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ア 基本工作法

工程

作業の内容

(ア) 断端の観察

断端の表面の状況、関節の運動機能(屈曲、伸展、内転、外転等)の状況並びに肢位の観察及び特徴の把握

(イ) 採寸及び投影図の作成

情報カードの記録、製作に必要な寸法及び角度の測定並びに記録並びに投影図の作成

(ウ) 採型

ギプス包帯法による陰性モデルの採型及び順型、陽性モデルの注型及び取出し並びに陽性モデルの修正

(エ) 適合のチェック

チェックソケットの製作、チェックソケットによる適合のチェック及び修正並びに継手位置の設定

(オ) 陽性モデルの製作

チェックソケットへのギプスの注型、陽性モデルの修正、表面の仕上げ及び乾燥

(カ) ソケットの製作

積層材の被覆、強化材の付加、PVAバッグの被覆、樹脂注型、取外し及びソケットトリミング

(キ) 支持部材の外形の形成及び要素の結合

義手:パラフィン、プラスチックフォーム、ギプス等による支持部芯材外形の形成及び要素の結合

義足:股継手、膝継手、足部等の機能部品の支持部材による結合及び足部の調整

(ク) 組立て

義手:継手等各部の組合せ及び結合並びにハーネスの取付け

義足:アライメントカップリングの取付け、ベンチアライメントの設定、各部の組合せ及び結合、懸垂装置の取付け並びに角度調整

(ケ) 仮合わせ

義手:ソケットトリミングの修正、ハーネスの調整及び機能の点検、義手操作の基本の指導並びに適合の修正

義足:アライメントの調整、適合の点検及び修正、各部の機能の点検並びに起立及び歩行の基本動作の指導

(コ) 外装及び仕上げ

義手:フォームカバーの穴掘り及び外形の研削、積層材の被覆

義足:アライメントカップリングの取外し、外形の形成及び外装

(サ) 適合検査

適合、アライメント及び機能の最終点検並びに動作及び操作の確認

イ 採型区分

A 義手

B 義足

ウ 基本価格

名称

採型区分

型式

上限価格

備考

義手用

A―1

能動式

50,900

肩甲胸郭間切断用は、15,000円増しとすること。



その他

38,200

 

A―2

能動式

47,800

吸着式は、29,600円増しとすること。



その他

40,700

 

A―3

能動式

43,000

吸着式は、29,600円増しとすること。



その他

37,100




能動式

37,800

顆上懸垂式は、14,800円増しとすること。

スプリットソケットは、22,200円増しとすること。



その他

36,000

義足用

B―1


236,700

片側骨盤切断用は、20,100円増しとすること。

 

B―2

差込式

76,300

短断端切断用キップシャフトは、56,800円増しとすること。

坐骨収納型ソケットは、53,200円増しとし、チェックソケット加算ができること。

 

 

ライナー式

126,500

 

 

吸着式

175,600

 

B―3

差込式

74,400

 

 

 

ライナー式

97,500

 

 

 

吸着式

146,600

 

 

B―4

差込式

60,800

大腿支柱付きは、27,200円増しとすること。

 

 

PTB式

86,500

 

 

 

PTS式

103,700

 

 

 

KBM式

106,700

 



TSB式

86,500


 

B―5

差込式

49,400

 

 

 

有窓式

74,400

 

(注)

1 顆上懸垂式は、ミュンスター式及びノースウェスタン式とすること。

2 ソフトインサートのシリコーン又は、完成用部品のライナーを使用して仮合わせ専用のチェックソケットを用いる場合に限り、50,600円加算できること。

3 吸着式、顆上懸垂式、スプリットソケット及び坐骨収納型ソケットのチェックソケットの材料に透明プラスチックを使用した場合は、8,700円加算できること。その他については、製作工程にチェックソケットを用いた場合であって、透明プラスチックを材料とした場合に限り、同様に加算できること。なお、上記2との併用加算はできないこと。

4 陽性モデルの製作を必要としないダイレクトソケットシステムについては、基本価格に40%を乗じた価格を上限額とし、チェックソケットは使用できないこと。また、ソケットの製作要素価格においては、いかなる加算もできないこと。

エ 製作要素価格

(ア) ソケット

名称

採型区分

使用材料

上限価格

備考

義手用

A―1

皮革

10,100

 

 

 

熱硬化性樹脂

22,600

 

 

 

熱可塑性樹脂

5,750

 

 

A―2

皮革

13,300

 

 

 

熱硬化性樹脂

15,500

 

 

 

熱可塑性樹脂

7,500

 

 

A―3

皮革

13,100

 

 

 

熱硬化性樹脂

15,200

 

 

 

熱可塑性樹脂

5,200

 


A―4

皮革

13,100




熱硬化性樹脂

15,200




熱可塑性樹脂

5,200


義足用

B―1

熱硬化性樹脂

40,000

 

 

 

熱可塑性樹脂

16,800

 

 

B―2

木製

54,500

エアクッションソケットは、17,200円増しとすること。

二重式ソケットは、内ソケットの使用材料の価格を加算することができること。

主たる積層材にカーボンストッキネットを用い樹脂注型を行う場合は、18,900円増しとすること。

 

 

皮革

21,300

 

 

熱硬化性樹脂

31,100

 

 

熱可塑性樹脂

18,300

 

B―3

皮革

27,500

エアクッションソケットは、17,200円増しとすること。

二重式ソケットは、内ソケットの使用材料の価格を加算することができること。

主たる積層材にカーボンストッキネットを用い樹脂注型を行う場合は、18,600円増しとすること。

 

 

熱硬化性樹脂

46,000

 

 

熱可塑性樹脂

20,800

 

B―4

皮革

19,300

エアクッションソケットは、15,600円増しとすること。

二重式ソケットは、内ソケットの使用材料の価格を加算することができること。

主たる積層材にカーボンストッキネットを用い樹脂注型を行う場合は、7,350円増しとすること。

 

 

熱硬化性樹脂

28,100

 

 

熱可塑性樹脂

14,700

 

B―5

皮革

19,600

エアクッションソケットは、14,300円増しとすること。

主たる積層材にカーボンストッキネットを用い樹脂注型を行う場合は、10,200円増しとすること。

 

 

熱硬化性樹脂

26,700

 

 

熱可塑性樹脂

11,600

(注)

アルミニウム、セルロイドについては、皮革に準ずること。

(イ) ソフトインサート

名称

採型区分

使用材料

上限価格

備考

義手用

A―1

皮革

4,950

 

 

 

軟性発泡樹脂

5,050

 

 

 

皮革・軟性発泡樹脂

8,550

 

 

A―2

皮革

4,350

 

 

 

軟性発泡樹脂

4,900

 

 

 

皮革・軟性発泡樹脂

8,150

 

 

A―3

皮革

4,350

 

 

 

軟性発泡樹脂

4,900

 

 

 

皮革・軟性発泡樹脂

8,150

 


A―4

皮革

4,250




軟性発泡樹脂

4,900




皮革・軟性発泡樹脂

7,900


義足用

B―1

皮革

7,400




軟性発泡樹脂

5,600




皮革・軟性発泡樹脂

11,200



B―2

皮革

5,700




軟性発泡樹脂

5,200




皮革・軟性発泡樹脂

7,400




皮革・フェルト

10,200




シリコーン

46,500



B―3

皮革

6,400




軟性発泡樹脂

5,350




皮革・軟性発泡樹脂

10,200




皮革・フェルト

11,300




シリコーン

50,100



B―4

皮革

4,700




軟性発泡樹脂

5,000




皮革・軟性発泡樹脂

7,600




皮革・フェルト

8,800




シリコーン

40,000



B―5

皮革

4,950




軟性発泡樹脂

8,000




皮革・軟性発泡樹脂

8,700


(注)

1 軟性発泡樹脂とは、PEライト等のスポンジ材であること。

2 ソフトインサートは、骨突起部等に部分的に当てるものではなく、断端の全体を覆うものであること。