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本品は、白~薄い赤色の粉末である。

比吸光度 画像93 (11KB)別ウィンドウが開きます

本品を減圧デシケーター中で24時間乾燥した後、その約10mgを精密に量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を加えて溶かして正確に100mLとし、これをA液とする。A液10mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を加えて正確に100mLとした液は、波長234~240nm及び316~322nmのそれぞれに吸収極大がある。また、この液につき、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を対照とし、波長316~322nmの吸収極大の波長における、吸光度を測定し、比吸光度を求める。

純度試験

(1) 溶状 ほとんど澄明(10mg、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)100mL)

(2) 類縁物質 本品5mgを量り、移動相を加えて正確に50mLとし、検液とする。検液及び移動相をそれぞれ10μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行った後、0~20分の間に現れるピーク面積を測定する。検液中の移動相由来のピークを除いた、全ての成分のピーク面積の総和に対する主ピークの面積百分率は、95.0%以上である。

操作条件

検出器 紫外吸光光度計(測定波長 238nm)

カラム充填剤 5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲル

カラム管 内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管

カラム温度 30℃

移動相 酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)/アセトニトリル(HPLC用)(19:1)

流量 1.0mL/分

水分 20.5~24.4%以下(50mg、電量滴定法)

ただし、水分測定用陽極液には、炭酸プロピレン及びジエタノールアミン、水分測定用陰極液には、メタノール及びエチレングリコールを含むものを用いる。

R0007800

1―アミノ―2―ナフトール―4―スルホン酸 C10H5(NH2)(OH)SO3H 〔K8050、特級〕 [116―63―2]

R0007900

1―アミノ―2―ナフトール―4―スルホン酸試液 1―アミノ―2―ナフトール―4―スルホン酸0.2gを量り、亜硫酸水素ナトリウム溶液(3→20)195mL及び亜硫酸ナトリウム溶液(1→5)5mLを加えて溶かし、必要な場合には、ろ過する。密栓して冷暗所に保存する。調製後、10日以内に使用する。

R0008000

2―アミノ―2―ヒドロキシメチル―1,3―プロパンジオール H2NC(CH2OH)3 〔K9704、特級〕 [77―86―1]

R0008100

4―アミノベンゼンスルホン酸 C6H7NO3S [121―57―3]

本品は、白~わずかに薄い褐色の粉末である。

比吸光度 画像94 (10KB)別ウィンドウが開きます

本品を減圧デシケーター中で24時間乾燥した後、その約10mgを精密に量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を加えて溶かして正確に100mLとし、これをA液とする。A液10mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を加えて正確に100mLとした液は、波長245~251nmに吸収極大がある。また、この液につき、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を対照とし、波長245~251nmの吸収極大の波長における吸光度を測定し、比吸光度を求める。

純度試験

(1) 溶状 ほとんど澄明(10mg、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)100mL)

(2) 類縁物質 本品5mgを量り、移動相を加えて正確に50mLとし、検液とする。検液及び移動相をそれぞれ10μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行った後、0~20分の間に現れるピーク面積を測定する。検液中の移動相由来のピークを除いた、全ての成分のピーク面積の総和に対する主ピークの面積百分率は、95.0%以上である。

操作条件

検出器 紫外吸光光度計(測定波長 250nm)

カラム充填剤 5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲル

カラム管 内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管

カラム温度 30℃

移動相 酢酸アンモニウム・テトラ―n―ブチルアンモニウム臭化物試液/アセトニトリル(HPLC用)混液(4:1)

流量 1.0mL/分

R0008200

4―アミノ―5―メトキシ―2―メチルベンゼンスルホン酸 C8H11NO4S [6471―78―9]

本品は、白~薄い黄色の粉末である。

比吸光度 画像95 (10KB)別ウィンドウが開きます

本品を減圧デシケーター中で24時間乾燥した後、その約10mgを精密に量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を加えて溶かして正確に100mLとし、これをA液とする。A液10mLを正確に量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を加えて正確に100mLとした液は、波長209~215nm、247~253nm及び288~294nmのそれぞれに吸収極大がある。また、この液につき、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)を対照とし、波長247~253nmの吸収極大の波長における吸光度を測定し、比吸光度を求める。

純度試験

(1) 溶状 ほとんど澄明(10mg、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)100mL)

(2) 類縁物質 本品10mgを量り、移動相を加えて正確に25mLとし、検液とする。検液及び移動相をそれぞれ10μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフフィーを行い、0~20分の間に現れるピーク面積を測定する。検液中の移動相由来のピークを除いた、全ての成分のピーク面積の総和に対する主ピークの面積百分率は、95.0%以上である。

操作条件

検出器 紫外吸光光度計(測定波長 290nm)

カラム充填剤 5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲル

カラム管 内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管

カラム温度 30℃

移動相 酢酸アンモニウム・テトラ―n―ブチルアンモニウム臭化物試液/アセトニトリル(HPLC用)混液(3:1)

流量 1.0mL/分

水分 5.0%以下(50mg、電量滴定法)

ただし、水分測定用陽極液には炭酸プロピレン及びジエタノールアミン、水分測定用陰極液にはメタノール及びエチレングリコールを含むものを用いる。

R0008300

α―アミラーゼ活性試験用緩衝液 次のいずれかを使用する。

(1) pH4.5の酢酸緩衝液(1mol/L)

(2) pH5.0の酢酸緩衝液(1mol/L)

(3) pH6.0の酢酸緩衝液(1mol/L)

(4) pH7.0のリン酸緩衝液(1/3mol/L)

(5) リン酸緩衝液(塩化ナトリウム含有)

(6) 酢酸緩衝液(0.2mol/L、pH6.0、塩化カルシウム・塩化ナトリウム含有)

(7) pH7.0のリン酸ナトリウム緩衝液(0.5mol/L)

R0008400

β―アミラーゼ活性試験用緩衝液 次のいずれかを使用する。

(1) pH4.5の酢酸緩衝液(1mol/L)

(2) pH5.0の酢酸緩衝液(1mol/L)

(3) pH5.5の酢酸緩衝液(1mol/L)

(4) pH6.0の酢酸緩衝液(1mol/L)

(5) pH7.0のリン酸緩衝液(1/3mol/L)

(6) リン酸緩衝液(塩化ナトリウム含有)

R0008500

α―アミラーゼ用試料希釈液 次のいずれかを使用する。

(1) 炭酸カルシウム0.84g及び塩化ナトリウム0.29gを量り、水を加えて溶かし、100mLとし、更に水を加えて500倍容量に薄める。

(2) 硫酸カルシウム二水和物0.34g、ホウ酸0.53g及び四ホウ酸ナトリウム十水和物0.14gを量り、水を加えて溶かし、ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル溶液(1→10)0.5mL及び水を加えて1000mLとする。

(3) 30w/v%ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル試液83mg及び塩化カルシウム二水和物4.41gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

(4) 冷却した塩化ナトリウム溶液(3→500)

(5) 酢酸カルシウム試液(0.2mol/L)5mL、酢酸ナトリウム試液(1mol/L)20mL及び塩化ナトリウム試液(2mol/L)50mLを量り、約800mLの水に加え、酢酸試液(0.1mol/L)でpH6.0に調整し、水を加えて1000mLとする。

(6) pH7.0のリン酸緩衝液(0.02mol/L)

(7) 塩化カルシウム二水和物0.29gを量り、水800mLを加えて溶かし、塩化ナトリウム試液(2mol/L)5mL、pH6.0の酢酸緩衝液(1mol/L)2mL及び水を加えて1000mLとする。

(8) 塩化ナトリウム1.46gを量り、pH7.0のリン酸緩衝液(0.1mol/L)250mLを加えて溶かす。

(9) ウシ血清アルブミン(酵素用)1.0gを量り、マレイン酸試液(0.05mol/L、pH5.6)100mLを加えて溶かす。

(10) pH7.0のリン酸緩衝液(0.1mol/L)

(11) 塩化カルシウム二水和物0.15gを量り、水800mLを加えて溶かし、pH6.0の酢酸緩衝液(1mol/L)50mL及び水を加えて1000mLとする。

R0008600

β―アミラーゼ用試料希釈液 次のいずれかを使用する。

(1) アルブミン(卵由来)1.0g及びL―システイン塩酸塩一水和物0.35gを量り、pH6.0の酢酸緩衝液(0.05mol/L)を加えて溶かし、1000mLとする。

(2) 炭酸カルシウム0.84g及び塩化ナトリウム0.29gを量り、水を加えて溶かし、100mLとし、更に水を加えて500倍容量に薄める。

R0008700

アミロース 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0008800

アミロース試液 アミロース1.2gを量り、ジメチルスルホキシド100mLを加えてよく混合し、70℃、20分加温した後、遠心分離(10000×g、10分間)して不溶物を除き、25℃で保管する。

R0008900

L―アラニル―プロリル―グリシン C10H17N3O4 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0009000

アラビアゴム 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0009100

アラビアゴム試液 塩化ナトリウム17.9g及びリン酸二水素カリウム0.41gを量り、水400mL及びグリセリン540mLを加えて溶かした後、かくはんしながらアラビアゴム6.0gを少量ずつ加えて溶かし、水を加えて1000mLとする。

R0009200

L―アラビトール C5H12O5 [7643―75―6]

本品は、白色の結晶又は結晶性の粉末である。

溶状 澄明(1.0g、水20mL)

融点 102~104℃

水分 0.5%以下(1g、容量滴定法、直接滴定)

強熱残分 0.1%以下(2g)

R0009300

アラビナン 本品は、アラビノースを主体とする多糖類である。酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0009400

L―アラビノース、定量用 (定量用L―アラビノース) C5H10O5 [87―72―9]

本品は、白色の結晶又は粉末である。

比旋光度 画像96 (5KB)別ウィンドウが開きます
 (2g、水、50mL、乾燥物換算) ただし、24時間放置後、測定する。

純度試験 類縁物質 本品1.0gを水25mLに溶かし、検液とする。検液1mLを正確に量り、水を加えて正確に100mLとし、比較液とする。検液及び比較液をそれぞれ10μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、ピーク面積を測定するとき、検液の主ピーク以外のピークの合計面積は、比較液の主ピーク面積より大きくない。ただし、面積測定範囲は、主ピークの保持時間の2倍までとする。

操作条件 「L―アラビノース」の定量法の操作条件を準用する。

R0009500

アラビノガラクタン 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0009600

アラビノキシラン 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0009700

アリザリンレッドS C14H5O2(OH)2SO3Na・H2O 〔K8057、特級〕 [130―22―3]

R0009800

亜硫酸水 H2SO3 [7782―99―2]

本品は、無色透明な液体で、刺激臭があり、空気中で徐々に酸化される。

含量 SO2として5.0%以上

定量法 水10mLに0.05mol/Lヨウ素溶液25mLを正確に加え、直ちに密栓し、質量を精密に量る。さらに、本品1mLを加え、再び直ちに密栓し、質量を精密に量る。0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム溶液で滴定する。終点間際で液の色が薄い黄色になったときに、指示薬としてデンプン試液3mLを加え、終点は、液の色が消えるときとする。

0.05mol/Lヨウ素溶液1mL=3.203mg SO2

R0009900

亜硫酸水素ナトリウム NaHSO3 〔K8059、特級〕 [7631―90―5]

R0010000

亜硫酸ナトリウム Na2SO3 〔K8061〕 [7757―83―7]

R0010100

L―アルギニン塩酸塩 H2N(HN)CNH(CH2)3CH(NH2)COOH・HCl [1119―34―2]

本品は、白色の結晶又は結晶性の粉末で、水に溶けやすい。

含量 99.0%以上

純度試験 他のアミノ酸 本品0.10gを量り、水を加えて正確に10mLとし、検液とする。薄層板の下端から約20mm上の位置を原線とし、原線上の左右両端から少なくとも10mm離れた位置に、検液5μLを10mm以上の間隔で2~6mmの円形状にスポットし、乾燥する。展開容器の内壁に沿ってろ紙を巻き、ろ紙を展開溶媒で湿らせた後、展開溶媒を約10mmの深さに入れ、展開容器を密閉した後、室温で約1時間放置して展開溶媒の蒸気を飽和させる。展開溶媒は、1―ブタノール/アセトン/水/ジシクロヘキシルアミン混液(10:10:5:2)、1―プロパノール/アンモニア水混液(67:33)又はエタノール(99.5)/水/アンモニア水(28)/1―ブタノール混液(2:1:1:1)とする。これに薄層板を器壁に触れないように入れ、容器を密閉し、室温で放置して展開させる。展開溶媒の先端が原線から約10cmの距離まで上昇したとき、薄層板を取り出し、直ちに溶媒の先端の位置に印を付けて風乾後、100℃で30分間乾燥し、放冷する。これに、ニンヒドリン・アセトン溶液(1→50)を噴霧し、80℃で10分間加熱して発色させるとき、スポットは1つより多く検出しない。ただし、薄層板には、薄層クロマトグラフィー用シリカゲルを担体とし、110℃で1時間乾燥したものを使用する。

定量法 本品を乾燥し、その約0.1gを精密に量り、ギ酸2mLに溶かし、0.1mol/L過塩素酸15mLを正確に加え、水浴上で30分間加熱する。冷後、酢酸45mLを加え、過量の過塩素酸を0.1mol/L酢酸ナトリウム溶液で滴定する。終点の確認は、電位差計を用い、指示電極にはガラス電極を、参照電極には銀―塩化銀電極を用いる。ただし、指示電極及び参照電極には複合型のものを用いることもできる。別に空試験を行い、補正する。

0.1mol/L過塩素酸1mL=10.53mg C6H14N4O2・HCl

R0010200

アルギン酸ナトリウム (C6H7O6Na)n 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R1906201

アルゴン Ar 〔K1105、2級〕 [7440―37―1]

R0010300

アルデヒドデヒドロゲナーゼ 本品は、白色の粉末である。

酵素活性 本品は、1mg当たり2単位以上の酵素活性を有する。

酵素活性測定法

(i)試料液 本品約20mgを精密に量り、水1mLに溶かし、氷冷したウシ血清アルブミン溶液(1→100)を加えて正確に200mLとする。

(ii)操作法 β―ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド20.0mgを量り、水に溶かして正確に1mLとする。この液0.20mL、ピラゾール溶液(17→2500)0.10mL及び試料液0.10mLをピロリン酸塩緩衝液(pH9.0)2.50mLに入れ、かき混ぜた後、密栓して25±1℃で2分間放置する。この液にアセトアルデヒド溶液(3→1000)0.01mLを加えてかき混ぜた後、密栓し、紫外可視吸光度測定法により波長340nmにおける吸光度を30秒毎に測定し、時間と吸光度の関係が直線を示す部分より1分間当たりの吸光度の変化(ΔA)を求め、次式により酵素活性を求める。その酵素活性の単位は、操作法の条件で試験するとき、1分間にアセトアルデヒド1μmolを酸化させる酵素量を1単位とする。

ただし、M:試料の採取量(g)

R0010400

アルデヒドデヒドロゲナーゼ試液 アルデヒドデヒドロゲナーゼ70単位に相当する量を量り、水10mLに溶かす。用時調製する。

R0010500

アルブミン(卵由来) オボアルブミン 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0010600

アルブミン試液 新鮮な鶏の卵1個から注意して卵白を分取し、水100mLを加え、よく振り混ぜて卵白が水と混和した後、ろ過する。用時調製する。

R0010700

安息香酸メチル C6H5COOCH3 [93―58―3]

本品は、無色澄明の液体である。

屈折率 画像98 (4KB)別ウィンドウが開きます

純度試験 本品0.1mLを「チアミン塩酸塩」の定量法の移動相に溶かし、50mLとする。この液10μLにつき、「チアミン塩酸塩」の定量法の操作条件に従い、液体クロマトグラフィーにより試験を行う。主ピークの保持時間の2倍の範囲について、各々のピーク面積を測定し、安息香酸メチルの量を求めるとき、99.0%以上である。

R0010800

アントラキノン C14H8O2 [84―65―1]

本品は、薄い黄~薄い黄褐色の粉末である。

溶状 ほとんど澄明(0.1g、水浴中加熱 トルエン20mL)

融点 282~288℃

R0010900

アントロン C14H10O [90―44―8]

本品は、淡黄色の結晶又は粉末である。

確認試験 本品につき、赤外吸収スペクトル測定法中の錠剤法により測定するとき、波数1660cm-1、1600cm-1、1470cm-1、1400cm-1、1310cm-1、1170cm-1、930cm-1及び710cm-1付近に吸収を認める。

融点 154~160℃

純度試験

(1) 類縁物質 本品0.1gを量り、200mLのメスフラスコに入れ、硫酸(2→3)100mLに溶かし、硫酸(2→3)で200mLとしたものをA液とする。D(+)―グルコース0.50gを水に溶かして正確に100mLとする。この液10mLを正確に量り、水を加えて正確に100mLとする。この液1mLを50mLの共通すり合わせ平底試験管に正確に量り、A液25mLを正確に加え、検液とする。水1mLを50mLの共通すり合わせ平底試験管に正確に量り、A液25mLを正確に加え、空試験液とする。検液及び空試験液それぞれを振り混ぜ、水浴中で10分間加熱後、氷水中で冷却する。検液は、紫外可視吸光度測定法により、空試験液を対照として、波長625nmにおける吸光度を測定する。空試験液は、紫外可視吸光度測定法により、水を対照として、波長625nmにおける吸光度を測定する。このとき、検液の吸光度は0.70以上及び空試験液の吸光度は0.05以下である。

(2) アントラキノン 1.0%以下

本品0.50gを量り、アセトニトリルで正確に100mLにする。その20mLを正確に量り、アセトニトリルで正確に200mLとし、検液とする。別に、アントラキノン50mgを量り、アセトニトリル80mLで溶かし、アセトニトリルで正確に100mLとする。この液2mLを正確に量り、検液20mLを正確に量って加え、アセトニトリルで正確に200mLとし、比較液とする。

検液及び比較液をそれぞれ10μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、それぞれのピーク面積を測定する。検液及び比較液の示すアントラキノンのピーク面積のA1及びA2を求めるとき、A1はA2-A1より大きくない。

操作条件

検出器 紫外吸光光度計(測定波長 254nm)

カラム充填剤 5μmの液体クロマトグラフィー用フェニル基結合型シリカゲル

カラム管 内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管

カラム温度 30~40℃の一定温度

移動相 アセトニトリル60mLに水140mLを加え、水酸化テトラブチルアンモニウム・メタノール試液2.5mLを加えた液を、リン酸(1→2)でpH3.0に調整する。

流量 1.0mL/分

R0011000

アントロン試液 アントロン50mg~0.2gを量り、硫酸100mLを加えて溶かす。用時調製する。

R0011100

アンモニア試液 アンモニア水(28)400mLを量り、水を加えて1000mLとする。

R0011150

アンモニア試液(7mol/L) アンモニア水(28)467mLを量り、水を加えて1000mLとする。

R0011200

アンモニア水 NH3 〔K8085、特級又は高純度試薬―アンモニア水、K9903〕 [7664―41―7、アンモニア]

R0011300

アンモニア水(28) NH3 〔K8085、特級、濃度28%〕 [7664―41―7、アンモニア]

R0011400

アンモニア水・塩化アンモニウム試液 塩化アンモニウム7.0gにアンモニア水57mLを加えた後、水を加えて100mLにする。ポリエチレン瓶に密栓して保存する。

R0011500

アンモニウム緩衝液(pH10.0) 塩化アンモニウム5.4gを量り、アンモニア水(28)21mL及び水を加えて溶かし、100mLとする。

R0011600

アンモニウム緩衝液(pH10.7) 塩化アンモニウム67.5gを量り、アンモニア水(28)570mLを加えて溶かし、水を加えて1000mLとする。

R0011700

イオンクロマトグラフィー用精製水 精製水を蒸留したもので、電気伝導度が1μS/cm以下のもの等、イオンクロマトグラフィーに適したものを用いる。

R0155600

イソアルファー苦味酸、定量用 (定量用イソアルファー苦味酸) 本品は、濃度既知の国際校正用標準物質(DCHA―Iso)であり、イソフムロン、イソアドフムロン、イソコフムロン及びそれらの異性体の混合物である。総イソアルファー苦味酸の量(%)をイソアルファー苦味酸の含量(%)として用いる。

R0011800

イソクエルシトリン C21H20O12 [482―35―9]

本品は、淡黄~黄色の粉末である。

確認試験 本品及び定量用ルチン約10mgずつを量り、少量のメタノールに溶かした後、水/アセトニトリル/リン酸混液(80:20:0.1)を加えて10mLとし、それぞれ検液及び標準液とする。検液及び標準液それぞれ10μLにつき、「酵素処理ルチン(抽出物)」の定量法の操作条件で液体クロマトグラフィーを行う。ただし、検出器は、フォトダイオードアレイ検出器を用いる。測定波長254nmで測定するとき、検液の主ピークの保持時間は標準液のルチンのピークの保持時間より遅い。また、このピークの測定波長200~400nmの吸収スペクトルを標準液のルチンのピークの吸収スペクトルと比較するとき、同一波長のところに吸収の極大を認める。

純度試験 類縁物質 確認試験の検液10μLにつき、「酵素処理ルチン(抽出物)」の定量法の操作条件で液体クロマトグラフィーを行う。各々のピーク面積を測定し、面積百分率法により主ピークの量を求めるとき、75.0%以上である。ただし、面積測定範囲は、溶媒ピークの後ろから、主ピークの保持時間の2倍までとする。

R0011900

イソチオシアン酸アリル C4H5NS [57―06―7]

本品は、無~黄褐色の透明な液体で、催涙性及び刺激臭がある。

密度 1.016~1.024g/mL(20℃)

R0012000

イソチオシアン酸sec―ブチル C5H9NS [4426―79―3]

本品は、無~黄褐色の透明な液体である。

含量 99.0%以上

定量法 本品1μLを量り、次の操作条件でガスクロマトグラフィーを行う。本品のピーク面積と総ピーク面積からイソチオシアン酸sec―ブチルの含量を求める。

操作条件

検出器 熱伝導度検出器

カラム充填剤

液相 担体に対して20%メチルフェニルシリコーンポリマー

担体 180~250μmのガスクロマトグラフィー用ケイソウ土

カラム管 内径3mm、長さ2mのガラス管又はステンレス管

カラム温度 120℃

検出器温度 250℃

注入口温度 200℃

キャリヤーガス ヘリウム

流量 20mL/分

測定時間 主ピークの保持時間の3倍までの時間とする。

R0012100

イソチオシアン酸3―ブテニル C5H7NS [3386―97―8]

本品は、無~黄色の透明な液体である。

含量 95.0%以上

定量法 本品0.5μLを量り、次の操作条件でガスクロマトグラフィーを行う。本品のピーク面積と総ピーク面積からイソチオシアン酸3―ブテニルの含量を求める。

操作条件

検出器 水素炎イオン化検出器

カラム 内径0.2~0.25mm、長さ50~60mのフューズドシリカ管の内面に、ガスクロマトグラフィー用ジメチルポリシロキサンを0.2~0.4μmの厚さで被覆したもの

カラム温度 80℃で注入し、毎分4℃で250℃まで昇温する。

検出器温度 250℃

注入口温度 100℃

キャリヤーガス ヘリウム

流量 イソチオシアン酸3―ブテニルの保持時間が10~30分になるように調節する。

注入方式 スプリット

スプリット比 1:50

測定時間 42分

R0012200

イソマルツロース C12H22O11・H2O 6―O―α―D―グルコピラノシル―D―フルクトース 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0154100

イソマルトース C12H22O11 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0012300

一酸化炭素 CO [630―08―0]

本品は、無色の気体である。ギ酸に硫酸を作用させて発生する気体を水酸化ナトリウム試液層に通して調製する。耐圧金属製密封容器に入れたものを用いてもよい。

R0012400

イヌリン(ダリア由来) (C6H10O5)n 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0012500

イヌリン(チコリ由来) (C6H10O5)n 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0012600

myo―イノシトール、定量用 (定量用myo―イノシトール) C6H12O6 [87―89―8]

本品は、白色の結晶又は結晶性の粉末であり、においはなく、味は甘い。

確認試験 本品を105℃、4時間乾燥し、赤外吸収スペクトル測定法中の錠剤法により測定するとき、波数3380cm-1、3220cm-1、1446cm-1、1147cm-1、1114cm-1及び1049cm-1付近に吸収を認める。

純度試験 類縁物質 本品0.2gを水20mLに溶かし、検液とする。検液1mLを正確に量り、水を加えて正確に100mLとし、比較液とする。検液及び比較液をそれぞれ10μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、各ピーク面積を測定するとき、検液の主ピーク以外のピーク面積の合計は、比較液の主ピークの面積より大きくない。ただし、面積測定範囲は、溶媒ピークの後ろから主ピークの保持時間の2倍までとする。

操作条件 「myo―イノシトール」の定量法の操作条件を準用する。

R0012700

5′―イノシン酸二ナトリウムn水和物 C10H11N4Na2O8P・nH2O [4691―65―0]

R0157400

イミダゾール C3H4N2 [288―32―4]

本品は、白~淡黄色の結晶又は粉末で、水又はメタノールに極めて溶けやすい。

含量 98.0%以上

融点 88~92℃

定量法 本品約0.1gを精密に量り、非水滴定用酢酸50mLを加えて溶かし、0.1mol/L過塩素酸で滴定を行う。終点の確認には、電位差計を用い、指示電極にはガラス電極を、参照電極には銀―塩化銀電極を用いる。ただし、指示電極及び参照電極には複合型のものを用いることができる。別に空試験を行い、補正する。

0.1mol/L過塩素酸1mL=6.808mg C3H4N2

R0012800

イミダゾール、水分測定用 (水分測定用イミダゾール) C3H4N2 [288―32―4]

本品は、白色の結晶性の粉末であり、水又はメタノールに極めて溶けやすい。本品1mL中の水分は、1mg以下とする。

融点 89~92℃

比吸光度 画像100 (6KB)別ウィンドウが開きます
(8g、水、100mL)

R0012900

2,2′―イミノジエタノール塩酸塩 C4H11NO2・HCl [14426―21―2]

本品は、淡黄色の液体である。

屈折率 画像101 (4KB)別ウィンドウが開きます

水分 本品1g中の水分は、1mg以下とする。

R0013000

インジゴカルミン C16H8N2Na2O8S2 〔K8092、特級〕 [860―22―0]

R0013100

インジゴカルミン試液 インジゴカルミン(C16H8N2Na2O8S2)0.18gに対応する量のインジゴカルミンを量り、水を加えて溶かし、100mLとする。調製後2か月以内に用いる。

R0013200

ウィイス試液 三塩化ヨウ素7.9g及びヨウ素8.9gを量り、それぞれを酢酸に溶かした後、両液を混和し、更に酢酸を加えて1000mLとする。遮光したガラス容器に入れて保存する。

R0013300

ウシ血清アルブミン ウシ血清から得られたもので、アルブミン95%以上を含む。

R0013400

ウシ血清アルブミン(酵素用) 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0013500

ウラニン C20H10Na2O5 〔フルオレセインナトリウム、K8830、特級〕 [518―47―8]

R0013600

ウラニン試液 ウラニン0.20gを量り、水を加えて溶かし、100mLとする。褐色ガラス製瓶に保存する。

R0013700

エールリッヒ試液 p―ジメチルアミノベンズアルデヒド0.8gを量り、エタノール(99.5)30mLを加えて溶かし、塩酸30mLを加え、冷却する。用時調製する。

R0013800

エオシンY C20H6Br4Na2O5 [17372―87―1]

本品は、赤~赤褐色の粉末である。

確認試験 本品0.10gを量り、水を加えて正確に100mLとする。その1mLを正確に量り、水を加えて正確に200mLとした液は、波長514~518nmに吸収極大がある。

吸光度 確認試験の検液につき、水を対照とし、紫外可視吸光度測定法により試験を行うとき、波長515nmにおける吸光度は、0.50~0.80である。

R0013900

エステル化ペクチン 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0014000

エタノール(95) C2H5OH 〔K8102、特級及び1級〕 [64―17―5]

R0014100

エタノール(99.5) C2H5OH 〔K8101、特級〕 [64―17―5]

R0014200

エタノール(中和) エタノール(95)を適量量り、フェノールフタレイン試液数滴を加えた後、水酸化ナトリウム溶液(1→1250)を液が淡赤色を呈するまで加える。用時調製する。

R0014300

エタノール(無アルデヒド) 〔K8001 エタノール(アルデヒド及びケトン試験用)〕 エタノール(99.5)500mLに2,4―ジニトロフェニルヒドラジン10g及び塩酸0.2mLを加え、還流冷却器を付けて2時間還流した後、蒸留する。初留100mLを捨て、続く中留300mLを用いる。中留は着色していてはならない(CH3COCH3:質量分率約1ppm以下)。

R0014400

3―[N―エチル―N―(4―スルホフェニル)アミノ]メチルベンゼンスルホン酸カルシウム C15H15CaNO6S2

本品は、白~薄い赤みの黄色の粉末である。

純度試験

(1) 溶状 澄明(10mg、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)100mL)

(2) 類縁物質 本品10mgを量り、酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)に溶かして正確に100mLとし、検液とする。検液及び酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)をそれぞれ20μLずつ量り、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、0~35分の間に現れるピーク面積を測定する。検液中の酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)由来のピークを除いた、全ての成分のピーク面積の総和に対する主ピークの面積百分率は、60.0%以上である。

操作条件

検出器 紫外吸光光度計(測定波長 260nm)

カラム充填剤 5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲル

カラム管 内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管

カラム温度 40℃

移動相A 酢酸アンモニウム試液(0.02mol/L)

移動相B アセトニトリル(HPLC用)

濃度勾配 A:B(95:5)からA:B(60:40)までの直線濃度勾配を20分間行い、A:B(60:40)で15分間保持する。

流量 1.0mL/分

水分 15.0%以下(50mg、電量滴定法)

R0014500

N―エチルマレイミド C4H2O2NC2H5 [128―53―0]

本品は、白色の結晶で、エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けやすい。本品の溶液(1→10000)は、波長298~302nmに吸収極大がある。

融点 44.0~46.0℃

R0014600

N―エチル―N―(1―メチルエチル)プロパン―2―アミン C8H19N [7087―68―5]

本品は、無色又はわずかに薄い黄色の澄明な液体である。

含量 95.0%以上

密度 0.750~0.760g/mL(20℃)

定量法 本品1μLにつき、次の操作条件でガスクロマトグラフィーを行う。各々のピーク面積を測定し、面積百分率法により主ピークの量を求める。

操作条件

検出器 熱伝導度検出器

カラム 内径0.53mm、長さ15mのフューズドシリカ管の内面にガスクロマトグラフィー用ジメチルポリシロキサンを1.5μmの厚さで被覆したもの

カラム温度 50℃で注入し、毎分10℃で150℃まで昇温する。

注入口温度 200℃

検出器温度 250℃

注入方式 スプリット

スプリット比 1:120

キャリヤーガス ヘリウム

流量 5mL/分

測定時間 15分

R0014700

エチレングリコール HOCH2CH2OH 〔K8105、特級〕 [107―21―1]

R0014800

エチレングリコール、水分測定用 (水分測定用エチレングリコール) エチレングリコールを蒸留し、195~198℃の留分をとる。本品1mL中の水分は、1.0mg以下である。

R0014900

エチレングリコールキチン 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0015000

エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム四水和物 C10H12N2Na4O8・4H2O 酵素活性試験法に適するものを用いる。

R0015100

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物 C10H14N2Na2O8・2H2O 〔K8107〕 [6381―92―6]

R0015200

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム試液(0.2mol/L) エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物74.4gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0015400

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム試液(0.005mol/L) エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物1.86gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0015500

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム・塩酸試液(0.001mol/L) エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物0.37gを量り、塩酸試液(0.01mol/L)100mLを加えて溶かし、水を加えて1000mLとする。

R0015600

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム・水酸化ナトリウム試液 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物1g及び水酸化ナトリウム1.2gを水に溶かして1000mLとする。

R0015700

エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム・トリス試液 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物18.6g及び2―アミノ―2―ヒドロキシメチル―1,3―プロパンジオール6.05gを量り、これらを250mLビーカーに入れ、熱湯200mLを加えて、溶けるまでかくはんする。その後、水酸化ナトリウム溶液(1→5)でpH7.5~7.6に調整する。冷後、さらに、水酸化ナトリウム溶液(1→5)でpH8.0に調整し、250mLメスフラスコに移し、水を加えて250mLとする。よく混合させ、プラスチック容器に保管する。

R0015800

2―(2―エトキシエトキシ)エタノール C2H5(OCH2CH2)2OH [111―90―0]

本品は、沸点が約203℃の無色澄明の液体である。水と混和する。

屈折率 画像103 (4KB)別ウィンドウが開きます

酸(CH3COOHとして) 0.01%以下

R0015900

(-)―エピカテキン C15H14O6 [490―46―0]

本品は、白~薄い黄褐色の粉末である。

確認試験 定量用(+)―カテキンの確認試験(1)を準用する。

純度試験 類縁物質 本品20mgに水/メタノール(HPLC用)/ギ酸混液(500:500:1)20mLを加えて溶かした後、検液とする。検液10μLにつき、定量用(+)―カテキンの純度試験(2)の操作条件で液体クロマトグラフィーを行う。各々のピーク面積を測定し、面積百分率法により主ピークの量を求めるとき、90.0%以上である。ただし、面積測定範囲は、溶媒ピークの後ろから主ピークの保持時間の2倍までとする。

R0016000

(-)―エピカテキンガレート C22H18O10 [1257―08―5]

本品は、灰白色の粉末である。

確認試験 定量用(+)―カテキンの確認試験(1)を準用する。

純度試験 類縁物質 本品20mgに水/メタノール(HPLC用)/ギ酸混液(500:500:1)20mLを加えて溶かした後、検液とする。検液10μLにつき、定量用(+)―カテキンの純度試験(2)の操作条件で液体クロマトグラフィーを行う。各々のピーク面積を測定し、面積百分率法により主ピークの量を求めるとき、90.0%以上である。ただし、面積測定範囲は、溶媒ピークの後ろから主ピークの保持時間の2倍までとする。

R0016100

エリオクロムブラックT C20H12N3NaO7S 〔K8736、特級〕 [1787―61―7]

R0016200

エリオクロムブラックT・塩化ナトリウム指示薬 エリオクロムブラックT0.1g及び塩化ナトリウム10gを混ぜ、均一になるまでよくすり潰す。

R0016300

エリオクロムブラックT試液 エリオクロムブラックT0.5g及び塩化ヒドロキシルアンモニウム4.5gを量り、エタノール(95)100mLを加えて溶かす。遮光した容器に保存する。

R0016400

meso―エリトリトール C4H10O4 [149―32―6]

本品は、白色の結晶又は結晶性の粉末である。

溶状 澄明(1.0g、水20mL)

融点 118~120℃

水分 0.5%以下(1g、容量滴定法、直接滴定)

強熱残分 0.1%以下(2g)

R0016450

エレウテロシドB C17H24O9 [118―34―3]

本品は、白色の結晶性の粉末である。

確認試験 本品のメタノール溶液(1→200000)につき、紫外可視吸光度測定法により吸収スペクトルを測定するとき、波長261~265nmに吸収の極大を示す。

純度試験 類縁物質 本品1.0mgを水/アセトニトリル混液(9:1)10mLに溶かし、検液とする。検液1mLを正確に量り、水/アセトニトリル混液(9:1)を加えて正確に50mLとし、比較液とする。検液及び比較液10μLにつき、次の操作条件で液体クロマトグラフィーを行い、ピーク面積を測定するとき、検液の主ピーク以外のピークの合計面積は、比較液の主ピーク面積より大きくない。ただし、面積測定範囲は、溶媒ピークの後ろから主ピークの保持時間の3倍までとする。

操作条件

検出器 紫外吸光光度計(測定波長 265nm)

カラム充填剤 5μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲル

カラム管 内径4.6mm、長さ15cmのステンレス管

カラム温度 50℃付近の一定温度

移動相 水/アセトニトリル混液(9:1)

流量 エレウテロシドBの保持時間が約10分になるように調整する。

R0016500

塩化亜鉛 ZnCl2 〔K8111、特級〕 [7646―85―7]

R0016600

塩化亜鉛試液 塩化亜鉛27mgを量り、水を加えて溶かした後、30w/v%ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル試液0.75g及び水を加えて1000mLとする。

R0016700

塩化亜鉛試液(pH3.0) 塩化亜鉛1.0gを量り、水19mLを加え、塩酸(1→2)でpH3.0に調整する。

R0016800

塩化アルミニウム(Ⅲ)六水和物 AlCl3・6H2O 〔K8114、特級〕 [7784―13―6]

R0016900

塩化アンモニウム NH4Cl 〔K8116、特級〕 [12125―02―9]

R0017000

塩化カリウム KCl 〔K8121、特級及び電気伝導率測定用〕 [7447―40―7]

R0017100

塩化カリウム・塩酸試液 塩化カリウム250gを量り、塩酸8.5mL及び水750mLを加えて溶かす。

R0017150

塩化カリウム試液(0.2mol/L) 塩化カリウム14.9gを量り、水を加えて1000mLとする。pHが5.2~7.2であることを確認する。

R0017200

塩化カルシウム、水分測定用 (水分測定用塩化カルシウム) CaCl2 〔塩化カルシウム(水分測定用)、K8125〕 [10043―52―4]

R0017300

塩化カルシウム二水和物 CaCl2・2H2O 〔K8122、特級〕 [10035―04―8]

R0017400

塩化カルシウム試液(1mol/L) 塩化カルシウム二水和物147gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0017500

塩化カルシウム試液(0.32mol/L) 塩化カルシウム二水和物47.0gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0017600

塩化カルシウム試液(0.22mol/L) 塩化カルシウム二水和物32.3gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0017700

塩化カルシウム試液(0.1mol/L) 塩化カルシウム二水和物14.7gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0017800

塩化コバルト(Ⅱ)六水和物 CoCl2・6H2O 〔K8129、特級〕 [7791―13―1]

R0017900

塩化コバルト(Ⅱ)試液(0.5mmol/L) 塩化コバルト(Ⅱ)六水和物0.12gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。用時調製する。

R0018000

塩化コバルト(Ⅱ)試液(0.1mol/L) 塩化コバルト(Ⅱ)六水和物23.8gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0018100

塩化コリン [(CH3)3NCH2CH2OH]Cl [67―48―1]

本品は、白色の結晶又は結晶性の粉末である。

含量 95.0%以上

110℃で3時間乾燥した本品約0.2gを精密に量り、非水滴定用酢酸20mLを加えて溶かした後、無水酢酸50mLを加えて、0.1mol/L過塩素酸で滴定を行う。終点の確認には、電位差計を用い、指示電極にはガラス電極を、参照電極には銀―塩化銀電極を用いる。ただし、指示電極及び参照電極には複合型のものを用いることができる。別に空試験を行い、補正する。

0.1mol/L過塩素酸1mL=13.962mg[(CH3)2NCH2CH2OH]Cl

R0018200

塩化コリン、水分測定用 (水分測定用塩化コリン) [(CH3)3NCH2CH2OH]Cl [67―48―1]

本品は、白色の結晶性の粉末である。

融点 303~305℃(分解)

水分 本品1g中の水分は、1mg以下とする。

R0018400

塩化スズ(Ⅱ)二水和物 SnCl2・2H2O 〔塩化すず(Ⅱ)二水和物、K8136、特級、水銀分析用〕 [10025―69―1]

R0018500

塩化スズ(Ⅱ)・塩酸試液 塩化スズ(Ⅱ)二水和物10gを量り、塩酸を加えて溶かし、100mLとする。密栓して保存する。

R0018600

塩化スズ(Ⅱ)試液 塩化スズ(Ⅱ)二水和物0.1gを量り、pH5.0のクエン酸・水酸化ナトリウム緩衝液(0.2mol/L)6.2mLを加えて溶かす。用時調製する。

R0018700

塩化スズ(Ⅱ)試液(酸性) 塩化スズ(Ⅱ)二水和物4gを量り、塩酸(無ヒ素)125mLを加えて溶かした後、水を加えて250mLとし、共栓瓶に入れ、密栓して保存する。調製後1か月以内に用いる。

R0018800

塩化スズ(Ⅱ)・硫酸試液 塩化スズ(Ⅱ)二水和物10gを量り、硫酸(3→200)を加えて溶かし、100mLとする。

R0018850

塩化セチルピリジニウム一水和物 C21H38NCl・H2O [6004―24―6]

本品は、白~微黄色の粉末である。

融点 80~87℃

R0018900

塩化チタン(Ⅲ)溶液 TiCl3 〔K8401、特級〕 [7705―07―9]

R0019000

塩化鉄(Ⅲ)六水和物 FeCl3・6H2O 〔K8142、特級、りん酸分析用〕 [10025―77―1]

R0019100

塩化鉄(Ⅲ)・塩酸試液 塩化鉄(Ⅲ)六水和物5gを量り、塩酸5mL及び水を加えて溶かし、100mLとする。

R0019200

10w/v%塩化鉄(Ⅲ)・塩酸試液 塩化鉄(Ⅲ)六水和物16.7gを量り、塩酸(2→3)9mL及び水を加えて溶かした後、更に水を加えて100mLとする。

R0019300

塩化鉄(Ⅲ)試液 塩化鉄(Ⅲ)六水和物9gを量り、水に溶かした後、更に水を加えて100mLとする。

R0019400

塩化鉄(Ⅲ)試液(トランスグルタミナーゼ活性試験用) 塩化鉄(Ⅲ)六水和物5.0gを量り、塩酸試液(0.1mol/L)を加えて溶かし、100mLとする。この液、塩酸(57→200)及びトリクロロ酢酸溶液(3→25)を等量量り、混和する。

R0019500

0.2w/v%塩化鉄(Ⅲ)試液 塩化鉄(Ⅲ)試液2mLを量り、水を加えて100mLとする。用時調製する。

R0019600

塩化銅(Ⅱ)二水和物 CuCl2・2H2O 〔K8145、特級〕 [10125―13―0]

R0019700

塩化ナトリウム NaCl 〔K8150、特級〕 [7647―14―5]

R0019800

塩化ナトリウム(標準物質) NaCl 〔容量分析用標準物質、K8005〕 [7647―14―5]

JIS K8005の容量分析用標準物質のほか、容量分析に用いることが可能な認証標準物質を使用することができる。

R0019900

塩化ナトリウム試液(2mol/L) 塩化ナトリウム116.9gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0020000

塩化ナトリウム試液(0.5mol/L) 塩化ナトリウム29.2gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0020100

塩化ニッケル(Ⅱ)六水和物 NiCl2・6H2O 〔K8152、特級〕 [7791―20―0]

R0020200

塩化バリウム二水和物 BaCl2・2H2O 〔K8155、特級〕 [10326―27―9]

R0020300

塩化ヒドロキシルアンモニウム HONH3Cl 〔K8201、特級〕 [5470―11―1]

R0020400

塩化1,10―フェナントロリニウム一水和物 C12H9ClN2・H2O 〔1,10―フェナントロリン塩酸塩一水和物、K8202、特級〕 [3829―86―5]

R0020500

塩化フェニルヒドラジニウム C6H5NHNH2・HCl 〔フェニルヒドラジン塩酸塩、K8203、特級〕 [59―88―1]

R0020600

塩化フェニルヒドラジニウム・酢酸ナトリウム試液 塩化フェニルヒドラジニウム0.5gを量り、酢酸ナトリウム三水和物溶液(2→15)10mLを加えて溶かす。必要な場合には、ろ過する。用時調製する。

R0020700

塩化マグネシウム六水和物 MgCl2・6H2O 〔K8159、特級〕 [7791―18―6]

R0020800

塩化マグネシウム試液(0.1mol/L) 塩化マグネシウム六水和物20.3gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0155200

塩化マグネシウム試液(1mol/L) 塩化マグネシウム六水和物203gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

R0020900

塩化マンガン(Ⅱ)四水和物 MnCl2・4H2O 〔K8160、特級〕 [13446―34―9]

R0021000

塩化リチウム LiCl [7447―41―8]

本品は、白色の結晶又は小塊で、潮解性がある。

含量 本品を乾燥したものは、塩化リチウム(LiCl)99.0%以上を含む。

確認試験 本品の水溶液(1→100)5mLに硝酸銀溶液(1→50)1mLを加えるとき、白色の沈殿を生じ、更にアンモニア水(28)(2→5)10mLを加えるとき、沈殿は溶ける。

乾燥減量 2.0%以下(130℃、42時間)

定量法 130℃で4時間乾燥した本品約0.5gを精密に量り、水を加えて正確に100mLとする。この液20mLを正確に量り、水50mLを加え、検液とする。0.1mol/L硝酸銀溶液40mLを正確に量り、検液を振り混ぜながら徐々に加え、硝酸(1→3)9mL及びニトロベンゼン3mLを加え、0.1mol/Lチオシアン酸アンモニウム溶液で滴定する(指示薬 硫酸アンモニウム鉄(Ⅲ)・硝酸試液3mL)。終点は、液の色が無色から赤色に変わるときとする。別に空試験を行う。

0.1mol/L硝酸銀溶液1mL=4.239mg LiCl

R0021100

塩基性硝酸ビスマス Bi5H9N4O22 [1304―85―4]

本品は、白色の微細な結晶性の粉末で、湿らせたリトマス紙(青色)を赤変する。

強熱残分 79.0~82.0%(650±50℃、1時間)

R0021200

塩酸 HCl 〔K8180、特級及びひ素分析用〕 [7647―01―0]

R0021300

塩酸・酢酸ナトリウム緩衝液(0.1mol/L)

第1液:塩酸9mLに水を加えて1000mLとする。

第2液:酢酸ナトリウム三水和物13.6gを量り、水を加えて溶かし、1000mLとする。

第1液と第2液を混和し、成分規格・保存基準各条等に規定するpHに調整する。

R0021400

塩酸試液(6mol/L) 塩酸540mLを量り、水320mLにかくはんしながら徐々に加える。冷後、水を加えて1000mLとする。

R0021500

塩酸試液(4mol/L) 塩酸360mLを量り、水500mLにかくはんしながら徐々に加える。冷後、水を加えて1000mLとする。

R0021600

塩酸試液(3mol/L) 塩酸270mLを量り、水600mLにかくはんしながら徐々に加える。冷後、水を加えて1000mLとする。

R0021700

塩酸試液(2mol/L) 塩酸180mLを量り、水を加えて1000mLとする。

R0021800

塩酸試液(1mol/L) 塩酸90mLを量り、水を加えて1000mLとする。

R0021900

塩酸試液(0.5mol/L) 塩酸45mLを量り、水を加えて1000mLとする。

R0022000

塩酸試液(0.3mol/L) 塩酸27mLを量り、水を加えて1000mLとする。

R0022100

塩酸試液(0.2mol/L) 塩酸18mLを量り、水を加えて1000mLとする。

R0022200

塩酸試液(0.1mol/L) 塩酸9mLを量り、水を加えて1000mLとする。