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○「食品に残留する農薬、飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質の試験法について」の一部改正について

(令和元年5月27日)

(生食発0527第1号)

(各都道府県知事・各保健所設置市長・各特別区長あて厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官通知)

(公印省略)

今般、農薬、飼料添加物及び動物用医薬品に関する試験法に係る知見の集積等を踏まえ、「食品に残留する農薬、飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質の試験法について」(平成17年1月24日付け食安発第0124001号)を下記のとおり改正することとしました。

関係者への周知をお願いするとともに、その運用に遺漏なきようお取り計らい願います。

1.目次を別紙1のとおり改め、以下に掲げる6つの試験法を「第3章 個別試験法」に別紙2のとおり追加すること。

・アミトラズ試験法(畜産物)

・イプフェンカルバゾン試験法(農産物)

・プロチオコナゾール試験法(畜産物)

・プロポキシカルバゾン試験法(農産物)

・プロポキシカルバゾン試験法(畜産物)

・フロルフェニコール試験法(畜水産物)

[別紙1]

(下線は改正部分)

目次

第1章 総則

第2章 一斉試験法

・GC/MSによる農薬等の一斉試験法(農産物)

・LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅰ(農産物)

・LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅱ(農産物)

・GC/MSによる農薬等の一斉試験法(畜水産物)

・LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅰ(畜水産物)

・LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅱ(畜水産物)

・LC/MSによる農薬等の一斉試験法Ⅲ(畜水産物)

・HPLCによる動物用医薬品等の一斉試験法Ⅰ(畜水産物)

・HPLCによる動物用医薬品等の一斉試験法Ⅱ(畜水産物)

・HPLCによる動物用医薬品等の一斉試験法Ⅲ(畜水産物)

第3章 個別試験法

・BHC、γ―BHC、DDT、アルドリン及びディルドリン、エタルフルラリン、エトリジアゾール、エンドリン、キントゼン、クロルデン、ジコホール、テクナゼン、テトラジホン、テフルトリン、トリフルラリン、ハルフェンプロックス、フェンプロパトリン、ヘキサクロロベンゼン、ヘプタクロル、ベンフルラリン並びにメトキシクロール試験法(農産物)

・2,4―D、2,4―DB及びクロプロップ試験法(農産物)

・2,4―D、2,4―DB及びクロプロップ試験法(畜水産物)

・2,2―DPA試験法(農産物)

・DCIP試験法(農産物)

・DBEDC試験法(農産物)

・EPN、アニロホス、イサゾホス、イプロベンホス、エチオン、エディフェンホス、エトプロホス、エトリムホス、カズサホス、キナルホス、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、クロルフェンビンホス、シアノホス、ジスルホトン、ジメチルビンホス、ジメトエート、スルプロホス、ダイアジノン、チオメトン、テトラクロルビンホス、テルブホス、トリアゾホス、トリブホス、トルクロホスメチル、パラチオン、パラチオンメチル、ピペロホス、ピラクロホス、ピラゾホス、ピリダフェンチオン、ピリミホスメチル、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンスルホチオン、フェンチオン、フェントエート、ブタミホス、プロチオホス、プロパホス、プロフェノホス、ブロモホス、ベンスリド、ホキシム、ホサロン、ホスチアゼート、ホスファミドン、ホスメット、ホレート、マラチオン、メカルバム、メタクリホス、メチダチオン及びメビンホス試験法(農産物)

・EPTC試験法(農産物)

・EPTC試験法(畜水産物)

・MCPA及びジカンバ試験法(農産物)

・Sec―ブチルアミン試験法(農産物)

・アクリナトリン、シハロトリン、シフルトリン、シペルメトリン、デルタメトリン及びトラロメトリン、ビフェントリン、ピレトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルバリネート並びにペルメトリン試験法(農産物)

・アザペロン試験法(畜水産物)

・アシベンゾラルSメチル試験法(農産物)

・アジムスルフロン、ハロスルフロンメチル及びフラザスルフロン試験法(農産物)

・アシュラム試験法(農産物)

・アセキノシル試験法(農産物)

・アセキノシル試験法(畜水産物)

・アセタミプリド試験法(農産物)

・アセタミプリド試験法(畜水産物)

・アセフェート、オメトエート及びメタミドホス試験法(農産物)

・アゾキシストロビン試験法(農産物)

・アゾキシストロビン、クミルロン及びシメコナゾール試験法(畜水産物)

・アゾシクロチン及びシヘキサチン試験法(農産物)

・アゾシクロチン及びシヘキサチン試験法(畜水産物)

・アニラジン試験法(農産物)

・アビラマイシン試験法(畜産物)

・アミスルブロム試験法(農産物)

・アミトラズ試験法(農産物)

・アミトラズ試験法(畜産物)

・アミトロール試験法(農産物)

・アラクロール、イソプロカルブ、クレソキシムメチル、ジエトフェンカルブ、テニルクロール、テブフェンピラド、パクロブトラゾール、ビテルタノール、ピリプロキシフェン、ピリミノバックメチル、フェナリモル、ブタクロール、フルトラニル、プレチラクロール、メトラクロール、メフェナセット、メプロニル及びレナシル試験法(農産物)

・アラニカルブ試験法(農産物)

・アルジカルブ及びアルドキシカルブ、エチオフェンカルブ、オキサミル、カルバリル、ピリミカーブ、フェノブカルブ並びにベンダイオカルブ試験法(農産物)

・アルベンダゾール試験法(畜産物)

・アルベンダゾール、オキシベンダゾール、チアベンダゾール、フルベンダゾール及びメベンダゾール試験法(畜水産物)

・アルベンダゾール及びチアベンダゾール試験法(畜水産物)

・アンプロリウム及びデコキネート試験法(畜水産物)

・イオドスルフロンメチル、エタメツルフロンメチル、エトキシスルフロン、シノスルフロン、スルホスルフロン、トリアスルフロン、ニコスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、プリミスルフロンメチル、プロスルフロン及びリムスルフロン試験法(農産物)

・イソウロン、ジウロン、テブチウロン、トリフルムロン、フルオメツロン及びリニュロン試験法(農産物)

・イソチアニル及びプロスルホカルブ試験法(農産物)

・イソフェンホス試験法(農産物)

・イソメタミジウム試験法(畜水産物)

・イナベンフィド試験法(農産物)

・イプフェンカルバゾン試験法(農産物)

・イプフェンカルバゾン試験法(畜水産物)

・イプロジオン試験法(農産物)

・イベルメクチン、エプリノメクチン、ドラメクチン及びモキシデクチン試験法(畜水産物)

・イマザピック、イマザピル、イマザモックスアンモニウム塩及びイマゼタピルアンモニウム塩試験法(農産物)

・イマザリル試験法(農産物)

・イマゾスルフロン及びベンスルフロンメチル試験法(農産物)

・イミシアホス試験法(農産物)

・イミダクロプリド試験法(畜水産物)

・イミドカルブ試験法(畜水産物)

・イミノクタジン試験法(農産物)

・イミベンコナゾール試験法(農産物)

・インダノファン試験法(農産物)

・ウニコナゾールP試験法(農産物)

・エスプロカルブ、クロルプロファム、チオベンカルブ、ピリブチカルブ及びペンディメタリン試験法(農産物)

・エチクロゼート試験法(農産物)

・エチプロール試験法(農産物)

・エチプロール試験法(畜水産物)

・エテホン試験法(農産物)

・エトキサゾール試験法(農産物)

・エトキシキン試験法(農産物)

・エトキシキン試験法(畜水産物)

・エトフェンプロックス試験法(農産物)

・エトベンザニド試験法(農産物)

・エマメクチン安息香酸塩試験法(農産物)

・塩酸ホルメタネート試験法(農産物)

・エンロフロキサシン、オキソリニック酸、オフロキサシン、オルビフロキサシン、サラフロキサシン、ジフロキサシン、ダノフロキサシン、ナリジクス酸、ノルフロキサシン及びフルメキン試験法(畜水産物)

・エンロフロキサシン、オキソリニック酸、オフロキサシン、オルビフロキサシン、サラフロキサシン、ジフロキサシン、ダノフロキサシン、ナリジクス酸、ノルフロキサシン、フルメキン及びマルボフロキサシン試験法(はちみつ)

・オキサジアルギル試験法(農産物)

・オキサジクロメホン及びフェノキサニル試験法(農産物)

・オキシテトラサイクリン試験法(農産物)

・オキシテトラサイクリン、クロルテトラサイクリン及びテトラサイクリン試験法(畜水産物)

・オキスポコナゾールフマル酸塩試験法(農産物)

・オキソリニック酸試験法(農産物)

・オクスフェンダゾール、フェバンテル及びフェンベンダゾール試験法(畜水産物)

・オリサストロビン試験法(農産物)

・オルトフェニルフェノール及びジフェニル試験法(農産物)

・オルメトプリム、ジアベリジン、トリメトプリム及びピリメタミン試験法(畜水産物)

・カスガマイシン試験法(農産物)

・カフェンストロール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾール、シメトリン、チフルザミド、テトラコナゾール、テブコナゾール、トリアジメノール、フルジオキソニル、プロピコナゾール、ヘキサコナゾール及びペンコナゾール試験法(農産物)

・カフェンストロール試験法(畜水産物)

・カルタップ、ベンスルタップ及びチオシクラム試験法(農産物)

・カルプロパミド試験法(農産物)

・カルベンダジム、チオファネート、チオファネートメチル及びベノミル試験法(農産物及び畜水産物)

・カルボキシン試験法(農産物)

・カルボスルファン、カルボフラン、フラチオカルブ及びベンフラカルブ試験法(農産物)

・カンタキサンチン試験法(畜水産物)

・キザロホップエチル試験法(農産物)

・キノメチオネート試験法(農産物)

・キャプタン、クロルベンジレート、クロロタロニル及びホルペット試験法(農産物)

・キャプタン及びクロロタロニル試験法(畜水産物)

・キンクロラック試験法(農産物)

・クミルロン試験法(農産物)

・クリスタルバイオレット、ブリリアントグリーン及びメチレンブルー試験法(畜水産物)

・グリチルリチン酸試験法(畜水産物)

・グリホサート試験法(農産物)

・グリホサート試験法(畜水産物)

・グルホシネート試験法(農産物)

・クレトジム試験法(農産物)

・クロサンテル試験法(畜水産物)

・クロジナホッププロパルギル試験法(農産物)

・クロチアニジン試験法(農産物)

・クロチアニジン試験法(畜産物)

・クロピラリド試験法(農産物)

・クロフェンテジン試験法(農産物)

・クロメプロップ試験法(畜水産物)

・クロラントラニリプロール試験法(農産物)

・クロリムロンエチル及びトリベヌロンメチル試験法(農産物)

・クロルスルフロン及びメトスルフロンメチル試験法(農産物)

・クロルフェナピル及びビフェノックス試験法(農産物)

・クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、テブフェノジド、テフルベンズロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン及びルフェヌロン試験法(農産物)

・クロルメコート試験法(農産物)

・ゲンタマイシン試験法(畜水産物)

・酢酸イソ吉草酸タイロシン試験法(畜水産物)

・酸化フェンブタスズ試験法(農産物)

・酸化プロピレン試験法(農産物)

・シアゾファミド試験法(農産物)

・シアナジン試験法(農産物)

・ジアフェンチウロン試験法(農産物)

・シアン化水素試験法(農産物)

・シエノピラフェン試験法(農産物)

・ジクラズリル及びナイカルバジン試験法(畜水産物)

・シクロキシジム試験法(農産物)

・ジクロシメット試験法(農産物)

・シクロスルファムロン試験法(農産物)

・ジクロフルアニド及びトリルフルアニド試験法(農産物)

・ジクロベニル試験法(魚介類)

・ジクロベニル及びフルオピコリド試験法(農産物)

・ジクロメジン試験法(農産物)

・ジクロルボス及びトリクロルホン試験法(農産物)

・ジクワット、パラコート及びメピコートクロリド試験法(農産物)

・ジチアノン試験法(農産物)

・ジチオカルバメート試験法(農産物及び畜水産物)

・ジチオピル及びチアゾピル試験法(農産物)

・ジニコナゾール試験法(農産物)

・ジニコナゾール試験法(畜水産物)

・ジノカップ試験法(農産物)

・ジノテフラン試験法(農産物)

・ジノテフラン試験法(畜産物)

・シハロホップブチル及びジメテナミド試験法(農産物)

・ジヒドロストレプトマイシン及びストレプトマイシン試験法(農産物)

・ジヒドロストレプトマイシン、ストレプトマイシン、スペクチノマイシン及びネオマイシン試験法(畜水産物)

・ジフェニルアミン試験法(農産物)

・ジフェンゾコート試験法(農産物)

・ジフルフェニカン試験法(農産物)

・シフルメトフェン試験法(農産物)

・シプロジニル試験法(農産物)

・ジメチピン試験法(農産物)

・ジメトモルフ試験法(農産物)

・ジメトモルフ試験法(畜水産物)

・シモキサニル試験法(農産物)

・臭素試験法(農産物)

・シラフルオフェン試験法(農産物)

・ジルパテロール試験法(畜産物)

・シロマジン試験法(農産物)

・シロマジン試験法(畜産物)

・シンメチリン試験法(農産物)

・スピネトラム試験法(農産物)

・スピネトラム試験法(畜水産物)

・スピノサド試験法(農産物)

・スピノサド試験法(畜水産物)

・スピラマイシン試験法(畜水産物)

・スピロテトラマト試験法(農産物)

・スピロテトラマト試験法(畜水産物)

・スピロメシフェン試験法(農産物)

・スピロメシフェン試験法(畜水産物)

・スルファキノキサリン、スルファジアジン、スルファジミジン、スルファジメトキシン、スルファメトキサゾール、スルファメトキシピリダジン、スルファメラジン、スルファモノメトキシン及びスルフイソゾール試験法(畜水産物)

・スルファジミジン試験法(畜水産物)

・セトキシジム試験法(農産物)

・セファゾリン、セファピリン、セファレキシン、セファロニウム、セフォペラゾン及びセフロキシム試験法(畜水産物)

・セフキノム試験法(畜水産物)

・セフチオフル試験法(畜水産物)

・ゼラノール試験法(畜水産物)

・ダイムロン試験法(農産物)

・ダゾメット、メタム及びメチルイソチオシアネート試験法(農産物)

・ターバシル試験法(農産物)

・チアジニル試験法(農産物)

・チオジカルブ及びメソミル試験法(農産物)

・チルミコシン試験法(畜水産物)

・ツラスロマイシン試験法(畜水産物)

・テクロフタラム試験法(農産物)

・デスメディファム試験法(農産物)

・テプラロキシジム試験法(農産物)

・テフリルトリオン及びメソトリオン試験法(農産物)

・テレフタル酸銅試験法(農産物)

・ドキシサイクリン試験法(畜水産物)

・ドジン試験法(農産物)

・トリクラベンダゾール試験法(畜水産物)

・トリクラベンダゾール試験法(畜産物)

・トリクラミド試験法(農産物)

・トリクロロ酢酸ナトリウム塩試験法(農産物)

・トリシクラゾール試験法(農産物)

・トリネキサパックエチル試験法(農産物)

・トリフルミゾール試験法(農産物)

・トリフロキシストロビン試験法(畜水産物)

・トリブロムサラン及びビチオノール試験法(畜水産物)

・トルトラズリル試験法(畜水産物)

・トルフェンピラド試験法(農産物)

・1―ナフタレン酢酸試験法(農産物)

・鉛試験法(農産物)

・ナラシン試験法(畜産物)

・ニコチン試験法(農産物)

・ニテンピラム試験法(農産物)

・ノシヘプタイド試験法(畜水産物)

・ノバルロン試験法(農産物)

・ノルフルラゾン試験法(農産物)

・バミドチオン試験法(農産物)

・バリダマイシン試験法(農産物)

・ハロスルフロンメチル試験法(畜水産物)

・ビオレスメトリン試験法(農産物)

・ピクロラム試験法(農産物)

・ビスピリバックナトリウム塩試験法(農産物)

・ヒ素試験法(農産物)

・ビフェナゼート試験法(農産物)

・ビフェナゼート試験法(畜産物)

・ヒメキサゾール試験法(農産物)

・ピメトロジン試験法(農産物)

・ピラクロストロビン試験法(農産物)

・ピラクロストロビン試験法(畜産物)

・ピラクロニル試験法(農産物)

・ピラスルホトール試験法(農産物)

・ピラスルホトール試験法(畜水産物)

・ピラゾキシフェン試験法(農産物)

・ピラフルフェンエチル試験法(農産物)

・ピリダベン試験法(農産物)

・ピリダリル試験法(農産物)

・ピリチオバックナトリウム塩試験法(農産物)

・ピリデート試験法(農産物)

・ピリフェノックス試験法(農産物)

・ピリフルキナゾン試験法(農産物)

・ピリミジフェン試験法(農産物)

・ピリミスルファン試験法(農産物)

・ピリメタニル試験法(農産物)

・ピルリマイシン試験法(畜水産物)

・ピンドン試験法(農産物)

・ピンドン試験法(畜水産物)

・ファモキサドン試験法(農産物)

・フィプロニル試験法(農産物)

・フェノキサプロップエチル試験法(農産物)

・フェリムゾン試験法(水産物)

・フェンアミドン試験法(農産物)

・フェンアミドン試験法(畜産物)

・フェンチオン試験法(農産物)

・フェンチオン試験法(畜水産物)

・フェントラザミド試験法(農産物)

・フェントラザミド試験法(畜水産物)

・フェンピラザミン試験法(農産物)

・フェンピロキシメート試験法(農産物)

・フェンヘキサミド試験法(農産物)

・フェンヘキサミド試験法(畜水産物)

・フェンチン試験法(農産物)

・ブチレート試験法(農産物)

・プラジクアンテル試験法(畜水産物)

・フラメトピル試験法(農産物)

・フルアジナム試験法(農産物)

・フルアジホップブチル試験法(農産物)

・フルオピコリド試験法(農産物)

・フルオピコリド試験法(畜水産物)

・フルオルイミド試験法(農産物)

・フルカルバゾンナトリウム塩試験法(農産物)

・フルシラゾール試験法(農産物)

・フルシラゾール試験法(畜水産物)

・フルスルファミド試験法(農産物)

・フルセトスルフロン試験法(農産物)

・フルチアニル試験法(農産物)

・フルトラニル試験法(畜水産物)

・フルベンジアミド試験法(農産物)

・フルベンダゾール試験法(畜水産物)

・フルミオキサジン試験法(農産物)

・フルメツラム試験法(畜水産物)

・プロクロラズ試験法(農産物)

・プロシミドン試験法(農産物)

・プロチオコナゾール試験法(畜産物)

・ブロディファコウム及びワルファリン試験法(畜水産物)

・フロニカミド試験法(農産物)

・フロニカミド試験法(畜産物)

・プロパモカルブ試験法(農産物)

・プロパモカルブ試験法(畜水産物)

・プロヒドロジャスモン試験法(農産物)

・プロヘキサジオンカルシウム塩試験法(農産物)

・プロポキシカルバゾン試験法(農産物)

・プロポキシカルバゾン試験法(畜産物)

・フロルフェニコール試験法(畜水産物)

・ヘキサジノン試験法(畜産物)

・ヘキシチアゾクス試験法(農産物)

・ベダプロフェン試験法(畜水産物)

・ペンシクロン試験法(農産物)

・ベンジルペニシリン試験法(畜水産物)

・ベンゾビシクロン試験法(農産物)

・ベンタゾン試験法(農産物)

・ベンチアバリカルブイソプロピル試験法(農産物)

・ペンチオピラド試験法(農産物)

・ペントキサゾン試験法(農産物)

・ベンフレセート試験法(農産物)

・ボスカリド試験法(農産物)

・ボスカリド試験法(畜産物)

・ホスホマイシン試験法(畜水産物)

・ホセチル試験法(農産物)

・マレイン酸ヒドラジド試験法(農産物)

・マンジプロパミド試験法(農産物)

・ミクロブタニル試験法(農産物)

・ミルベメクチン及びレピメクチン試験法(農産物)

・ミロサマイシン試験法(畜水産物)

・メタアルデヒド試験法(農産物)

・メタゾスルフロン試験法(農産物)

・メタフルミゾン試験法(農産物)

・メタベンズチアズロン試験法(農産物)

・メタミトロン試験法(農産物)

・メチオカルブ試験法(農産物)

・1―メチルシクロプロペン試験法(農産物)

・メトコナゾール試験法(農産物)

・メトプレン試験法(農産物)

・メトリブジン試験法(農産物)

・メパニピリム試験法(農産物)

・メベンダゾール試験法(畜水産物)

・モリネート試験法(農産物)

・ヨウ化メチル試験法(農産物)

・ラクトパミン試験法(畜水産物)

・ラフォキサニド試験法(畜水産物)

・リン化水素試験法(農産物)

・レバミゾール試験法(畜水産物)

(参考)食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)に規定する試験法

・2,4,5―T試験法

・アルドリン、エンドリン及びディルドリン試験法

・α―トレンボロン及びβ―トレンボロン試験法

・イプロニダゾール、ジメトリダゾール、メトロニダゾール及びロニダゾール試験法

・オラキンドックス及びカルバドックス試験法

・カプタホール試験法

・クマホス試験法

・クレンブテロール試験法

・クロラムフェニコール試験法

・クロルスロン試験法

・クロルプロマジン試験法

・酢酸メレンゲステロール試験法

・ジエチルスチルベストロール試験法

・ダミノジッド試験法

・デキサメタゾン試験法

・二臭化エチレン試験法

・ニトロフラゾン試験法

・ニトロフラントイン、フラゾリドン及びフラルタドン試験法

・パラチオン試験法

・ブロチゾラム試験法

・プロファム試験法

・マラカイトグリーン試験法

[別紙2]

アミトラズ試験法(畜産物)

1.分析対象化合物

アミトラズ

N―2,4―ジメチルフェニル―N'―メチルホルムアミジン(以下「代謝物B」という。)

2.適用食品

畜産物、乳、はちみつ

3.装置

液体クロマトグラフ・タンデム型質量分析計(LC―MS/MS)

4.試薬、試液

次に示すもの以外は、総則の3に示すものを用いる。

アミトラズ標準品 本品はアミトラズ98%以上を含む。

代謝物B塩酸塩標準品 本品は代謝物B塩酸塩98%以上を含む。

5.試験溶液の調製

1) 抽出

筋肉、脂肪及び内臓の場合は、試料を正確に量り、重量比で1/2量のエタノール及び8mol/L水酸化ナトリウム溶液(1:1)混液を加え磨砕均一化した後、試料10.0gに相当する量を量り採る。乳及びはちみつの場合は、試料10.0gに、8mol/L水酸化ナトリウム溶液2.5mLを加える。これにメタノール100mLを加えてホモジナイズした後、毎分3,000回転で5分間遠心分離し、上澄液を採る。残留物にメタノール50mLを加えてホモジナイズした後、上記と同様に遠心分離し、得られた上澄液を合わせ、メタノールを加えて正確に200mLとする。この溶液から正確に2mLを分取して多孔性ケイソウ土カラム(5mL保持用)に注入し、10分間放置した後、アセトニトリル30mLを注入し溶出液を採る。この溶出液にn―ヘキサン30mLを加えて5分間振とうした後、アセトニトリル層を採る。n―ヘキサン層は、n―ヘキサン飽和アセトニトリル30mLずつで2回振とう抽出し、抽出液を先のアセトニトリル層に合わせる。40℃以下で濃縮し溶媒を除去する。この残留物にメタノール2mL加えて溶かした後、アセトニトリル2mLを加えて軽く振り混ぜる。

2) 精製

オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラム(1,000mg)及びエチレンジアミン―N―プロピルシリル化シリカゲルミニカラム(500mg)にそれぞれアセトニトリル10mLを注入し、流出液は捨てる。オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラムの下部にエチレンジアミン―N―プロピルシリル化シリカゲルミニカラムを接続し、1)で得られた溶液を注入した後、アセトニトリル10mLを注入し、負荷液を含む全溶出液を採る。溶出液を40℃以下で濃縮し、溶媒を除去する。この残留物をアセトニトリル及びメタノール(1:1)混液に溶かし、正確に2mLとしたものを代謝物B試験溶液とする。また、代謝物B試験溶液から正確に1mLを分取し、アセトニトリル及びメタノール(1:1)混液を加えて正確に10mLとしたものをアミトラズ試験溶液とする。

6.検量線の作成

アミトラズ標準品及び代謝物B塩酸塩標準品のアセトニトリル及びメタノール(1:1)混液の溶液を数点調製し、それぞれLC―MS/MSに注入し、ピーク高法又はピーク面積法で検量線を作成する。なお、本法に従って試験溶液を調製した場合、試料中0.01mg/kgに相当する試験溶液中の濃度は、アミトラズにあっては0.00005mg/L、代謝物Bにあっては0.0005mg/L(アミトラズ換算)である。

7.定量

試験溶液をLC―MS/MSに注入し、6の検量線でアミトラズ及び代謝物Bの各含量を求める。代謝物Bを含むアミトラズの含量を求める場合には、次式により求める。

アミトラズ(代謝物Bを含む)の含量(ppm)=A+B×1.807

A:アミトラズの含量(ppm)

B:代謝物Bの含量(ppm)

8.確認試験

LC―MS/MSにより確認する。

9.測定条件

(例)

カラム:オクタデシルシリル化シリカゲル 内径2.1mm、長さ150mm、粒子径3μm

カラム温度:40℃

移動相:5mmol/L酢酸アンモニウム溶液及び5mmol/L酢酸アンモニウム・メタノール溶液の混液(9:1)で5分間保持し、(9:1)から(0:100)までの濃度勾配を10分間で行い、(0:100)で10分間保持する。

イオン化モード:ESI(+)

主なイオン(m/z)

アミトラズ:プリカーサーイオン294、プロダクトイオン163、122

代謝物B:プリカーサーイオン163、プロダクトイオン122、107

注入量:10μL

保持時間の目安

アミトラズ:18分

代謝物B:14分

10.定量限界

各化合物0.01mg/kg(代謝物Bはアミトラズ換算)

11.留意事項

1) 試験法の概要

アミトラズ及び代謝物Bを試料から塩基性条件下メタノールで抽出し、多孔性ケイソウ土カラム及びアセトニトリル/ヘキサン分配で脱脂した後、オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラム及びエチレンジアミン―N―プロピルシリル化シリカゲルミニカラムで精製を行い、LC―MS/MSで定量及び確認する方法である。なお、アミトラズ及び代謝物Bのそれぞれについて定量を行い、代謝物Bを含むアミトラズの含量を求める場合には、代謝物Bの含量に換算係数を乗じてアミトラズの含量に変換し、これらの和を分析値とする。

2) 注意点

① アミトラズ及び代謝物BのLC―MS/MS測定で、試験法開発時に使用したイオンを以下に示す。

アミトラズ

定量イオン(m/z):プリカーサーイオン294、プロダクトイオン163

定性イオン(m/z):プリカーサーイオン294、プロダクトイオン122

代謝物B

定量イオン(m/z):プリカーサーイオン163、プロダクトイオン122

定性イオン(m/z):プリカーサーイオン163、プロダクトイオン107

② 試験法開発時に検討した食品:牛の筋肉、牛の脂肪、牛の肝臓、牛乳、はちみつ

12.参考文献

なし

13.類型

C

イプフェンカルバゾン試験法(農産物)

1.分析対象化合物

イプフェンカルバゾン

2.適用食品

農産物

3.装置

液体クロマトグラフ・タンデム型質量分析計(LC―MS/MS)

4.試薬、試液

次に示すもの以外は、総則の3に示すものを用いる。

イプフェンカルバゾン標準品 本品はイプフェンカルバゾン98%以上を含む。

5.試験溶液の調製

1) 抽出

① 穀類、豆類及び種実類の場合

試料10.0gに水20mLを加え、30分間放置する。これにアセトン100mLを加え、ホモジナイズした後、吸引ろ過する。ろ紙上の残留物にアセトン50mLを加えホモジナイズし、上記と同様にろ過する。得られたろ液を合わせ、アセトンを加えて正確に200mLとする。この溶液から正確に20mLを分取し、飽和塩化ナトリウム溶液20mLを加え、n―ヘキサン20mLで振とう抽出した後、毎分3,000回転で5分間遠心分離し、上澄液を採る。水層にn―ヘキサン20mLを加えて振とう抽出し、上記と同様に遠心分離し、上澄液を採る。得られた上澄液を先の上澄液に合わせ、40℃以下で濃縮し、溶媒を除去する。この残留物にアセトン及びn―ヘキサン(1:9)混液5mLを加えて溶かす。

② 果実及び野菜の場合

試料20.0gにアセトン100mLを加え、ホモジナイズした後、吸引ろ過する。ろ紙上の残留物にアセトン50mLを加えホモジナイズし、上記と同様にろ過する。得られたろ液を合わせ、アセトンを加えて正確に200mLとする。この溶液から正確に10mLを分取し、飽和塩化ナトリウム溶液10mLを加え、n―ヘキサン10mLで振とう抽出した後、毎分3,000回転で5分間遠心分離し、上澄液を採る。水層にn―ヘキサン10mLを加えて振とう抽出し、上記と同様に遠心分離し、上澄液を採る。得られた上澄液を先の上澄液に合わせ、40℃以下で濃縮し、溶媒を除去する。この残留物にアセトン及びn―ヘキサン(1:9)混液5mLを加えて溶かす。

③ 茶の場合

試料5.00gに水20mLを加え、30分間放置する。これにアセトン100mLを加え、ホモジナイズした後、吸引ろ過する。ろ紙上の残留物にアセトン50mLを加えホモジナイズし、上記と同様にろ過する。得られたろ液を合わせ、アセトンを加えて正確に200mLとする。この溶液から正確に40mLを分取し、飽和塩化ナトリウム溶液40mLを加え、n―ヘキサン40mLで振とう抽出した後、毎分3,000回転で5分間遠心分離し、上澄液を採る。水層にn―ヘキサン40mLを加えて振とう抽出し、上記と同様に遠心分離し、上澄液を採る。得られた上澄液を先の上澄液に合わせ、40℃以下で濃縮し、溶媒を除去する。この残留物にアセトン及びn―ヘキサン(1:9)混液5mLを加えて溶かす。

2) 精製

① グラファイトカーボン/エチレンジアミン―N―プロピルシリル化シリカゲル積層カラムクロマトグラフィー

グラファイトカーボン/エチレンジアミン―N―プロピルシリル化シリカゲル積層ミニカラム(500mg/500mg)にアセトン及びn―ヘキサン各10mLを順次注入し、各流出液は捨てる。このカラムに1)で得られた溶液を注入した後、アセトン及びn―ヘキサン(1:9)混液5mLを注入し、負荷液を含む全溶出液を採り、40℃以下で濃縮し、溶媒を除去する。この残留物にアセトニトリル及び水(3:7)混液5mLを加えて溶かす。

② オクタデシルシリル化シリカゲルカラムクロマトグラフィー

オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラム(500mg)にアセトニトリル及び水各10mLを順次注入し、各流出液は捨てる。このカラムに①で得られた溶液を注入した後、アセトニトリル及び水(3:7)混液5mLを注入し、流出液は捨てる。アセトニトリル及び水(3:2)混液10mLを注入し、溶出液をアセトニトリル及び水(3:2)混液で正確に10mLとしたものを試験溶液とする。

6.検量線の作成

イプフェンカルバゾン標準品のアセトニトリル及び水(3:2)混液の溶液を数点調製し、それぞれLC―MS/MSに注入し、ピーク高法又はピーク面積法で検量線を作成する。なお、本法に従って試験溶液を調製した場合、試料中0.01mg/kgに相当する試験溶液中濃度は0.001mg/Lである。

7.定量

試験溶液をLC―MS/MSに注入し、6の検量線でイプフェンカルバゾンの含量を求める。

8.確認試験

LC―MS/MSにより確認する。

9.測定条件

(例)

カラム:オクタデシルシリル化シリカゲル 内径2.1mm、長さ100mm、粒子径3.5μm

カラム温度:40℃

移動相:0.01vol%酢酸・アセトニトリル溶液及び0.01vol%酢酸の混液(1:1)で0.5分間保持した後、(4:1)までの濃度勾配を7.5分間で行い4分間保持する。

イオン化モード:ESI(+)

主なイオン(m/z):プリカーサーイオン 427、プロダクトイオン 198

プリカーサーイオン 429、プロダクトイオン 198

注入量:5μL

保持時間の目安:6分

10.定量限界

0.01mg/kg

11.留意事項

1) 試験法の概要

イプフェンカルバゾンを試料からアセトンで抽出し、n―ヘキサンに転溶した後、グラファイトカーボン/エチレンジアミン―N―プロピルシリル化シリカゲル積層ミニカラム及びオクタデシルシリル化シリカゲルミニカラムで精製し、LC―MS/MSで定量及び確認する方法である。

2) 注意点

① イプフェンカルバゾンのLC―MS/MS測定で、試験法開発時に使用したイオンを以下に示す。

定量イオン(m/z):プリカーサーイオン 427、プロダクトイオン 198

定性イオン(m/z):プリカーサーイオン 429、プロダクトイオン 198

② 試験法開発時に検討した食品:玄米、大豆、ほうれんそう、キャベツ、ばれいしょ、オレンジ、りんご、及び緑茶

12.参考文献

なし

13.類型

C

プロチオコナゾール試験法(畜産物)

1.分析対象化合物

代謝物M17[2―(1―クロロシクロプロピル)―1―(2―クロロフェニル)―3―(1H―1,2,4―トリアゾール―1―イル)―2―プロパノール](抱合体を含む。)

2.適用食品

畜産物、乳

3.装置

液体クロマトグラフ・タンデム型質量分析計(LC―MS/MS)

4.試薬、試液

次に示すもの以外は、総則の3に示すものを用いる。

代謝物M17標準品 本品は代謝物M17 98%以上を含む。

5.試験溶液の調製

1) 抽出

試料10.0g(脂肪の場合は5.00g)を量り採る。アセトニトリル及び水(4:1)混液40mL及びn―ヘキサン20mLを加え、ホモジナイズした後、毎分3,000回転で10分間遠心分離し、上澄液を採る。残留物にアセトニトリル及び水(4:1)混液40mL及びn―ヘキサン20mLを加え、ホモジナイズし、上記と同様に遠心分離し、得られた上澄液を合わせる。アセトニトリル及び水混液層を採り、消泡用シリコン3滴を加え、40℃以下で濃縮し、溶媒を除去する。

2) 加水分解

1)で得られた残留物に水10mL及び5mol/L塩酸20mLを加え、還流装置に接続し、2時間加熱還流を行い、代謝物M17の抱合体を加水分解する。放冷後、反応液に水を加えて正確に100mLとする。

3) 精製

オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラム(500mg)に、アセトニトリル及び水各5mLを順次注入し、各流出液は捨てる。2)で得られた溶液から正確に10mL(脂肪の場合は20mL)を分取し、このカラムに注入した後、アセトニトリル及び水(1:4)混液10mLを注入し、流出液は捨てる。次いでアセトニトリル及び水(4:1)混液10mLを注入し、溶出液をアセトニトリル及び水(4:1)混液で正確に10mLとしたものを試験溶液とする。

6.検量線の作成

代謝物M17標準品のアセトニトリル及び水(4:1)混液の溶液を数点調製し、それぞれLC―MS/MSに注入し、ピーク高法又はピーク面積法で検量線を作成する。なお、本法に従って試験溶液を調製した場合、筋肉、脂肪及び内臓にあっては、試料中0.01mg/kg(プロチオコナゾール換算)に相当する試験溶液中濃度は0.001mg/L(プロチオコナゾール換算)である。乳にあっては、試料中0.004mg/kg(プロチオコナゾール換算)に相当する試験溶液中濃度は0.0004mg/L(プロチオコナゾール換算)である。

7.定量

試験溶液をLC―MS/MSに注入し、6の検量線で代謝物M17の含量を求め、次式により、プロチオコナゾール(代謝物M17及びその抱合体を含む)の含量を求める。

プロチオコナゾール(代謝物M17及びその抱合体を含む)の含量(ppm)=代謝物M17の含量(ppm)×1.103

8.確認試験

LC―MS/MSにより確認する。

9.測定条件

(例)

カラム:オクタデシルシリル化シリカゲル 内径2.1mm、長さ150mm、粒子径3μm

カラム温度:40℃

移動相:5mmol/L酢酸アンモニウム溶液及びアセトニトリルの混液(1:1)から(1:9)までの濃度勾配を10分間で行い、(1:9)で5分間保持する。

イオン化モード:ESI(+)

主なイオン(m/z):プリカーサーイオン 312、プロダクトイオン 125、70

注入量:4μL

保持時間の目安:6分

10.定量限界

筋肉、脂肪及び内臓:0.01mg/kg(プロチオコナゾール換算)

乳:0.004mg/kg(プロチオコナゾール換算)

11.留意事項

1) 試験法の概要

代謝物M17及びその抱合体を試料からn―ヘキサン存在下アセトニトリル及び水(4:1)混液で抽出する。代謝物M17の抱合体を塩酸で加水分解して代謝物M17とし、オクタデシルシリル化シリカゲルミニカラムで精製した後、LC―MS/MSで定量及び確認する方法である。

なお、代謝物M17の含量に換算係数を乗じてプロチオコナゾールの含量に変換し分析値とする。

2) 注意点

① 代謝物M17のLC―MS/MS測定で、試験法開発時に使用したイオンを以下に示す。

定量イオン(m/z):プリカーサーイオン 312、プロダクトイオン 70

定性イオン(m/z):プリカーサーイオン 312、プロダクトイオン 125

② 試験法開発時に検討した食品:牛の筋肉、牛の脂肪、牛の肝臓、牛乳

12.参考文献

・JAU6476 Independent Method Validation (Battelle Study Number A4‐14‐01‐01)

・[Phenyl‐UL‐14C]JAU6476‐desthio Absorption, Distribution, Excretion, and Metabolism in the Lactating Goat

13.類型

C

プロポキシカルバゾン試験法(農産物)