にのみ用いることができ、固定・遊動切替式のものも含まれること。

可撓性のプラスチック継手(完成用部品に指定されているものを除く。)の場合は、片側プラスチック継手として算定すること。ただし、ヒンジ継手の場合は、片側を1単位とすること。

プラスチック継手は、オの完成用部品を加えることができないこと。

遊動式

7,000

 

プラスチック継手

14,800

足継手(片側)

固定式

5,400

固定式継手とは、継手のない支柱を使用する場合にのみ用いることができること。

遊動式継手とは、継手のある支柱を使用する場合にのみ用いることができ、固定・遊動切替式のものも含まれること。

鋼線支柱及び完成用部品に指定されているプラスチック製の継手は遊動式とし、片側を1単位とすること。

後方支柱付の場合は、片側遊動式として算定すること。

可撓性のプラスチック継手(完成用部品に指定されているものを除く。)の場合は、片側プラスチック継手として算定すること。ただし、ヒンジ継手の場合は、片側を1単位とすること。

プラスチック継手は、オの完成用部品を加えることができないこと。

遊動式

6,350

 

プラスチック継手

11,000

b 支持部

名称

種類

上限価格

備考

大腿支持部

A 半月(1か所)

4,800

カフベルトは、半月を使用する場合のみ算定できることとし、硬性との併用加算はできないこと。

大腿支持部の坐骨支持式は、22,500円増しとすること。

カーボンを使用した場合は、大腿支持部の総額を57,400円とすること。

 

B 皮革等

 

 

1 カフベルト(1か所)

8,400

 

2 大腿コルセット

16,700

 

C 硬性

 

 

1 熱硬化性樹脂

27,300

 

2 熱可塑性樹脂

11,200

下腿支持部

A 半月(1か所)

4,600

カフベルトは、硬性と併用できないこと。

下腿支持部のPTB式、PTS式及びKBM式は、15,400円増しとすること。

カーボンを使用した場合は、下腿支持部の総額を57,500円とすること。

 

B 皮革等

 

 

1 カフベルト(1か所)

7,100

 

2 下腿コルセット

12,900

 

C 硬性

 

 

1 熱硬化性樹脂

25,400

 

2 熱可塑性樹脂

9,550

足部

A あぶみ

2,600

歩行用あぶみは、あぶみに準ずること。

 

B 足部

 

足板の補強を行った場合は、10,200円増しとすること。

足部には、足底裏革(すべり止め用)を加えることができること。

補高、ヒールの補正及び足底の補正を必要とする場合は、(イ)の靴型装具に準ずること。

カーボンを使用した場合は、足部の総額を41,800円とすること。

除圧のためにMP関節部を含むものはMP関節遠位で算定すること。

 

1 足部覆い

14,400

 

2 標準靴

22,300

 

3 硬性(熱硬化性樹脂)

15,000

 

4 硬性(熱可塑性樹脂)

8,250

 

C 足底装具



1 MP関節遠位

8,250


2 MP関節近位

7,550

(注)

1 硬性にはベルトの価格が含まれていること。ただし、短下肢装具(硬性)において3本を超えるベルトを使用する場合は、1本当たり1,550円を加算することができること。

2 支持部(「足部Aあぶみ」を除く。)について、オの完成用部品を使用する場合は、上限価格の40%の範囲内で算定すること。