添付一覧
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
8.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、エタノール(酸性希)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、エタノール(酸性希)を加えて正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、エタノール(酸性希)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は521nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0612とする。
3 赤色203号
本品は、定量するとき、1―(4―クロロ―6―スルホ―m―トリルアゾ)―2―ナフトールのモノナトリウム塩(C17H12ClN2NaO4S:398.80)として85.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、黄赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、黄赤色を呈する。
(2) 本品0.05gに酢酸アンモニウム試液/エタノール(95)混液(1:1)200mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、この液4mLを量り、酢酸アンモニウム試液/エタノール(95)混液(1:1)を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長483nm以上489nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液2μLを試料溶液とし、赤色203号標準品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液2μLを標準溶液とし、酢酸エチル/メタノール/アンモニア水(28)混液(5:2:1)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第1法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットと等しいRf値を示す。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、黄色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
10.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.05gを精密に量り、酢酸アンモニウム試液/エタノール(95)混液(1:1)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、酢酸アンモニウム試液/エタノール(95)混液(1:1)を加えて正確に200mLとする。この液4mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液/エタノール(95)混液(1:1)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は486nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0583とする。
4 赤色204号
本品は、定量するとき、1―(4―クロロ―6―スルホ―m―トリルアゾ)―2―ナフトールのバリウム塩(C34H24BaCl2N4O8S2:888.94)として87.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、黄赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、黄赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにジメチルスルホキシド/エチレングリコール混液(2:1)200mLを加え、必要に応じて水浴上で加熱して溶かす。常温になるまで冷却後、この液10mLを量り、ジメチルスルホキシド/エチレングリコール混液(2:1)を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長482nm以上486nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液2μLを試料溶液とし、赤色204号標準品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液2μLを標準溶液とし、酢酸エチル/メタノール/アンモニア水(28)混液(5:2:1)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第1法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットと等しいRf値を示す。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、黄緑色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
8.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、ジメチルスルホキシド/エチレングリコール混液(2:1)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、ジメチルスルホキシド/エチレングリコール混液(2:1)を加えて正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、ジメチルスルホキシド/エチレングリコール混液(2:1)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は484nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0414とする。
5 赤色205号
本品は、定量するとき、2―(2―ヒドロキシ―1―ナフチルアゾ)―1―ナフタレンスルホン酸のモノナトリウム塩(C20H13N2NaO4S:400.38)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、黄赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、黄赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにエタノール(酸性希)200mLを加え、必要に応じて加温して溶かす。常温になるまで冷却後、この液10mLを量り、エタノール(酸性希)を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長491nm以上497nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液2μLを試料溶液とし、フラビアン酸標準溶液2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約1.6である。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、黄色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、エタノール(酸性希)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、エタノール(酸性希)を加えて正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、エタノール(酸性希)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は494nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0685とする。
6 赤色206号
本品は、定量するとき、2―(2―ヒドロキシ―1―ナフチルアゾ)―1―ナフタレンスルホン酸のカルシウム塩(C40H26CaN4O8S2:794.87)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、帯黄赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、黄赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにエタノール(酸性希)200mLを加え、必要に応じて加温して溶かす。常温になるまで冷却後、この液10mLを量り、エタノール(酸性希)を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長491nm以上497nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液8μLを試料溶液とし、フラビアン酸標準溶液2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約1.6である。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、黄赤色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、エタノール(酸性希)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、エタノール(酸性希)を加えて正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、エタノール(酸性希)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は494nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0708とする。
7 赤色207号
本品は、定量するとき、2―(2―ヒドロキシ―1―ナフチルアゾ)―1―ナフタレンスルホン酸のバリウム塩(C40H26BaN4O8S2:892.11)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、黄赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにエタノール(酸性希)200mLを加え、必要に応じて加温して溶かす。常温になるまで冷却後、この液10mLを量り、エタノール(酸性希)を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長491nm以上497nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液8μLを試料溶液とし、フラビアン酸標準溶液2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約1.6である。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、黄緑色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
8.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、エタノール(酸性希)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、エタノール(酸性希)を加えて正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、エタノール(酸性希)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は494nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0574とする。
8 赤色208号
本品は、定量するとき、2―(2―ヒドロキシ―1―ナフチルアゾ)―1―ナフタレンスルホン酸のストロンチウム塩(C40H26N4O8S2Sr:842.41)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、深赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、黄赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにエタノール(酸性希)200mLを加え、必要に応じて加温して溶かす。常温になるまで冷却後、この液10mLを量り、エタノール(酸性希)を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長491nm以上497nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液8μLを試料溶液とし、フラビアン酸標準溶液2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約1.6である。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、深紅色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、エタノール(酸性希)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、エタノール(酸性希)を加えて正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、エタノール(酸性希)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は494nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0661とする。
9 赤色213号
本品は、定量するとき、N,N―ジエチル―9―(2―カルボキシフェニル)―6―(ジエチルアミノ)―3H―キサンテン―3―イミニウム=クロリド(C28H31ClN2O3:479.01)として95.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、暗緑色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品の水溶液(1→1000)は、帯青赤色を呈し、強い蛍光を発する。
(2) 本品0.02gに酢酸アンモニウム試液200mLを加えて溶かし、この液2mLを量り、酢酸アンモニウム試液を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長552nm以上556nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品を乾燥し、赤外吸収スペクトル測定法により試験を行うとき、本品のスペクトルは、次に掲げる本品の参照スペクトルと同一の波数に同一の強度の吸収を有する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gに水100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
(3) 可溶物
次の方法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
本品約5gを精密に量り、水100mLを加えて溶かし、塩酸1mLを加え、可溶物試験法の装置(2)に示す共通すり合わせ連続抽出器の抽出器Aに移す。フラスコBにイソプロピルエーテル(抽出用)100mLを入れ、水浴上で加温しながら5時間抽出する。抽出器A及びフラスコBの抽出液を分液ロートに移し、フラスコBはイソプロピルエーテル(抽出用)10mLで洗い、洗液を抽出液に合わせる。これに薄めた塩酸(1→200)20mLを加え、振り混ぜて洗浄する操作を、水層が着色しなくなるまで繰り返す。この操作により得られたイソプロピルエーテル層をフラスコに移し、これに分液ロートをイソプロピルエーテル(抽出用)10mLで洗浄した洗液を合わせる。これを留去して約50mLにした後、質量既知の蒸発皿に移し、これにフラスコをイソプロピルエーテル(抽出用)10mLで洗浄した洗液を合わせる。これを温湯の水浴上で穏やかに加温して乾固し、デシケーター(シリカゲル)中で恒量になるまで乾燥した後、質量を精密に量り、次式により可溶物を求める。
可溶物(%)=(蒸発残留物(g)/試料採取量(g))×100
(4) 塩化物及び硫酸塩
塩化物は、次の方法で試験を行い、硫酸塩は硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、3.0%以下である。
本品約2gを精密に量り、水200mLを正確に加えて溶かし、これに活性炭10gを加えて1分間よく振り混ぜた後、ろ過する。このろ液50mLを正確に量り、水浴上で加熱して乾固した後、白煙がなくなるまで加熱する。この残留物を水約50mLを用いて250mLの共栓フラスコに移し、薄めた硝酸(38→100)2mLを加え、0.1mol/L硝酸銀液10mLを正確に加え、ニトロベンゼン5mLを加える。塩化銀が析出するまで振り混ぜ、硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)試液1mLを加え過剰の硝酸銀を0.1mol/Lチオシアン酸アンモニウム液で滴定する。同様の方法で空試験を行い、次式により塩化物の量を求める。ただし、塩化物の量が多いときは、加える0.1mol/L硝酸銀液を増量する。
塩化物の量(%)=(((a0-a)×0.00584)/試料採取量(g))×(200/50)×100
a:0.1mol/Lチオシアン酸アンモニウム液の消費量(mL)
a0:空試験における0.1mol/Lチオシアン酸アンモニウム液の消費量(mL)
(5) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(6) 亜鉛
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、亜鉛標準原液(原子吸光光度法用)2mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液1mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、200ppm以下である。
(7) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、80℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて溶かし、正確に200mLとする。この液2mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は554nm付近について行うこととし、吸光係数は0.244とする。
10 赤色214号
本品は、定量するとき、N,N―ジエチル―9―(2―カルボキシフェニル)―6―(ジエチルアミノ)―3H―キサンテン―3―イミニウム=アセタート(C30H34N2O5:502.60)として92.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、帯青赤色から赤褐色までの色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品のメタノール溶液(1→1000)は、帯青赤色を呈し、蛍光を発する。
(2) 本品0.02gにメタノール200mLを加えて溶かし、この液2mLを量り、メタノールを加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長543nm以上547nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品を乾燥し、赤外吸収スペクトル測定法により試験を行うとき、本品のスペクトルは、次に掲げる本品の参照スペクトルと同一の波数に同一の強度の吸収を有する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにメタノール100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
(3) 可溶物
可溶物試験法第3法の(a)及び(b)により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(4) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(5) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(6) 亜鉛
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、亜鉛標準原液(原子吸光光度法用)2mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液1mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、200ppm以下である。
(7) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、80℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、メタノールを加えて溶かし、正確に200mLとする。この液2mLを正確に量り、メタノールを加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は545nm付近について行うこととし、吸光係数は0.247とする。
11 赤色215号
本品は、定量するとき、N,N―ジエチル―9―(2―カルボキシフェニル)―6―(ジエチルアミノ)―3H―キサンテン―3―イミニウム=ステアラート(C46H66N2O5:727.03)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、帯青赤色の塊又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.1gに水100mLを加えるとき、ほとんど溶けない。
(2) 本品のメタノール溶液(1→1000)は、帯青赤色を呈し、蛍光を発する。
(3) 本品0.02gにメタノール200mLを加えて溶かし、この液3mLを量り、メタノールを加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長543nm以上547nm以下に吸収の極大を有する。
(4) 本品を乾燥し、赤外吸収スペクトル測定法により試験を行うとき、本品のスペクトルは、次に掲げる本品の参照スペクトルと同一の波数に同一の強度の吸収を有する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにメタノール100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第2法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。この場合において、溶媒は、イソプロピルエーテルを用いる。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 亜鉛
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、亜鉛標準原液(原子吸光光度法用)2mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液1mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、200ppm以下である。
(6) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、80℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、メタノールを加えて溶かし、正確に200mLとする。この液3mLを正確に量り、メタノールを加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は545nm付近について行うこととし、吸光係数は0.163とする。
12 赤色218号
本品は、定量するとき、2’,4’,5’,7’―テトラブロモ―4,5,6,7―テトラクロロ―3’,6’―ジヒドロキシスピロ[イソベンゾフラン―1(3H),9’―[9H]キサンテン]―3―オン(C20H4Br4Cl4O5:785.67)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、薄い帯赤白色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品のエタノール(95)溶液(1→1000)は、帯青赤色を呈し、黄色の蛍光を発する。
(2) 本品0.02gに水酸化ナトリウム試液(希)50mLを加えて溶かし、酢酸アンモニウム試液を加えて200mLとする。この液5mLを量り、酢酸アンモニウム試液を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長536nm以上540nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品のエタノール(95)溶液(1→1000)2μLを試料溶液とし、赤色218号標準品のエタノール(95)溶液(1→1000)2μLを標準溶液とし、酢酸エチル/メタノール/アンモニア水(28)混液(5:2:1)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第1法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、帯青赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットと等しいRf値を示す。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(95)100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。この場合において、熱湯に代えて水酸化ナトリウム溶液(1→100)又は薄めたアンモニア水(28)(1→15)を用いる。
(3) 可溶物
可溶物試験法第4法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(4) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(5) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(6) 亜鉛
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、亜鉛標準原液(原子吸光光度法用)2mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液1mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、200ppm以下である。
(7) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、水酸化ナトリウム試液(希)50mLを加えて溶かし、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に200mLとする。この液5mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は538nm付近について行うこととし、吸光係数は0.138とする。
13 赤色219号
本品は、定量するとき、3―ヒドロキシ―4―フェニルアゾ―2―ナフトエ酸のカルシウム塩(C34H22CaN4O6:622.64)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.02gにジメチルスルホキシド/エタノール(99.5)混液(1:1)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、黄赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにジメチルスルホキシド/エタノール(99.5)混液(1:1)200mLを加え、必要に応じて加温して溶かす。常温になるまで冷却後、この液10mLを量り、ジメチルスルホキシド/エタノール(99.5)混液(1:1)を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長407nm以上411nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.02gにジメチルスルホキシド/エタノール(99.5)混液(1:1)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液3μLを試料溶液とし、フラビアン酸標準溶液2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約1.6である。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.02gにジメチルスルホキシド/エタノール(99.5)混液(1:1)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、ジメチルスルホキシド/エタノール(99.5)混液(1:1)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、ジメチルスルホキシド/エタノール(99.5)混液(1:1)を加えて正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、ジメチルスルホキシド/エタノール(99.5)混液(1:1)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度は409nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0336とする。
14 赤色220号
本品は、定量するとき、4―(1―スルホ―2―ナフチルアゾ)―3―ヒドロキシ―2―ナフトエ酸のカルシウム塩(C21H12CaN2O6S:460.47)として85.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、帯青暗赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、赤色を呈する。
(2) 本品0.05gにエタノール(酸性希)200mLを加え、必要に応じて加温して溶かす。常温になるまで冷却後、この液4mLを量り、エタノール(酸性希)を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長524nm以上530nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.1gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かした液2μLを試料溶液とし、フラビアン酸標準溶液2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/アセトン/水混液(3:1:1)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約1.1である。
(4) 本品を乾燥し、赤外吸収スペクトル測定法により試験を行うとき、本品のスペクトルは、次に掲げる本品の参照スペクトルと同一の波数に同一の強度の吸収を有する。
(5) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、黄赤色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(酸性希)100mLを加え、必要に応じて加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、10.0%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
8.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.05gを精密に量り、エタノール(酸性希)150mLを加え、必要に応じて加温して溶かし、常温になるまで冷却後、エタノール(酸性希)を加えて正確に200mLとする。この液4mLを正確に量り、エタノール(酸性希)を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は527nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0641とする。
15 赤色221号
本品は、定量するとき、1―(2―ニトロ―p―トリルアゾ)―2―ナフトール(C17H13N3O3:307.30)として95.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、帯黄赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.1gにクロロホルム100mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かすとき、この液は、帯黄赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにクロロホルム200mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かす。常温になるまで冷却後、この液10mLを量り、クロロホルムを加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長511nm以上515nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.1gにクロロホルム100mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かした液2μLを試料溶液とし、赤色221号標準品0.1gにクロロホルム100mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かした液2μLを標準溶液とし、クロロホルム/1―ブタノール混液(16:1)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第1法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、帯黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットと等しいRf値を示す。
ハ 融点
272℃以上
ニ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにクロロホルム100mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
(3) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(4) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ホ 乾燥減量
2.0%以下(1g、105℃、6時間)
ヘ 強熱残分
1.5%以下(1g)
ト 定量法
本品約0.02gを精密に量り、クロロホルム150mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かし、常温になるまで冷却後、クロロホルムを加えて正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、クロロホルムを加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は513nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0784とする。
16 赤色223号
本品は、定量するとき、2’,4’,5’,7’―テトラブロモ―3’,6’―ジヒドロキシスピロ[イソベンゾフラン―1(3H),9’―[9H]キサンテン]―3―オン(C20H8Br4O5:647.89)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、黄赤色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品のエタノール(95)溶液(1→1000)は、黄赤色を呈し、蛍光を発する。
(2) 本品0.02gに水酸化ナトリウム試液(希)50mLを加えて溶かし、酢酸アンモニウム試液を加えて200mLとする。この液4mLを量り、酢酸アンモニウム試液を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長515nm以上519nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品のエタノール(95)溶液(1→1000)2μLを試料溶液とし、赤色223号標準品のエタノール(95)溶液(1→1000)2μLを標準溶液とし、酢酸エチル/メタノール/アンモニア水(28)混液(5:2:1)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第1法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットと等しいRf値を示す。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにエタノール(95)100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は1.0%以下である。この場合において、熱湯に代えて水酸化ナトリウム溶液(1→100)又は薄めたアンモニア水(28)(1→15)を用いる。
(3) 可溶物
可溶物試験法第4法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(4) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、3.0%以下である。
(5) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(6) 亜鉛
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、亜鉛標準原液(原子吸光光度法用)2mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液1mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、200ppm以下である。
(7) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
7.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、水酸化ナトリウム試液(希)50mLを加えて溶かし、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に200mLとする。この液4mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は517nm付近について行うこととし、吸光係数は0.157とする。
17 赤色225号
本品は、定量するとき、1―[4―(フェニルアゾ)フェニルアゾ]―2―ナフトール(C22H16N4O:352.39)として95.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、赤褐色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品のクロロホルム溶液(1→1000)は、赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにクロロホルム200mLを加えて溶かし、この液5mLを量り、クロロホルムを加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長511nm以上515nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品のクロロホルム溶液(1→2000)2μLを試料溶液とし、だいだい色403号標準溶液2μLを標準溶液とし、クロロホルム/1,2―ジクロロエタン混液(2:1)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約0.9である。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにクロロホルム100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第2法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。この場合において、溶媒は、クロロホルムを用いる。
(3) 可溶物
可溶物試験法第6法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(4) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(5) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 強熱残分
1.0%以下(1g)
ヘ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、クロロホルムを加えて溶かし、正確に200mLとする。この液5mLを正確に量り、クロロホルムを加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は513nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0966とする。
18 赤色226号
本品は、定量するとき、6,6’―ジクロロ―4,4’―ジメチル―チオインジゴ(C18H10Cl2O2S2:393.31)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.01gに硫酸2滴又は3滴を加えるとき、この液は、暗緑色を呈し、これを冷水で薄めるとき、赤色の沈殿を生じる。
(2) 本品を乾燥し、赤外吸収スペクトル測定法により試験を行うとき、本品のスペクトルは、次に掲げる本品の参照スペクトルと同一の波数に同一の強度の吸収を有する。
ハ 純度試験
(1) 可溶物
可溶物試験法第5法により試験を行うとき、その限度は、3.0%以下である。
(2) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(3) 鉄
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、鉄標準原液(原子吸光光度法用)1mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液5mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、500ppm以下である。
(4) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 強熱残分
5.0%以下(1g)
ヘ 定量法
質量法第3法により試験を行う。この場合において、係数は、1.000とする。
19 赤色227号
本品は、定量するとき、8―アミノ―2―フェニルアゾ―1―ナフトール―3,6―ジスルホン酸のジナトリウム塩(C16H11N3Na2O7S2:467.38)として85.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、褐色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品の水溶液(1→1000)は、赤色を呈する。
(2) 本品0.02gに酢酸アンモニウム試液200mLを加えて溶かす。この液10mLを量り、酢酸アンモニウム試液を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長529nm以上533nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品の水溶液(1→1000)2μLを試料溶液とし、フラビアン酸標準溶液2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約0.9である。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gに水100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
(3) 可溶物
可溶物試験法第2法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(4) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、10.0%以下である。
(5) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(6) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
6.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて溶かし、正確に200mLとする。この液10mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は531nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0723とする。
20 赤色228号
本品は、定量するとき、1―(2―クロロ―4―ニトロフェニルアゾ)―2―ナフトール(C16H10ClN3O3:327.72)として90.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、赤色の粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品0.1gにクロロホルム100mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かすとき、この液は、黄赤色を呈する。
(2) 本品0.02gにクロロホルム200mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かす。常温になるまで冷却後、この液5mLを量り、クロロホルムを加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長484nm以上488nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品0.1gにクロロホルム100mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かした液2μLを試料溶液とし、だいだい色403号標準溶液2μLを標準溶液とし、クロロホルムを展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第2法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、黄赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットに対するRs値は、約1.0である。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gにクロロホルム100mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 可溶物
可溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
(3) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(4) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
5.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 強熱残分
1.0%以下(1g)
ヘ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、クロロホルム150mLを加え、必要に応じて約50℃で加温して溶かし、常温になるまで冷却後、クロロホルムを加えて正確に200mLとする。この液5mLを正確に量り、クロロホルムを加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は486nm付近について行うこととし、吸光係数は0.0853とする。
21 赤色230号の(1)
本品は、定量するとき、9―(2―カルボキシフェニル)―6―ヒドロキシ―2,4,5,7―テトラブロモ―3H―キサンテン―3―オンのジナトリウム塩(C20H6Br4Na2O5:691.85)として85.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、黄褐色から赤褐色までの色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品の水溶液(1→1000)は、赤色を呈し、黄緑色の蛍光を発する。
(2) 本品0.02gに酢酸アンモニウム試液200mLを加えて溶かす。この液5mLを量り、酢酸アンモニウム試液を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長515nm以上519nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品の水溶液(1→1000)2μLを試料溶液とし、赤色230号の(1)標準品の水溶液(1→1000)2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第1法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットと等しいRf値を示す。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、黄色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gに水100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 可溶物
可溶物試験法第3法の(a)及び(b)により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(4) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(5) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(6) 亜鉛
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、亜鉛標準原液(原子吸光光度法用)2mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液1mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、200ppm以下である。
(7) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
10.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて溶かし、正確に200mLとする。この液5mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は517nm付近について行うこととし、吸光係数は0.144とする。
22 赤色230号の(2)
本品は、定量するとき、9―(2―カルボキシフェニル)―6―ヒドロキシ―2,4,5,7―テトラブロモ―3H―キサンテン―3―オンのジカリウム塩(C20H6Br4K2O5:724.07)として85.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、黄褐色から赤褐色までの色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品の水溶液(1→1000)は、赤色を呈し、黄緑色の蛍光を発する。
(2) 本品0.02gに酢酸アンモニウム試液200mLを加えて溶かす。この液5mLを量り、酢酸アンモニウム試液を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長515nm以上519nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品の水溶液(1→1000)2μLを試料溶液とし、赤色230号の(2)標準品の水溶液(1→1000)2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第1法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットと等しいRf値を示す。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、淡紫色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gに水100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 可溶物
可溶物試験法第3法の(a)及び(b)により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
(4) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(5) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(6) 亜鉛
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、亜鉛標準原液(原子吸光光度法用)2mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液1mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、200ppm以下である。
(7) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
10.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて溶かし、正確に200mLとする。この液5mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は517nm付近について行うこととし、吸光係数は0.136とする。
23 赤色231号
本品は、定量するとき、9―(3,4,5,6―テトラクロロ―2―カルボキシフェニル)―6―ヒドロキシ―2,4,5,7―テトラブロモ―3H―キサンテン―3―オンのジカリウム塩(C20H2Br4Cl4K2O5:861.85)として85.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、赤色から赤褐色までの色の粒又は粉末である。
ロ 確認試験
(1) 本品の水溶液(1→1000)は、帯青赤色を呈し、暗緑色の蛍光を発する。
(2) 本品0.02gに酢酸アンモニウム試液200mLを加えて溶かす。この液5mLを量り、酢酸アンモニウム試液を加えて100mLとした液は、吸光度測定法により試験を行うとき、波長536nm以上540nm以下に吸収の極大を有する。
(3) 本品の水溶液(1→1000)2μLを試料溶液とし、赤色231号標準品の水溶液(1→1000)2μLを標準溶液とし、1―ブタノール/エタノール(95)/アンモニア試液(希)混液(6:2:3)を展開溶媒として薄層クロマトグラフ法第1法により試験を行うとき、当該試料溶液から得た主たるスポットは、帯青赤色を呈し、当該標準溶液から得た主たるスポットと等しいRf値を示す。
(4) 炎色反応試験法により試験を行うとき、炎は、淡紫色を呈する。
ハ 純度試験
(1) 溶状
本品0.01gに水100mLを加えて溶かすとき、この液は、澄明である。
(2) 不溶物
不溶物試験法第1法により試験を行うとき、その限度は、0.5%以下である。
(3) 可溶物
可溶物試験法第3法の(a)及び(b)により試験を行うとき、その限度は、1.0%以下である。
(4) 塩化物及び硫酸塩
塩化物試験法及び硫酸塩試験法により試験を行うとき、それぞれの限度の合計は、5.0%以下である。
(5) ヒ素
ヒ素試験法により試験を行うとき、その限度は、2ppm以下である。
(6) 亜鉛
本品を原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを試料溶液とし、亜鉛標準原液(原子吸光光度法用)2mLを正確に量り、薄めた塩酸(1→4)を加えて10mLとし、この液1mLを正確に量り、原子吸光光度法の前処理法(1)により処理し、試料溶液調製法(1)により調製したものを比較液として原子吸光光度法により比較試験を行うとき、その限度は、200ppm以下である。
(7) 重金属
重金属試験法により試験を行うとき、その限度は、20ppm以下である。
ニ 乾燥減量
10.0%以下(1g、105℃、6時間)
ホ 定量法
本品約0.02gを精密に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて溶かし、正確に200mLとする。この液5mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液を加えて正確に100mLとし、これを試料溶液として、吸光度測定法により試験を行う。この場合において、吸収極大波長における吸光度の測定は538nm付近について行うこととし、吸光係数は0.122とする。
24 赤色232号
本品は、定量するとき、9―(3,4,5,6―テトラクロロ―2―カルボキシフェニル)―6―ヒドロキシ―2,4,5,7―テトラヨード―3H―キサンテン―3―オンのジカリウム塩(C20H2Cl4I4K2O5:1049.85)として85.0%以上101.0%以下を含む。
イ 性状
本品は、帯青赤色の粒又は粉末である。