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(5) 18MΩ・cm以上の抵抗率のある脱イオン化された水を、窒素を通じた三角フラスコに泡立てないように採取したもの。ただし、採水した後、速やかに用いる。

R0112700

ミリシトリン、定量用 (定量用ミリシトリン) C21H20O12 [17912―87―7]

本品は、淡灰黄~淡黄色の粉末であり、ほとんどにおいがない。

確認試験 本品を赤外吸収スペクトル測定法中の錠剤法により測定するとき、波数1660cm-1、1605cm-1、1345cm-1、1200cm-1及び970cm-1付近に吸収を認める。

比吸光度 画像198 (10KB)別ウィンドウが開きます

減圧デシケーター中で24時間乾燥した本品約50mgを精密に量り、メタノールに溶かして正確に100mLとする。この液2mLを正確に量り、メタノールを加えて正確に100mLとし、紫外可視吸光度測定法により吸光度を測定する。

純度試験 類縁物質 本品50mgをメタノール25mLに溶かす。この液5mLを正確に量り、水/アセトニトリル/リン酸混液(800:200:1)を加えて正確に50mLとし、検液とする。別に検液1mLを正確に量り、メタノール5mLを加えた後、水/アセトニトリル/リン酸混液(800:200:1)を加えて正確に50mLとし、比較液とする。検液及び比較液をそれぞれ20μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、ピーク面積を測定するとき、検液の主ピーク以外のピークの合計面積は、比較液の主ピーク面積より大きくない。ただし、面積測定範囲は、溶媒ピークの後ろから主ピークの保持時間の2倍までとする。

操作条件「ヤマモモ抽出物」の定量法の操作条件を準用する。

R0156600

ミリスチン酸メチル テトラデカン酸メチルを見よ。

R0112800

無水酢酸 (CH3CO)2O 〔K8886、特級〕 [108―24―7]

R0112900

無水酢酸・ピリジン試液 無水酢酸25gを量り、ピリジン(無水)を加えて100mLとする。用時調製する。

R0113000

ムタロターゼ [9031―76―9]

本品は、ブタの腎臓から得られたもので、白色の50%グリセリン懸濁液である。本品の1単位は、α―D―グルコースを基質として、pH7.2、25℃において1分間に1μmolのβ―D―グルコースを生成する酵素量とする。

R0113100

ムレキシド C8H8N6O6 [3051―09―0]

本品は、赤紫色の粉末であり、水、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。

吸光度 本品10mgを量り、水を加えて正確に100mLとする。この液5mLを正確に量り、水を加えて正確に50mLとする。この液につき、水を対照とし、紫外可視吸光度測定法により試験を行うとき、波長522nm付近に吸収極大があり、その吸光度は0.35以上である。

乾燥減量 2.0%以下(105℃、恒量)

R0113200

ムレキシド・塩化ナトリウム指示薬 ムレキシド0.1gと塩化ナトリウム10gを混ぜ、均質になるまですり潰して調製する。遮光して保存する。

R0113300

メタノール CH3OH 〔K8891、特級〕 [67―56―1]

R0113400

メタノール(HPLC用) 本品は、無色澄明で揮発性の液体である。

本品につき、赤外吸収スペクトル測定法中の液膜法により測定するとき、波数2950cm-1、2830cm-1、1450cm-1、1030cm-1及び660cm-1付近に吸収を認める。

密度 0.789~0.792g/mL(比重測定法、第4法、20℃)

水分 0.05%以下(10g、電量滴定法)

吸光度 本品を水を対照とし、吸収セル10mmを用い、それぞれの波長における吸光度を測定するとき、210nm:0.60以下、230nm:0.15以下、240nm:0.06以下及び260~400nm:0.01以下である。

R0113500

メタノール、水分測定用 (水分測定用メタノール) メタノール1000mLに乾燥用合成ゼオライト30gを加えて密栓し、時々穏やかに振り混ぜ、約8時間放置し、更に約16時間静置後、澄明なメタノールを分取する。湿気を避けて保存する。本品1mL中の水分は、0.1mg以下とする。水分測定用試液に含まれる成分(二酸化硫黄、ピリジン等)を含むものを用いてもよい。

R0113600

5%メタノール含有1,2―ジメトキシエタン試液 メタノール5mLを量り、1,2―ジメトキシエタンを加えて100mLとする。冷蔵保存するとき、少なくとも3か月間は安定である。

R0113700

メタリン酸 HPO3 [37267―86―0]

含量 本品は、メタリン酸として32.0%以上を含む。

性状 本品は、白色の塊で、潮解性がある。

確認試験 本品0.5gに水50mLを加えて溶かし、検液とする。検液10mLをアンモニア水(2→5)で中和し、硝酸銀溶液(1→50)5mLを加えるとき、白の沈殿が生じる。また、検液10mLにアルブミン試液10mLを加えるとき、白のにかわ状の沈殿が生じる。

純度試験 過マンガン酸還元性物質 共通すり合わせ平底試験管に、本品2.0gを量り、水10mL、硫酸(1→16)5mL及び0.02mol/L過マンガン酸カリウム溶液0.1mLを加え、振り混ぜ、熱板上又は水浴上で5分間加熱し、検液とする。白の背景を用いて、検液から得られた液を共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から観察すると、液が赤色を保つ(H3PO3として約0.02%以下)。

定量法 本品約6gを精密に量り、水75mLを加えて溶かし、1mol/L水酸化ナトリウム溶液で滴定する。終点の確認には、電位差計を用い、指示電極にはガラス電極を、参照電極には銀―塩化銀電極を用いる。ただし、指示電極及び参照電極には複合型のものを用いることができる。

1mol/L水酸化ナトリウム溶液1mL=79.98mg HPO3

R0113800

メタンスルホン酸 CH4O3S [75―75―2]

本品は、無~薄い黄褐色の澄明な液体である。

含量 本品は、メタンスルホン酸98.0%以上を含む。

定量法 本品約2gを精密に量り、水40mLに混和し、1mol/L水酸化ナトリウム溶液で滴定する(指示薬 ブロモチモールブルー試液2滴)。別に空試験を行い、補正する。

1mol/L水酸化ナトリウム溶液1mL=96.11mg CH4O3S

R0113900

2―メチルアミノピリジン C6H8N2 [4597―87―9]

本品は、淡黄色の液体である。

沸点 200~202℃

水分 本品1g中の水分は、1mg以下である。

R0114000

2―メチルアミノピリジン、水分測定用 (水分測定用2―メチルアミノピリジン) 2―メチルアミノピリジンをそのまま湿気を遮って蒸留し、湿気を避けて保存する。本品1mL中の水分は、1mg以下とする。

R0114030

4―(メチルアミノ)フェノール―硫酸(2/1) C7H9NO・1/2H2SO4 [55―55―0]

本品は、白~わずかに薄い黄色又はごく薄い灰色の結晶又は結晶性の粉末である。

融点 約260℃(分解)

R0114100

メチルイエロー試液 メチルエロー0.10gを量り、エタノール(95)200mLに溶かす。

R0114200

2―メチルイミダゾール C4H6N2 [693―98―1]

本品は、白~淡黄色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがある。水、エタノール(95)、酢酸エチル及びアセトンに溶け、吸湿性がある。

含量 本品は、2―メチルイミダゾール(C4H6N2)98%以上を含む。

沸点 267~268℃

融点 142~145℃

定量法 本品約0.2gを精密に量り、非水滴定用酢酸50mLを加えて溶かし、0.1mol/L過塩素酸で滴定する。終点の確認には、電位差計を用いる。別に空試験を行い、補正する。

0.1mol/L過塩素酸1mL=8.211mg C4H6N2

R0114300

4―メチルイミダゾール C4H6N2 [822―36―6]

本品は、淡黄色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがある。水、エタノール(95)、アセトン又はクロロホルムに溶けやすく、吸湿性がある。

含量 本品は、4―メチルイミダゾール(C4H6N2)97%以上を含む。

沸点 262~264℃

融点 46~48℃

定量法 本品約0.2gを精密に量り、非水滴定用酢酸50mLを加えて溶かし、0.1mol/L過塩素酸で滴定する。終点の確認には、電位差計を用いる。別に空試験を行い、補正する。

0.1mol/L過塩素酸1mL=8.211mg C4H6N2

R0114400

メチルエロー C14H15N3 〔K8494、特級〕 [60―11―7]

R0114500

メチルオレンジ C14H14N3NaO3S 〔K8893、特級〕 [547―58―0]

R0114600

メチルオレンジ・インジゴカルミン試液 メチルオレンジ0.1g及びインジゴカルミン0.25gを量り、水を加えて100mLとする。遮光して保存し、調製後、15日以内に使用する。

R0114700

メチルオレンジ・キシレンシアノールFF試液 メチルオレンジ1g及びキシレンシアノールFF1.4gを量り、50vol%エタノール500mLを加えて溶かす。

R0114800

メチルオレンジ試液 メチルオレンジ0.1gを量り、水100mLを加えて溶かし、必要な場合には、ろ過する。

R0114900

α―メチル―D(+)―グルコシド C7H14O6 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0115000

3―メチル―1―フェニル―5―ピラゾロン C10H10N2O 〔K9548、特級〕 [89―25―8]

R0115100

3―メチル―1―ブタノール (CH3)2CHCH2CH2OH 〔K8051、特級〕 [123―51―3]

R0115200

2―メチル―1―プロパノール (CH3)2CHCH2OH 〔K8811、特級〕 [78―83―1]

R0115300

2―メチル―2―プロパノール (CH3)3COH [75―65―0]

本品は、白色の塊である。融解すると無色透明な液体で、特異なにおいがある。水及びジエチルエーテルに極めて溶けやすい。

含量 99.0%以上

定量法 本品0.5μLを量り、次の操作条件でガスクロマトグラフィーを行う。2―メチル―2―プロパノールのピーク面積及び総ピーク面積から、2―メチル―2―プロパノールの含量を求める。

操作条件

検出器 水素炎イオン化検出器

カラム 内径0.25mm、長さ30mのフューズドシリカ管の内面に、ガスクロマトグラフィー用ポリエチレングリコールを0.25μmの厚さで被覆したもの

カラム温度 80℃

注入口温度 130℃

検出器温度 250℃

キャリヤーガス ヘリウム

流量 1.33mL/分

注入方式 スプリット

スプリット比 1:100

測定時間 30分

R0115400

4―メチル―2―ペンタノン CH3COCH2CH(CH3)2 〔K8903、特級〕 [108―10―1]

R0115500

メチルレッド C15H15N3O2 〔K8896、特級〕 [493―52―7]

R0115600

メチルレッド試液 メチルレッド0.1gを量り、エタノール(95)100mLを加えて溶かし、必要な場合には、ろ過する。

R0115700

メチルレッド・メチレンブルー混合試液 メチルレッド試液及びメチレンブルー試液の等容量を混和する。

R0115800

メチレンブルー C16H18N3S・Cl・3H2O 〔K8897、特級〕 [7220―79―3]

R0115900

メチレンブルー試液 メチレンブルー0.1gを量り、エタノール(95)100mLを加えて溶かし、必要な場合には、ろ過する。

R0116000

0.001w/v%メチレンブルー試液 メチレンブルー試液1mLを量り、水を加えて100mLとする。

R0116100

2―メトキシエタノール CH3OCH2CH2OH 〔K8895、特級〕 [109―86―4]

R0116200

1―メトキシ―2―プロパノール C5H12O2 [107―98―2]

本品は、無色澄明の液体である。

屈折率 画像201 (4KB)別ウィンドウが開きます

水分 0.5%以下(0.1g、電量滴定法)

R0116300

4―メトキシベンズアルデヒド C8H8O2 [123―11―5]

本品は、無~淡黄色の澄明な液体であり、エタノール(95)又はジエチルエーテルと混和し、水にはほとんど溶けない。

含量 97.0%以上

定量法 本品約0.8gを精密に量り、ヒドロキシルアミン試液75mLを正確に加え、よく振り混ぜて、30分間放置した後、0.5mol/L塩酸で滴定する(指示薬 ブロモフェノールブルー試液3滴)。ただし、滴定の終点は、液の青色が緑色を経て黄緑色に変わるときとする。別に空試験を行う。

0.5mol/L塩酸1mL=68.08mg C8H8O2

R0116400

0.5%4―メトキシベンズアルデヒド・酢酸エチル試液 4―メトキシベンズアルデヒド0.5mLと酢酸エチル99.5mLを混合して調製する。

R0116500

4―メトキシベンズアルデヒド・硫酸試液 エタノール(95)9mLを量り、4―メトキシベンズアルデヒド0.5mL及び硫酸0.5mLを加え、よく混和する。

R0116600

2―メトキシ―5―メチルアニリン C8H11NO [120―71―8]

本品は、白~灰色の結晶性の粉末であり、水に溶けにくく、メタノール及びエタノール(95)に溶ける。

確認試験

(1) 本品をメタノール/酢酸アンモニウム試液(0.01mol/L)混液(1:1)を加えて溶解した液は、波長290nm付近に吸収極大がある。

(2) 本品を赤外吸収スペクトル測定法中の錠剤法により測定するとき、波数3410cm-1、2950cm-1、1630cm-1、1520cm-1、1230cm-1、1030cm-1及び780cm-1付近に吸収を認める。

融点 47~54℃

R0116700

メナキノン―4、定量用 (定量用メナキノン―4) C31H40O2 [863―61―6]

本品は、黄色の粉末又は結晶性の粉末である。

融点 36.0~38.0℃

純度試験

(1) 溶状 黄色、澄明(0.10g、ヘキサン1mL)

(2) 類縁物質 本操作は直射日光を避け、遮光した容器を用いて行う。本品0.1gを量り、2―プロパノール50mLに溶かし、更にエタノール(99.5)を加えて正確に100mLとする。この液10mLを正確に量り、エタノール(99.5)を加えて正確に100mLとする。この液2mLを正確に量り、2―プロパノール4mLを正確に加え、検液とする。検液2mLを正確に量り、2―プロパノール/エタノール(95)混液(2:1)を加えて正確に100mLとし、比較液とする。検液及び比較液をそれぞれ20μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、ピーク面積を測定するとき、検液の主ピーク以外のピークの合計面積は、比較液の主ピーク面積より大きくない。ただし、面積測定範囲は、主ピークの保持時間の2倍までとする。

操作条件「メナキノン(抽出物)」の定量法の操作条件を準用する。

R0116800

メリビオース C12H22O11 6―O―α―D―ガラクトピラノシル―D―グルコース

酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0116900

2―メルカプトエタノール HSCH2CH2OH [60―24―2]

本品は、無色澄明の液体である。

R0117000

モグロシドⅤ C60H102O29 [88901―36―4]

本品は、白~淡黄色の粉末であり、味は甘い。

R0117100

モノグルコシルヘスペリジン、定量用 (定量用モノグルコシルヘスペリジン) C34H44O20

本品は、淡黄~黄褐色の粉末で、わずかに特異なにおいがある。

確認試験

(1) 本品5mgを水10mLに溶かし、0.2w/v%塩化鉄(Ⅲ)試液1~2滴を加えるとき、液は褐色を呈する。

(2) 本品10mgを水500mLに溶かした液は、波長280~286nmに吸収極大がある。

乾燥減量 6.0%以下(2.7kPa以下、120℃、2時間)

純度試験 類縁物質 本品約0.1gを精密に量り、水/アセトニトリル/酢酸混液(80:20:0.01)に溶かして正確に200mLとし、検液とする。検液1mLを正確に量り、水/アセトニトリル/酢酸混液(80:20:0.01)に溶かして正確に50mLとし、比較液とする。検液及び比較液をそれぞれ10μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、ピーク面積を測定するとき、検液の主ピーク以外のピーク面積の合計は、比較液の主ピーク面積より大きくない。ただし、面積測定範囲は、主ピークの保持時間の2倍までとする。

操作条件「酵素処理ヘスペリジン」の定量法の操作条件を準用する。

R0117200

モノグルコシルルチン 本品は、黄~黄褐色の粉末である。

確認試験 本品約10mgを水/アセトニトリル/リン酸混液(80:20:0.1)に溶かして10mLとし、検液とする。別に定量用ルチン約10mgを量り、少量のメタノールに溶かした後、水/アセトニトリル/リン酸混液(80:20:0.1)を加えて10mLとし、標準液とする。検液及び標準液それぞれ10μLにつき、「酵素処理ルチン(抽出物)」の定量法の操作条件で液体クロマトグラフィーを行う。ただし、検出器は、フォトダイオードアレイ検出器を用いる。測定波長254nmで測定するとき、検液の主ピークの保持時間は、標準液のルチンのピークの保持時間より早い。また、このピークの測定波長200~400nmの吸収スペクトルを標準液のルチンのピークの吸収スペクトルと比較するとき、同一波長のところに吸収の極大を認める。

純度試験 類縁物質 確認試験の検液10μLにつき、「酵素処理ルチン(抽出物)」の定量法の操作条件で液体クロマトグラフィーを行う。各々のピーク面積を測定し、面積百分率法により主ピークの量を求めるとき、65.0%以上である。ただし、面積測定範囲は、溶媒ピークの後ろから、主ピークの保持時間の2倍までとする。

R0117300

モリブデン酸アンモニウム試液 酸化モリブデン(Ⅵ)の粉末6.5gを量り、水14mL及びアンモニア水(28)14.5mLの混液を加えて溶かす。この液を冷却し、硝酸32mL及び水40mLの冷混液にかき混ぜながら徐々に加え、48時間放置した後、ガラス繊維ろ紙を用いて吸引ろ過する。本液は、長期の保存に耐えない。本液5mLを量り、リン酸水素二ナトリウム・12水溶液(1→8)2mLを加えるとき、直ちに、又はわずかに加温した後、多量の黄色沈殿を生じなければ、この液は、使用できない。遮光して保存する。沈殿が生じた場合は、上澄液を用いる。

R0117400

モリブデン酸アンモニウム・硫酸試液(フィターゼ活性試験用) 七モリブデン酸六アンモニウム四水和物溶液(3→250)100mL、硫酸(3→20)100mL及びアセトン200mLを混和し、直ちに氷中で冷却する。用時調製する。

R0117500

モリブデン酸アンモニウム・硫酸鉄(Ⅱ)試液 七モリブデン酸六アンモニウム四水和物10gを量り、水800mLを加えて溶かし、硫酸32mLを加え、更に水を加えて1000mLとする。別に、硫酸鉄(Ⅱ)七水和物7.32gを量り、この液を加えて溶かし、100mLとする。用時調製する。

R0117600

モリブデン(Ⅵ)酸二ナトリウム二水和物 Na2MoO4・2H2O 〔モリブデン(Ⅵ)酸二ナトリウム二水和物、K8906、特級〕 [10102―40―6]

R0117700

2―(N―モルホリノ)エタンスルホン酸n水和物 C6H13NO4S・nH2O 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0117800

3―(N―モルホリノ)プロパンスルホン酸 C7H15NO4S [1132―61―2]

本品は、白色の結晶性粉末であり、水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。

融点 275~280℃

R0117900

モルホリン C4H9NO [110―91―8]

本品は、塩基性の無色の液体で、アンモニアようのにおいがあり、水に溶ける。

屈折率 画像204 (4KB)別ウィンドウが開きます

R0118000

遊離脂肪酸測定用試液A 本品は、アシル―CoAシンセターゼ(微生物由来)、コエンザイムA(微生物由来)及びアデノシン5′―三リン酸二ナトリウム三水和物(微生物由来)、4―アミノアンチピリン、アスコルビン酸オキシダーゼ(カボチャ由来)及びリン酸緩衝液(pH7.0)を含む遊離脂肪酸測定用試液である。酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0118100

遊離脂肪酸測定用試液B 本品は、アシル―CoAオキシダーゼ(微生物由来)、ペルオキシダーゼ(西洋ワサビ由来)及び3―メチル―N―エチル―N―(2―ヒドロキシエチル)―アニリンを含む遊離脂肪酸測定用試液である。酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0118200

ヨウ化亜鉛・デンプン試液 水100mLを煮沸し、これにヨウ化カリウム溶液(3→20)5mL及び塩化亜鉛溶液(1→5)10mLを加え、煮沸しながら、あらかじめデンプン5gを量り、冷水30mLを加えて均一に懸濁した液をかき混ぜながら加え、更に2分間煮沸した後、冷却する。密栓して冷所に保存する。

R0118300

ヨウ化イソプロピル、定量用 (定量用ヨウ化イソプロピル) C3H7I [75―30―9]

本品は、無色澄明の液体であり、光によりヨウ素を遊離して褐色となる。エタノール(95)、ジエチルエーテル又は石油ベンジンと混和し、水と混和しない。蒸留して89.0~89.5℃の留分を用いる。

含量 本品は、ヨウ化イソプロピル(C3H7I)98.0%以上を含む。

純度試験 本品1μLにつき、「ヒドロキシプロピルメチルセルロース」の定量法に規定する操作条件に従い、ガスクロマトグラフィーを行う。各々のピーク面積を自動積分法により測定し、面積百分率法によりヨウ化イソプロピルの量を求めるとき、99.8%以上である。ただし、検出感度は、本品1μLから得たヨウ化イソプロピルのピーク高さがフルスケールの約80%になるように調整する。

定量法 褐色メスフラスコにエタノール(95)10mLを入れ、その質量を精密に量り、これに本品1mLを加え再び精密に量る。次に、エタノール(95)を加えて正確に100mLとし、その20mLを褐色メスフラスコに正確に量り、0.1mol/L硝酸銀溶液50mLを正確に加え、更に硝酸2mLを加えて栓をし、2時間暗所で時々振り混ぜた後、暗所で一夜放置する。次に、2時間時々振り混ぜた後、水を加えて正確に100mLとし、乾燥ろ紙を用いてろ過する。初めのろ液20mLを除き、次のろ液50mLを正確に量り、過量の硝酸銀を0.1mol/Lチオシアン酸アンモニウム溶液で滴定する(指示薬 硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・硫酸試液2mL)。別に空試験を行う。

0.1mol/L硝酸銀溶液1mL=17.00mg C3H7I

R0118400

ヨウ化カリウム KI 〔よう化カリウム、K8913、特級〕 [7681―11―0]

R0118500

ヨウ化カリウム試液 ヨウ化カリウム16.5gを量り、水を加えて溶かし、100mLとする。遮光して保存する。

R0118600

ヨウ化カリウム試液(β―アミラーゼ・インベルターゼ活性試験用) ヨウ化カリウム30gを量り、水70mLを加えて溶かす。用時調製する。

R0118700

50w/v%ヨウ化カリウム試液 ヨウ化カリウム50gを量り、水を加えて溶かし、100mLとする。この液に水酸化ナトリウム溶液(1→2)を2滴加える。

R0118800

ヨウ化カリウム・デンプン紙 新たに調製したヨウ化カリウム・デンプン試液にろ紙を浸して清浄な室で乾燥する。共栓瓶に入れ、光及び湿気を避けて保存する。

R0118900

ヨウ化カリウム・デンプン試液 デンプン0.5gを量り、水50~60mLを加え、加熱して溶かし、ヨウ化カリウム0.5g及び水を加えて溶かし、100mLとする。

R0119000

ヨウ化水素酸 HI 〔よう化水素酸、K8917、特級〕 [10034―85―2]

R0119100

ヨウ化ナトリウム NaI [7681―82―5]

本品は、白色の結晶性の粉末で、潮解性がある。

含量 本品を乾燥したものは、ヨウ化ナトリウム(NaI)99.5%以上を含む。

確認試験 本品の水溶液(1→200)を無色炎中で熱するとき、炎の色は、黄色を呈する。

乾燥減量 0.5%以下(110℃、2時間)

定量法 乾燥した本品約0.5gを精密に量り、300mLの共栓フラスコに入れ、水25mLを加えて溶かし、5℃以下に冷却する。5℃以下に冷却した塩酸35mL及びクロロホルム5mLを加えて、よく振りながら0.05mol/Lヨウ素酸カリウム溶液で滴定する。水層のヨウ素の色が消えるまで滴定し、栓をして激しく振る。次に、1滴加えるたびに激しく振り混ぜ、クロロホルム層の紫色が完全に脱色した点を終点とする。

0.05mol/Lヨウ素酸カリウム溶液1mL=14.99mg NaI

R0119300

溶性デンプン試液 可溶性デンプン1gを量り、冷水10mLとよくすり混ぜ、これを熱湯90mLに絶えずかき混ぜながら徐々に注ぎ込み、3分間穏やかに沸騰させ、冷却する。用時調製する。

R0119400

ヨウ素 I2 〔よう素、K8920、特級〕 [7553―56―2]

R0119500

ヨウ素酸カリウム KIO3 〔よう素酸カリウム、K8922、特級〕 [7758―05―6]

R0119600

ヨウ素酸カリウム(標準物質) KIO3 〔容量分析用標準物質、よう素酸カリウム、K8005〕 [7758―05―6]

JIS K8005の容量分析用標準物質のほか、容量分析に用いることが可能な認証標準物質を使用することができる。

R0119700

ヨウ素酸カリウム試液 ヨウ素酸カリウム(標準物質)7.1gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。遮光して保存する。

R0119800

ヨウ素酸カリウム試液(0.05mol/L) ヨウ素酸カリウム1.07gを量り、水を加えて溶かし、100mLとする。遮光して保存する。

R0119900

ヨウ素試液 ヨウ素14gを量り、ヨウ化カリウム溶液(2→5)100mLを加えて溶かし、塩酸(1→4)1mL及び水を加えて1000mLとする。遮光して保存する。

R0120000

ヨウ素試液(2.75mmol/L) ヨウ化カリウム20.0g及びヨウ素7.0gを量り、水50mLを加えて溶かし、10%塩酸試液0.5mL及び水を加えて500mLとする。この液に水を加えて20倍容量に薄める。

R0120100

ヨウ素試液(0.005mol/L) 0.05mol/Lヨウ素溶液に水を加えて10倍容量に薄める。

R0120200

ヨウ素試液(イソアミラーゼ活性試験用) ヨウ化カリウム8.30g及びヨウ素0.635gを量り、水を加えて溶かし、100mLとした液と塩酸(1→120)を容量比2:8に混和する。遮光して保存する。

R0120300

ヨウ素試液(α―グルコシルトランスフェラーゼ活性試験用) ヨウ化カリウム26gを量り、水を加えて溶かし、更にヨウ素2.6gを加えて溶かし、水を加えて100mLとする。この液0.5mLと塩酸試液(1mol/L)2mLを混和し、水を加えて260mLとする。

R0120400

ヨウ素・ヨウ化カリウム試液 ヨウ素0.5g及びヨウ化カリウム1.5gを量り、水25mLを加えて溶かす。

R0120500

ヨウ素・ヨウ化カリウム試液(0.4mmol/L) ヨウ素・ヨウ化カリウム試液(0.08mol/L)に水を加えて200倍容量に薄める。

R0120600

ヨウ素・ヨウ化カリウム試液(0.2mmol/L) ヨウ素・ヨウ化カリウム試液(0.04mol/L)に水を加えて200倍容量に薄める。用時調製する。

R0120700

ヨウ素・ヨウ化カリウム試液(0.08mol/L) ヨウ化カリウム10.0g及びヨウ素1.0gを量り、水を加えて溶かし、100mLとする。遮光して保存する。

R0120800

ヨウ素・ヨウ化カリウム試液(0.04mol/L) ヨウ化カリウム5.0g及びヨウ素1.0gを量り、水を加えて溶かし、100mLとする。

R0120900

ヨウ素・ヨウ化カリウム試液(α―アミラーゼ活性試験用) ヨウ素5.5g及びヨウ化カリウム11gを量り、水を加えて溶かし、250mLとする。この溶液1mLとヨウ化カリウム溶液(1→20)200mLを混和し、水を加えて250mLとする。

R0119200

ヨードメタン、定量用 (定量用ヨードメタン) CH3I [74―88―4]

本品は、無色澄明の液体であり、光によりヨウ素を遊離して褐色となる。エタノール(95)又はジエチルエーテルと混和し、水にやや溶けにくい。蒸留して42.2~42.6℃の留分をとる。

含量 本品は、ヨウ化メチル(CH3I)98.0%以上を含む。

純度試験 本品1μLにつき、「ヒドロキシプロピルメチルセルロース」の定量法に規定する操作条件に従い、ガスクロマトグラフィーを行う。各々のピーク面積を測定し、面積百分率法によりヨウ化メチルの量を求めるとき、99.8%以上である。ただし、検出感度は本品1μLから得たヨウ化メチルのピーク高さがフルスケールの約80%になるように調整する。

定量法 定量用ヨウ化イソプロピルの定量法と同様に操作し、試験を行う。

0.1mol/L硝酸銀溶液1mL=14.19mg CH3I

R0121000

ライトグリーンSFイエロー C37H34N2Na2O9S3 [5141―20―8]

本品は、4―(ビス{4―[N―エチル―N―(3―スルホナトフェニルメチル)アミノ]フェニル}メチリウムイル)ベンゼンスルホン酸二ナトリウムで、暗緑色の粒又は粉末である。

確認試験 本品の水溶液(1→1000)5mLに水酸化ナトリウム溶液(1→10)1mLを加えるとき、液は、淡緑色に変わる。

比吸光度 画像208 (10KB)別ウィンドウが開きます

本品10mgを量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を加えて溶かして正確に100mLとする。この液10mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を加えて100mLとした液は、波長631~635nmに吸収極大がある。

R0121100

ラウリル硫酸ナトリウム C12H25NaO4S [151―21―3]

日本薬局方ラウリル硫酸ナトリウムを用いる。

R0121200

ラウリル硫酸ナトリウム・プロピレングリコール試液 ラウリル硫酸ナトリウム1gを量り、水80mLを加えて溶かし、次にプロピレングリコール20mLを加えて混和する。

R0121300

ラウリン酸メチル C13H26O2 [111―82―0]

本品は、無~黄色の液体である。

屈折率 画像209 (3KB)別ウィンドウが開きます

融点 5℃付近

R0121400

酪酸p―ニトロフェニル NO2C6H4OCO(CH2)2CH3 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0121500

ラクトース一水和物 C12H22O11・H2O [64044―51―5、α―及びβ―乳糖一水和物の混合物]

日本薬局方乳糖水和物を用いる。

R0121600

ラクトフェリン、定量用 (定量用ラクトフェリン) 本品は、牛の乳から得られたラクトフェリンを主成分とするものである。

本品は、淡赤黄色~黄赤色の結晶性の粉末又は粉末である。

比吸光度 画像211 (6KB)別ウィンドウが開きます
 (乾燥物換算)

本品0.1gを精密に量り、水を加えて溶かし、200mLとした後、孔径0.45μmのメンブレンフィルターでろ過し、検液とする。検液の波長280nmにおける吸光度を測定し、更に乾燥物換算を行う。

純度試験

(1) 鉄 Feとして0.005~0.05%

本品1.0gを磁製のるつぼに量り、硫酸0.2mLを加えて徐々に加熱して炭化させた後、ガスバーナーで強く加熱して灰化後、放冷する。これに塩酸(2→3)5mLを加え、加熱して溶かし、更に水を加えて50mLとし、ろ過する。このろ液2mLをとり、水を加えて10mLとし、検液とする。別に、鉄標準液2mLずつを正確に量り、塩酸(2→3)0.2mLを加え、更に水を加えてそれぞれ正確に10mL及び100mLとした液を、2濃度の標準液とする。検液及び2濃度の標準液につき、次の操作条件で原子吸光度を測定し、検量線を作成する。この検量線と検液の鉄の原子吸光度から、検液中の鉄濃度を求め、更に試料中の鉄量(%)を求める。

操作条件

光源ランプ 鉄中空陰極ランプ

分析線波長 248.3nm

支燃性ガス 空気

可燃性ガス アセチレン

(2) 類縁物質 本品0.1gを量り、塩化ナトリウム溶液(3→100)で正確に50mLにし、検液とする。検液25μLを量り、「ラクトフェリン濃縮物」の定量法の操作条件で液体クロマトグラフィーを行う。本品のピーク面積と総ピーク面積からラクトフェリンの含量を求めるとき、95.0%以上である。別に空試験を行い、補正する。

乾燥減量 6.0%以下(105℃、5時間)

R0121700

L―ラムノース、定量用 (定量用L―ラムノース) C6H12O5・H2O [6014―42―2]

本品は、白色の結晶又は粉末である。

純度試験 類縁物質 本品50mgを量り、水/アセトニトリル(HPLC用)混液(2:8)で正確に10mLとし、検液とする。検液20μLを量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行う。本品のピーク面積及び総ピーク面積からL―ラムノースの含量を求めるとき、98.0%以上である。別に空試験を行い、補正する。

操作条件

検出器 示差屈折計

カラム充填剤 5μmの液体クロマトグラフィー用アミノ基結合型シリカゲル

カラム管 内径6mm、長さ15cmのステンレス管

カラム温度 40℃

移動相 アセトニトリル(HPLC用)/水混液(8:2)

流量 1.0mL/分

R0121800

卵黄 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0121900

卵白 正常な卵白を用いる。

R0122000

卵白試液 卵白10gを量り、水40mLを加えて振り混ぜる。

R0122050

リコカルコンA C21H22O4 [58749―22―7]

本品は、淡黄色~黄色の粉末である。

R0122100

L―リシン一塩酸塩 H2N(CH2)4CH(NH2)COOH・HCl [657―27―2]

本品は、白色の結晶又は結晶性の粉末であり、水に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。

含量 本品を乾燥したものは、L―リシン一塩酸塩(H2N(CH2)4CH(NH2)COOH・HCl)99.0%以上を含む。

純度試験 他のアミノ酸 本品0.20gを水に溶かして正確に50mLとし、検液とする。薄層板の下端から約20mm上の位置を原線とし、原線上の左右両端から少なくとも10mm離れた位置に検液5μLをマイクロシリンジ、マイクロピペット等を用いて10mm以上の間隔で2~6mmの円形状にスポットし、乾燥する。展開容器の内壁に沿ってろ紙を巻き、ろ紙を展開溶媒で湿らせ、更に展開溶媒を約10mmの深さに入れ、展開容器を密閉した後、室温で約1時間放置して展開溶媒の蒸気を飽和させる。展開溶媒は、アセトン/アンモニア水(28)/水/1―ブタノール混液(10:5:2:10)とする。これに薄層板を器壁に触れないように入れ、容器を密閉し、室温で放置して展開させる。展開溶媒の先端が原線から約10cmの距離まで上昇したとき、薄層板を取り出し、直ちに溶媒の先端の位置に印を付けて風乾後、100℃で30分間乾燥し、放冷する。これに、ニンヒドリン・アセトン溶液(1→50)を噴霧し、80℃で10分間加熱して発色させるとき、スポットは、1つより多く検出しない。ただし、薄層板には、薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを担体とし、110℃で1時間乾燥したものを使用する。

定量法 滴定用ビーカーに、105℃で3時間乾燥した本品約0.1gを精密に量り、ギ酸3mLを入れ、0.1mol/L過塩素酸20mLを正確に入れて溶かし、時計皿等で蓋をして加熱して溶かした後、冷却する。非水滴定用酢酸で60mLとし、0.1mol/L酢酸ナトリウム溶液で滴定を行う。終点の確認には、電位差計を用い、指示電極にはガラス電極を、参照電極には銀―塩化銀電極を用いる。ただし、指示電極及び参照電極には複合型のものを用いることができる。別に空試験を行い、補正する。

0.1mol/L過塩素酸1mL=9.132mg H2N(CH2)4CH(NH2)COOH・HCl

R0122200

リゾチーム用基質試液 Micrococcus luteusの乾燥菌体(酵素活性試験法に適するもの)適量にリン酸緩衝液(pH6.2)を加えて均一に懸濁させた後、波長640nmにおける透過率が10%になるように調整する。用時調製する。

R0122300

L―α―リゾホスファチジルコリン 1―アシル―sn―グリセロ―3―ホスホコリン

酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0122400

リトマス [1393―92―6]

本品は、青~帯紫青色の粉末又は塊であり、水又はエタノール(95)に溶け、その溶液は、青~紫青色を呈する。

確認試験 本品0.5gを温水50mLに溶かし、赤色を呈するまで10%硫酸試液を滴加し、10分間煮沸する。この間青色を呈するときは赤色となるまで10%硫酸試液を滴加する。さらに、紫色を呈するまで水酸化バリウム飽和溶液を加えてろ過し、A液とする。煮沸して冷却した水100mLにA液0.5mL及び塩酸(1→120)50μLを加えるとき、赤色を呈する。また、煮沸して冷却した水100mLにA液0.5mL及び水酸化ナトリウム溶液(1→250)50μLを加えるとき、青色を呈する。

R0122500

リトマス紙(青色) 〔リトマス紙、K9071、青色リトマス紙〕

R0122600

リトマス紙(赤色) 〔リトマス紙、K9071、赤色リトマス紙〕

R0122700

リトマスミルク 脱脂粉乳10g、リトマス50mg及び硫酸ナトリウム50mgに水100mLを加えて混和する。用時調製する。

R0122800

リノール酸 C18H32O2 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0122900

D―リボース、定量用 (定量用D―リボース) C5H10O5 [50―69―1]

本品は、白色の結晶又は結晶性の粉末である。

確認試験 本品の水溶液(1→20)2~3滴を沸騰したフェーリング試液5mLに加えるとき、赤色の沈殿を生じる。

比旋光度 画像212 (3KB)別ウィンドウが開きます

本品約1gを精密に量り、アンモニア試液0.2mL及び水を加えて溶かして正確に50mLとする。この液について旋光度を測定し、更に無水物換算を行う。

純度試験 類縁物質 本品0.5gを水25mLに溶かし、検液とする。検液1mLを正確に量り、水を加えて正確に100mLとし、比較液とする。検液及び比較液をそれぞれ10μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、ピーク面積を測定するとき、検液の主ピーク以外のピークの合計面積は、比較液の主ピーク面積より大きくない。ただし、面積測定範囲は、主ピークの保持時間の2倍までとする。

操作条件「D―リボース」の定量法の操作条件を準用する。

水分 1.0%以下(1g、容量滴定法、直接滴定)

R0123000

硫化アンモニウム試液 (NH4)2S 〔硫化アンモニウム溶液、K8943、1級(無色)〕

遮光した小瓶に全満して保存する。

R0123100

硫化水素 H2S [7783―06―4]

本品は、無色の特異なにおいがある気体で、空気より重く、水に溶ける。硫化鉄(Ⅱ)に硫酸(1→20)又は塩酸(1→4)を作用させて調製する。

R0123200

硫化水素試液 硫化水素の飽和溶液を用いる。遮光した小瓶にほとんど全満し、なるべく冷所に保存する。強い硫化水素のにおいがある。

R0123300

硫化鉄(Ⅱ) FeS 〔K8948、硫化水素発生用〕 [1317―37―9]

R0123400

硫化ナトリウム九水和物 Na2S・9H2O 〔K8949、特級〕 [1313―84―4]

R0123500

硫化ナトリウム試液 グリセリン30mLに水10mLを加えた溶液に硫化ナトリウム九水和物5gを加えて溶かす。冷所に保存し、3か月以内に使用する。

R0123600

硫酸 H2SO4 〔K8951、特級〕 [7664―93―9]

R0123700

硫酸亜鉛七水和物 ZnSO4・7H2O 〔K8953、特級〕 [7446―20―0]

R0123800

硫酸亜鉛・塩化ナトリウム・ヨウ化カリウム試液 塩化ナトリウム50g、硫酸亜鉛七水和物10g及びヨウ化カリウム5.0gを量り、水を加えて溶かし、200mLとする。

R0123900

硫酸アンモニウム (NH4)2SO4 〔K8960、特級〕 [7783―20―2]

R0124000

硫酸アンモニウム鉄(Ⅱ)六水和物 Fe(NH4)2(SO4)2・6H2O 〔K8979、特級〕 [7783―85―9]

R0124100

硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・12水 FeNH4(SO4)2・12H2O 〔K8982、特級〕 [7783―83―7]

R0124200

硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・塩酸試液 硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・12水50mgを量り、塩酸50mLを加えて溶かす。用時調製する。

R0124300

硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)試液、オキシエチレン測定用 (オキシエチレン測定用硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)試液) 硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・12水8gを量り、水に溶かして100mLとする。

R0124400

硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・硝酸試液 硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・12水10gを量り、硝酸(1→3)10mL及び水80mLを加えて溶かす。

R0124500

硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・硫酸試液 硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・12水14gを量り、水100mLを加え、よく振り混ぜて溶かした後、ろ過し、硫酸10mLを加える。褐色瓶に保存する。

R0124600

硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・硫酸(1→35)試液 硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・12水15gを量り、水90mLを加えて溶かした後、ろ過し、硫酸(1→35)10mLを加える。

R0124700

硫酸カリウム K2SO4 〔K8962、特級〕 [7778―80―5]

R0124800

硫酸カリウムアルミニウム・12水 AlK(SO4)2・12H2O 〔硫酸カリウムアルミニウム・12水、K8255、特級〕 [7784―24―9]

R0124900

硫酸カルシウム二水和物 CaSO4・2H2O 〔K8963、特級〕 [10101―41―4]

R0125000

85%硫酸試液 硫酸の含量を下記の試験方法で計算し、85%になるように水に硫酸を加えて調製する。

共通すり合わせ三角フラスコ100mLの質量を0.1mgの桁まで量り、硫酸1.0gを入れ、再び0.1mgの桁まで質量を量る。共通すり合わせ三角フラスコを冷却しながら水20mLを徐々に加える。1mol/L水酸化ナトリウム溶液で滴定する(指示薬 ブロモチモールブルー試液数滴)。終点は、液の色が黄色から帯青緑色に変わる点とする。

硫酸の含量は、次の式により算出する。

硫酸の含量(%)=V×f×0.04904×100/(m1-m2)

ただし、

V:1mol/L水酸化ナトリウム溶液の消費量(mL)

f:1mol/L水酸化ナトリウム溶液のファクター

m1:試料を入れた共通すり合わせ三角フラスコの質量(g)

m2:共通すり合わせ三角フラスコの質量(g)

R0125100

10%硫酸試液 硫酸5.7mLを量り、水10mLに徐々に加える。冷後、更に水を加えて100mLとする。

R0125270

硫酸試液(12.5mol/L) 水100mLに硫酸230mLをかき混ぜながら徐々に加え、室温に戻るまで放置し、使用する。調製時には発熱するが、強制的に冷却するとビーカーが割れる場合があるので注意する。

R0125200

70vol%硫酸試液 氷水中で冷却下、水30mLに硫酸70mLをかき混ぜながら徐々に加える。

R0153000

硫酸試液(2.5mol/L) 硫酸140mLを量り、水に徐々に加える。冷後、更に水を加えて1000mLとする。

R0125300

硫酸試液(2mol/L) 硫酸110mLを量り、水に徐々に加える。冷後、更に水を加えて1000mLとする。

R0125400

硫酸試液(1mol/L) 硫酸56mLを量り、水に徐々に加える。冷後、更に水を加えて1000mLとする。

R0125500

硫酸試液(0.5mol/L) 硫酸28mLを量り、水に徐々に加える。冷後、更に水を加えて1000mLとする。

R0125600

硫酸試液(0.25mol/L) 硫酸15mLを水1000mL中にかき混ぜながら徐々に加えた後、放冷する。

R0125700

硫酸試液(0.05mol/L) 硫酸試液(0.5mol/L)100mLに水を加えて1000mLとする。

R0125800

硫酸試液(0.025mol/L) 硫酸試液(0.25mol/L)100mLに水を加えて1000mLとする。

R0157100

硫酸試液(0.01mol/L) 硫酸試液(1mol/L)10mLに水を加えて1000mLとする。

R0125900

硫酸試液(5.5mmol/L) 硫酸0.3mLを量り、水に徐々に加える。冷後、更に水を加えて1000mLとする。

R0126000

硫酸試液(0.005mol/L) 硫酸試液(0.5mol/L)10mLに水を加えて1000mLとする。

R0126100

硫酸水素カリウム KHSO4 〔K8972、特級〕 [7646―93―7]

R0126200

硫酸水素テトラブチルアンモニウム [(C4H9)4N]HSO4 [32503―27―8]

本品は、白色の結晶性の粉末である。

含量 本品は、硫酸水素テトラブチルアンモニウム([(C4H9)4N]HSO4)98.0%以上を含む。

純度試験

(1) 溶状 ほとんど澄明(1.0g、水20mL)

(2) 塩化物 Clとして0.001%以下

本品2gの水溶液(1→10)に硝酸(1→3)5mL及び硝酸銀溶液(1→50)1mLを加えて15分間放置したときに生じる白濁は、塩化物イオン標準原液(1→10)2mLに硝酸(1→3)5mL及び硝酸銀溶液(1→50)1mLを加えて15分間放置したときに生じる白濁より濃くない。

定量法 本品約0.7gを精密に量り、水(二酸化炭素除去)100mLを加えて溶かし、0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液で滴定する(指示薬 ブロモクレゾールグリーン・メチルレッド混合試液)。

0.1mol/L水酸化ナトリウム溶液1mL=0.03395g [(C4H9)4N]HSO4

R0126300

硫酸水素テトラブチルアンモニウム試液(0.01mol/L) 硫酸水素テトラブチルアンモニウム3.4gを量り、水を加えて1000mLとする。

R0153100

硫酸セリウム(Ⅳ)四水和物 Ce(SO4)2・4H2O 〔K8976、特級〕 [10294―42―5]

R0126400

硫酸呈色物用硫酸 あらかじめ、次の方法で含量を測定した硫酸に注意して水を加え、硫酸(H2SO4)94.5~95.5%に調整する。保存中、水分を吸収して濃度が変わったときは使用しない。

定量法 硫酸約2gを共栓フラスコ中に速やかに精密に量り、水30mLを加える。冷後、1mol/L水酸化ナトリウム溶液で滴定する(指示薬 ブロモチモールブルー試液2~3滴)。

1mol/L水酸化ナトリウム溶液1mL=49.04mg H2SO4

R0126500

硫酸鉄(Ⅱ)七水和物 FeSO4・7H2O 〔K8978、特級〕 [7782―63―0]

R0126600

硫酸鉄(Ⅱ)試液 硫酸鉄(Ⅱ)七水和物8gを量り、水100mLを加えて溶かす。用時調製する。

R0126700

硫酸鉄(Ⅲ)n水和物 Fe2(SO4)3・nH2O 〔K8981、特級〕 [15244―10―7]

R0126800

硫酸鉄(Ⅲ)試液 硫酸鉄(Ⅲ)n水和物50gを量り、水約500mLを加えてよく振り混ぜ、次に硫酸200mLを加え、よく振り混ぜて溶かし、水を加えて1000mLとする。

R0126900

硫酸銅(Ⅱ) CuSO4 〔K8984、1級〕 [7758―98―7]

R0127000

硫酸銅(Ⅱ)五水和物 CuSO4・5H2O 〔K8983、特級〕 [7758―99―8]

R0127100

10w/v%硫酸銅(Ⅱ)試液 硫酸銅(Ⅱ)五水和物15.6gを量り、水を加えて溶かし、100mLとする。

R0127200

硫酸ナトリウム Na2SO4 〔K8987、特級〕 [7757―82―6]

R0127300

硫酸ナトリウム十水和物 Na2SO4・10H2O 〔K8986、特級〕 [7727―73―3]

R0127400

硫酸ヒドラジニウム N2H6SO4 〔K8992、特級〕 [10034―93―2]

R0127500

硫酸マグネシウム七水和物 MgSO4・7H2O 〔K8995、特級〕 [10034―99―8]

R0127600

硫酸マグネシウム試液(0.5mol/L) 硫酸マグネシウム七水和物11gを量り、水50mLを加えて溶かし、100mLとする。

R0127700

硫酸マグネシウム試液(0.1mol/L) 硫酸マグネシウム七水和物24.6gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0127800

硫酸マンガン(Ⅱ)五水和物 MnSO4・5H2O 〔K8997、特級〕 [15244―36―7]

R0127900

15w/v%硫酸・メタノール試液 硫酸8.2mLを量り、メタノール20mLに徐々に加え、冷却し、メタノールを加えて100mLとする。

R0128000

硫酸リチウム一水和物 Li2SO4・H2O 〔K8994、特級〕 [10102―25―7]

R0128100

流動パラフィン [8042―47―5]

本品は、無色澄明の液体である。

確認試験 本品を赤外吸収スペクトル測定法中の液膜法により測定するとき、波数2923cm-1、2854cm-1、1461cm-1、1376cm-1及び725cm-1付近に吸収を認める。

密度 0.825~0.850g/mL(20℃)

純度試験

(1) 多核芳香族炭化水素

使用する器具は、全てヘキサンで洗っておく。本品25mLを100mLの分液漏斗に入れ、ヘキサン(HPLC用)25mLを加えて激しく振り混ぜる。紫外吸収スペクトル測定用ジメチルスルホキシド5mLを加えて2分間激しく振り混ぜ、15分間放置する。下層を50mLの分液漏斗に移し、紫外吸収スペクトル測定用ヘキサン2mLを加えて2分間激しく振り混ぜ、2分間放置する。下層を栓付遠沈管に移し、毎分2500~3000回転で約10分間遠心分離し、上澄液を分離したものを検液とする。紫外吸収スペクトル測定用ヘキサン25mLに紫外吸収スペクトル測定用ジメチルスルホキシド5mLを加え、以下同一操作によって調製した上澄液を分離したものを比較液とする。吸収セル10mmを用い、波長260~350nmで比較液を対照として、検液の吸光度を測定すると、0.10以下である。

(2) 硫酸着色物質

本品10gをあらかじめ85%硫酸試液で洗った比色管に入れ、85%硫酸試液10mLを加えて水浴中で10分間加熱する(試験管内の液面が水浴の水面以下になるように浸し、その間に2~3回激しく振り混ぜる。)。試験管を水浴から取り出したとき、硫酸層の色は、比色標準液Dの色より濃くない。

R0128200

リン酸 H3PO4 〔りん酸、K9005、特級〕 [7664―38―2]

R0128300

リン酸カリウム緩衝液(1mol/L)

第1液:リン酸水素二カリウム174gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第2液:リン酸二水素カリウム136gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第1液と第2液を混和し、成分規格・保存基準各条等に規定するpHに調整する。

R0128400

リン酸カリウム緩衝液(0.4mol/L)

第1液:リン酸二水素カリウム54.4gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第2液:リン酸水素二カリウム69.7gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第1液と第2液を混和し、成分規格・保存基準各条等に規定するpHに調整する。

R0128500

リン酸カリウム緩衝液(0.2mol/L)

第1液:リン酸二水素カリウム27.2gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第2液:リン酸水素二カリウム34.8gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第1液と第2液を混和し、成分規格・保存基準各条等に規定するpHに調整する。

R0128600

リン酸カリウム緩衝液(0.1mol/L) リン酸二水素カリウム5.3g及びリン酸水素二カリウム10.6gを量り、水950mLを加えて溶かし、水酸化ナトリウム試液(2mol/L)又は塩酸試液(2mol/L)で、成分規格・保存基準各条等に規定するpHに調整し、水を加えて1000mLとする。

R0128700

リン酸カリウム緩衝液(0.05mol/L)

第1液:リン酸二水素カリウム6.80gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第2液:リン酸水素二カリウム8.71gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第1液と第2液を混和し、成分規格・保存基準各条等に規定するpHに調整する。

R0128800

リン酸カリウム緩衝液(0.02mol/L)

第1液:リン酸水素二カリウム3.5gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第2液:リン酸二水素カリウム2.7gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第1液と第2液を混和し、成分規格・保存基準各条等に規定するpHに調整する。

R0128900

リン酸カリウム緩衝液(0.005mol/L)

第1液:リン酸二水素カリウム0.68gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第2液:リン酸水素二カリウム0.87gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第1液と第2液を混和し、成分規格・保存基準各条等に規定するpHに調整する。

R0129000

リン酸カリウム緩衝液(0.005mol/L、pH7.0、硫酸亜鉛含有) 硫酸亜鉛七水和物溶液(18→3125)1mLを量り、pH7.0のリン酸カリウム緩衝液(0.005mol/L)を加えて1000mLとする。